〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



都庁ビル内に入ったDollsと愛は…地下への入口を探す。そして……

では、本編へどうぞ~


第二百三十八話 地の下の通路

ピグマリオンの群れを薙ぎ倒しつつ、ビルの中へ入っていくDollsとイクサに変身した愛。

 

レイナ「都庁ビルの中へ侵入したわ。」

カナ『すごいですね。到達予測時間を大きく前倒ししています。』

斑目『戦闘数値にも結果が出ている。今まで以上の値だ。よくやった。』

今まで以上の力を見せるDolls達に、カナと斑目は喜んでいた。

ミサキ「このドレスのおかげです。純粋な強さもありますが…まるで感覚が研ぎ澄まされるよう……」

ヤマダ「ヘッヘ、こいつは一級品っすな。ヤマダの花マルをあげちゃおう。」

ミサキ「それと……」

ミサキは少し頬を赤くすると、こう言った。

 

 

ミサキ「…翔さんが、応援してくれている…から……///」

 

 

イクサ「ミサキちゃん、顔真っ赤だよ~?」

イクサに変身した愛にからかわれ、更に顔を赤くするミサキ。

レイナ「…というわけで、こちらは絶好調よ。」

翔『なら良いが…あまり無理はすんなよ?』

レイナ「フフッ、心配ありがとう♪」

通信機から声をかける翔にお礼を言うレイナ。

レイナ「それにしても----」

そして、辺りを見回す。

 

レイナ「本当にこんなところから地下に入るルートがあるのかしら?」

 

レイナが疑問を抱いたその時…

 

カナ『解析、完了しました!』

 

ルートの解析が完了した。

カナ『その付近に入口があるはずです。付近の調査、お願いします。』

結果として…今現在、Dollsとイクサがいる場所の近くに、地下への入口があるそうだ。彼女達はすぐにこの付近の調査を始める。

 

 

 

数分後……

 

ヒヨ「あっ、見つけたよ!あの洞窟みたいなヤツじゃない?」

入口と思われる場所を発見した。

シオリ「看板みたいなものの、残骸が…」

見たところ…地下鉄の駅のようにも見える。

レイナ「とにかく、進んでみましょう。十分に気を付けてね。」

メンバー達は入口を通り、地下へと進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下に入ると……まるで、植物の根っこのようなモノが至るところに絡み付いており…無数の蝶の姿も見られる。

ナナミ「ここまでアタラクシアに侵触されてるみたいですね。うぷ…気持ち悪い…」

吐き気を覚えたナナミは、思わず口元を右手でおさえる。

サクラ「この線路…表示板…これって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…地下鉄……ですよね……?

 

どうやらここは…地下鉄の線路のようだ。

 

レイナ「新宿にも、地下鉄が通っていたのね…」

アヤ「考えてみれば、ここって東京の中心だったのよね。そりゃ地下鉄くらい通ってなきゃ、おかしいけどさぁ…」

シオリ「この線路が、いま私たちが使っている地下鉄とつながっているのだとしたら…ピグマリオンの、絶好の侵入ルートになる。」

翔『…やはり、地下鉄か……』

今、Dolls達がいる場所から……ピグマリオン達は、この線路を通じて…浄化地域に侵入していることが、大方予想できる。

レイナ「アタラクシアへのルートは、ドールハウスがようやく切り拓いたはず…」

シオリ「地下鉄が通っていたなんて……初耳です。」

アヤ「どーなの、そのあたり?なんか…ムジュンしてない?」

レイナ、シオリ、アヤの言葉に…翔が口を開く。

 

翔『新宿の記憶が世界中から消失する前--地下鉄が都庁前まで続いていたことは事実……だろ、斑目さん?』

斑目『…あぁ。ただ、都庁に続く、すべての地下鉄は『あの事件』により崩落--封鎖されたはずだ。』

翔の言葉を聞いた斑目は、説明を加えた。

カナ『順当に考えれば、敵の手によってその封鎖が解かれたということになりますね。』

カナの言葉に…

アヤ「それってマズくない!?」

…と、声をあげるアヤ。

アヤ「地下鉄を通って、どこにでもピグマリオンが出るってことでしょ!?」

斑目『その通りだ。想定内ではあるが、事態は深刻だ。』

斑目の言葉に、口角を下げる一同。

斑目『何が起きたかを知らねばならない。地下鉄の調査を進めろ。』

一同「「「了解。」」」

斑目『新宿方面につながっていた地下鉄を含む地下通路は、数十メートルに渡り埋め立てられていた。それが破壊されたとなると…『それを破壊するような存在』がいたことになる。』

