〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

334 / 551
やさぐれショウです。



沖縄にアマゾンが少ない理由が、明らかに…?

そして、今回から新たな戦士が登場する。

では、本編へどうぞ


第二百五十四話 謎のアマゾン『ALPHA』

《ALPHA》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「…アマゾン。

 

《BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD!!》

 

ドゴォォオオオオオオオンッ!!

 

ドライバーから音声が響くと、男の身体が赤い炎に包まれ、爆風が発生する。

 

カラス「ッ!?」

3人「「「ッ!!」」」

 

発生した爆風に、カラスアマゾンとあから達は吹き飛ばされ、地面を転がる。

 

カラス「ウッ…グゥ……」

 

カラスアマゾンは背中から木に激突し、悶えている。やがて、男の身体に纏った炎が消え、その姿が露になる。

 

モニカ「…何、あれ…?」

 

それは…真紅と銀の身体色に、所々に傷のような模様があり、エメラルドグリーンの複眼を光らせる仮面ライダーであった。

 

幸子「か、仮面ライダー…ですよね…?」

あから「もう1人の…アマゾン、ライダー…?」

 

3人が目を丸くする中、赤いアマゾンは…カラスアマゾンをじっと見て、静かに待ち構える。

 

カラス「ッ!!」ザッ…ダンッ!

 

カラスアマゾンはジャンプすると、木を蹴って赤いアマゾンに向かって走っていく。

カラス「ヴガァッ!」

赤アマゾン「……。」

 

ドゴォッ!

 

赤いアマゾンは飛びかかってきたカラスアマゾンに、右ストレートを放った。返り討ちにあったカラスアマゾンは、後方に吹っ飛ばされ、地面を転がる。

 

赤アマゾン「……。」ザッ、ザッ、ザッ…

 

赤いアマゾンは、ゆっくりとカラスアマゾンに近付いていく。

カラス「ヴヴッ…ヴァァアアアアアッ!!ヴァァアアアアアッ!!」

カラスアマゾンは気が狂ったように拳を振るい、赤いアマゾンに攻撃を仕掛けていくが……

 

ガッ!ガッ…ドゴッ!

 

赤いアマゾンは攻撃を受け流し、カウンターブローを放った。

カラス「ヴブッ!?」

赤アマゾン「……。」クイクイッ…

赤いアマゾンは右手の人差し指を動かし、カラスアマゾンを挑発する。

 

カラス「調子に、ノルナァァァアアアア!!」

 

挑発に乗り、激昂したカラスアマゾンの攻撃を、ヒラリヒラリと交わす赤いアマゾン。そして、僅かにできた隙を見抜き、カラスアマゾンの足元を蹴り、転倒させる。

 

ドッ!

 

カラス「ガッ…ァ………」ガクッ…

 

仰向けに転倒したカラスアマゾンは、赤いアマゾンに身体を強く踏まれ、気絶した。

赤アマゾン「……。」

気絶したカラスアマゾンを見下ろす赤いアマゾン…カラスアマゾンは、全く動く気配がない。

赤アマゾン「……。」フゥ…

赤いアマゾンはため息を着くと、カラスアマゾンから足を退け…立ち去ろうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピクッ…ズザァッ!

 

次の瞬間…カラスアマゾンが突然起き上がり、赤いアマゾンを攻撃しようと襲ってきた。

赤アマゾン「……!?」

だが……

 

ダァンッ!

 

カラス「ブハッ!?」ドササッ…

赤アマゾン「…?」

 

モニカ「へへ~ん♪」

モニカがカラスアマゾンに弾丸を放ち、赤いアマゾンを助けたのだ。

 

ザザッ!

 

幸子「どなたかは存じませんが、助太刀します…!」

あから「他のアマゾンがいる可能性もある、気を付けておくれよ!」

 

幸子とあからも、赤いアマゾンの近くに立ち…構えを取る。

赤アマゾン「…ストライカーのやることは、理解できねぇな。」

赤いアマゾンは傷痕を掻くようになぞりながら言う。

 

 

 

19:15……

 

幸子「はっ!とうっ!はぁっ!」ガッ!ドゴッ!バキッ!

カラスアマゾンに肉弾戦を仕掛ける幸子。

カラス「ッ!?~~ッ!!」

カラスアマゾンはジャンプし、足技を幸子に仕掛ける。

幸子「ふっ!」ダンッ!

幸子は地面を強く蹴り、バク宙で後ろに下がって避ける。

モニカ「それそれっ!」パパパパッ!

 

バシュバシュバシュバシュッ!

 

カラス「ガアッ!?」

空中に飛び上がったカラスアマゾンは、モニカの早撃ちの餌食になり、地面に落ちてくる。

あから「うぉぉおおおおおお!!」ザザザッ!

地面に落下するカラスアマゾン目掛け、雄叫びをあげながら走っていくあから。彼女の隣には、赤いアマゾンもいる。

あから「やぁっ!はぁっ!」ガッ!ザクッ!

カラス「グギャッ!?アガッ!!」

あからの大斧は、カラスアマゾンの右足と左腕に傷をつけた。

あから「っ!!」サッ…

あからがしゃがんだ次の瞬間…

 

赤アマゾン「フンッ!」ドゴォッ!

 

赤いアマゾンがジャンプし、強烈なパンチをカラスアマゾンに打ち込む。

カラス「ヴフゥッ…!!」ズザザザザーー!!

地面を引き摺られるカラスアマゾン。

カラス(ここには…アマゾン達がいるはず……なのに、何で…誰も来ないの…!?)

