〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



翔を裏切ったストライカー達を統治する駄目隊長は、今頃…どうしているのか、その様子を…ご覧あれ……

短いストーリーです。

では、本編へどうぞ


第二百十九話 偽善者のその後

その頃、白河 昇は……

 

昇「ゼェ……ゼェ……み、皆…どこに、いるんだ…?」

1人で重い瓦礫を退かし、生き埋めにされたストライカー達を探していた。彼が今いる場所は…かつて、拠点にしていた廃旅館であった。だが、建物の面影は残っておらず…瓦礫の山と化していた。

昇(くそ……青空隊長には逃げられ、ファントム達も全てやられた……)

昇に関しても……ストライカー達と共に、妖魔に魂を売り……妖魔達と契約し、ストライカー達を型どった妖魔『ファントム』を生み出した。そして、重労働を妖魔やファントムに任せっきりにしていた。だが、今は……妖魔もファントムもいない。ストライカー達の救出は、自力で行わなければならない。

昇「くそ……見つからないな……どこにいる?」

瓦礫を退かしても退かしても、ストライカー達が全く見つからないため、次第に焦り出す昇。その時……

 

ザッ…ザッ、ザッ……ザッ、ザッ…ザッ……

 

どこからか、足音が聞こえてきた。そのリズムは一定ではなく、不自然なモノだった。

 

ティエラ「…隊長、さん……どこに、いるんですか?」

 

やって来たのは、元時空管理官『ティエラ(本名:小田切 ゆか子)』だった。彼女はかつて…翔の前任の隊長に酷い仕打ちを受けてきたストライカー達のSOS…更に、そのストライカー達に酷い仕打ちを受けてきた翔のSOSに応じず…自分だけ真っ先に逃げていったのだ。

 

昇「…あの、どちら様…ですか?」

 

昇がティエラに話しかけると……

 

ティエラ「誰ですか?…どこにいるんですか?」

 

ティエラは辺りを見渡し始める。

昇「ここです!ここ、ここ!!」

昇はティエラの正面に立つが…ティエラは未だに辺りを見渡している。よくみると、彼女の両目は生々しい傷跡があり、水晶体は白く濁っていた。かつて、翔に両目を潰され…盲目になってしまったのだ。

昇「……。」

昇(この人…目が見えないのか……?)

それを理解した昇はティエラに歩み寄り、肩を叩こうとする。だが、昇の右手がティエラの肩に触れた……その瞬間だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッ!

 

昇「ッ!?」

昇はティエラに捕らえられる。

ティエラ「ヴアァァアアアアアアア!!」

ティエラは奇声をあげながら、昇を殴ったり引っ掻いたり噛みついたりして攻撃を始めた。

 

昇「ちょっ!?な、何を…あぐっ!?があっ!!」

 

ティエラ「ヴアアアアァァァァッ!!」

 

ガブッ!!

 

昇「ぅぐぁぁああああああああああ!!」

 

ティエラに噛み付かれた昇は、絶叫をあげ…その苦痛を味わった。だが、いくら昇が叫んでも…誰も助けに来ない。ただ、ティエラは噛み付く力を強くしたり、殴ったりするだけだった。その後もティエラは、昇への攻撃を止めなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティエラ「ゼェ……ゼェ……」

 

ティエラは攻撃を止めると、昇から離れる。昇は服がボロボロになり、身体にはおびただしい数の傷やアザがあった。

ティエラ「ストライカーの娘達もいませんし……隊長さん、早く戻って来て…もう1度、私を……あの娘達を……支えてください……全く、隊長さんってば…意地悪なんですね……ウフフフ♪」

何やら独り言をブツブツと呟きながら、ティエラはその場を後にしていった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



全く出番が無いティエラですが、一応『ストライカー』側についています。つまり、『敵』です…はい……

次回も、お楽しみに
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