〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



……アークの意思のままに……



では、本編へどうぞ


第二百二十六話 塵芥滅殲

目的地である病院前にやって来た翔は、目でピュア・アルカリアを探す。だが、数分探しても姿が見えないため、深雪と蜜璃を探すことにした。

翔(どこにいるんだ…?)

何の手掛かりも無く、2人を見つけるのは困難である。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャァァアアアアアアアッ!!

 

 

南東の方角から女性の悲鳴が聞こえてきた。すぐに悲鳴がした方角へと走っていく翔。

 

 

 

現場に着くと、翔にとっては見覚えのある女性がピュア・アルカリアに教われていた。長い黒髪と桜色の毛先が特徴の女性である。ピュア・アルカリアは左腕の爪を振り上げている。

 

《ポイズン》

 

翔「変身…!」

 

《スティングスコーピオン!》

 

仮面ライダー滅へと姿を変えた翔は、アタッシュアローから紫色に光る矢を放った。矢はピュア・アルカリアに命中する。

蜜璃「えっ!?」

 

《“Break Down”》

 

蜜璃が後ろを振り向くと、アタッシュアローを構えた滅の姿があった。

蜜璃「え、何々何々…!?」

落ち着きが無い蜜璃を無視して、滅はピュア・アルカリア目掛けて走る。

滅「ふっ…はっ…」ズパッ!ザクッ!

ピュア「…!?…!!」

アタッシュアローの刃でピュア・アルカリアを切り裂き、攻める滅。

滅「ムンッ…!」ドゴォッ!

ハイキックでピュア・アルカリアを吹っ飛ばした滅は、

 

《チャージライズ!》 

 

アタッシュアローを一度アタッシュモードに戻し、

 

《フルチャージ!》

 

再度展開し、トリガーを引く。

 

 

《カバンスラッシュ!》

 

 

そして、紫色に光るエネルギーを纏った刃で、ピュア・アルカリアを切り裂いた。ピュア・アルカリアの全身に稲妻が走り、ピュア・アルカリアは爆散した。

滅(七草さんはOKだな…後は……)

滅は左腕の刺突ユニット『アシッドアナライズ』を伸ばし、高層ビルに移って移動していく。

蜜璃「…な、何だったんだろう…今の……?」

蜜璃は怪我もなく無事だったが、最後まで戸惑っていた。

 

 

 

女子大生1「深雪、今日も疲れたね~…」

深雪「そうですね。この近くにカフェがあるので、少しお茶して行きますか?」

女子大生1「賛成、そうしよう!」

女子大生1と深雪は、会話をしながら歩いている。どうやら、今日の大学の講義が終わったようだ。その時……

深雪「…っ!?◯◯さん、こちらへ!!」

女子大生1「えっ!?」

深雪と女子大生1は急いで右に到着した。その直後……

 

ズドォンッ!

 

ピュア・アルカリアが近くに降り立った。

 

女子大生1「えっ…ちょっ……な、何あれ…!?」

深雪「…!!」

ピュア・アルカリアは2人の方へ振り向き、ゆっくりと近づいて来る。だが、次の瞬間……

 

ズドドドドーー!!

 

ピュア・アルカリアの頭上から紫色に光る矢の雨が降り注いだ。そして、バイオレットカラーが特徴の戦士『仮面ライダー滅』が深雪と女子大生1の目の前に降り立った。

女子大生1「こ、今度は何…!?」

ピュア・アルカリアと共に突如として現れた滅を警戒する女子大生1。

深雪「…待ってください◯◯さん、彼は私たちに興味を示していないみたいです。」

滅はピュア・アルカリアの方をじっと見て、深雪達に背を向けている。そして……

滅「…逃げな?」

と、深雪と女子大生1に言う。それを聞いた2人は、走ってその場から離れていった。

 

ピュア「…マタジャマヲスルツモリカ。」

 

滅「勝手に未来を書き換えようとすんじゃねぇよ…そもそも、何故書き換える必要がある?」

滅はピュア・アルカリアに問い詰める。

ピュア「フッ、トクベツニオシエテヤロウ……」

ピュア・アルカリア曰く……

 

ストライカー達の隊長である白河 昇の指示によるモノだそうだ。『Dolls』、『斑目 セツナ』、『南田 カナ』、『片山 愛』、『胡蝶 深雪』、『七草 蜜璃』と関わりを持っている翔を連れ戻すことが困難であることを察した昇は、突然現れたピュア・アルカリアにある頼み事をした。それは……

 

 

 

翔と関わった者を全て消し…

 

彼の心の拠り所を奪って孤独にして…

 

彼を連れ戻し易くすることであった。

 

 

 

滅「…白河 昇……隊長としての使命を捨てたようだな……やはり奴は滅ぶべき…だが……」

滅はアタッシュアローを構えると…

滅「先に、貴様を滅する……」

ピュア・アルカリア目掛けて矢を乱射した。ピュア・アルカリアは左腕の爪を使って、矢を弾きながら走って来る。

ピュア「!!」

滅「フンッ…」ガッ!

ピュア・アルカリアが振り下ろしてきた爪を、アタッシュアローで受け止めた滅は、アシッドアナライズで攻撃を試みる。だが…

 

ガッ!

 

滅「…?」

ピュア「オナジコウゲキハツウヨウシナイトオモエ。」

滅の左腕を掴みながら言うピュア・アルカリア。

滅(力を付けてやがるな…だが、そんな事は関係ねぇ……)

滅はアタッシュアローでピュア・アルカリアの左腕を押し、右腕を斬り落とし、拘束から逃れた。

ピュア「!?」

滅「…お前も、大したことねぇな……」

滅はフォースライザーのレバーの押し引きを2回行った。そして、左腕のアシッドアナライズを伸ばし、ピュア・アルカリアを縛り付ける。そのまま相手を自身に向かって強引に手繰り寄せ、拘束を解除すると同時に左足に毒針を巻きつけ、高蹴りで吹き飛ばして粉砕する。

 

ドッゴォォオオオオオオオオオッ!!

 

滅殲

 

《スティング・ユートピア!》

 

必殺技『スティング・ユートピア』である。ピュア・アルカリアは後方に吹き飛ばされる。

ピュア「…クッフフフ……」

突如、笑い出すピュア・アルカリア。

ピュア「コンナコトヲシテイルバアイカ…」

滅「…何?」

ピュア・アルカリアはそれだけ言い残し、爆散していった。

滅(…まさか……これは罠か!?)

何か嫌な予感を感じた滅は、ドールハウスを目指して走っていった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



次回、ピュア・アルカリアとの最後の決戦が始まる…?

お楽しみに。
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