そして…救援が全く来ないことに、絶望し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤アマゾン「仲間のアマゾンは……

 

……俺が狩った。

 

カラス「ッ!?」

赤いアマゾンの言葉に、驚くカラスアマゾン。驚いたのは、カラスアマゾンだけではなく…あから達もだった。

 

モニカ「えっ!?」

幸子「そ、そんなこと…!!」

あから「じゃあ、アマゾン達が少ない理由って……」

 

赤アマゾン「俺が狩っているからだ。時空管理局の連中は、助けを求める多くの人間を見捨て…自分だけ生き残るために、アマゾンになった。そして…抗議する奴を……終いには、何の罪もねぇ奴までも襲い…無差別に喰らったんだ。」

 

赤いアマゾンから語られた衝撃の事実……

 

翔が隊長を辞めた数週間後、世間から信頼されなくなった時空管理局。彼らが起こした不祥事がみるみる明るみになっていく中……最も最悪とも言える不祥事が明るみになった。それは……

 

 

【人口生命体『アマゾン細胞』の開発】

 

時空管理局 大本営の職員らは…生物兵器の食糧を確保するために、無差別に人を殺害…その遺体を、兵器に与えていた。

 

 

…と、新聞記事にデカデカと掲載された程だ。生物兵器『アマゾン』を開発した時空管理局だが…実験体が増えすぎたため、食糧難に陥った。そこで彼らは…飢餓に苦しむ実験体を数体、真夜中の街中に放った。そして…無差別に人を襲わせ、それらの遺体を回収…実験体の食糧として与えていたのだ。大人だけでなく、産まれたばかりの赤ん坊を含む子供達の命まで、奪われたのだ。

 

 

あから「な、何だって…!?」

幸子「ひ、酷い…!!」

モニカ「そんな勝手な理由で…!!」

 

赤いアマゾンから語られたことにショックを受け、青ざめた表情を見せるあから達。

 

赤アマゾン「多くの罪無き人間の命を奪い…

 

…ヘラヘラと生きている時空管理局の連中を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はァ!!

 

絶対に許さねぇ!!

 

先程まで冷静だった赤いアマゾンは、とうとう激昂し始めた。

 

赤いアマゾン「お前らが勝手に起こした不祥事の尻拭いを邪魔したっていうバカげた理由でぇ!!俺の大切な社員達までも皆殺しにし、挙げ句の果てには…俺にアマゾン細胞を移植しやがってよォッ!!

 

ドゴォッ!ドゴォッ!

 

カラス「ヴゥッ!!ヴォッ!!」

激昂する赤いアマゾンに殴られ、追い詰められるカラスアマゾン。

赤アマゾン「ヴァァアアアアア!!

赤いアマゾンは雄叫びをあげ、片手でカラスアマゾンを持ち上げ、思い切り投げ飛ばした。

カラス「ガハッ、アァ……」ドサササッ…

地面に転がり、荒い呼吸をするカラスアマゾン。

 

赤アマゾン「…終わりだ!」

赤いアマゾンはドライバーの左グリップを捻る。

 

《バイオレント・スラッシュ》

 

音声が響いた次の瞬間……

 

カラス「ッ!!」ザッ!

カラスアマゾンは空中に飛び上がり、姿を眩ます。

モニカ「ッ!!」ダァンッ!ダァンッ!

モニカはリボルバーから弾丸を放ったが……それは、カラスアマゾンに命中することはなかった。あからと幸子も、周囲を警戒するが…カラスアマゾンが攻撃を仕掛けてくることはなかった。

赤アマゾン「…逃げられたか…ッ!!」ガッ!

赤いアマゾンは悔しそうに、右手の拳を近くの木にぶつけた。

 

 

ヴーッ、ヴーッ…

 

 

その時、あからのパトリが鳴った。

翔『おい、大丈夫か!?』

翔からの通信だった。

あから「あぁ、隊長殿…アマゾンと、戦闘に入ったんだ。」

翔『アマゾンが、いたのか…!?』

モニカ「いたって言っても、ティエラだったんだけとね…」

翔『ティエラか…』

幸子「あ、あの…もう1人、仮面ライダーと思われる方もいるんですが……」

翔『仮面ライダーだと?…白河じゃなくて?』

幸子「白河 昇ではありません。」

 

赤アマゾン「……。」

 

通信するあから達を見た赤いアマゾンは、変身を解き…元の姿に戻る。

???「おい、お前らの隊長は誰だ!?そもそも、誰の許可を得てアマゾンと戦ってるんだ!?」

変身を解いた男は、あから達に詰め寄る。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔『おい……

 

俺の大切な仲間に…

 

…何してんだよ?

 

 

低く、ドスの効いた翔の声が聞こえてきた。

 

翔『とりあえず、戻って来い。』

 

翔は通信機越しにそう言うと、通信を切った。

 

???「ッ!?…今の、声って……」

どうやら、翔の声は…この男にとって、聞き覚えのあるモノだったようだ。

モニカ「ねぇあから、このお兄さん…どうしようか?」

幸子「…何だか、悪い人じゃない気がしますけど。」

あから「……。」

モニカ、幸子、あからは男を見る。

???「…さっきは、悪かった……」

男はあから達に詰め寄ったことを謝罪した。

 

あから「気にしないでください。とりあえず、隊長殿の所に戻るので……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…着いて来てください。」

 

あからはそう言うと、モニカと幸子と共に歩きだし、翔が待つ『金城ダム管理所』へと戻っていく。

 

???「……。」

 

男は少し考えた後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッ、ザッ、ザッ……

 

彼女達の後を着いて行った。




いかがでしたか?今回はここまでです。



今回登場した新ライダー…敢えて『赤アマゾン』とか『赤いアマゾン』と表現しましたが、『仮面ライダーアマゾンズ』を観たことがある方々は、もう…お分かりですよね?

次回も、お楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。