〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



『CSM変身ベルト タイフーン』…無事に予約できました。原点にして頂点の変身ベルトは、是非とも欲しいです。

それはさておき、本編へどうぞ


第二百四十五話 天国と地獄

地獄にある刑務所にて……

 

 

 

退屈であったヘルメスは、ジャドウ達に映像を見せることにした。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A「こ、これはっ!!」

B「ド、Dollsの水着!!」

C「スクストのストライカー達も新しい水着に!?」

D「見慣れない美女3人まで水着になってる!?」

E「しのぶちゃん似の美女と蜜璃ちゃん似の美女も新しい水着を着てるじゃないか!!」

F「くっそぉ~、青空のヤツ!!」

G「こんなの、不公平だ!!」

 

映像には、沖縄の海を満喫する翔達が映し出されていた。

ヘルメス(コイツらは何故、パンツ一丁なんだ……?)

何故かパンツ一丁で映像を見るジャドウ達を見て、困惑するヘルメス。

Q「…けっ…」

かつてのヤブ医者、Qは映像から顔をそらしているのだが……

 

Q「……。」チラッ…チラッ…

 

映像をチラチラ視線で見ていた。その理由は……

Q(くそっ…胡蝶と七草の奴……み、水着…似合ってるじゃないか……)

深雪と蜜璃の水着であった。

A「げへへへ、ミサキの水着…やべぇよぉっ!!」

B「レイナ…ブヒヒ、レイナァァアアアア!!」

C「くぅ~、今年のユキの水着も…めっちゃ興奮するぜぇ~~!!」

ヘルメス(水着女子は、男子の視線を釘付けにする…か……コイツらは、性欲に餓えているが……)汗

発情猿と化したジャドウ達に、ヘルメスは終始呆れていた。

 

 

 

沖縄にて……

 

早起きした翔は、ハワイアンズで購入したアロハシャツに着替えると、朝食を摂るためにレストランに向かった。

百合「おっ、翔君おはよ~♪」

翔「…お、おぉ…」

ロビーに着くと、百合が来ていた。彼女に声を掛けられ、少しだけ戸惑った翔。

百合「ねぇねぇ、翔君って年はいくつなの?」

翔「…18だ。」

百合「18!?わ、若っ…!!」

翔「何だよ、あんただって十分(わけ)ぇだろう。」

百合「そう言って貰えて嬉しいよ~。私は、永遠の21歳を自称してるんだけど…本当は29歳なんだ。あぁ、もうすぐ30になっちゃうよ……」

翔「……。」汗

一人悲しむ百合に、翔はなんと声をかけたら良いのか分からず、戸惑っていた。

百合「まっ、若い翔君が私を若いって言ってんだ。私は今も若いけどな!」

先ほど悲しんでいたのはどこへ行ったのやら…機嫌がなおった百合。彼女と少し会話をしている内に、他のメンバー達もロビーにやって来て、バイキングレストランで朝食をいただいた。

愛「百合さん…今日はご機嫌だね。翔君、何か知らない?」

翔「…さぁな。」

愛の質問を聞き流した翔は、朝食を口に運んでいく。朝食を済ませたメンバー達は、アウトドアプールに向かった。

 

 

 

