〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



カラスアマゾンに変身したティエラと、仮面ライダーアマゾンネオに変身した白河 昇に追い詰められた翔と斑目。絶体絶命のピンチに立たされたその時、仮面ライダーイクサが秘めた力を解き放つ。

では、本編へどうぞ


第二百四十六話 Rising

イクサ「見るが良い!

 

イクサの新たなる力を!!」

 

 

BGM~加藤 慶祐『Fight for Justice』~♪

 

 

イクサはそう言うと、口部分から携帯電話型のアイテム『イクサライザー』を取り外し、ライザーを開く。その後、コンソールのキーを『1・9・3』の順に押していく。

 

《ラ・イ・ジ・ン・グ》

 

電子コールが発声すると、イクサは通話ボタンを押す。その時…イクサの胸部装甲が展開し、更に肩部等の装甲がパージされ顔面部のシールドが変形していく。

 

ズガガガガガガガーーッ!!

 

パージされた装甲は、取り囲む妖魔達に向かって飛んでいき…消滅させる。最後に、イクサライザーに青いフエッスル『ライザーフエッスル』を挿し込み、変身が完了した。白と青の基本カラーに、胸部の赤いコアが特徴の姿…『仮面ライダーライジングイクサ』に、イクサはパワーアップしたのだった。

 

アマゾンネオ「なっ!?」

カラス「パ、パワーアップ…した…!?」

 

パワーアップしたイクサに、思わず狼狽えるアマゾンネオとカラスアマゾン。

イクサ「青空…お前は、私が守る…!」

イクサはイクサライザーから無数の銃弾をアマゾンネオとカラスアマゾンに撃ち込んだ。

アマゾンネオ&カラス「「ッ!?」」

銃撃に怯んだアマゾンネオとカラスアマゾンに向かって、イクサは走っていく。

イクサ「はぁっ!やっ!」ズパッ!ガキンッ!

アマゾンネオ「ぐわっ!?がぁっ!!」

イクサカリバーでアマゾンネオを斬りつけ、

カラス「やぁぁあああああああ!!」

イクサ「甘い!」

カラスアマゾンに対しては、ライザーのテンキー『2』を押してトリガーを引き…

 

《ブ・リ・ザ・ー・ド・モ・ー・ド》

 

冷凍ガスを撃ち、カラスアマゾンの足を凍結させた。

カラス「なっ!?」

アマゾンネオ「ッ!!今助けるぞ!」

アマゾンネオはアマゾンネオブレードで、氷を叩く。

イクサ「貴様にはこうだッ!!」

イクサはライザーのテンキー『4』を押してトリガーを引くと…

 

《レ・イ・ザ・ー・ネッ・ト・モ・ー・ド》

 

…ビーム状のネットをアマゾンネオ目掛けて射出した。

アマゾンネオ「何だこrぐわぁぁああああああああ!!」バチバチバチバチッ!!

レイザーネットに捕らえられたアマゾンネオの全身に、強力な電気が走った。

 

イクサ「青空を連れ戻そうとしたこと、後悔するが良い…」

 

イクサはライザーのグリップから『ライザーフエッスル』を取り外し、イクサベルトに挿し込み、ナックルを押し込む。ベルトからは低めのフルートのような音色が響き渡る。イクサはライザーの銃口をアマゾンネオとカラスアマゾンの方に向け、ライザーへと集中させた最大稼働したエネルギーを、通常の数十倍もの威力を誇る強力なエネルギー波として発射した。これぞ、ライジングイクサの必殺技『ファイナルライジングブラスト』である。

 

アマゾンネオ「ぐっ、ぐわぁぁああああああああ!!」

カラス「ぎゃぁぁああああああああ!!」

 

イクサの必殺技の餌食となったアマゾンネオとカラスアマゾンは断末魔を上げる。

イクサ「ッ!?」

しかし、必殺技の反動があまりにも強く、イクサは後方に吹き飛ばされてしまう。だが、イクサは壁を蹴ると…

 

イクサ「はぁぁあああああああああ!!」

 

まだ辛うじて立っているアマゾンネオに飛び蹴りを放った。

 

ドッゴォォオオオオオオオッ!!

