〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
シレーヌによって乗っ取られたオートギア達は、全て停止した。だが、悪夢はまだ終わらない……
では、本編へどうぞ
その頃、暴走オートギアを全て撃破したDolls達は、害特と逃げ遅れた市民の避難完了を待っていた。
PPP--
カナ『凶暴型オートギア、全機の撃破を確認しました!』
小鳥遊『こちらも避難が完了した。通信を使ってサポートをさせてもらう。』
カナ『それにしても、1機44億円でしたっけ。なんだか、胃がきゅ~ってなりますね。』汗
小鳥遊『大きな損失だが、人命には代えがたい。』
オートギアの製造費はあまりにも高すぎるが、人命はお金で買うことはできない。
小鳥遊『君たちのおかげで被害は最小限ですんだ。--礼を言うよ。』
Dollsにお礼を言う小鳥遊大臣。
ナナミ「小鳥遊さんって不思議な人ですね。いい人なんだか、悪い人なんだか……」
考え込むナナミに、
レイナ「覚えておきなさい、ナナミ。ああいうのを食えない大人というのよ。」
と、言うレイナ。
ヒヨ「でも、お礼をいってくれたからきっと、いい人なんだよ~!」
ナナミ「ヒヨさんは単純で羨ましい限りです。」
小鳥遊『……全部聞こえているんだが。』汗
通信機から小鳥遊大臣の声が聞こえてくると、Dollsは会話をストップさせる。そんな彼に…
斑目『慣れた方がいい。こいつらは、いつもこんな感じだ。』
…と、斑目は言った。彼女の言葉に対し…
小鳥遊『…努力しよう。』
…と、コメントする小鳥遊大臣。
小鳥遊『恥の上塗りになってしまうが、もう1つだけ、頼みたいことがある。』
V「…何でしょうか。」
Vは小鳥遊大臣に尋ねる。その後の彼の言葉を聞いたメンバー達は、現場へと向かう。
Z「……XとYがやられたか…まぁ良い、アイツらはただの捨て駒に過ぎん。」
Dolls達が去った後に、スカイタワー駅近くにやって来たZ。
Z「…これは…!」
そして、その場に落ちているライドウォッチを拾い上げる。
Z「…ククククッ。」
Z(これがあれば、誰もオレには敵わん……Dollsは、オレのモノだ…!)
ライドウォッチを拾ったZは、怪しく笑いながらその場から姿を消した。
その頃、現場へと到着したDolls達は……
シオリ「小鳥遊さんの話だとたしか、この辺りだと思いますが--」
だが、現場に着いたその時…
サクラ「っ!!み、皆さん!避けてください!!」
何かに気付いたサクラが、声をあげた。次の瞬間……
ズギュゥゥウウウウンッ!…ドゴォォオオオオオオオンッ!
どこからかレーザーが飛んできた。間一髪で避けたDolls。更に、もう1発レーザーが飛んできたが……
ギンガ「フンッ。」グワァンッ…
ギンガがエナジープラネットを形成して塞いだ。
ミサキ「あ、危なかったわね……サクラ、ありがとう。」
サクラ「よかった……みなさん、無事で。」
全員が無事でホッとしたのもつかの間……
ズシィンッ、ズシィンッ、ズシィンッ、ズシィンッ……
ミサキ「お出ましのようね……!」
彼女達の前に姿を現したのは、レーザーを放ってきた犯人であった。それは……
白いメインカラーに、『試作機』という文字がフェイスと足に刻まれているのが特徴の巨大オートギア『EXAM』だった。本来、EXAMはシレーヌを倒すために生まれてきたのだが、シレーヌに歌声により……とうとう乗っ取られてしまったのだった。
ユキ「EXAM……こちらに向かって来ます……」
アヤ「さすがに、一筋縄ではいかなそうね。ヤマダ、慎重にいくわよ。」
アヤはヤマダに言うが……
ヤマダ「EXAMタン……こんなあられもない姿になって…ハァハァ……」
何やら興奮気味のヤマダ……
PPP--
小鳥遊『高射砲に注意するんだ。あれを受けたら、ひとたまりもないぞ。』
小鳥遊大臣はDolls達に注意を促す。
レイナ「…実に、美しくないわね。」
レイナは美しくないと言う。その意味とは……
小鳥遊『高射砲は現在、充填中だ。あまり猶予はないと思った方がいい----』
カナ『小鳥遊大臣の推測通り、EXAMは高射砲にエネルギー充填を開始しています!』
EXAMを見ると…高射砲の先端部分に、青白い光が灯っており、それが段々明るくなってきていた。
斑目『EXAMの高射砲が水平方向に撃たれれば
1km圏内がすべて焼け野原になる。』
EXAMの高射砲の射程距離は1000m…つまり、1kmにも及ぶのだ。それが街中に撃たれてしまえば、多くの犠牲者が出てしまう。それに、その高射砲のエネルギー源は……
ナナミ「あの高射砲のエネルギー源は、私たちがライブで集めた『フィール』ですよ!」
そう、彼女達が今までのライブで集めたフィールなのだ。観客の感情エネルギーが、今……破壊のために使われようとしていたのだった。
ナナミ「それを街の破壊に使うなんて----」
ヒヨ「ぜったいに、止めなきゃ……!」
斑目『Dolls。なんとしてもEXAMを食い止めろ!』
Dolls「「「了解!」」」
Dollsはテアトルを展開すると、武器を構える。
V「私は、これで行くよ…変身。」
《フォームライド…ファイズアクセル》
Vはネオディケイドライバーにライダーカードを読み込み、仮面ライダーへと姿を変えた。彼女が変身したのは、『仮面ライダーファイズ アクセルフォーム』…仮面ライダーファイズがパワーアップした姿だ。
ギンガ「私も力を貸そう。」
ギンガはそう言って、エナジープラネットを形成する。だが……
ギンガ「っ?」
カチカチカチカチ……
何故か石化してしまい、その場で動かなくなってしまった。
サクラ「えぇっ!?ぎ、ギンガさん!?」
突如石になったギンガに、戸惑うDolls達。しかし……
バキィィイイイイインッ!
