〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



シレーヌによって乗っ取られたオートギア達は、全て停止した。だが、悪夢はまだ終わらない……

では、本編へどうぞ


第二百十九話 乗っ取られたキラー

その頃、暴走オートギアを全て撃破したDolls達は、害特と逃げ遅れた市民の避難完了を待っていた。

 

PPP--

 

カナ『凶暴型オートギア、全機の撃破を確認しました!』

小鳥遊『こちらも避難が完了した。通信を使ってサポートをさせてもらう。』

カナ『それにしても、1機44億円でしたっけ。なんだか、胃がきゅ~ってなりますね。』汗

小鳥遊『大きな損失だが、人命には代えがたい。』

オートギアの製造費はあまりにも高すぎるが、人命はお金で買うことはできない。

小鳥遊『君たちのおかげで被害は最小限ですんだ。--礼を言うよ。』

Dollsにお礼を言う小鳥遊大臣。

ナナミ「小鳥遊さんって不思議な人ですね。いい人なんだか、悪い人なんだか……」

考え込むナナミに、

レイナ「覚えておきなさい、ナナミ。ああいうのを食えない大人というのよ。」

と、言うレイナ。

ヒヨ「でも、お礼をいってくれたからきっと、いい人なんだよ~!」

ナナミ「ヒヨさんは単純で羨ましい限りです。」

 

小鳥遊『……全部聞こえているんだが。』汗

 

通信機から小鳥遊大臣の声が聞こえてくると、Dollsは会話をストップさせる。そんな彼に…

 

斑目『慣れた方がいい。こいつらは、いつもこんな感じだ。』

 

…と、斑目は言った。彼女の言葉に対し…

小鳥遊『…努力しよう。』

…と、コメントする小鳥遊大臣。

小鳥遊『恥の上塗りになってしまうが、もう1つだけ、頼みたいことがある。』

V「…何でしょうか。」

Vは小鳥遊大臣に尋ねる。その後の彼の言葉を聞いたメンバー達は、現場へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Z「……XとYがやられたか…まぁ良い、アイツらはただの捨て駒に過ぎん。」

 

Dolls達が去った後に、スカイタワー駅近くにやって来たZ。

Z「…これは…!」

そして、その場に落ちているライドウォッチを拾い上げる。

Z「…ククククッ。」

Z(これがあれば、誰もオレには敵わん……Dollsは、オレのモノだ…!)

ライドウォッチを拾ったZは、怪しく笑いながらその場から姿を消した。

 

 

 

その頃、現場へと到着したDolls達は……

 

シオリ「小鳥遊さんの話だとたしか、この辺りだと思いますが--」

だが、現場に着いたその時…

 

サクラ「っ!!み、皆さん!避けてください!!」

 

何かに気付いたサクラが、声をあげた。次の瞬間……

 

ズギュゥゥウウウウンッ!…ドゴォォオオオオオオオンッ!

 

どこからかレーザーが飛んできた。間一髪で避けたDolls。更に、もう1発レーザーが飛んできたが……

 

ギンガ「フンッ。」グワァンッ…

 

ギンガがエナジープラネットを形成して塞いだ。

ミサキ「あ、危なかったわね……サクラ、ありがとう。」

サクラ「よかった……みなさん、無事で。」

全員が無事でホッとしたのもつかの間……

 

ズシィンッ、ズシィンッ、ズシィンッ、ズシィンッ……

 

ミサキ「お出ましのようね……!」

 

彼女達の前に姿を現したのは、レーザーを放ってきた犯人であった。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白いメインカラーに、『試作機』という文字がフェイスと足に刻まれているのが特徴の巨大オートギア『EXAM』だった。本来、EXAMはシレーヌを倒すために生まれてきたのだが、シレーヌに歌声により……とうとう乗っ取られてしまったのだった。

 

ユキ「EXAM……こちらに向かって来ます……」

アヤ「さすがに、一筋縄ではいかなそうね。ヤマダ、慎重にいくわよ。」

アヤはヤマダに言うが……

ヤマダ「EXAMタン……こんなあられもない姿になって…ハァハァ……」

何やら興奮気味のヤマダ……

 

PPP--

 

小鳥遊『高射砲に注意するんだ。あれを受けたら、ひとたまりもないぞ。』

 

小鳥遊大臣はDolls達に注意を促す。

レイナ「…実に、美しくないわね。」

レイナは美しくないと言う。その意味とは……

 

小鳥遊『高射砲は現在、充填中だ。あまり猶予はないと思った方がいい----』

カナ『小鳥遊大臣の推測通り、EXAMは高射砲にエネルギー充填を開始しています!』

 

EXAMを見ると…高射砲の先端部分に、青白い光が灯っており、それが段々明るくなってきていた。

 

斑目『EXAMの高射砲が水平方向に撃たれれば

1km圏内がすべて焼け野原になる。』

 

EXAMの高射砲の射程距離は1000m…つまり、1kmにも及ぶのだ。それが街中に撃たれてしまえば、多くの犠牲者が出てしまう。それに、その高射砲のエネルギー源は……

 

 

ナナミ「あの高射砲のエネルギー源は、私たちがライブで集めた『フィール』ですよ!」

 

 

そう、彼女達が今までのライブで集めたフィールなのだ。観客の感情エネルギーが、今……破壊のために使われようとしていたのだった。

ナナミ「それを街の破壊に使うなんて----」

ヒヨ「ぜったいに、止めなきゃ……!」

 

斑目『Dolls。なんとしてもEXAMを食い止めろ!』

 

Dolls「「「了解!」」」

 

Dollsはテアトルを展開すると、武器を構える。

 

V「私は、これで行くよ…変身。」

 

《フォームライド…ファイズアクセル》

 

Vはネオディケイドライバーにライダーカードを読み込み、仮面ライダーへと姿を変えた。彼女が変身したのは、『仮面ライダーファイズ アクセルフォーム』…仮面ライダーファイズがパワーアップした姿だ。

ギンガ「私も力を貸そう。」

ギンガはそう言って、エナジープラネットを形成する。だが……

 

ギンガ「っ?」

 

カチカチカチカチ……

 

何故か石化してしまい、その場で動かなくなってしまった。

サクラ「えぇっ!?ぎ、ギンガさん!?」

突如石になったギンガに、戸惑うDolls達。しかし……

 

バキィィイイイイインッ!

