〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
ミサキが放った光線は、見事…シレーヌに命中した。地上へと墜ちてきたシレーヌに、Dollsは決戦を挑む。
では、本編へどうぞ
ミサキが放った光線は、見事…シレーヌに命中した。
PPP--
カナ『やった……!
1000m高射砲、シレーヌの翼部に命中!
翼が焼き切れて……墜落します!』
ミサキを見届けたDollsは、喜びに満ちていた。
レイナ「EXCELLENT!さすがは私たちの…No.1ドールね!」
ナナミ「まったく、憎らしい演出ですね。こんなの盛り上がるに決まってます。」
ヒヨ「シレーヌが…おちてくるよ!」
上を見上げると、焼き切れた翼に炎を纏わせ、ボロボロになったシレーヌが墜落してきていた。
ズズゥゥウウウウウウウウンッ!!
シレーヌはDollsの目の前に墜ちてきた。そして……
ゾワァァアアアアアアアアーー!!
最後の悪足掻きなのか…あの歌声を響かせ始める。だが、前よりも音が小さい。
PPP--
カナ『シレーヌの戦闘能力50%低下!翼部の機能は完全停止--!』
斑目『時間をかけさせてくれたな。カーテンコールだ。幕をおろせ。』
翼が焼かれ、空を飛ぶことができなくなったシレーヌに…もはや、逃げ場など無い。後は、撃破するだけだ。そこに……
ザッザッザッザッザッ!
ミサキ「みんな……!」
ミサキが到着した。
サクラ「ミサキさん!」
シオリ「無事で、良かった…!もう!無茶するんだから……!」
ミサキが無事であることを喜ぶサクラとシオリ。
シオリ「あんな戦い方--まるで……!」
ミサキ「心配かけたわね。……でも、私は無事だから。」
ミサキを心配するシオリだが、彼女は無事である。
ミサキ「だって、翔さんが……私を、私たちを…信じているから……」
ミサキはそう言うと、優しく微笑む。
愛「ミサキちゃん、ありがとう!!」
ミサキ「愛さん……私、この戦いが終わったら…翔さんに、謝らないといけません……失望させてしまって、ごめんなさい…と……」
愛「…うんっ、うんっ!」
ミサキの言葉に、目に涙を浮かべる愛。
アヤ「ぶっちゃけ見直したわ、ミサキ。」
アヤはミサキに言う。
アヤ「…じゃあ、いつもみたいにヨロシクね。あたしの背中は、アンタに預けるから。」
ユキ「もう歌声も響きません……私、戦えます。」
ヤマダ「ほいじゃ、総仕上げっすな。翔さん……っと、ここにはいないんだった…愛さん、いつものアレ、オナシャス!」
愛「……。」
愛は察していた。彼女達は…本当は、翔から言葉を貰いたかったのだ…と。
ミサキ「愛さん……命令を。この戦いの、最後の命令を……ください!きっと、翔さんも同じです…!」
愛は深呼吸をすると、
愛「よし……」
Dollsに命令をしようとする。しかし、その時……
「シレーヌをぶっ潰す!
Dolls、総員出撃だぁ!!」
どこからか、大声が聞こえてきた。それは…
愛「っ!?…翔君の声だよ!」
翔の声だった。それを聞いたDollsは、笑顔を見せ……
Dolls「「「了解!」」」
シレーヌと最後の戦いを始めようと、武器を構えた。シレーヌは歌声を響かせ、ピグマリオンを解き放つ。
翔「ゲホッ!ゴホォッ!」
蜜璃「翔君、血が…!」
深雪「大丈夫ですか、翔君!?」
大声を出した後、すぐに吐血をした翔。そんな彼を心配した蜜璃と深雪は…彼を支え、背中を擦ったり、痛み止めを提供したりする。
翔「ほたる…マリ…雪枝…モニカ…幸子…あから…!」
あから「隊長殿…!」
翔は元ストライカー達を呼び、再び指示を出す。
翔「モルガナと、白モシュネ達と共に……Dollsの援護に向かえ…シレーヌは、化け物共を…盾にしてやがる……その盾を、ぶっ壊せ…!!」
翔の指示に、元ストライカー達と白モシュネ達は……
メンバー「「「了解(です)(モシュ)!!」」」
これを承諾し、パトリ端末にメモカを装填して変身……Dollsの方へと向かった。
翔「よく見てろよ、お前ら……アイツらの実力を…Dollsの勝利をなぁ…?」
小春と翠とミネルヴァ、黒モシュネ達と赤モシュネ達と黄色モシュネ達、一海達、深雪と蜜璃は翔と共に残り、Dollsの戦いを見守った。
ヤマダ「ちぃっ!!」
ナナミ「シレーヌも、最後の悪足掻き…ですかっ!!」
ミサキ「くっ、邪魔よ!!」
Dollsはシレーヌから放たれるピグマリオンを薙ぎ倒していく。
イクサ「やっ!はぁっ!せいっ!」ズパッ!ザシュッ!ザクッ!
仮面ライダーイクサに変身した愛も、イクサカリバーでピグマリオン達を斬り捨てていく。だが、一向に数が減らない。
イクサ(皆に疲れが見える…このままじゃ……!)
その時……
ズギュゥウウウンッ!…ズドドドドッ!!