 

アマゾンネオ「がああああぁぁぁぁ…!!」

 

イクサの飛び蹴りを受けたアマゾンネオは後方に吹っ飛ばされ、昇の姿に戻った。

昇「く、くそっ…!!」

ティエラ「あっ、ちょっと…待って、ください…!」

翔を連れ戻すことに失敗した昇とティエラは、撤退していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斑目「青空ッ!!」

昇とティエラを撃退したイクサは斑目の姿に戻り、翔の元に駆け寄る。

翔「……。」

翔はぐったりと目を閉じている。

斑目「青空ッ…頼む、返事を…してくれ…!!」

斑目がどれだけ呼び掛けても、翔は目を開くどころか…反応すら示さない。そこに、

 

クリム「斑目所長!!」

 

ブースタートライドロンが降り立ち、クリム・スタインベルトが駆け付ける。更に…

 

愛「翔君ッ!!」

深雪「翔君…!」

蜜璃「翔君!!」

 

愛、深雪、蜜璃も駆け付けた。

愛「ベルトさん!マッドドクターで治療を!!」

愛は翔の左手首にシフトブレスをつけ、レバー状にしたマッドドクターを装着……

クリム「了解した!」

その後、愛はキーを回し、シフトブレスの赤いボタン『イグナイター』を押す。

 

《ヒッサーツ!》

 

そして、レバーを1度倒す。

 

《フルスロットール!ドクター!》

 

クリム・スタインベルトが音声を響かせたその瞬間……

 

 

翔「ぐぁぁあああああああああああ!!」

 

 

翔は凄まじい断末魔を上げた。

斑目「おい、青空に何をした!?」

クリム「マッドドクターを使って高速治療を行ったんだ。だが…それを行うと、凄まじい激痛が走るんだ。」

斑目「クリム!貴様、何故それを先に言わんのだ!?」

クリム「今は翔を救うことが最優先だろう!?」

斑目がクリムに怒鳴っていると……

 

蜜璃「ま、斑目所長!翔君がっ!!」

 

と、慌てた様子の蜜璃が斑目に話しかけた。

斑目「っ!!」

斑目が翔の方を向くと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「…な、何だったんだ…今のは……」ゼェッ…ゼェッ…

 

全身汗だくになった翔が、肩で息をしていた。マッドドクターによる治療が終わったようだ。傷口にも包帯が巻かれており、丁寧に手当てされていた。

蜜璃「後は傷口を…って、あれ!?もう終わってる!?」

深雪「私がやりましたよ?」

蜜璃「さ、流石は深雪ちゃん…頼もしいっ!!」

医療業界では、深雪は包帯を巻くスピードが早く、そして誰よりも丁寧なのだ。

愛「翔君…!!」

翔「す、済まない……今朝の資料に、ティエラの…髪が映ってんのが…見えた……んで、地下鉄が…運休しちまったら…東京の奴らも、迷惑だろ…?…だから、それを…止めようと…思ったんだ……」

愛「うん、分かった…分かったよ。そこまで考えて動いてくれたんだよね?」

翔「…あぁ。」

斑目「そういうことだったのか…ありがとう、青空…!」

翔がドールハウスを飛び出した理由が分かった斑目は、翔にお礼を言う。

斑目「青空…今日は、ゆっくり休んでくれ……」

そして、翔はブースタートライドロンに乗せられ…深雪と蜜璃と共にドールハウスに戻った。斑目はイクサリオンに乗り、愛はジャングレイダーに乗り、ドールハウスへ戻った。

 

 

 

カナ「翔君っ!!」

ブースタートライドロンから降りてきた翔を待っていたのは、腰に手を当てて怒った顔をしているカナだった。カナは翔の元に寄ると…

 

スッ…

 