 

ギンガ「そう言えば…私は太陽光を浴びなければ石になってしまうんだった。」

石になったギンガが復活した。彼の弱点は、太陽光が当たらない場所では、石になってしまい、動けなくなってしまうことだ。だが、何故か復活したギンガ……その理由は分からない。

 

ギンガ「では、行こうか。」

 

エナジープラネットを形成し始めるギンガ。EXAMはガトリングから弾丸をDolls達目掛けて乱射してくる。ファイズアクセル(ディケイド)は高速で移動し、EXAMを攻撃し、ダメージを与えるが、10秒後……

 

ファイズアクセル(ディケイド)「ハァッ……ハァッ……もう、終わり…?」

 

元の速さに戻ってしまう。ディケイドが変身するファイズアクセルフォームでは、10秒の間だけ高速移動が使えるのだ。10秒を過ぎると、効果がなくなるのと同時に、使用者の身体に多大なる負担を与えるのだ。動きが鈍くなったファイズアクセル(ディケイド)を、EXAMは見逃さなかった。そして、ガトリングが火を噴き、ファイズアクセル(ディケイド)に向かって無数の弾丸を飛ばしていく。

ファイズアクセル(ディケイド)「ッ!?」

だが……

 

ギンガ「フンッ。」グワァンッ……カラカラカラカラ…

 

ギンガがエナジープラネットをバリア状に張り、弾丸はスピードを落とし、地面に落ちる。

ファイズアクセル(ディケイド)「…ギンガ…」

ギンガ「大丈夫か?」

ファイズアクセル(ディケイド)「…う、うん。」

ギンガ「…それなら良い。」

ギンガはそう言うと、ギンガスコープを1回押す。

 

《ダイナマイト・サンシャイン!》

 

ギンガ「ムンッ!」

 

EXAMの攻撃を防いだギンガは、衝撃波を発射した。だが、その時……

 

 

ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ、ピコンッ

 

 

ギンガのドライバーに着いているギンガスコープが、青から赤へと変わり、点滅を開始した。

ギンガ(これはマズイな…)

ギンガ「Dollsの皆!奴の足を攻撃して行動を封じるんだ!」

ギンガが指示を出すと、Dollsはすぐに行動を起こす。それぞれの武器でEXAMの足を集中攻撃する。すると、EXAMの足から火花が出て、動きが一層鈍くなった。それを見たギンガは、すかさずギンガスコープをもう1回押す。

 

《ギガンティック・ギンガァ!》

 

音声が響いた直後、ギンガはエナジープラネットを形成し始める。Dollsはガンを召喚し、銃口をEXAMへと向ける。ファイズアクセル(ディケイド)はディケイドの姿になり、ライドブッカー(ガンモード)を構える。

 

ギンガ「フンッ!」

 

ギンガがエナジープラネットを放ったのと同時に、Dollsとディケイドのガンが火を噴き、弾丸を発射する。Dolls、ディケイド、ギンガの合体必殺技はEXAMに向かって飛んでいき、命中する。

 

バチバチバチバチッ!…ガクッ…シュゥゥウウウウウウ………

 

EXAMは全身から火花を散らし、停止したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「翔、行かなくて良かったのか?」

翔「良いんだよ。アイツらなら、できると思ってたからな……」

その頃、EXAMの後を追ってきた翔達は…翔の指示で、Dolls達の見えない場所から、彼女達の戦いを見守っていた。

翠「あの子達、ホントにスゴいね。」

翔「フッ、当然だ。」

EXAMに勝利したDolls達を見て、口角を上げる翔。

一海「それにしても、あの仮面ライダー……俺たちの味方って捉えて良いのか……?」

翔「…さぁな。」

Dollsと共に行動するギンガを見るメンバー達。

諒芽「あんなのが敵だったら…ホント恐ろしいよ……」

友香「はい…あのオートギアの攻撃に、びくともしてませんでしたし……」

翔「そうだな。だが、奴にも弱点は存在するようだ……」

メンバー「「「弱点?」」」

翔「あぁ…アレだ……」

翔が指を差す方向を見ると……太陽が雲の中に隠れているのが見える。

翔「奴のエネルギー源は太陽の光だ。ソイツを浴びてなけりゃ、活動に制限時間が設けられるっぽいぜ?」

仮面ライダーギンガの弱点を見抜いた翔は、再びギンガの方に向きを変える。

 

翔(仮面ライダーギンガ…一体、何者だ…?……誰が変身しているんだ……?)




いかがでしたか?今回はここまでです。



『仮面ライダーギンガ』の弱点について……原作では、太陽光を浴びなければ、石化して活動できなくなる。



※…この物語に登場する『仮面ライダーギンガ』の弱点……


1…太陽光が届かない場所では、3分間しか活動できない。

2…残り1分になると、ギンガスコープが青から赤へと変わり、点滅を始める。

3…点滅が消えてしまうと、強制的に変身が解除されてしまう。

これは、『ウルトラマン』を参考にしました。

次回も、お楽しみに
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