翔『いたことになるじゃねぇ、いるんだろ?……各員、気を引き締めて探索をしろ。』

カナ『交戦が予想されます。皆さん、あらゆる危険に注意してください。』

斑目、カナ、翔からの注意を聞いたメンバー達は、真剣な表情になる。

ヤマダ「ヘッヘッヘ……じゃ、ちゃっちゃといきますか!穴があったら入りたいのがゲーマーのサガ。」

ヤマダに関しては…もはやいつも通りだが……やる気は十分にあるようだ。

ミサキ「そうね、今の私たちなら問題ないわ。--作戦を開始します。」

こうして、地下通路の探索を開始したDollsと愛。

 

 

 

シオリ「暗いトンネルが続いています。まるで飲み込まれそう……」

 

 

 

不安げな表情を見せるシオリ。

愛「シオリちゃん……?」

愛が声をかけても、反応を示さない。

翔『…シオリ。』

シオリ「…っ!?」

通信機を通じて翔に声をかけられ、ハッとするシオリ。

翔『大丈夫か?』

シオリ「はい、大丈夫です。」

シオリは険しい顔をすると…

 

シオリ「愛さん、離れないでください。私たちが守りますから。」

 

と、愛に言った。

愛「うん、ありがとう。」

シオリ「では…行きましょう、愛さん。」

そして、メンバー達は……暗いトンネル内を突き進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「……。」

モルガナ「皆さん、張り切っているようですね…隊長さん。」

翔「…そうだな。」

ドールハウスにて、モルガナと会話をする翔。

翔「ところで…」

翔は元ストライカー達の方を向きながら言う。

翔「お前達はどうするんだ?ここで待機するのか?」

あから「あぁ。ボクらはここに残って、ドールハウスの防衛を任されているんだ。

 

…『ストライカー共(ヤツら)』が襲撃してくるかもしれないからね…」

元ストライカー達は…万が一、ストライカー達がドールハウスに襲撃してきた時のために、待機することになっている。何より…身体を壊してまともに動けなくなっている翔を、守ることが…今回、元ストライカー達に与えられた使命である。

モニカ「隊長さん、アタシ達がついてるから…休める時はゆっくり休んでね?」

ほたる「ストライカー達は、あたし達がみーんなやっつけちゃいます!」

元ストライカー達の言葉に……

翔「…かたじけねぇ。」

…と、申し訳なさそうに言う翔。

マリ「その代わり…また、あんたの知恵を借りるよ。」

幸子「また…ご指導、よろしくお願いします。」

雪枝「隊長さん、私たちも頑張ります。一緒に頑張りましょう。」

翔「あぁ、ありがとう。」

翔はお礼を言うと、小春と翠とミネルヴァの方を見る。

翔「よろしく頼むぞ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…『小春』、『翠』、『ミネル』。」

 

翔は……彼女達の下の名前、愛称で呼んだのだった。これは……彼が小春と翠とミネルヴァを信頼を寄せた瞬間であった。

 

小春「っ!?…は、はい!!」

翠「こちらこそよろしくね、隊長ちゃん♪」

ミネルヴァ「うん、よろしくね青空隊長!」

 

小春、翠、ミネルヴァは翔に笑顔を見せた。

 

 

 

カナ「翔君…小春ちゃん達を信頼しているみたいですね。」

斑目「そうだな…随分成長したものだ。」

小春達に信頼を寄せた翔を見て、カナと斑目は安心していた。




いかがでしたか?今回はここまでです。



Dollsは愛と共に現場へ……元ストライカー達はドールハウス及び翔の防衛を任されたのだった。

次回も、お楽しみに
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