〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



Dolls達の活躍でシレーヌは倒れ、翔達の活躍で最後のジャドウ『転生者 Z』も倒れた。
ジャドウとの戦いを終えた翔は、漸く……1つの任務を終え……

では、本編へどうぞ


第二百十五話 修復されていく絆

Z(ぐっ…くっそぉ……こんな筈じゃ、無かった…!!オレはこの世界を支配し、Dolls全員とハーレム生活を築いていた筈なんだ!!)

真っ暗な空間で1人、悔しそうに歯を噛み締めるZ。そこに……

 

ギンガ『随分好き勝手してくれたな?』

 

仮面ライダーギンガが姿を現した。

Z『なっ!?か、仮面ライダーギンガ!?…貴様、何者だ!!?』

Zがそう言うと、ギンガはギンガドライバーからギンガスコープを外し、変身を解いた。

Z『っ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルメス『私だ。』

その正体は、死者の案内人を務め、また…転生者を転生世界へ転生させることを務めている神『ヘルメス』だった。更に……悪質転生者『ジャドウ』を地獄へ送ることも、彼の役目である。

 

 

ヘルメス『力を悪用し、幾つもの転生世界を壊してきたこと…多くの人々の幸せを奪っていながらも尚…悪びれることなく悪さをし続けるお前を、これ以上野放しにはしておけん。』

ヘルメスはそう言うと、ブラックホールを開き始める。

ヘルメス『貴様にも、最大級の罰を受けてもらおう。覚悟しておくんだな。』

ヘルメスがそう言うと、ブラックホールの吸引力が段々と強くなって来る。

Z『嫌だ……そんなの、オレは認めない!!オレはDollsを全員抱くまで、オレは諦めん!!』

抵抗するZだが、もはやそれは無意味に等しかった。

ヘルメス『貴様の普段の行いが良ければ、ヒロイン達とふれあう機会は幾らでも与えたさ。だが、もうその必要は無い……『ダークレジスター』を着けられた時点で、お前は立派な悪質転生者『ジャドウ』だ。』

Z『や、やめろ……やめろ!やめてくれぇ!!』

 

ヘルメス『去らばだ、最後のジャドウよ!己のしてきたことを悔やみ、地獄で永遠に苦しむが良い!!』

 

Z『いやだぁぁあああああああああぁぁぁぁ……!』

 

抵抗も虚しく……最後のジャドウ『転生者 Z』はブラックホールに飲まれ、姿を消していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンδ「……。」

 

戦いに勝利したアマゾンデルタは変身が解かれ、翔の姿に戻った。

 

翔(…終わった、のか……)

ヘルメス(あぁ。一先ず…この世界のジャドウは、全て居なくなった。)

翔(…ってことは、まだ…他の世界に……)

ヘルメス(心配はいらない。残りのジャドウ達は、我々が責任を持って始末しよう。ここまでよく頑張ってくれた…本当にありがとう、英雄『青空 翔』よ。)

翔(……俺は英雄なんかじゃねぇ…俺を支えてくれる仲間がいたから、ジャドウを全員ぶっ潰せたんだ……俺1人じゃ、ジャドウ達全員をぶっ潰せなかっただろう。)

翔を『英雄』と呼ぶヘルメスだが、当の本人は…これを否定していた。

ヘルメス(それでも、せめて…礼だけは言わせて欲しい。何なら、君の望むことを1つ叶えよう。)

翔(…その必要はねぇ……)

テレパシーを通じ、翔はヘルメスに言う。

 

翔(俺には、大切な仲間達がいる……俺は、1人じゃねぇ……それにやっと気付けたんだ…望みなんて、何もねぇよ。)

ヘルメス(…成長したな、翔。)

翔(子ども扱いすんなよ。)

ヘルメス(ははは、すまん……では、祝福の時を楽しみたまえ。

 

……また会おう。)

ヘルメスはそう言うと、テレパシーを切って、姿を消した。その時、バールクスライドウォッチにヒビが入り、粉々に砕け散った。すると、そこから光が現れ、段々人の姿に変わっていく。

???「……。」

現れたのは、1人の黒髪黒瞳の少年であった。

アスナ「っ!!…キリト君!」

アスナはそう言うと、その少年に抱き付く。

キリト「ア、アスナ…!!」

『キリト』と呼ばれた少年も、アスナを抱き締めた。この少年は【ソードアート・オンライン】の原作主人公『桐ヶ谷(きりがや) 和人(かずと)』である。ソードアート・オンラインでは、『キリト』という名前で活動しているのだ。