水着に着替えたメンバー達は、早速プールに入り…泳いだり水をかけあったりして楽しむ。

翔「…しかしまぁ、暑いな…」

翔はパラソルの下にあるビーチチェアでゆっくりしていた。

深雪「お疲れ様です、翔君♪」

そんな彼に、深雪が声をかける。

翔「ん?…おぉ、お疲れ。」

深雪「何か冷たい物でも飲みますか?何か買ってきますよ?」

翔「…良いのか?そうだな…なら、ウーロン茶で。」

深雪「ウーロン茶ですね?分かりました。」

深雪はプールサイドバーに向かい、ソフトドリンクを3つ購入しに行った。

店員「おっ、姉ちゃん美人さんだね。今回は特別、3つタダにしておくぜ!」

深雪「あらあら、よろしいんですか?」

店員「おうよっ!!」

店員の言葉に戸惑う深雪だったが、ここは…お言葉に甘えることにした。

蜜璃「確かに、深雪ちゃんは美人さんだからね…私よりも美人だよ。」

翔「何言ってんだよ、七草さん…あんたも十分美人だろ。」

蜜璃「えっ、ホント!?」

翔「あぁ、本当だ。」

蜜璃「そっかぁ、嬉しいっ♪」

翔に美人と言われ、嬉しそうな顔を見せる蜜璃だが……

 

蜜璃「あぅっ…でも、男の子に褒められると…ちょっと恥ずかしいな…///」

 

すぐに顔を赤くし、恥ずかしそうにモジモジし始めた。

深雪「お待たせしました~♪あら、蜜璃さん…どうしたんですか?」

蜜璃「ひゃあっ!?み、みみみ深雪ちゃん!えっと、その…うぅ……」

深雪「もしかして、翔君に何かを褒められたんですか?」

深雪がそう言うと、蜜璃の顔が更に真っ赤に染まっていった。

翔「そこまでにしておけ、胡蝶さん。」

蜜璃をからかう深雪を止めるのは、翔の役割でもある。

深雪「フフッ、そうですね。あ、翔君…これ、頼まれたウーロン茶です。」

翔「ありがとさん。」

深雪「蜜璃さん、このブルーハワイドリンク飲みますか?」

蜜璃「わぁっ、ありがとう深雪ちゃん♪」

深雪からドリンクを受け取った翔と蜜璃。

深雪「あっ、そうです。」

翔&蜜璃「「…?」」

ふと、何かを思い付いた深雪。

深雪「折角ですので、翔君を真ん中にして雑談でもしませんか?」

蜜璃「それは良いアイデアだね!」

翔「…何故俺を真ん中にする必要がある?」

深雪「私か蜜璃さんが翔君を独り占めする形になってしまうのを防止するためです。」

翔「…なんだそりゃ。」汗

深雪のアイデアに困惑する翔。

蜜璃「もしかして翔君、真ん中は嫌かな?」

翔「…別に?」

蜜璃「それなら、問題無いね♪」

小さなテーブルを退かし、深雪と蜜璃は翔を真ん中にし、それぞれのビーチチェアでくつろぎ始める。

翔「……。」

翔(この2人、何かと絵になるんだよな。)

視線で深雪と蜜璃の様子を伺うと……ビーチチェアでくつろぐ2人はエレガントであり、通りかかる人(特に男性)の視線を独り占めしていた。

 

深雪(何だか…男の人の視線は、あまり心地よくないですね…)

蜜璃(何だろう…なんか、胸ばかり見られてる気が……)

 

しかし、深雪と蜜璃は男性の視線をあまりよく思っていなかった。その理由は……

 

男性1「おい、あそこの2人…めっちゃスタイル良いじゃん。なぁお前、ナンパして来いよ…!」

男性2「いやいや、無理だって。俺らぜってぇ相手にされねぇよ。」

男性3「おぉ…あの2人、胸でけぇなぁ…!」

 

男性達のほとんどが、性的な目を向けているからである。

翔「……。」ギロッ

そんな男性達を、翔が鋭い視線で睨み付けると……

 

男性(うっ、やべっ…)(お、俺ら何も嫌らしいこと考えてないです~…!)(ご、ごめんなさ~い!!)ソソクサ

 

男性達は翔の視線にビビり、どこかへ立ち去っていった。

翔(フンッ、度胸のねぇ連中だな…)

深雪「翔君、先程の男性陣を追い払ってくれました?」

翔「…どうだかな。」

男性陣を翔が追い払ったのを、深雪は感じていた。

蜜璃(えぇ~、翔君が追い払ってくれたの!?でも、どうやって…?…ま、いっか♪)

