〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



新しくドールハウスにやって来た『ミア』、『ディオ』、『トリア』…ストライカーのことをあまり知らない彼女達は、翔にストライカー達のことを尋ねてみることに…彼の口から語られたこととは……

では、本編へどうぞ


第二百四十三話 ストライカーについて

ミア『ねぇねぇ、翔さん?』

翔「…?」

ミア『ストライカー達って、一体何者なの?』

翔「奴らのこと?」

ディオ『ニュースで、少し…見たことある……でも、何者なのかは…ディオにもわからない。』

トリア『反社会的勢力であることだけは、私も存じ上げています。』

ミア、ディオ、トリアの3人は…ストライカー達のことを、あまり知らないようだ。

 

翔「…何故奴らのことを知りたいと思った?」

 

3人に訪ねる翔。

ミア『いずれはボクらのボディも作られるし、その前に学習しておこうと思って。』

ディオ『ディオも、学習しておきたい…』

トリア『ストライカー達のことを事前学習しておけば、ボディが完成した際にすぐに戦えるかと思います。』

最後のトリアの言葉を聞いた翔は、納得すると……

 

翔「なら、今から俺がお前達に話すことは…全て事実であると受け止められるか?」

 

…と、3人に問い掛ける。これに対し、3人は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミア『うん、わかったよ。』

ディオ『…うん。』

トリア『御意。』

 

…と、返事をした。彼女達の返事を聞いた翔は、ストライカー達について…自分の経験を元に、語り始めた。

 

 

 

翔が隊長になる前のストライカー達は、劣悪な環境に置かれていた。その当時の隊長が、とんでもなく酷い人物であった。ストライカー達がどんなに疲れていようがケガをしていようが、お構い無しで任務に出撃させ、失敗すれば長時間に及ぶ理不尽な説教をしていた。

 

当時の隊長『お前達は道具なんだ!任務成功なんて当たり前の事なんだよ!!』『まぁた任務失敗かぁ!?お前達はどんだけ無能なんだよ!!』

 

…等々、ストライカー達を“人”としてではなく、“道具”として見ていたのだ。

 

ティエラ『隊長さん、どうしましたか?何か大声が聞こえましたけど…?』

当時の隊長『あぁティエラ先生、いやいや気のせいですよ!お前達はよく頑張ってくれてる、この調子で頑張れよ!』

 

時空管理局の人間が様子を見に来た途端、露骨に別人のようにストライカー達に優しく振る舞っては、自分の正体を隠していたのだ。時空管理局の人間が居なくなった途端…

 

当時の隊長『…ちっ、お前達の顔見てるとホント腹立つんだよ!バカ顔しやがってよぉ!!』

 

…このように、本性を露にするのだ。だが、時空管理局の幾多の不祥事を見つけたのは、彼だったのだ…それをきっかけに、彼は時空管理局にクーデターを起こそうと計画したが……それがティエラによって見つかり、上層部にまで行き渡った。その結果、彼は隊長の座を降ろされ…『時空管理局 大本営』の地下牢に放り込まれ、そこで仕事ばかりさせられていたらしい。

そこで、空きになったこのチャンネルの隊長となったのが…当時、高校1年生だった青空 翔であった。成績が学年トップであった彼は、時空管理局の人間に半ば無理矢理大本営に連れていかれ、隊長となってしまった。初めはストライカー達とすぐに打ち解けられたのだが……ある日、ストライカー達は翔を虐げるようになったのだ。すれ違い様に、突然の暴言…身体拘束され、理不尽な暴力…適当な言い掛かりをつけられた挙げ句、皆の前で土下座を強要…殺害予告…等、度を越した仕打ちを1年間もの間、翔にしてきたのだった。翔が16歳になった夏、彼は一通の手紙を見つけ、『時空管理局がストライカー達とグルを組んで、翔を徹底的に追い詰めている』ことを知った。それを知った彼は、もう耐えられなくなり…隊長を辞めると同時に、高校を中退していった。その後は、名前を変えて普通に生活していたのだが……ある日、ストライカー達に無理矢理学園に連れ戻されていた。学園から脱走することに成功した彼は、ストライカー達に執拗に追われ…逃亡生活を余儀無くされた。だが、次第に追い詰められ…逃げ場が無いと感じた彼は、海に身を投げたのだ。

 

 

 

ディオ『ひ、ひどい……』

ミア『あんなに虐めといて、今度は追い回すって…理解できないよ。』

トリア『掌返しというモノですね…』

翔の話を聞いた3人は、険しい顔をした。

翔「奴らは執念深い性格だ…今でも、俺を探し続けている。お前達も、気を付けておけ。」

ミア『うん、OK。』

ディオ『わかった。』

トリア『御意。では、ストライカー達について、もう少し学習するのが良いでしょう。』

トリアの言葉に、ミアとディオは賛成した。

翔(モルガナ、ちょっと良いか?)

翔が心の中で、モルガナに声をかけると……

 

モルガナ「どうしました?」

 

どこからともなく、モルガナが翔の前に姿を現した。

翔「お前は、モシュネや元ストライカー達と共に…ストライカー達について…小春、翠、ミネルに教えてるだろ?」

モルガナ「そうですね。」

翔「コイツらにも、ストライカー達について教えてやってくれねぇか?」

翔はモルガナにそう言うと、モニターの方に向きを変えた。

モルガナ「そのモニターは…?」

翔「まぁ、あれだ…俺の話し相手になってくれてる奴らがいるんだ。」

モルガナがモニターを覗くと…

 

ミア『初めまして~、ボクはNumberSのNo.1『ミア』だよ~♪』

ディオ『NumberS、No.2…『ディオ』。』

トリア『同じくNumberS、No.3『トリア』です。』

 

NumberSの3人が、モルガナに自己紹介をした。

モルガナ「初めまして、私は『モルガナ』…これでも、元ストライカーの1人です。」

モルガナが自己紹介を終えると、翔がNumberSにこう言った。

 

翔「モルガナは、俺の大切な仲間であり…トモダチだ。」

 

モルガナ「トモダチ…まぁまぁまぁ、勿体無い御言葉を…///」

『トモダチ』と呼ばれたことが嬉しかったのか、モルガナは思わず頬を赤く染めた。

翔「さて、じゃあモルガナ…コイツらを頼んだぞ。ついでに、白河 昇とティエラについても教えてやってくれ。」

モルガナ「わかりました。」

モルガナはモニターを手に持ち、医務室から出た。

翔「…。」

 

翔(ストライカー共がここを襲撃してきたが…白河とティエラも、襲撃してくるかもしれねぇな……くそ…)

 

ストライカー達だけでなく、白河 昇とティエラが襲撃してくる可能性を考え、翔は頭を悩ませていた。




いかがでしたか?今回はここまでです。



最近、ティエラ先生全然出番無いんだよね…近い内に、出そうかな?

次回も、お楽しみに
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