〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



小鳥遊大臣から、1つの資料が送られて来る。そこに映っていたのは……

では、本編へは


第二百四十四話 這い寄る悪夢

次の日の朝……

 

翔はベッドから起きると、すぐに作戦室に向かった。到着し、入室すると……

 

 

シオリ「あら、翔君。おはようございます♪」

サクラ「おはようございます!今日は時間ぴったりですね、翔さん!」

ミサキ「おはようございます、翔さん。」

 

 

チームAの3人が、翔に挨拶をした。

翔「あぁ、おはよう。」

ミサキ「朝から呼び出し…ということは、次の作戦が決まったのですか?」

ミサキの言葉に、

 

斑目「--いや、そうではない。」

 

と、斑目が言う。彼女達が呼ばれた理由、それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナ「さきほど、害特…小鳥遊大臣から特殊回線でデータが届きました。」

翔「…何?」

カナ「国立競技場駅付近に、ピグマリオンが出現したそうです。」

何と…国立競技場の駅近くに、ピグマリオンが出たとのことだった。

アヤ「何ですって…!?」

カナ「幸い、周辺を警備していた害特の2因子保有隊員が対応し、被害は未然に防いだとのことですが…」

斑目「大江戸線は確か、『あの事件』以前は都庁前に乗り入れていた。地下鉄の行き止まり地点まで追い込んだところ、ピグマリオンは忽然と姿を消したそうだ。」

現れたピグマリオンは、行き止まり地点に追い詰められると…突然姿を消したのだ。

翔「妖魔の出現情報はねぇのか?」

カナ「妖魔に関しては、今のところ出現していません。」

翔「…そうか。」

翔(妖魔もそうだが…それよりも警戒するべきは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……『ティエラ』だ…)

 

ここ最近、妖魔は出ていないそうだが…ティエラの姿も、未だ確認できていない。

翔(奴の目を潰し、戦いを不利にさせてやろうと思ったが……かえって厄介な存在になっちまったよ、くそが…)

ヤマダ「は~ん、やるじゃないっすか。オートギアは例の件でメンテ中みたいっすから、パンピーだけで防いだなら大金星では?」

ヤマダの言葉に、

レイナ「ええ、その通りね。MARVELOUS!素晴らしいわ!」

と、声をあげるレイナ。だが…

 

斑目「問題はそこではない。」

 

斑目はそれを遮ると…

斑目「百聞は一見に如かずだ。これを見てみろ。」

モニターに資料を映し出す。そこに映っていたのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アヤ「ちょ…これって、あたしらが倒したヤツ!?」

かつて…Dollsと愛が倒した、あの『新型ピグマリオン』であった。

レイナ「同じ個体なのかはわからないわ。同種が何体もいるのかもしれない。」

ヤマダ「いや、ちょい待って。カナさん、こいつの頭の傷、拡大してもらえます?」

カナ「もちろんです。」

ヤマダの言葉を聞いたカナは、すぐに資料を拡大する。よく見ると、頭部や首回りに…何やら赤黒いツタのような何かが絡んでいる。

アヤ「んんん???頭に傷なんかある?」

ヤマダ「よく見てください。ほら、なんかカサブタみたいな盛り上がりが…」

メンバー達は、新型ピグマリオンの左目辺りに注目する。

カナ「言われてみると…確かに、そう見えますね。」

モニターに映っている新型ピグマリオンの左目付近には、確かに…盛り上がりができている。

ヤマダ「この傷、ジブンがヤッたのと、同じ位置のはずっす。」

レイナ「ということは、私たちがたいしたものと同じ個体ということ…?」

ヤマダ「トドメを刺しそこねるほど、モーロクしてるつもりねぇすけどねぇ。」

アヤ「うん、そこはあたしが保証する。」

資料を見ながら、新型ピグマリオンとの戦いを思い返していくメンバー達。

アヤ「でも、アイツと戦ったのって昨日じゃん。致命傷レベルの傷が、こんな早く治るかなぁ…」

翔「…?」

翔(今、化け物の後ろに…何かいたような……)