カナ「…心配、したんですよ……?」

 

…と、今にも泣きそうな声で彼に語りかけ、彼を優しく抱きしめた。

翔「…済まない…」

カナ「…いいえ…こうして帰って来てくれたんですし……もう、怒ってませんよ?」

カナは翔から離れると…

 

カナ「翔君…みんなが待ってますよ?」

 

…と言い、優しく微笑んだ。それを見た翔は、深雪と蜜璃に支えられなから、医務室へと足を運んでいった。

 

医務室では、Dollsや元ストライカー達からめちゃくちゃ心配された。翔が「もう大丈夫だ。」「心配かけて悪かった…」とメンバー達に声をかけると、メンバー達はホッとしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小鳥遊「ふむ…では彼女達の見解は、同一個体だと。」

とある場所で、小鳥遊大臣が誰かと通信機で話をしていた。

小鳥遊「…なるほど。では照合が終わり次第連絡をもらえるかな。同一個体にしろ、同種の別個体にしろ、厄介な敵らしいことは間違いないんだ。」

話の内容は、どうやら……今朝、彼がドールハウスに送った資料のことのようだ。

小鳥遊「…何?地下鉄の線路に、ティエラ…新宿に白河 昇が…?…彼らは一体……青空君が…?…何て行動力だ…」

通信機越しにいる者は、小鳥遊大臣に翔のことを話しているようである。

小鳥遊「それで、彼は大丈夫なのかね…?……そうか。

 

稼働可能なオートギアは少ないが、害特も、総力を挙げて対応に当たらせてもらう。

 

報告を待っているよ。」

 

…ピッ……

 

小鳥遊「ふう…」

通信を終えた小鳥遊大臣は、少しため息をつく。

小鳥遊「君との時間を邪魔するとは、相も変わらず無粋な女だよ。」

彼の目の前には、カプセルの中で眠る『エクス』の姿があった。

 

小鳥遊「エクス…覚えているかい?あの場所を--新宿のことを。

 

他の誰が忘れ去っても、私の記憶から消えることはない。

 

君と私で力を合わせ造り上げた、清らかにして崇高な、

 

 

知の楽園だ。

 

エクス「……。」

 

小鳥遊「フフ…安心してくれ。あの女やバケモノどもの好きにさせやしない。

 

必ず取り戻してみせる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナ「完成していたんですね…」

斑目「あぁ、『ライジングイクサ』を開発して正解だった…これで、青空を守ることができたんだ……」

シミュレーションルームにて、斑目とカナが話をしていた。今回、初めて実戦投入された『ライジングイクサ』を開発したのは、斑目 セツナであった。

カナ「それにしても…翔君に噛み付いたティエラの視界が回復するなんて……」

斑目「それと…もう1つ、分かったことがある。」

斑目はカナに語る。

 

斑目「あの後、青空は腹を空かせていてな…七草が青空の目の前で肉料理を振る舞い、青空はそれを食べた。」

カナ「翔君、やっと手料理を食べられるようになったんですね!」

 

斑目「問題はそこじゃない…

 

 

青空が肉料理を食べ終えた時には…

 

ティエラに噛まれてできた傷が…

 

 

…完治していたんだ。

 

 

カナ「…えっ?」

斑目「七草は何も怪しい物は入れてないそうだ…ドールハウス専属医達は、引き続き青空の『アマゾン細胞』の研究を進めるとのことだ。」

カナ「ティエラの視界が回復…翔君の傷の回復……何か関係していそうですね…」

斑目「…そうだな。」

 

肉料理を食べた時、何故か翔の傷は無くなっていたのだ。

ちなみに…新宿で翔をケガを高速治療に成功した『マッドドクター』だったが……複雑骨折した翔の左足の治療はできなかったそうだ。




いかがでしたか?今回はここまでです。



この物語を書き始めて約2年…漸く、『ライジングイクサ』を登場させることができました!!やったぜ!!

次回も、お楽しみに
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