〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
CSM変身ベルト タイフーン…早く届いて欲しい…っつっ言っても、発送が来年の1月なんですけどね。ま、それまで気長に待ってます。
それでは、本編へどうぞ
沖縄からドールハウスへ瞬時に移動したモルガナは、モシュネ達に『あのドライバー』の開発と、時空管理局で見つけてきた注射器のようなモノの開発を依頼し、沖縄のホテルへと戻ってきた。
モルガナ「…!」
広場の方を見ると、そこには……仮面ライダーに変身できなくなった翔が、しょんぼりと座っていた。
モルガナ「た、隊長さん…?」
そんな彼に、恐る恐る声をかけるモルガナ。
翔「…ん?おぉ、モルガナ。」
翔はモルガナの方に顔を向けたが…その表情は、虚しさに満ちたモノだった。
モルガナ「…隣、よろしいですか?」
翔「…あぁ、良いぞ?」
モルガナは翔の隣に座る。しかし、互いに会話をすることなく、沈黙が続くだけであった。翔の手には、壊れたアマゾンズドライバーが握られていた。コンドラーコアは破壊され、いくら左のアクセラーグリップを捻ろうが、彼はもう…変身できなくなってしまった。
翔「…モルガナ。」
モルガナ「っ!?…は、はい…!」
翔に声をかけられ、驚くモルガナ。
翔「…お前は、俺がアイツらから逃げている時…陰で助けてくれていたんだろう?」
モルガナ「…えぇ、空間を歪ませて隊長さんとストライカー共が鉢合わせしないようにしていました…」
翔「…そうか…そうかそうか……」
そう言いながら目を閉じる翔。
翔「ありがとうな、お前も…俺の味方でいてくれて……それと…」
翔は立ち上がり、モルガナの方へと向きを変える。そして……
翔「お前、頼もしくなったな。」
と、モルガナに微笑んだ。青白い月明かりに照らされた彼の笑顔は、モルガナにとっては幻想的なモノであった。
あの後、モルガナと会話を挟んだ翔は、漸く落ち着きを取り戻すことができた。モルガナと会話を終えた翔は、部屋に戻り、ベッドに座る。
翔「…。」
翔(Vバックル、ゲネシスドライバー、ネオディケイドライバー、ドライブドライバーもあるが……恐らく、コイツと同じようにぶっ壊れるだろう…)
壊れたアマゾンズドライバーを見ながら、翔は思う。
一海「翔、ちょっと良いか?」
そんな彼に、一海が声をかけてくる。
翔「…何だ?」
一海「俺さ…アマゾンを狩れなくても、お前の装備を強化したり、新しい装備を作ったりすることもできる。アマゾンを狩ることでお前を支援するんじゃなくて、強化装備を作ってお前を支援する……それじゃ、駄目か?」
ライダーシステムを作ることができる一海は、装備を作って提供することで、翔を支援しようと考えたのだ。
翔「そういや、お前…ライダーシステムを作れるとか言ってたよな?」
一海「あぁ、そうだな。」
翔「そんなお前に、化け物を満足させる装備が作れるのか?」
一海に意地悪する翔。
一海「満足させてやるさ…俺も化け物だし。いや、化け物じゃなくたって、お前を満足させてやる!なぁ、頼む!!お前の友として、手助けさせてくれ…!」
そう言って、翔に懇願し…彼に頭を下げる一海。
翔「満足させてやる、か……
…面白い…やってみろよ。」
頭を下げ、懇願する一海に…翔は口角を上げた。
一海「…翔……ありがとう!!」
翔「…礼を言うな。」
笑顔でお礼を言う一海に、翔はそっぽを向いた。
翔と一海は、夕食を食べるために…バイキングレストラン前にやって来ていた。
友香「すみませーん、お待たせしました!」
そこに、友香と紫と諒芽がやって来る。今日、翔は一海達と食事を共にするようだ。料金を払い、席に移動すると、早速料理を取りに向かった。
諒芽「おぉっ、一海と翔ちん…結構取ってきたな。」
一海「腹が減っては、戦はできぬって言うだろ?」
翔「戦をするも何も、食ったら寝るんだよ。空腹の状態じゃあ眠れやしねぇんだよ。」
一海「ははは、そうだったな。」
時計を見ると、20:30であった。
紫「寝る前に、しっかりと歯を磨いておくんだぞ?」
翔「わかってる。なぁに母親みてぇなこと言ってんだよ。」
紫「なっ!?は、はは…母親…?」
翔の言葉に驚く紫。
翔「ま、俺は母親と言う存在を知らねぇんだがな…」
幼い頃に肉親を奪われた翔は、母親の…そもそも、『親』という存在が分からなくなってしまっている。ちゃんとした教育も受けられず、まだ精神的に幼さが残ってしまっている。
翔「さっさと食うぞ、飯が冷めちまう。」
紫「あ、あぁ…そうだな。」
友香「そうですね。」
諒芽「おう。」
メンバー達は夕食を済ませると、各客室にモドリ、就寝の準備をした。夜の22:00、メンバー達が寝静まった頃……
「……。」スッ…
誰かがベッドから起き、部屋を出ていく。
そして、誰もいなくなった夜の広場にやって来たのは……
翔「……。」
翔であった。
翔(さて、これからのことを考えねぇとな……ライダーに変身できなくなった今…妖魔やストライカー共はともかく…アマゾンと戦うのは困難になって来るだろう……)
左足に大怪我をし、今までの戦いによる披露がたまったことで…ライダーに変身することが困難になった翔。アマゾン狩りは自分でやると言ったが、この状態ではそれも困難になってくるだろうと、彼は感じていた。
翔「…?」
その時、背後に何かの気配を感じた。後ろを振り返ると……
女1「…見つケた!」
女2「…青ゾら、しょウ…!!」
女3「…おマエを、許サなイ…!!」
空色がメインカラーの服装と防止を被った若い女性3人の姿があった。だが、どうも様子がおかしい……それだけではなく…翔は彼女らの服装に、見覚えがあった。
翔「さてはお前ら……
…『時空管理局』の連中だな?」
翔がそう言うと、3人の女性達の目が次第に赤く濁って行き……身体中が熱波に包まれていく。
女性「「「ヴヴゥァアアアア!!」」」プシュゥゥウウウウッ!!
ズドォォオオオオオオオオンッ!!
3人の女性は断末魔を上げ、姿が変わった。黒を主体とした身体に、頭部の2本の触角が特徴のアリのような姿のアマゾンと思わしき化け物だ。
翔「…化け物共め。」
翔は杖を如意棒を持つのように構える。
翔(コイツらは俺と同じ腕輪をしている…時空管理局が産み出した『アマゾン』で間違い無さそうだ……)
アリのようなアマゾンは、ゆっくりと翔に近付いて来る。そんな彼の元に、救援が駆け付ける。
???「翔さんに……」
???「近付くんじゃねぇぇええええええ!!」
いかがでしたか?今回はここまでです。
今回登場した化け物…『仮面ライダーアマゾンズ』を見たことがある方には、ある程度察しがつくと思います。
次回も、お楽しみに