ギンガ「そう言えば…私は太陽光を浴びなければ石になってしまうんだった。」
石になったギンガが復活した。彼の弱点は、太陽光が当たらない場所では、石になってしまい、動けなくなってしまうことだ。だが、何故か復活したギンガ……その理由は分からない。
ギンガ「では、行こうか。」
エナジープラネットを形成し始めるギンガ。EXAMはガトリングから弾丸をDolls達目掛けて乱射してくる。ファイズアクセル(ディケイド)は高速で移動し、EXAMを攻撃し、ダメージを与えるが、10秒後……
ファイズアクセル(ディケイド)「ハァッ……ハァッ……もう、終わり…?」
元の速さに戻ってしまう。ディケイドが変身するファイズアクセルフォームでは、10秒の間だけ高速移動が使えるのだ。10秒を過ぎると、効果がなくなるのと同時に、使用者の身体に多大なる負担を与えるのだ。動きが鈍くなったファイズアクセル(ディケイド)を、EXAMは見逃さなかった。そして、ガトリングが火を噴き、ファイズアクセル(ディケイド)に向かって無数の弾丸を飛ばしていく。
ファイズアクセル(ディケイド)「ッ!?」
だが……
ギンガ「フンッ。」グワァンッ……カラカラカラカラ…
ギンガがエナジープラネットをバリア状に張り、弾丸はスピードを落とし、地面に落ちる。
ファイズアクセル(ディケイド)「…ギンガ…」
ギンガ「大丈夫か?」
ファイズアクセル(ディケイド)「…う、うん。」
ギンガ「…それなら良い。」
ギンガはそう言うと、ギンガスコープを1回押す。
《ダイナマイト・サンシャイン!》
ギンガ「ムンッ!」
EXAMの攻撃を防いだギンガは、衝撃波を発射した。だが、その時……
ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ
ギンガのドライバーに着いているギンガスコープが、青から赤へと変わり、点滅を開始した。
ギンガ(これはマズイな…)
ギンガ「Dollsの皆!奴の足を攻撃して行動を封じるんだ!」
ギンガが指示を出すと、Dollsはすぐに行動を起こす。それぞれの武器でEXAMの足を集中攻撃する。すると、EXAMの足から火花が出て、動きが一層鈍くなった。それを見たギンガは、すかさずギンガスコープをもう1回押す。
《ギガンティック・ギンガァ!》
音声が響いた直後、ギンガはエナジープラネットを形成し始める。Dollsはガンを召喚し、銃口をEXAMへと向ける。ファイズアクセル(ディケイド)はディケイドの姿になり、ライドブッカー(ガンモード)を構える。
ギンガ「フンッ!」
ギンガがエナジープラネットを放ったのと同時に、Dollsとディケイドのガンが火を噴き、弾丸を発射する。Dolls、ディケイド、ギンガの合体必殺技はEXAMに向かって飛んでいき、命中する。
バチバチバチバチッ!…ガクッ…シュゥゥウウウウウウ………
EXAMは全身から火花を散らし、停止したのだった。
紫「翔、行かなくて良かったのか?」
翔「良いんだよ。アイツらなら、できると思ってたからな……」
その頃、EXAMの後を追ってきた翔達は…翔の指示で、Dolls達の見えない場所から、彼女達の戦いを見守っていた。
翠「あの子達、ホントにスゴいね。」
翔「フッ、当然だ。」
EXAMに勝利したDolls達を見て、口角を上げる翔。
一海「それにしても、あの仮面ライダー……俺たちの味方って捉えて良いのか……?」
翔「…さぁな。」
Dollsと共に行動するギンガを見るメンバー達。
諒芽「あんなのが敵だったら…ホント恐ろしいよ……」
友香「はい…あのオートギアの攻撃に、びくともしてませんでしたし……」
翔「そうだな。だが、奴にも弱点は存在するようだ……」
メンバー「「「弱点?」」」
翔「あぁ…アレだ……」
翔が指を差す方向を見ると……太陽が雲の中に隠れているのが見える。
翔「奴のエネルギー源は太陽の光だ。ソイツを浴びてなけりゃ、活動に制限時間が設けられるっぽいぜ?」
仮面ライダーギンガの弱点を見抜いた翔は、再びギンガの方に向きを変える。
翔(仮面ライダーギンガ…一体、何者だ…?……誰が変身しているんだ……?)
いかがでしたか?今回はここまでです。
『仮面ライダーギンガ』の弱点について……原作では、太陽光を浴びなければ、石化して活動できなくなる。
※…この物語に登場する『仮面ライダーギンガ』の弱点……
1…太陽光が届かない場所では、3分間しか活動できない。
2…残り1分になると、ギンガスコープが青から赤へと変わり、点滅を始める。
3…点滅が消えてしまうと、強制的に変身が解除されてしまう。
これは、『ウルトラマン』を参考にしました。
次回も、お楽しみに