モニターの映像をスリープモードにするカナ。

斑目「我々も同じ結論だ。傷を考えると同一個体と考えるのが自然だ。同一個体だとすると倒し損ねたか……全く別の可能性もある。」

先程のピグマリオンに関しては、謎が多く…明確な答えがまだ解っていない。

カナ「アップデートされた情報をもとに再度、解析を進めることとなっています。」

そのため、解析を進めていくそうだ。

斑目「害特はしばらく、地下鉄の警備を強化するとのことだ。」

害特は地下鉄の警備を、更に強めていく方針であるようだ。

斑目「どちらにせよ下準備なしにDollsを混み合う地下鉄に派遣はできない。」

 

シオリ「…では、私たちは引き続き待機ということですね。」

 

シオリがそう言うと、

斑目「うむ、ゆっくり体を休めてくれ。ご苦労だった。」

…と、斑目はメンバー達に言った。

シオリ「ありがとうございます。」

斑目にお礼を言うシオリ。

シオリ「さあみんな、女子寮に戻って、ご飯にしましょう!」

そして、Dollsは女子寮へと戻って行った。

翔「……。」

カナ「…翔君、どうしました?」

斑目「先程から、険しい顔をしているな。」

Dollsが退室したタイミングで、何やら険しい表情を浮かべる翔に声をかけるカナと斑目。

翔「…なぁ?」

カナ&斑目「「…?」」

 

翔「さっきの資料、もう1度見せてくれねぇか?」

カナ「あ、はい。もちろん良いですよ。」

カナはモニターに資料を映し出す。

翔「……。」

モニターに映る新型ピグマリオンの資料を、翔はじっと見る。そして…目線を動かし、何かを探し始める。

翔「っ!?」

そして、何かを発見し…目を見開いて驚いた。

斑目「どうしたんだ、青空?」

翔「おい、ここを見てみろ!」

映し出された資料の右端辺りを指差す翔。

カナ「何かあったんですか?」

翔「良いから見ろ!!」

斑目とカナは、翔が指差す方を見る。

翔「よく見ろ、何か映ってるだろ?」

斑目「……。」

カナ「えっと…」

翔「ここだよ、ここ!!」トンットンッ!

翔は新型ピグマリオンの肘の辺りで、乱暴に指をトントンとさせる。そこに映っていたのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斑目「…何だ、これは…?」

カナ「銀色のなにか…?」

右に向かって短く伸びている何かであった。これが何なのか、誰よりも早く理解していたのは…翔であった。

翔「…!」ガタッ!

翔は椅子から立ち上がり、急ぎ足で作戦室から出ていった。

カナ「あっ、翔君!?」

斑目「私が行く!」

カナ「あ、はい!お願いします!!」

斑目は慌てて翔の後を追い、作戦室から出た。

 

 

 

翔はエレベーターを使い、シミュレーションルーム付近にある格納庫に来た。

クリム「翔、どうしたんだ?」

翔「クリム・スタインベルト、ジャングレイダーはどこにある!?」

クリム「それなら、イクサリオンの隣に」

翔「分かった!」

翔はジャングレイダーの元に向かう。

クリム「待つんだ、翔!一体どうしたと言うんだ!?」

翔「話は後だ、今はそれどころじゃねぇんだよ!!」

ジャングレイダーにまたがった翔は松葉杖をその場に捨てると、エンジンを吹かせてどこかへ走っていった。

斑目「青空!!」

そこに、慌てた様子の斑目が格納庫にやって来た。

クリム「斑目所長、イクサリオンの準備は既にできている!すぐに翔を」

斑目「分かっている!!」

斑目はイクサリオンに乗ると、翔の追跡を開始した。




いかがでしたか?今回はここまでです。



資料に映っていたのは、ピグマリオンだけではなかった。映っていたもう1つの存在の正体は……



















次回、明らかに…
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