〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
今回は前書きでの雑談等は無しです。
本編どうぞ
ある平日の朝……
翔「……。」
医務室では、翔がおり…ニュースを見ていた。そんな彼の元に、来客が足を運んでいた。
ドールハウスの玄関前にて……
斑目「随分早く到着したんだな、小鳥遊大臣。」
小鳥遊「やれやれ…君は相変わらずだねぇ……」
斑目と小鳥遊大臣が、何やらやり取りをしていた。その理由は……
カナ「完成したんですね…?」
小鳥遊「あぁ、最近完成したばかりなんだ…さぁ、降りて来るんだ。」
小鳥遊大臣は後ろに停めてある車両の方を向きながら言う。すると、車両のドアが開き……
ミア「へぇ、ここがドールハウスかぁ。」
ディオ「初めて…来た……」
トリア「立派な事務所ですね。」
NumberSの3人が降りてきた。
小鳥遊「彼女達が、少しでも…彼の癒しになってくれると良いんだが。」
斑目「生憎だが…青空の癒しは、青空自身が見つけるモノだ。」
カナ「ま、斑目さん…」汗
小鳥遊「では、彼の元に案内して欲しい。」
小鳥遊大臣がそう言うと、カナが案内を開始する。
医務室にて……
翔「…なぁ、片山さん。」
愛「なぁに?」
翔は愛と会話を挟んでいた。
翔「今日は、来客が来るんだって?」
愛「そう、もうそろそろ来るよ。」
翔「こんな朝早くにか?随分とまぁ、物好きな客人だな…」
そうこうしている内に、廊下から足音が聞こえてきて…それが医務室の戸の前で止まった。そして…
コンコンッ……
戸がノックされる。
愛「はい。」
小鳥遊『小鳥遊だ、入っても良いかな?』
小鳥遊大臣の声を聞いた愛は、翔の顔を見る。翔が頷くと……
愛「入ってどうぞ。」
…と、入室許可を出した。
スーッ……
小鳥遊「失礼するよ。」
医務室の戸が開くと、小鳥遊大臣と斑目、カナの3人が入ってきた。
小鳥遊「青空君、休んでいる所申し訳ないね。」
翔「…何の用だ?」
翔が用件を尋ねると、小鳥遊大臣は戸の方に向きを変え……
小鳥遊「さぁ、入りたまえ。」
…と、声をかける。
ミア「やっほやっほ~♪」
ディオ「……。」
トリア「ごきげんよう。」
そして、医務室にNumberSの3人が入ってきた。
翔「なっ…!?」
驚く翔に小鳥遊大臣が説明する。
小鳥遊「つい最近、彼女らのボディが完成したんだ。」
翔「コイツらのボディは、いつから作り始めたんだ?」
小鳥遊「青空君が彼女らと初めて対面した頃だ。」
翔「…随分急いだんだな。」
小鳥遊「いつまでもDollsにフィール収集を任せる訳には行かないからねぇ。」
翔「…そうか。また、アイツらの居場所を奪うような真似だけはすんなよ?」
小鳥遊「…肝に銘じておくよ。」
翔「…フンッ。」
小鳥遊大臣に相変わらず素っ気ない翔。
ディオ「翔さん…翔さん。」
そんな彼に、ディオが話しかける。
ディオ「左足…どうしたの?」
翔「どうしたって…見りゃ分かんだろ、ケガしたんだよ。」
翔はギプスが巻かれた左足を見ながら言う。
翔「それも…複雑骨折で、歩行も困難だとよ……」
不貞腐れたように言うと、俯いてしまう翔。
ミア「…もしかして、ストライカー達に……?」
翔「…あぁ。」
トリア「何て外道な奴らですの…」
ストライカー達について、既に学習済みであるNumberSの3人は皆…険しい表情を見せた。
ミア「うーん…」
ミアは少し悩んだ後、こう言った。
ミア「そうだ!ボク達もさ、翔さんのリハビリ(?)のお手伝いしようよ!!」
ディオ「賛成。」
トリア「私も賛成します。司令、いかがでしょう?」
ミアの提案に賛成するディオとトリア。
小鳥遊「私は青空君の意思を尊重する。青空君、どうかな?」
小鳥遊大臣の言葉に、翔は……
翔「…好きにしろ。」
…と、ぶっきらぼうに答えた。
斑目「青空は若い女が苦手な傾向にある。接する時は気を付けて接しろ。」