どのような方法で男性陣を追い払ったのか気になった蜜璃だが、気にしないことにした。

深雪「それにしても、今日も蒸し暑いですね。」

蜜璃「そうだね、これじゃあ日焼けしちゃうっ!」

翔「なら、日焼け止めでも塗ったらどうだ?」

深雪「そうですね、では……」シュルッ…

深雪は水着の上を外し始める。

翔「おっ、おい!」

そんな深雪を見て焦る翔。深雪はビーチチェアにうつ伏せになると、

 

深雪「翔君、背中に日焼け止め…塗っていただけませんか?」

 

…と、翔に言う。透き通るほどの白々とした肌が、翔の視線に入る。

翔「バカッ…それは七草さんにやって貰え。」

蜜璃「えっ?」

翔の言葉を聞いた蜜璃も、既に水着の上を外し、ビーチチェアにうつ伏せになっていた。

蜜璃「翔君、私もお願いして良いかな?」

翔「はっ?…って、あんたもかよ!?」汗

翔(くそ…これじゃあ、俺がやるはめになる……)

プールに視線を向ける翔だが…他のメンバー達はこちらに気付いていないようだ。

翔(楽しんでいるところに水をさすのも、どうかと思うし……ならば…)

翔「…仕方ねぇ、わーったよ。」

結局、深雪と蜜璃の背中に日焼け止めを塗ることになった翔。まずは深雪の日焼け止めボトルから自分の左手にクリームを垂らし、広げていく。その後、深雪の背中にぬっていく塗っていくのだが…

 

翔「んじゃ、行くぞ?」

 

…深雪の背中に塗る前に、彼女に一声かける。

深雪「はい、お願いします♪」

そして、深雪の背中に手を当て、日焼け止めクリームを塗っていく。

深雪「…んっ♪」

翔「っ!?」

深雪が声を出し、思わず手を止める翔。

深雪「失礼しました。翔君、日焼け止め塗るの、上手いですね。」

翔「何のフォローにもなってねぇよ、ほら行くぞ?」

その後、深雪の背中に日焼け止めクリームを塗ることを再開した翔……深雪はたまに声を出すこともあったが、翔は何とかそれを聞き流し、塗り終えた。だが、まだ試練は終わりではない。

蜜璃「翔君、私にもお願い。」

次は、蜜璃の背中にも日焼け止めクリームを塗らなければならない。翔以外のメンバーは近くにはいない…深雪は水着の上を着直している…そのため、自分がやらなければならないのだ。

翔「よし、行くぞ?」

蜜璃「うん、お願いね♪」

蜜璃は深雪程ではないが…白く健康的な肌をしている。驚く程の食欲を持つ彼女だが、そのお腹周りはモデルのようにくびれている。翔は蜜璃の日焼け止めボトルからクリームを手に垂らし、広げていくと…蜜璃の背中に日焼け止めクリームを塗っていく。だが、脇腹辺りを塗ろうとした次の瞬間…

蜜璃「ひゃっ!?」

蜜璃は思わず声を出してしまう。

翔「っ!?…どうした?」

蜜璃「あ、ごめんごめん…私、脇腹とかお腹とか擽られるのすっごく弱いんだ……なんか、ここに気配があるだけで、笑っちゃうこともあるの。」

翔「…そういうことか、悪いがもう少しだけ我慢してくれ。すぐ終わらせる。」

そう言うと、翔は日焼け止めクリーム塗りを再開する。蜜璃は笑いを堪えて、彼に日焼け止めクリームを塗ってもらっていた。脇腹を塗り終え、最後に背中を塗っていくのだが、蜜璃は終始リラックスしていた。

蜜璃「ありがとう翔君!はぁ、気持ち良かった~♪」

深雪「次回もまた、お願いしたいです♪」

翔「もう勘弁してくれ…」汗

深雪と蜜璃に日焼け止めを塗り終えた翔は、少し疲れた顔をしていた。

翔(地獄に堕ちていったアイツらは…これを喜んでやるんだろうな……んで、性的欲求を満たすつもりだろう。)