どこからか、青白い光線や羽根と思われる物体が飛んで来て、ピグマリオン達を次々と消し去っていく。更に、巨大なロボットと思われる何かや、鎧と2本の斧を装備した何かが現れ、目の前のピグマリオン達を瞬く間に撃破していく。
サクラ「な、何ですか…あれ…?」
すると……
「Dollsの皆さん!」
後ろから、聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り返ると……
ヒヨ「ひよっ!?ほたるちゃんに、マリちゃん!?」
レイナ「雪枝、モニカ、幸子、あから!?」
そこには、『幻装変身』の衣装に身を包んだ『元ストライカー』達の姿があった。
アヤ「えっ…えっ…ええぇぇっ!?ちょっと、一体どういうこと!?」
シオリ「皆さん、これは…?」
戸惑うメンバー達に、元ストライカー達は言う。
ほたる「隊長サンの指示です。あたし達はこれまでずっと…隊長サンに着いてきました!」
マリ「ま、今もそうなんだけどね。」
雪枝「み、皆さん…私たちも、一緒に戦います!」
イクサ「えっと、ありがたいんだけどね……ピグマリオンを倒してくれたこれって、何?」汗
イクサは元ストライカー達の近くに降り立った何かを見ながら問い掛ける。
幸子「これ…『キラル』って言うみたいです。私たちの力になってくれる存在なんです。」
幸子の言葉に「えっ、そうなの!?」と驚くイクサ。
「私たちもいるモシュよー!!」
上を見上げると、白モシュネ達が大編隊を組んでいた。
ナナミ「何ですか、あの円盤は!?」
すると、一機のモシュネが飛行形態から小人のような姿に変わる。
モシュネ「はじめましてモシュ、Dollsの皆さん!私たちは『モシュネ』というモシュ!私たちは上空から、皆さんを援護するモシュ!!」
自己紹介をしたモシュネは、再び飛行形態になった。
モルガナ「はじめまして、私は『モルガナ』です。私も皆さんと共に戦います、よろしくお願いします。」
モルガナもDollsに自己紹介を済ませると、上空に浮かび上がり、キラルと共に戦闘体勢に入る。
ユキ「すごいです…元ストライカーの皆さん……」
ヤマダ「っははぁ!このファンタジックな展開も、アリアリのアリっすねぇ!!」
ミサキ「ありがとう、皆。」
Dollsも戦闘体勢に入る。
モニカ「さぁ、みんな!今まで隊長さんと一緒に戦ってきた成果を見せる時だよ!!」
あから「あぁ!ボク達だって、戦えるんだ!!」
戦闘体勢に入る元ストライカー達。
アヤ「あっ!?ねぇほたる!!翔は…翔は、どこにいるの!?」
アヤはほたるに聞く。
ほたる「隊長サンは生きています!今は、一海さん達と一緒にいます。」
ほたるの言葉を聞いたアヤは少し安心したが…やはり、翔が心配でたまらなかった。だが、今はシレーヌを撃破しなければならない。
モニカ「アタシ達が道を作るから!その隙に、Dollsの皆はあの大きな怪物をお願い!!」
元ストライカー達は仲間達と連携し、次々とピグマリオン達を消し去っていく。初めて戦う相手であるにも関わらず、とても初めてとは思えない戦いを繰り広げる。
イクサ「ふっ!」ズダダダダーー!!
イクサはイクサカリバーのトリガーを引き、銃口から弾丸をシレーヌ目掛けて乱射する。弾丸はシレーヌの喉に命中し、シレーヌの歌声が更に弱くなった。
イクサ「皆、今だよ!!」
イクサはDollsに声をかける。
レイナ「皆、最後は翔君の大好きな『アレ』でフィナーレよ!!」
レイナの言葉に、メンバー達は頷く。そして、歴代の昭和ライダー達の変身ポーズを披露し、エモーショナルバーストを発動する。
ミサキは『仮面ライダー1号』、サクラは『仮面ライダー2号』、シオリは『仮面ライダーV3』、ナナミは『仮面ライダーX』、ヒヨは『仮面ライダーストロンガー』、レイナは『仮面ライダースーパー1』、ユキは『スカイライダー』、アヤは『仮面ライダー
変身ポーズを披露した後、一斉に空高くジャンプし……
Dolls「「「はぁぁああああああああ!!」」」
9人で同時に、『ライダーキック』をシレーヌに向かって繰り出した。
ドッゴォォオオオオオオオオオンッ!!
9人のライダーキックは、シレーヌの胸部に命中する。シレーヌは断末魔を上げ、その巨体が灰の如く、崩れていった。
翔「ッ!!」ヨォシッ!!
翔は思わず、ガッツポーズし…
小春「やった…!」
翠「イェーイ!!」
ミネルヴァ「やったね、やったやった!!」
小春と翠とミネルヴァは声をあげて喜ぶ。
蜜璃「やったぁー!!やったね、深雪ちゃん!!」
深雪「はいっ!皆さん、本当にやりました!!」
蜜璃と深雪は互いを抱き合って喜ぶ。
紫「やったな!!」
友香「やりましたね!!」
一海&諒芽「「ィヨッシャァァアアアアアアアッ!!」」
一海達も喜びのあまり、思わず声をあげた。
たった今…シレーヌという悪夢は、倒されたのだった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
遂に、遂に……シレーヌが撃破されましたぁー!!だが、これだけでは終わりません。
次回、本当の最後の戦いが…幕を開ける。