〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれのショウです。



夏も終わりに近付く中、Dolls達の長い休日にも遂に…終わりの時がやって来るのであった。

では、本編へどうぞ


第二百六十話 夏の終わり

8月31日……

 

この日は、ドールハウス一同、一海達は沖縄から去る日であった。朝食を済ませた後、ホテルをチェックアウトし、最後に思いっきり海で遊ぼうとの諒芽の提案に、メンバー達は賛成したのだった。

 

 

 

海で泳いだり、浅瀬で水をかけあったり、砂浜で砂の城を作ったりと……メンバー達は最後まで夏を満喫していた。その頃、翔はというと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大助「良いのか、一緒に遊ばなくて?」

翔「遊ぶ前に、聞きてぇことがあるんだ。」

翔は大助と会話をしていた。

 

翔「時空管理局の連中…どうやら、どこかの廃ビルで生活してるらしい…」

大助「どこかの廃ビル?それじゃあわかんねぇよ…」汗

翔「あぁ…んで、俺らも現在捜索中だ……ま、モシュネっつうロボットが、探してくれてるんだけどな。」

大助「モシュネ?」

翔がモシュネについて大助に説明すると…

 

大助「へぇ~、中々万能な奴だな。」

 

彼は納得した。

翔「俺は東京に戻ってアマゾンや化け物達と戦う。大助さん、あんたはどうするんだ?」

大助「言ったろ?俺はここに残って、アマゾン狩りをする。全滅させたら、そっちに遊びにいくってな。」

翔「…そうか。」

大助「あぁ…後、青空……」

大助は立ち上がると、翔の方に向きを変え、こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大助「…生きろよ。」

 

翔に微笑む大助は、まるで……父親のようなたくましい姿であった。

大助「…あ、そうだ。」

翔「…今度は何だ?」

大助「いや、ほら…折角こうして再会できたんだしさ、連絡先を交換しとかない?」

翔「そうだな。情報共有もしてぇし…」

大助「よし、ほれ。」

翔はスマホを取り出し、大助のスマホのQRコードを読み取り、連絡先を入手…大助も翔の連絡先を入手した。

大助「これでよしっと。」

翔「1つ言っておく。」

大助「…お?」

翔は大助に、警告をする。

 

翔「天王寺 百合さんが、アマゾン共に狙われる可能性が高い。あの人、沖縄(ココ)にアマゾンが生まれた原因を日本全国に知らせるつもりだ。だから、気を付けてくれ。」

 

大助「百合さんが!?それはマズイな…」

翔「…何だ、知り合いだったのか?」

大助「ま~ね~。」

実は、大助と百合は食べ歩き仲間であり…お互いの趣味が『食べ歩き』ということで、意気投合したのだ。それ以来、よく飲みに行ったりしているようだ。

翔「俺からは以上だ。大助さん、沖縄は任せたぜ。」

大助「あぁ、任せろ。後、困ったことがあれば、いつでも連絡してくれよな。」

翔「…あぁ、嬉しいぜ…大助さん。」

翔と大助は手を取り合い、堅い握手を交わした。大助は翔に背を向けると、アマゾンズドライバーを片手に…立ち去って行った。大助の姿が見えなくなるまで、彼を見送った翔は…メンバー達が待つビーチへと戻っていく。

 

 

 

諒芽「おぉ、やっと来たかー!!」

彼を待っていたのは、諒芽……と…

 

サクラ「翔さん、水が冷たくて気持ちいいですよ♪」

ミサキ「一緒に浜辺を歩きませんか、翔さん♪」

シオリ「翔君、向こうの岩場にカニがいましたよ♪」

レイナ「水が透き通っていて、美しいわよ、翔君♪」

ヒヨ「翔さんもお日さまの光を浴びよー!とっても気持ちいいよー!!」

ナナミ「翔さん♪よろしければ、あちらのパラソルで一休みしませんか?」

アヤ「一緒に写真撮ろ、翔♪」

ユキ「翔さんと、一緒が良いです…♪」

ヤマダ「翔さん、こっちでゲームでもしませんか?」

水着に身を包み、濡れた身体を輝かせるDollsだった。

ミア「翔さんって、結構人気者なんだね♪」

ディオ「…何か、Dollsだけズルいし…」ムスッ…

トリア「おぉっ!?翔さんはカリスマ性まで兼ね備えているのですね!」

Dollsに押し寄せられ、戸惑っている翔に関心を見せるNumberS(1人を除いて)。

 