 

 

 

地獄では……

 

E「青空 翔の奴…しのぶちゃん似の美女と蜜璃ちゃん似の美女の背中に日焼け止めクリームを…そこを替われぇぇええええええ!!」

A「てか、胡蝶 しのぶ似の美女…めっちゃエロい声出してたな!おい、青空をここに連れてこい!!」

C「くっそぉ…オレも、水着美女とキャッキャウフフしてぇ!!」

初めはパンツ一丁で映像を見ていたジャドウ達だが、いつの間にか全裸になっていた。

ヘルメス(よし、もう終わりにしよう…うん。)汗

ヘルメスは指を鳴らし、映像を消した。

B「なっ!?おい、良いとこだったのに何消してんだよ!!」

F「そうだ!もう一度見せろ!!」

案の定、ギャーギャー騒ぐジャドウ達。

ヘルメス「ダメだ。どうせ水着美女を見て、自分たちの性的欲求を満たすつもりだったんだろう?」

ヘルメスの言葉に、次第に青ざめていくジャドウ達。

ヘルメス「やはりそうか…なら、そんなお前達に特別ゲストを招いた。さぁ、出てくるが良い!」

ヘルメスの声と共に、ジャドウ達の前に姿を現したのは……ガタイが良く、女性の格好をした男…所謂、『オカマ』である。巨漢である。

ジャドウ「「「っ!?」」」

巨漢1「なぁに、もう我慢できないの?」

巨漢2「仕方ないわねぇ、アタシ達が相手してあげるわよぉん♪」

迫り来る巨漢達に、ジャドウ達は悲鳴を上げる。

B「やめろ、来るな!!オレは、レイナが良いんだよ!!」

巨漢3「あらん、アタシは『レイナ』って名前なの。ま、漢字が違うけどね♪」

ジャドウ「「「いやぁぁあああああああ!!」」」

地獄ではジャドウ達の悲鳴がこだましていた。

ヘルメス(ここよりも、翔の様子を見に行った方が面白いかもな…NとVでも誘うか。)

ヘルメスはそう思うと、姿を消していった。

 

 

 

地獄の刑務所、別フロアにて……

 

NとVは掃除をしており、学びの場を綺麗にしていた。掃除が終わったころ、

 

???「おーい!」

 

誰かがNとVを呼んでいた。

V「…ん?」

N「何かしら…?」

声が聞こえた方に振り向くと、そこには…頭に藁傘をかぶり、和服に身をつつみ、一本足で立っている妖怪がいた。

N「えっと、どちら様…?」

呼子「オラ『呼子(よぶこ)』ってんだぁ。ヘルメス様がお前らをお呼びだぞぉ?」

V「分かった。どこにいるの?」

呼子「どこにいるってそりゃあ…お前らの後ろにいるぞぉ?」

呼子の言葉にビックリしたNとVが後ろを振り向くと、

 

ヘルメス「やあっ、元気そうで何よりだ。」

 

そこには、ヘルメスがいた。突然現れたヘルメスにビックリして、尻餅をつくNとV。

ヘルメス「フフフフッ、大成功だな呼子。」

呼子「へへへッ、流石ですなぁヘルメス様。」

どうやら、ヘルメスと呼子はグルを組んで、NとVにちょっと悪戯をしかけたようだ。

ヘルメス「地獄の最下層にいるジャドウ達の元に行ってきたんだが、つまらなくてな……」

N&V「「は、はぁ……」」汗

ヘルメスの言葉に困惑するNとV。

ヘルメス「そこでだ…翔の様子を見に行かないか?」

V「えっ、でも……」

ヘルメス「心配ない、神々からは既に許可は得ている。」

ヘルメスの言葉を聞いたNとVは、翔の様子を見に行くことにした。ヘルメスが指を鳴らすと、NとVは姿を消していった。それを確認したヘルメスも姿を消した。

 