リーファ「お兄ちゃん、良かったよぉ!!」

リーファは涙を流し、キリトが無事であることを心から喜んだ。

キリト「なぁ!」

キリトは翔に話しかけると、

キリト「あんたが助けてくれたんだよな…ありがとう。」

と、翔にお礼を言った。翔はキリトに背を向けたまま、こう言い放った。

 

翔「礼を言うな。さっさと元の世界に帰れ。」

 

翔がそう言うと、アフロディーテが姿を現し、何処からともなく扉を出現させた。

アフロディーテ『さぁ、皆さん。どうぞこちらへ。』

箒「ちょっと待ってくれ…一夏は…一夏は無事なのか!?」

三玖「フータローは、どこに…?」

アフロディーテ『ご心配なく…一夏さんも風太郎さんも、ちゃんと元の世界に帰っています。』

アフロディーテの言葉に、【インフィニット・ストラトス】のヒロイン達と【五等分の花嫁】のヒロイン達は安心する。そして、アフロディーテが出現させた扉をくぐり、元の世界へと帰っていった。

アフロディーテ(翔さん、本当にお疲れ様でした!)

翔(俺だけが疲れてんじゃねぇ…皆が疲れてんだよ。)

アフロディーテ(そうでしたね。それでも、お疲れ様でした。神様から伺っていると思いますが、残りのジャドウ達は私たちが責任を持って始末します。翔さん、どうか…お身体を休ませてください。)

翔(……。)

アフロディーテ(では、私はこれで。またお会い致しましょう。)

そう言って、アフロディーテは姿を消していった。

一海「いやぁ、つっかれたぁ~…!」

友香「皆さん、お疲れ様でした!」

紫「諒芽、お前…左腕は大丈夫なのか?」

諒芽「大丈夫だって!ちゃんと再生してる!!ほら、この通り!!」

一海達はお互いを労いあっていた。

深雪「これで、漸く一安心ですね。」

蜜璃「うん、そうだね。」

そんな彼らを優しく見守る深雪と蜜璃。

小鳥遊「青空君。」

翔の元に、小鳥遊大臣がやって来る。

小鳥遊「君の戦い…本当に見事なモノだった。」

翔「……。」

小鳥遊「シレーヌを駆除できたのも、東京の人々を守ることができたのも、君のおかげでもある。本当にありがとう。」

小鳥遊大臣はそう言うと、翔に深々と頭を下げた。

翔「……。」

しかし、翔は何も言わず……ただただ、無表情を貫き…小鳥遊大臣をじっと見ていた。そして、小鳥遊大臣が顔を上げた次の瞬間……

 

 

 

一同「「「ッ!!」」」

 

 

 

小鳥遊大臣の身体が宙を舞った。その場にいたメンバー達は驚き、言葉を失った。その理由は……

 

自衛隊員1「た、小鳥遊大臣!!」

翔「……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自衛隊員2「あ、青空君!小鳥遊大臣に何を」

翔「黙れ!!」

何と…小鳥遊大臣の顔面を、翔が思いきり殴ったのだ。

 

翔「運命から解放?笑わせんじゃねぇよ、運命ってのはなぁ、俺たちの意思に関係なく降り注ぐんだ。そこから解放されるなんざ、あり得ねぇんだよ!!」

唖然としている小鳥遊大臣に強い口調で言葉をぶつける翔。

翔「Dolls(コイツら)から居場所を奪い、自分たちの不祥事の尻拭いも自分たちでしねぇし……『小鳥遊(たかなし) 修一(しゅういち)』てめぇは、防衛大臣失格だぁ!!」

翔の言葉に、害特の隊員達も、小鳥遊大臣も何も言い返せなかった。

 

自衛隊員1「た、小鳥遊大臣……」

小鳥遊「構わない。…殴られて当然だ。」

小鳥遊大臣は立ち上がると、Dollsの元に向かい…

 

小鳥遊「君たちの居場所を…存在意義を奪って、本当に申し訳ない。」

 

と、深々と頭を下げて謝罪した。

小鳥遊「では、また会おう。感情のある、少年少女たちよ。」

そして、この場の後始末をするため…隊員達と共に立ち去って行った。

レイナ「……最後まで本当に食えないオジサマね。」

ナナミ「なんでしょうね、この空気……」

愛「と、とにかく…これで本当に終わったんだね……」

愛はメンバー達に言う。

ヤマダ「…見事に、一件落着っすな。」

シレーヌも倒れ、Zも倒れ……一先ず、戦いは終わった。

ミサキ「……。」

ミサキは少し黙り、

 

ミサキ「1つ、言っていい……?」

 

と、メンバー達に訪ねる。

アヤ「な、なに……どうしたの?」

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミサキ「…私、もうクタクタ!」

 