カナ「ふふっ、翔君がここに来てくれて…あの娘達も、明るさを取り戻しましたね。」

斑目「そうだな。この状態が続くと良いが……」

2人きりで話をするカナと斑目。この2人は、翔を失い…病んでしまっていたDolls(彼女達)を知っているのだ。その当時の彼女達の様子は…愛と深雪と蜜璃には話していない……寧ろ、壮絶過ぎるため…話すことができないのだ。

 

アヤ「ほらほら、撮るよ~!さ、笑って笑って!」

翔を真ん中に、Dollsは集合写真を撮っていた。

アヤ「あぁもぅ…翔ったら……まぁ、この顔も良いんだけど…♪」

翔「何か言ったか?」

アヤ「ううん、何も。」

シオリ「お次は、一人ずつ…翔君とのツーショット写真でも撮りましょうか♪」

レイナ「MARVELOUS!素晴らしいアイデアだわ♪」

ナナミ「いや、翔さんが疲れちゃいますよ…!」汗

翔「大丈夫だ。んで、誰から行く?」

翔がそう問い掛けると…

 

Dolls「私よ!」「ヒヨもヒヨもー!!」「いーや、ここは面倒見が良いあたしが先!」

 

案の定、取り合いとなった。埒があかないと思い、ジャンケンで順番を決めることになり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラ「よ、よろしく…お願いしましゅ…!///」

翔「おーい、大丈夫かー…?」

 

トップバッターはサクラとなった。緊張のあまり、顔が真っ赤になるサクラ。何故なら、大好きな翔と共に、写真に写れるのだから。少しして、落ち着きを取り戻したサクラは…はにかみながら笑顔を見せ、翔とのツーショット写真を撮った。

 

ヒヨ「わーい、ヒヨの番だー!」

2番目はヒヨ。嬉しそうな笑顔で、翔と共に写真に写った。

 

ヤマダ「お待ちかねの、ツーショット…キター!」

3番目はヤマダ。抱き付こうとすると、翔が嫌がると思った彼女は…まるで、大統領と総理大臣の握手のようなツーショット写真に仕上がった。

 

アヤ「よし、次はあたし♪翔、一緒にピースしよ♪」

翔「…こうか?」

アヤ「うん、最高じゃない♪」

4番目のアヤは、心から嬉しい笑顔とダブルピースで、翔は右手でピースをし、ツーショット写真に写った。

 

ユキ「…翔さん♪」

5番目はユキだ。翔と一緒に並び、シンプルな仕上がりになったものの…ユキは普段では見せないような嬉しそうな顔をしていた。

 

ナナミ「さて、次は私ですね。」

ナナミ(ポーズ、どうしよう…)

6番目のナナミは、どんなポーズが良いだろうかと考え始めるが…結局、決まらなかった。

翔「おい、大丈夫か?」

ナナミ「あっ…は、はいっ!!」

ナナミは翔の隣に来ると、途端に緊張し始めたのか…顔を赤く染める。だが、表情は嬉しそうであった。翔とのツーショット写真を撮り終えた後、翔にお辞儀をして次のメンバーに譲る。

 

ミサキ「漸く、私ね。翔さん、よろしくお願いします!」

7番目のミサキは、翔に挨拶をする。彼女の挨拶に、黙って頷く翔。ミサキは翔の右隣に立ち、右手を腰に当て、ポーズを決める。

ミサキ(私は今…翔さん、と……///)

翔と一緒に写真に写ることに、彼女は喜びを感じ…思わず、頬を赤く染めた。

 

シオリ「では、私の番ですね♪」

8番目はシオリ。

シオリ「翔君、一緒に腕を組んで貰えますか?」

翔「腕を組む?…こうか?」

翔は自分の腕を組む。

シオリ「えっと、その…こんな感じで♪///」キュッ…

シオリは翔の右腕に、自身の腕を絡ませた。困惑する翔だが、悪い気分では無さそうだ。そして、ツーショット写真に写ったシオリは、頬を赤く染めながらも…嬉しそうな笑顔を見せていた。