 

 

場所は変わって沖縄にて……

 

一同はプールサイドバーで、昼食を摂っていた。一同が座る席のテーブルには、ピザや唐揚げ、ポテトフライ&オニオンリング、アメリカンドッグが並んでいる。誰かの手料理を食べることに恐怖を抱いてしまっている翔に関しては、愛が毒味をした料理を食べていた。そんな彼らの様子を、ヘルメス達は遠くで見守っていた。

ヘルメス(ふむ…両手に花、と言ったところかな?)

N(でも、翔君は手料理を食べることの恐怖が…まだ、消えてないわ…)

V(メンバー達の配慮で、何とか食事はできてるみたいだけど…この配慮が無かったら……)

ヘルメス(恐らく…警戒して食事を摂らないだろう……あのストライカー共も、地獄へ送ってやりたいが……)

N(できないんですか?)

ヘルメス(あぁ…転生世界を管理する側にも決まり事があってな……その世界に元々いるキャラクターを地獄へ送ることは、基本的にはできないんだ。)

V(…そんな。)

どうやら、転生世界の管理者は…元々その世界にいるキャラクターを地獄に送る…つまり、その世界から追い出すことは基本的にはできないそうだ。だが、ストライカー達は【プロジェクト東京ドールズ】の世界の住人ではない…【スクールガールストライカーズ】の世界の住人なのだ。とは言っても、ジャドウ達が散々悪事をはたらいたせいで、【スクールガールストライカーズ】の世界と【プロジェクト東京ドールズ】の世界が1つになってしまったのだ。【プロジェクト東京ドールズ】の世界は崩壊への道をたどると思っていたが……翔が妖魔やストライカー達と戦い続けていることで、この世界は崩壊への道をたどらなくなっているのだ。

 

翔「…ふぅ、ご馳走様でした。」

 

昼食を食べ終えた翔は少し休むと、

翔「向こうのビーチチェアにいる。」

と、ビーチチェアの方へ行こうとする。

カナ「あの、翔君?私もご一緒して良いですか?」

そんな彼を心配に思ったカナは、翔に一声かける。

翔「良いぞ。」

翔は杖をつきながら、カナと共にビーチチェアへと向かった。翔とカナがやって来たのは、他のメンバー達から離れたビーチチェアであった。翔はビーチチェアに座ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「もう出て来ても良いんじゃねぇのか?」

 

…と、言う。

カナ「えっ?」

カナが戸惑っていると、ヘルメスとNとVが姿を現した。

ヘルメス『気付いていたのか?』

翔「…まぁな。」

カナ「えっ、N君にVちゃん…!?」

既に死んだはずのNとVが目の前にいることに、驚きを隠せないカナ。

N『お久しぶりです、カナさん。』

V『久しぶり…』

カナに挨拶するNとV。

翔「で、何故ここにいる?」

ヘルメス『何、少し様子を見に来ただけだ。』

翔「…そうか。」

ヘルメス『ちなみにだが……』

ヘルメスはこっそり、翔にあることを話す。

 

 

ヘルメス『刑務所の最下層にいるジャドウ達だが…ヒロイン達の水着を見て、性欲を発散している。だから、巨漢達を呼んでとことん嫌がらせをしてやっている。

 

翔「……。」汗

ヘルメスの言葉に、翔は呆れて言葉を失う。

ヘルメス『ちなみに、NとVは日々…真面目に教育を受けている。これは、君のおかげだ。』

翔「バカ言え、NとVが自分で決めた道だ。俺は何もしちゃいねぇよ。」

ヘルメスの言葉を否定する翔だが…

N『そんな事は無いわ。翔君に出会ってなかったら、アタシとVちゃんは今頃、最下層の刑務所で一生を過ごすことになっていたわ。本当にありがとう。』

Nは翔に感謝していた。

翔「礼を言ってんじゃねぇぞ、オカマ。」

N『そうそうオカm…オカマッ!?

