〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



シミュレーターバトルにて、データを取ることとなったメンバー達……その後、Dollsは新たなる力を手にする。

では、本編へどうぞ


第二百三十七話 新しい力

シミュレーションルームでは…シミュレーターバトルを終えたメンバー達が身体を休めていた。そこに、斑目とカナがやって来る。

 

カナ「みんな!素晴らしい戦闘結果でした!」

 

カナの言葉を聞いたメンバー達は、笑顔を見せるが……

アヤ「で、なんのためのシミュレーターだったの?ちょっと訳ありなフンイキだったけど。」

シオリ「シミュレーター自体はいつも通りのものでしたけど……?」

ナナミ「せいぜい、苦労に見合うものを期待しますよ?」

シミュレーターバトルは普段のモノと変わり無く…何のためにデータを取ったのか、まだ分かっていない様子。

 

斑目「フッ、期待以上だとも。」

 

ナナミの言葉に、口角を上げる斑目。

カナ「では、Dollsの皆さん、こちらへどうぞ!」

カナはDollsのメンバーを更衣室へ誘導する。メンバー達は更衣室に向かっていく。

あから「一体、何を貰うのだろうか……?」

幸子「Dollsの皆さんの戦闘データに関することと、何か関係あるんでしょうか?」

マリ「ここまで来て、流石に関係ないことはないんじゃない?」

幸子「そう、ですよね…」

元ストライカー達が会話をする中……

 

モシュネ「元ストライカーの皆、新型パトリ端末やメモカの使い心地はどうモシュか?何か、違和感とかはないモシュ?」

と、モシュネが尋ねる。

雪枝「大丈夫です。」

ほたる「この端末…前よりとっても使い易いです!」

モニカ「メモカについても、何も問題ないよ。」

元ストライカー達は新型パトリ端末をすぐに使いこなし、全力を発揮できるようになっているようだ。

翔「なぁ、片山さん。」

愛「ん~?」

翔「イクサはどうなんだ?使ってて、違和感とかはねぇか?」

愛「大丈夫だよ、心配ありがとう♪」

イクサに関しても、何も問題はないみたいだ。

翔「そういや…バースの修理はどうだ?後、メイジのベルトも……」

深雪「バースに関しては、損傷が酷いため…修復には莫大な時間がかかるみたいです。」

蜜璃「メイジに関しては…何で使えなくなっちゃったのか、まだ分からないんだ。」

バースの修理には莫大な時間がかかり、メイジに関しては使用不可になった理由が未だ分かっていない。だが……

 

深雪「私には、これがあります。」

蜜璃「私は、こっちがあるよ。」

 

深雪には『スラッシュアバドライザー』、蜜璃には『ショットアバドライザー』がある。

翔「…そうか。」

 

バースとメイジに変身できなくなってしまったが…今の深雪と蜜璃はアバドンに変身することができる。

 

 

 

数分後、Dollsがシミュレーションルームに戻ってきた。

翔「これは…?」

戻ってきたDollsは、新しい衣装に身を包んでいた。グレーっぽい黒と、赤が特徴の衣装であり、頭には彼岸花のような髪飾りがある。胸部のハート型のコアは、青く輝いている。

カナ「ファクトリーが新しく作成した戦闘用のドレスです。」

翔「…いつの間に用意していたのか。」

斑目「あぁ。池袋の時に発現した衣装のデータをファクトリーで解析して作成したものだ。」

翔「……。」

翔は何やら考え事を始めるが……

 

斑目「ファクトリーの折り紙つきだ。スペックに関しては文句のつけようがない。」

 

斑目の言葉を聞き、考え事をやめた。

 

サクラ「これが新しいドレス……確かに、強い力を感じます。」

ミサキ「機能性はもちろん、可動性も抜群…!なんと素晴らしい……!」

シオリ「ふふ、ミサキさん嬉しそう。みなさん、とっても似合っていますよ?」

レイナ「確かに……身が引き締まる思いだわ。このドレスなら、より美しく戦えそうね。」

ヒヨ「わーい!新しいドレス!ちょっとオトナな感じだねー!」

ナナミ「新しいドレスまであてがわれるなんて、過酷な労働の予感しかしませんね。ま、ドレスそのものは悪くないです。」

ヤマダ「きっ、キタキタキター!!!新装備!キタコレ!!運営GJ!!」

ユキ「ヤマダさん……嬉しそうです。アヤさん、どうですか…?」

アヤ「新ドレス…いいじゃない!心機一転って感じがするわね!」

 

