〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
都庁ビル内に入ったDollsと愛は…地下への入口を探す。そして……
では、本編へどうぞ~
ピグマリオンの群れを薙ぎ倒しつつ、ビルの中へ入っていくDollsとイクサに変身した愛。
レイナ「都庁ビルの中へ侵入したわ。」
カナ『すごいですね。到達予測時間を大きく前倒ししています。』
斑目『戦闘数値にも結果が出ている。今まで以上の値だ。よくやった。』
今まで以上の力を見せるDolls達に、カナと斑目は喜んでいた。
ミサキ「このドレスのおかげです。純粋な強さもありますが…まるで感覚が研ぎ澄まされるよう……」
ヤマダ「ヘッヘ、こいつは一級品っすな。ヤマダの花マルをあげちゃおう。」
ミサキ「それと……」
ミサキは少し頬を赤くすると、こう言った。
ミサキ「…翔さんが、応援してくれている…から……///」
イクサ「ミサキちゃん、顔真っ赤だよ~?」
イクサに変身した愛にからかわれ、更に顔を赤くするミサキ。
レイナ「…というわけで、こちらは絶好調よ。」
翔『なら良いが…あまり無理はすんなよ?』
レイナ「フフッ、心配ありがとう♪」
通信機から声をかける翔にお礼を言うレイナ。
レイナ「それにしても----」
そして、辺りを見回す。
レイナ「本当にこんなところから地下に入るルートがあるのかしら?」
レイナが疑問を抱いたその時…
カナ『解析、完了しました!』
ルートの解析が完了した。
カナ『その付近に入口があるはずです。付近の調査、お願いします。』
結果として…今現在、Dollsとイクサがいる場所の近くに、地下への入口があるそうだ。彼女達はすぐにこの付近の調査を始める。
数分後……
ヒヨ「あっ、見つけたよ!あの洞窟みたいなヤツじゃない?」
入口と思われる場所を発見した。
シオリ「看板みたいなものの、残骸が…」
見たところ…地下鉄の駅のようにも見える。
レイナ「とにかく、進んでみましょう。十分に気を付けてね。」
メンバー達は入口を通り、地下へと進んでいく。
地下に入ると……まるで、植物の根っこのようなモノが至るところに絡み付いており…無数の蝶の姿も見られる。
ナナミ「ここまでアタラクシアに侵触されてるみたいですね。うぷ…気持ち悪い…」
吐き気を覚えたナナミは、思わず口元を右手でおさえる。
サクラ「この線路…表示板…これって……
…地下鉄……ですよね……?」
どうやらここは…地下鉄の線路のようだ。
レイナ「新宿にも、地下鉄が通っていたのね…」
アヤ「考えてみれば、ここって東京の中心だったのよね。そりゃ地下鉄くらい通ってなきゃ、おかしいけどさぁ…」
シオリ「この線路が、いま私たちが使っている地下鉄とつながっているのだとしたら…ピグマリオンの、絶好の侵入ルートになる。」
翔『…やはり、地下鉄か……』
今、Dolls達がいる場所から……ピグマリオン達は、この線路を通じて…浄化地域に侵入していることが、大方予想できる。
レイナ「アタラクシアへのルートは、ドールハウスがようやく切り拓いたはず…」
シオリ「地下鉄が通っていたなんて……初耳です。」
アヤ「どーなの、そのあたり?なんか…ムジュンしてない?」
レイナ、シオリ、アヤの言葉に…翔が口を開く。
翔『新宿の記憶が世界中から消失する前--地下鉄が都庁前まで続いていたことは事実……だろ、斑目さん?』
斑目『…あぁ。ただ、都庁に続く、すべての地下鉄は『あの事件』により崩落--封鎖されたはずだ。』
翔の言葉を聞いた斑目は、説明を加えた。
カナ『順当に考えれば、敵の手によってその封鎖が解かれたということになりますね。』
カナの言葉に…
アヤ「それってマズくない!?」