ミア「えっ、そうなの?前に話したときは、平気そうに見えたんだけど…」
愛「こうして、実際にご対面するのは初めてだからね。」
愛はそう言うと、翔に顔を向ける。
愛「改めてだけど……翔君、NumberSの皆と仲良くなれそうかな?」
愛の問いかけに翔は……
翔「…さぁな。」
…と、曖昧に答えた。
ミア「ねぇねぇ、翔さん。」
そっぽを向いている翔に、ミアは話しかける。
ミア「ボクたちは翔さんと仲良くしたい。勿論、Dollsや元ストライカーの皆ともね。」
翔「…何故アイツらのことを知っている?」
愛「あ、ほらほら…折角、ドールハウスに来るんだし…事前に知っておいた方が良いかな~って思ってさ。」
翔「…まぁ良い。信頼関係を構築するには、莫大な時間と労力がかかる…よく覚えておけ。」
ディオ「…うん、わかった。」
トリア「
ミア「わかった、覚えておくね。」
翔「なら、先にDollsや元ストライカー達に挨拶でもして来い。」
翔がそう言うと、愛がNumberSの案内を開始した。
翔「…んで、
小鳥遊「彼女らは、非実在性のアーティストからDollsの諸君と同じ、アイドルへと転向----それにあたり、このドールハウス事務所に所属。芸能活動の後ろ盾とさせていただく。」
小鳥遊大臣の言葉を耳にした翔は、険しい表情を向ける。
翔「…また
小鳥遊「ふむ……確かに。それもいいかもしれんな。」
翔「っ!!…てめぇ!!」ガタッ!
ベッドから立ち上がり、小鳥遊大臣に敵意を向ける翔。
小鳥遊「おっと、誤解させてしまったかな?互いに切磋琢磨できればという話だよ。」
カナ「翔君、大丈夫ですからね。」
未だに険しい表情を浮かべる翔を落ち着かせようと、カナは彼の背中を擦る。
翔「……。」
小鳥遊「同じ未来を思い描く者は同じ舞台に立つ。その幕を引く権利は平等に与えられる。
いま私が作った。至極、名言だろう?」
小鳥遊大臣がそう言った次の瞬間……
翔「ふざけんのも大概にしろ!!」
翔が小鳥遊大臣を怒鳴りつけた。
翔「やはりてめぇは信用できん、とっとと消えろ!帰れ!!」
斑目「…小鳥遊大臣、少し場所を変えよう。」
小鳥遊「ふむ、邪魔して済まなかったね。」
怒った翔を見た斑目は、小鳥遊大臣と場所を移動した。
斑目と小鳥遊大臣が医務室から出て数分後……
翔「……。」
翔は、漸く落ち着きを取り戻した。
カナ「…翔君。」
翔「…悪かったな、怒鳴っちまって……」
カナ「…いえ、小鳥遊大臣もきっと分かってくれますよ。」
翔に優しく微笑むカナ。
カナ「翔君は、害特の皆さんを…信用できませんか?」
翔「…あぁ。」
カナ「……そうですか。」
翔「…南田さん、片山さんに伝えてくれるか?『今日は1人にしてくれ』…ってな。」
カナ「分かりました、お伝えしますね。」
カナはスマホを取り出し、愛に連絡を入れ…翔からの伝言を伝えた。それを聞いた愛は、快く承諾した。
愛「ミアちゃん、ディオちゃん、トリアちゃん?」
3人「「「…?」」」
愛「急で申し訳無いんだけど…今日は翔君との対話は無しになったんだ。」
ミア「何かあったの?」
愛「翔君が『今日は1人にして欲しい』って言ってたんだ。」
ディオ「……明日は、翔さんと…話せるかな?」
愛「大丈夫だよ、きっとね。」
トリア「同士Dolls、元ストライカーの皆さんと話はできても…翔さんと話ができないのは、少し残念です……ですが、翔さんからの言葉でしたら、致し方ありませんね。」
愛「うん…ごめんね。」
愛(やっぱり…まだ害特の人達を信用できてないみたいだね……これじゃあ、NumberSの皆と仲良くするのも、難しいかもしれないな…)
そう思った愛は、考え事を始め……
愛「…あっ、そうだ。」
NumberSの3人に、ある提案をした。それは……
いかがでしたか?中途半端になってしまいましたが、今回はここまでです。
NumberSの登場…原作だと、もっと遅いんですけどね…まぁ、こっちでは早めに出したつもりです、うん。
次回も、お楽しみに