ミサキがそう言うと、メンバー達は笑顔になる。

アヤ「あはは、あたしもだよ!足のむくみ、マジヤバいー!」

レイナ「ゆっくりお風呂に入って、マッサージね。」

ナナミ「まったく同意です。それから、可及的速やかに糖分の補給を。」

ヒヨ「サクラちゃんのクッキー、まだ残ってるよー♪」

戦いを終えたメンバー達は、皆…笑顔であった。

ユキ「……おやすみなさい。」

ヤマダ「……同じくぅ。」

 

2人「「……。」」Zzz~……

 

ユキとヤマダは疲れたのか、その場で眠ってしまった。

アヤ「はい、そこ、すぐ寝ない!」

そして、アヤに肩を叩かれ…ユキとヤマダはすぐに目を覚ましたが……眠そうな顔をしていた。

シオリ「ふふ……本当にいつも通り……」

サクラ「そうですね、シオリさん。」

ミサキ「…やっぱり、私たちは……こうでなくちゃ、ね。」

いつも通りのDollsに、安堵するメンバー達。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ……

 

何かが倒れる音が聞こえた。音が聞こえた方を向くと……

 

翔「……。」

 

翔が仰向けで地面に倒れていたのだ。

 

ミサキ「っ!!翔さん!!」

慌てて翔の元に駆け寄るミサキ。彼女に続いて、他のメンバー達も翔へと駆け寄る。

シオリ「翔君!!」

アヤ「翔っ!!」

深雪&蜜璃「「翔君っ!!」」

一海&紫「「翔!!」」

友香「翔さん!!」

諒芽「おい、翔ちん!?」

元ストライカー達「「「隊長(さん)(サン)(殿)!!」」」

モシュネ達「「「隊長さん!!」」」

小春「隊長さん!?」

翠「た、隊長ちゃん!!」

ミネルヴァ「青空隊長!!」

愛「しょ、翔君っ!!」

翔はぐったりとしている。

 

翔「…は、はは……参ったな……もう、身体が……動かねぇや……」

 

弱々しい声で呟く翔。

レイナ「翔君、大丈夫!?」

翔に声をかけるレイナ。

翔「…俺さ……」

翔はポツリポツリと、メンバー達に語り出す。

 

翔「…俺さ……いつも通りの、Dolls(お前達)が…見られなく、なっちまうんじゃねぇか…って思って、寂しかった……それで…一海達に当たり散らして、勝手に孤独になっちまった……俺は、取り返しの…つかねぇことを……」

 

それは、あの時…Dollsが一時的にバラけてしまった時の、自分の心情であった。寂しさに飲まれた翔は、どうしたら良いのか分からなくなり…周りが殆ど見えなくなってしまったのだった。その為、がむしゃらに人を助け、現れた敵を倒すことで…寂しさを紛らわせようとしていたのだ。その結果……ストライカー達に連れ戻され、劣悪な環境の中……自身の日常生活を支配されてしまったのだ。

 

一海「何言ってんだよ、翔……俺は、俺たちは…お前が嫌な奴だって思ったことは、1度もねぇ…本当だ!!」

一海の言葉に頷く紫と友香と諒芽。彼らの目には、涙が溜まっていた。

 

ヤマダ「翔さん、申し訳ねぇっす…ジブンのせいで…!!」ポロポロ…

ユキ「寂しい思いをさせて…ごめんなさい、翔さん…!」ツー…

ミサキ「謝って済むことではありませんが、言わせてください……約束を破ってしまい……ごめんなさっ……ごめんなさい、翔さん…っ!!」ポロポロ

 

涙ながらに、翔に謝罪をするヤマダとユキとミサキ。

翔「……。」

翔(あぁ……俺は、幸せだ……今まで辛かったことが、全部…全部……浄化されていくようだ……コイツらと出会えて、俺は……本当に、良かった……)

翔が目を閉じると、彼の目からは……一筋の涙が流れ落ちた。

諒芽「翔ちん…頼むよぉ……死なないで、くれよ…うっ、ううぅぅっ……!!」

翔「…バカ言ってんじゃねぇ……」

翔は目をうっすらと開き……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「…俺は……不死身だ……!」

 

と、メンバー達に告げた。

ミサキ「翔、さん…っ翔さん!!」ポロポロ

翔の右手を握るミサキ。

翔「心配すんな…少し、寝るだけだか…ら……」

翔はそう言うと、目を閉じて……意識を手放した。

ミサキ「っ!?…翔、さん…?」

ミサキが声をかけても、翔は何も反応を示さない。

ミサキ「翔さん……い、嫌よ…翔さん、お願い……翔さん…翔さんっ!!」

深雪「待ってください!」

深雪は翔の脈を確認する。

愛「み、深雪ちゃん!翔君は……!?」

少しして、顔をあげる深雪。

 