翔の言葉を聞いたNは、思わず顔を真っ赤にする。

 

 

N『言ったわね!?

 

あんたレディに対して最ッ大の侮辱をッ!!

 

ンムッキィィイイイイイイ!!

 

 

Nのお約束のリアクションを見た翔は……

 

翔「…w」

 

少し笑い、顔をそらす。

カナ「ブフッ…www」

カナも笑いを堪えられず、吹き出してしまう。

N『やったわ、翔君とカナさんが笑ってくれたわ!!』

そんな翔とカナを見て、喜びを露にするN。

ヘルメス(Nの奴…サポート役に案外向いているかもしれんな。)

V『とりあえず、お兄さんが元気そうで良かった。』

N『そうね!』

翔「もう終わりか?」

ヘルメス『済まないな…名残惜しいと思うが、もう時間なんだ。』

ヘルメスがそう言うと、NとVの身体が光りはじめる。

カナ「N君、Vちゃん…また、会えますか?」

N『えぇ!きっと会えます!』

V『いつになるかは分からない…でも、必ず会える…』

翔「…またな。」

翔がそう言い終えた所で、NとVはヘルメスと共に姿を消していった。

カナ「……!」フルフルッ

カナは涙がこぼれるのを堪えると、

カナ「少し泳いで来ますね。」

と、言い…プールへと向かった。

翔「……。」

翔(あんたも居んだろ、女神様?)

1人になった翔がテレパシーでそう言うと、彼の目の前にアフロディーテが姿を見せた。

 

アフロディーテ『気付いていましたか?』

 

翔「いや、神様らがいるなら…あんたも居るんだろうなって思った。」

アフロディーテ『そうですか。』

姿を現したアフロディーテは、白いビキニにパレオを身に付けたサマースタイルとなっていた。

翔「あんたも、気分は夏ってか?」

アフロディーテ『あはは…天界でも、水浴びをするための場所があるんです。普段の格好ですと暑いので…』

苦笑いしながら言うアフロディーテ。

アフロディーテ『翔さん、楽しんでいますか?』

翔「…まぁな。」

アフロディーテ『また何か困ったことがありましたら、いつでも相談してくださいね♪』

アフロディーテはそう言うと、姿を消していった。

翔「……。」

翔(困ったことがあれば、いつでも相談してくれ…か……だが、俺がアマゾンであることに関しては、どうしようもねぇ……相談したって、何にもならねぇし…)

ストライカー達に囚われ、自分が人間ではなく、人喰いの化け物『アマゾン』であることを告げられて以来……翔は前よりも笑顔が消えてしまっていた。ヘルメス、N、V、アフロディーテと久しぶりに会った翔は…急に眠気を感じたので、少し昼寝をすることにした。

 

ミア「ふぅ…あれ?翔さん寝てるの?」

そこに、プールで泳ぎ…濡れた身体を乾かしに来たミアが、眠っている翔の近くに来た。

ミア「ディオ、トリア…寝てる時って、どんな感じなんだろうね?」

ディオ「よく、分からないし…」

トリア「翔さんは今、寝ているのですか?」

NumberSの3人が翔の様子を伺うと…彼はぐっすりと眠っている。だが、決して気持ち良さそうな様子ではなかった。

ディオ「翔さん、起きないね。」

ミア「ホントだ、全然起きない。」

トリア「ですが、どこか険しい顔をしていますね。」

眠っている翔は、眉間にシワを寄せ…険しい顔をしていた。

ディオ「何か、落ち着きが無さそうにも見える…」

トリア「ほぅほぅ…では、どうしたら翔さんは落ち着きを取り戻してくださるのでしょう?」

考え事を始めるディオとトリアだが…

 

ミア「あっ、はいは~い♪ボク良いこと思い付いた♪」

 