…と、声をあげるアヤ。
アヤ「地下鉄を通って、どこにでもピグマリオンが出るってことでしょ!?」
斑目『その通りだ。想定内ではあるが、事態は深刻だ。』
斑目の言葉に、口角を下げる一同。
斑目『何が起きたかを知らねばならない。地下鉄の調査を進めろ。』
一同「「「了解。」」」
斑目『新宿方面につながっていた地下鉄を含む地下通路は、数十メートルに渡り埋め立てられていた。それが破壊されたとなると…『それを破壊するような存在』がいたことになる。』
翔『いたことになるじゃねぇ、いるんだろ?……各員、気を引き締めて探索をしろ。』
カナ『交戦が予想されます。皆さん、あらゆる危険に注意してください。』
斑目、カナ、翔からの注意を聞いたメンバー達は、真剣な表情になる。
ヤマダ「ヘッヘッヘ……じゃ、ちゃっちゃといきますか!穴があったら入りたいのがゲーマーのサガ。」
ヤマダに関しては…もはやいつも通りだが……やる気は十分にあるようだ。
ミサキ「そうね、今の私たちなら問題ないわ。--作戦を開始します。」
こうして、地下通路の探索を開始したDollsと愛。
シオリ「暗いトンネルが続いています。まるで飲み込まれそう……」
不安げな表情を見せるシオリ。
愛「シオリちゃん……?」
愛が声をかけても、反応を示さない。
翔『…シオリ。』
シオリ「…っ!?」
通信機を通じて翔に声をかけられ、ハッとするシオリ。
翔『大丈夫か?』
シオリ「はい、大丈夫です。」
シオリは険しい顔をすると…
シオリ「愛さん、離れないでください。私たちが守りますから。」
と、愛に言った。
愛「うん、ありがとう。」
シオリ「では…行きましょう、愛さん。」
そして、メンバー達は……暗いトンネル内を突き進んで行った。
翔「……。」
モルガナ「皆さん、張り切っているようですね…隊長さん。」
翔「…そうだな。」
ドールハウスにて、モルガナと会話をする翔。
翔「ところで…」
翔は元ストライカー達の方を向きながら言う。
翔「お前達はどうするんだ?ここで待機するのか?」
あから「あぁ。ボクらはここに残って、ドールハウスの防衛を任されているんだ。
…『
元ストライカー達は…万が一、ストライカー達がドールハウスに襲撃してきた時のために、待機することになっている。何より…身体を壊してまともに動けなくなっている翔を、守ることが…今回、元ストライカー達に与えられた使命である。
モニカ「隊長さん、アタシ達がついてるから…休める時はゆっくり休んでね?」
ほたる「ストライカー達は、あたし達がみーんなやっつけちゃいます!」
元ストライカー達の言葉に……
翔「…かたじけねぇ。」
…と、申し訳なさそうに言う翔。
マリ「その代わり…また、あんたの知恵を借りるよ。」
幸子「また…ご指導、よろしくお願いします。」
雪枝「隊長さん、私たちも頑張ります。一緒に頑張りましょう。」
翔「あぁ、ありがとう。」
翔はお礼を言うと、小春と翠とミネルヴァの方を見る。
翔「よろしく頼むぞ……
…『小春』、『翠』、『ミネル』。」
翔は……彼女達の下の名前、愛称で呼んだのだった。これは……彼が小春と翠とミネルヴァを信頼を寄せた瞬間であった。
小春「っ!?…は、はい!!」
翠「こちらこそよろしくね、隊長ちゃん♪」
ミネルヴァ「うん、よろしくね青空隊長!」
小春、翠、ミネルヴァは翔に笑顔を見せた。
カナ「翔君…小春ちゃん達を信頼しているみたいですね。」
斑目「そうだな…随分成長したものだ。」
小春達に信頼を寄せた翔を見て、カナと斑目は安心していた。
いかがでしたか?今回はここまでです。
Dollsは愛と共に現場へ……元ストライカー達はドールハウス及び翔の防衛を任されたのだった。
次回も、お楽しみに