 

 

深雪「脈はありますし、息もしています。」

 

 

 

翔はまだ、死んでいなかった。ただ……

 

深雪「ずっと無理し続けていたので…まだ安心はできません。すぐにドールハウスへ運びましょう。」

蜜璃「私、ベルトさんを呼ぶね!」

蜜璃はすぐに、クリム・スタインベルトを呼んだ。ブースタートライドロンで駆け付けたクリムは、『マッドドクター』で翔の治療を開始した。

クリム「身体中に物凄い負荷が掛かっている…危険な状態だ……」

重い口を開くクリム。

愛「そ、そんな…!!」

クリム「とにかく、ドールハウスへ戻ろう。Dr.片山…一緒にブースタートライドロンへ来てくれ。」

愛「う、うん…!」

クリムは沢山のシフトカー達を担架代わりにし、翔をブースタートライドロンに乗せる。

愛「帰ろう、翔君--あたし達の、日常へ。」

愛もブースタートライドロンに乗り、意識を失った翔に優しく声をかけた。彼らを乗せたブースタートライドロンは空中に浮かび上がり、ドールハウスへ向かって飛んでいった。Dollsと元ストライカー達、深雪と蜜璃もドールハウスへ戻っていく。一海達とモルガナとモシュネ達、小春、翠、ミネルヴァは深雪と蜜璃に呼ばれ、ドールハウスへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドールハウスでは……

 

戻ってきたメンバー達を、斑目とカナが出迎えた。

斑目「お前たち……よくやった。見事な勝利だった。」

彼女達は泣き晴らしたのか、目元が少し赤い。

斑目「今日は1日ゆっくり休め。今は何よりも、休息が必要だろう。」

メンバー達に言う斑目だが、1つの知らせをメンバー達に告げる。

斑目「その前に、政府から直々に依頼が来た。」

ミサキ「依頼……?一体、何の……?」

斑目「シレーヌ撃破により、墨田区の汚染度は限りなくゼロに近づいた。」

シレーヌが倒され、墨田区の汚染度はゼロになる寸前にまで減ったのだ。

斑目「1週間後、墨田区の浄化ライブを開催する!」

そして、『墨田区浄化ライブ』の開催が決定したのだ。

サクラ「墨田区で、ライブ…!」

カナ「今回の災害で甚大な被害を受けた、墨田区の復興を目的としたライブを、とのことです。」

カナはメンバー達に説明する。

カナ「政府の主催ということで、会場も資金も全て政府が提供してくださるそうで…」

何と、会場の手配も資金提供も政府がするとのことだった。

斑目「皆、疲労はピークに達てしていると思うが…引き受けてくれるか?」

斑目の言葉に、メンバー達は少し黙ったが……

 

レイナ「…もちろんよ、斑目さん。」

 

メンバー達は、それを引き受けた。

アヤ「あたしたちDollsは、戦うだけじゃない。歌って踊るのも、仕事なんだから!」

ミサキ「…私たちにとっては、サボタージュしたライブの、リベンジ戦です。何より……」

ミサキは目を閉じ、すぐに目を開く。

 

ミサキ「…私たちの背中を押し、一緒に戦ってくれた翔さんへ、感謝を込めて…全力でやります!!」

 

ミサキの言葉に、より一層…真剣な表情になるDolls。

ヤマダ「地獄のレッスンの日々になりますが……ドンとこいってとこっすよ!!」

ユキ「みんなが一緒なら……私、がんばり、ます。翔さんに『ありがとう』の気持ちを込めて…がんばります。」

いつもは気だるげなヤマダも、眠そうにしているユキも…いつも以上にやる気を燃やしていた。

斑目「よし、ならば今日はここまでだ。皆、ゆっくり休め。」

解散を促す斑目だが…

カナ「あっ…それより、翔君は……?」

カナの一言で、解散をストップした。そこに……

 

ガチャッ……

 

医療用ベッドに眠る翔が、愛とクリムと共に事務所に入って来た。彼の身体は、至るところに包帯が巻かれている。それを見た斑目とカナは言葉を失った。

斑目「…あ、青空……」

カナ「…愛さん、翔君は……」

斑目とカナに、急な緊張感が走る。

 

愛「疲れて眠っているだけです。」

 

愛はそう言って笑顔を見せるが……その目は、悲しそうだった。

斑目「……そうか。」

斑目は何も追及せず、眠っている翔の元に歩み寄る。

斑目「…本当に、よくやってくれた。」

そして、翔の頭を優しく撫でると……静かに涙を流した。




いかがでしたか?今回はここまでです。



ジャドウ達との戦いを終え、Dolls達と共に戦って来た翔は遂に……力尽きた。

次回も、お楽しみに
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