ミアが何か方法を思い付いたようだ。

ミア「それはね~…『添い寝』をしてあげるんだよ♪」

ディオ「添い寝…?」

トリア「添い寝ですか…そうすると、男性が喜ぶと聞いたことが…」

だが、添い寝をする前に…問題点があった。

ディオ「でも、翔さんの隣は2つしか無いし…」

トリア「流石に、同じビーチチェアで寝る訳にはいきませんね。」

そう…彼の隣は左右の2つしかないのと、ビーチチェアは1人乗るので精一杯であることだった。

ミア「ビーチチェアに関しては、こうしよう。」

ミアは眠っている翔の左右にビーチチェアを2つ設置した。

ミア「それで、翔さんと添い寝できる権利は2つ…ここは、公平に『じゃんけん』で決めよう。」

トリア「勝負ですね。では、いざ…尋常に!!」

ディオ「負けないし…!」

そして、じゃんけんの結果……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミア「ふふ~んっ、やったね♪」

ディオ「勝った…嬉しい♪」

 

ミアとディオが勝利し、翔と添い寝する権利を獲得した。負けたトリアは悔しそうにしていたが、

 

トリア(交代で翔さんと添い寝ができると考えれば、まぁ良いです。)

 

ローテーションで交代することにしていたため、自分の番が来るのを待っていた。数分後、ミアがビーチチェアから降り、ディオがミアが座っていたビーチチェアに移動する。そして、トリアがディオが座っていたビーチチェアに座った。数分後、ディオがビーチチェアから降り、トリアがディオが座っていたビーチチェアに移動…ミアがトリアが座っていたビーチチェアに座った。

ミア「これ良いね♪」

ディオ「待ってる時間は退屈だけど……」

トリア「翔さんの寝顔を左右から観察できますね。」

交代交代で翔の寝顔を見れて、ご機嫌なNumberSであった。

 

 

 

ナナミ「あの…あれ、何やってるんですか?」

ヒヨ「でも、ミアちゃん達はたのしそーな顔をしてるね!」

シオリ「翔君もすっかり打ち解けているみたいですね♪」

アヤ「いや、翔は眠ってるみたいだけど…」汗

あから「ふふっ、隊長殿は人気者だね♪」

ほたる「NumberSの皆さんと添い寝…そして、遂には…キャー!///」

モニカ「1回落ち着こうか、ほたる。」苦笑

斑目「NumberSの奴ら、何をしているんだ?」汗

カナ「さ、さぁ…」汗

愛「フフッ、まぁ良いじゃないですか♪」

深雪「あらあら♪」

蜜璃「良かった、翔君とNumberSの皆が仲良くなれて…微笑ましいっ♪」

交代交代で翔に添い寝するNumberSを、メンバー達は不思議に思ったが…一部は妄想を爆発させ、ほとんどのメンバー達は微笑ましく見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャドウ「きぃぃいやぁぁあああああ!!」「おい!何でアイツだけなんだよ!!」「くっそぉぉおおおお!!青空の野郎…自分だけ水着美女とイチャイチャしやがってぇぇえええええ!!」

 

再びヘルメスの映像を見たジャドウ達は顔を真っ赤にしながら何やら喚いている。それも、全裸で……

 

ヘルメス(翔がイチャイチャしてるんじゃなくて…正しくは、ヒロイン達が自ら翔にアプローチをしかけているんだがな…それは、翔が心から信頼されている証…ま、コイツらにはそれが一生分からないだろう。)

 

ヘルメスはジャドウ達に呆れ、鬼人達を呼んだ。数分後、鬼人達からお叱りを受け、無理矢理労働場所へと連行されていったジャドウ達であった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



新たなCSM変身ベルト予約日は…もはや戦争です。それは、争奪戦と言う名の『戦争』です。
NumberSも、翔との添い寝をかけて…ちょっとした争いをしていたのだった。

次回も、お楽しみに
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