それぞれの反応を見せるDolls。それは『執行人形』の衣装であった。

カナ「みなさん、とってもお似合いですよ♪」

斑目「あくまで戦闘用のドレスだが、気に入ったようなら何よりだ。」

メンバー達は新ドレスを気に入り、元ストライカー達とモシュネ達も、Dollsの新しい衣装に目を輝かせる。

シオリ「なんだか、いままでのDollsのイメージにはない雰囲気ですね。違う自分になれちゃいそうです。」

カナ「新宿は汚染の中心地。新衣装があるとはいえ…慎重に探索してくださいね。」

カナの言葉に…

ミサキ「もちろん、わかってます。油断はあり得ません。」

…と、ミサキは答えた。

愛「ねぇねぇ翔君。みんなの新しい衣装、どう?似合ってる?」

翔「わざわざ聞くのか?」汗

愛「翔君の言葉を聞いたら、みんな喜ぶかもよ?」

翔「……。」

翔が困惑していると、レイナが声を掛けてきた。

レイナ「翔君、新しい衣装どうかしら?」

翔「…似合ってるぞ。」

レイナ「ふふっ、翔君にそう言って貰えて嬉しいわ♪」

翔から似合ってると言われ、嬉しそうな笑顔を見せるレイナ。

ナナミ「あの、そう言えば…今回の任務、翔さんは……」

ナナミの言葉に、愛が言う。

 

愛「翔君…今回は現場に行かないことになってるんだ。」

愛の言葉に、口角を下げる翔。

翔「ケガの治療に専念することになってんだ…だから、現場には行けねぇ……」

翔の言葉に、口角を下げるDolls。

翔「けどな……」

Dolls「「「…?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「俺はここで、お前達のサポートをしていく。お前達が俺を応援してくれているように、俺もお前達を応援している。だから…よろしく頼む。」

 

そう言って、Dollsに頭を下げる翔。

 

レイナ「翔君、顔を上げて?」

翔「…?」

翔が顔を上げると、そこには……優しい笑顔を見せるDollsの姿があった。

シオリ「翔君も大変な思いをしている中、私たちを応援してくれているなんて…何だか、元気が貰えます♪」

レイナ「翔君に背中を押して貰えるなんて、光栄だわ♪」

アヤ「翔、応援ありがとう♪あたし達も翔を応援しているから、一緒に頑張ろ♪」

シオリ、レイナ、アヤの言葉に他のメンバー達も頷いた。

愛「翔君の代わりに、あたしが皆に同行する。よろしくね、みんな♪」

Dolls「「「はいっ!」」」

本来、翔がDollsと同行し、任務を遂行するのだが……左足に大ケガを負い、全身に大きな負荷がかかっているため…任務に同行することが難しくなってしまっている。そのため、今回の任務では…翔はドールハウスに残り、Dolls達のサポート役に回ることになったのだ。

シオリ「では、愛さん。行きましょう!」

Dollsと愛が出撃する前に、翔は彼女達に警告する。

 

翔「ストライカー達は執念深い性格だ…死んでいるとは考えがたい……それは、ティエラも同じだ……白河も狂った野郎だ……もしかしたら、任務中に襲撃してくる可能性もある…気を付けてくれ……」

 

愛「分かった。ありがとうね、翔君♪」

こうして、Dollsと愛は出撃していった。

 

 

 

新宿に向かうと……おびただしい数の蝶が飛び回っていた。

 

ユキ「……。」

アヤ「はぁ…何度見てもやな気分。」

サクラ「でもこの景色…前に来たときと、変わった様子はないですよね。」

ヤマダ「つーことは、やっぱEsGの観測通り…敵は地下っつーコトっすか。」

シオリ「…虎穴に入らずんば、ですね。」

その時……

 

PPP--

 

通信機が鳴った。

 

翔『片山さん、応答願う。』

通信機からは、翔の声が聞こえてきた。

愛「何かな?」

翔『今から南田さんが、地下へ降りられる経路を解析する。このまま、都庁ビルまで向かってくれ。』

シオリ「都庁のビル…ピグマリオンの、本拠地ですね。」

都庁ビル…それは、ピグマリオンの巣窟と呼ばれる『アタラクシア』のことである。

レイナ「行くわよ、愛さん!新ドレスのお披露目会とききましょう!」

愛「そうだね、みんな行くよ!」

イクサベルトを装着した愛は、Dollsと共に気合いを入れて…アタラクシアへと向かった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



この物語の主人公『青空 翔』ですが、原作【プロジェクト東京ドールズ】の『マスター』のような立ち位置です。ま、彼はマスターではありませんが……

次回も、お楽しみに
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