〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



戦いで傷ついた翔がとうとう……

では、本編へどうぞ


第二百二十八話 身体は痛くても…

蜜璃が翔の方を見ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔は、目を開いていた。

蜜璃「翔君っ!!」

蜜璃は翔の元に駆け寄る。

翔「……?」

首を動かせない翔は、視線を蜜璃の方に向ける。

翔「……七、草…さん……」

蜜璃「待っててね、今愛ちゃんと深雪ちゃん呼んでくるから!!」

蜜璃はそう言うと、医務室を飛び出していった。そして、すぐに……

 

愛&深雪「「翔君っ!!」」

愛と深雪と共に医務室にやって来た。

翔「…お、おぉ……片山、さん……胡蝶、さん……」

愛と深雪の姿を見るなり、笑顔を見せる翔。

深雪「翔君…っ!…目が、覚めたんですね…!」

愛「うっ、うぅっ……翔君っ…翔君!!」

深雪は静かに涙を流し…愛は声を上げて泣き出し、翔が目覚めたことを心から喜んだ。

蜜璃「うぅっ…ううぅぅっ、翔くぅ~ん!!よがっだよぉぉおおおおおおおお!!」

蜜璃も号泣し、翔が目覚めたことを心から喜んでいる。

カナ「愛さん、一体どうし……!!」

斑目「おい、何ご……!!」

カナと斑目も医務室に入って来ては、言葉を失う。

翔「…何だ……?」

深雪「斑目所長とカナさんが来てくれましたよ。」

深雪の言葉を聞いた翔は、「2人の顔が見たい」と言う。深雪が斑目とカナに声をかけると、2人は翔の側に移動する。

斑目「青空…」

カナ「…翔君。」

斑目とカナの顔を見た翔は……

 

翔「…斑目、さん……南田、さん……心配、かけた…な……」

 

と、申し訳無さそうに言う。

斑目「…気にしなくていい。」

カナ「…翔君、今は休むことに専念してくださいね。」

斑目とカナはそう言うと、翔に微笑んだ。翔が目を覚ましたことを改めて確認した斑目とカナも、思わず涙をこぼした。

翔「……。」

翔(…あぁ……やっと…心安らぐ場所に……戻って来れた……身体は痛くても…心は、痛くねぇ……)

翔が安心している中、斑目はDollsと元ストライカー達を医務室へと呼んだ。

 

Dolls「翔さん!」「翔君!」「翔!」

 

元ストライカー「「「隊長さん!」」」

 

モシュネ「「「隊長さん!」」」

 

Dollsも元ストライカー達も、更にはモシュネ達も慌てた様子で医務室に入って来た。

翔「……お前達も…来て、くれた…のか……」

レイナ「…翔君…っ!!」

サクラ「翔さん…っ!…目が覚めて、良かったです…!」

ヒヨ「うんっ…うんっ!…本当に、良かったぁぁああああああ!!」

モニカ「隊長さぁん…ぐすっ…!!」

雪枝「良かったです…隊長さん…!!」

ほたる「隊長サン…っ!!…隊長サン!!」

モシュネ「隊長さんが目覚めたモシュ!!」「良かったゼェェェエエエエエ!!」「英雄が目を覚ましたデアリマース!!」

Dollsも元ストライカー達もモシュネ達も、翔が目を覚ましたことを心から喜ぶ。

翔「…なぁ……」

愛「…ズズッ…なぁに、翔君?」

翔は弱々しい声で、メンバー達に聞く。

翔「…俺を……心配、して…くれていた……のか…?」

翔の問い掛けに、愛はこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛「…当たり前だよ…!ここにいる皆は、翔君のことが大好きだもん…!」

 

愛は涙を流しながらも、翔に微笑む。愛の言葉に、全員が頷いた。

翔「…俺は…人間、じゃねぇ……人喰いの、化物……『アマゾン』、だぜ…?」

愛「そんな事は関係ない…翔君は翔君だから。」

深雪「翔君は化物ではありません。自分の意思で人を助けるために行動する…それは、『人間』がやることです。」

蜜璃「愛ちゃんと深雪ちゃんの言うとおり、翔君は立派な人間だよ!」

愛と深雪と蜜璃は翔に優しく声をかける。

翔「……お前達…本当に、すまない……」

カナ「大丈夫ですよ。」

斑目「あぁ、だから…謝らなくて良い。」

謝る翔を励ますカナと斑目。

アヤ「翔…足、痛い…?」

アヤは翔を心配して聞く。

翔「……。」

アヤの言葉に、翔は……

 

 

翔「…あぁ…(いて)ぇ……」

 

 

…と、答えた。今までは、どれだけ辛い時でも…苦しい時でも…痛い時でも……決して弱音を吐いて来なかった。だが、愛に叱られ…強がることをあまりしなくなった。

翔「…は、はは……全身が、(いて)ぇよ……こりゃ…参ったな……」

弱音を吐き、情けなく笑う翔。

アヤ「…痛い、よね……そうだよね…」

ミサキ&ユキ&ヤマダ「「「……。」」」

翔の言葉に、ミサキとユキとヤマダは俯いてしまう。

翔「…ミサキ…ユキ…ヤマダ……」

3人「「「っ!?」」」

翔に呼ばれた3人は、驚いてハッと顔を上げる。

 

翔「…済まな、かったな……ひでぇこと…言っちまって……」

 

ミサキ、ユキ、ヤマダに謝罪する翔。

ミサキ「…っ!翔さん…!」

ミサキは翔の元に駆け寄る。ユキとヤマダも翔の元に駆け寄った。

ミサキ「謝るのは私の方です…私が翔さんとの約束を破ってしまったから……」

ユキ「私も…翔さんとの約束、破りました……」

ヤマダ「謝んないでくださいよ、翔さん…ワルいのはジブンらなんですし……」

3人は口角を下げながら言う。

翔「……お前達は……存在意義を、奪われ…不安だったろ……?」

Dolls「「「……。」」」

翔「…なのに……」

翔は目に涙を浮かべる。

 

翔「…なのに……俺は…誰よりも、不安だった…お前達に……向き合おうとすら、しなかった……本当に…済まない……」

 

落ち込む翔に、愛は言う。

 

愛「翔君…これから、大変なことが多々あると思う……でも、翔君が少しでも早く元気になれるよう、あたし達も一生懸命頑張るから……翔君はもう、1人じゃない…だから……

 

 

 

…一緒に頑張ろう♪」

 

愛の言葉に頷くメンバー達。愛の……いや、彼女達の思いを聞いた翔は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「…ありがとう……っ!…ありが、とう……!!」

 

…と、涙ながらにお礼を言った。




いかがでしたか?今回はここまでです。



突然ですが、皆さんは…『応援ソング』って、何かありますか?よろしければ、感想等でコメントしてくださると嬉しいです。

次回も、お楽しみに
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