 

レイナ「最後は私ね。美しいフィナーレにしてみせるわ♪」

最後はレイナ。美しさにこだわる彼女だが…

レイナ「翔君、リクエストしても良いかしら?///」

翔「良いぞ?」

翔の前では、乙女になるのだ。

翔「んで、何だ?」

レイナ「寄り添っても、良い…?」

翔「構わねぇぜ?」

翔に寄り添うレイナは、乙女な笑顔を見せ、ツーショット写真に写った。

 

その後、元ストライカー達も翔との集合写真とツーショット写真を撮った。一先ず写真を撮り終え、休憩していると……

ミア「翔さん、ボク達も一緒に写真に写りたいな♪」

ディオ「…別に、羨ましいとかそういうのじゃないし…」

トリア「私、トリアも…翔さんと一緒にツーショット写真を!!」

翔の元にNumberSの3人がやって来て、一緒に写真を撮りたいとお願いしてきた。

翔「良いぞ?」

翔はビーチチェアから立ち上がる。

ミア「そう言えば、翔さんにボク達の水着姿を見せたのは初めてだったよね?どう?似合ってる?」

翔「…あぁ、よく似合ってる。」

ディオ「それは、良かった…///」

トリア「な、何でしょうか…胸が熱くなる、この気持ち///」

ミア「えっと、あはは…男の人に褒められると、ちょっと恥ずかしいかも///」

NumberSはこの沖縄で、様々な感情を学習し、自然に表現できるようになっていた。もちろん、沖縄だけでなく…翔からも、幾つかの感情を学習している。

トリア「ど、同士アヤ…写真を撮影をお願いしてもよろしいですか?///」

アヤ「良いわよ…って、どうしたの?」

翔「コイツらの水着姿を褒めたら、こうなった。」

翔がそう言うと、「あ~…」と言うアヤ。翔が疑問を浮かべていると、アヤは翔に小声でこう言った。

 

アヤ「NumberSの3人も、翔に水着姿を褒められたのが嬉しいのよ♪

 

翔「…そんなに嬉しいのか?まぁ良い…」

翔は浅瀬に移動すると、

翔「んで、誰から撮る?」

と、NumberSに聞く。NumberSは話し合いを行い、すぐに決まった。

 

トリア「では…いざ、尋常に!」

翔「勝負じゃねぇよ。」苦笑

トップバッターはトリア。彼女の言葉に苦笑いする翔。トリアは決めポーズのピースサインをし、翔とのツーショット写真に写った。

トリア「ありがとうございました、翔さん♪」

翔「礼は要らねぇよ。」

トリア「同士アヤ!その写真は、いつ完成しますの!?」

アヤ「明日には出来上がる予定よ。」

トリア「あぁ、待ちきれないません!!」

トリアは翔とのツーショット写真を、宝物にするようだ。

 

ディオ「次は、ディオ…」

2番目はディオ。翔の右隣に並び、彼に寄り添う形で写真に収まった。

ディオ「有意義な時間だった…翔さんは、どうだった?」

翔「お前の有意義な一時は、俺にとっても有意義な一時だ。」

ディオ「…。///」

翔の言葉に、頬を赤く染めるディオだが…その表情は、嬉しそうな笑顔だった。

 

 

ミア「最後はボクだね♪」

最後はミア。ミアは手でハートサインを作ると、嬉しそうな笑顔で翔とのツーショット写真に写った。

愛「翔君、あたしも翔君とツーショット写真撮りたいな~♪良い?」

翔「良いぞ?」

愛「やった~♪深雪ちゃんと蜜璃ちゃんも翔君と一緒に写真に写ろ♪」

深雪「あらあら、良いんですか?」

蜜璃「でも、翔君が疲れちゃわない?」

翔「別に疲れてねぇよ。んで、誰から行く?」

深雪「私は最後で良いですよ?」

愛「じゃあじゃあ、あたしが最初で良い?」

蜜璃「うん、良いよ♪」

最初は愛。翔の左隣に立ち、右手を前に出してピースサインをし、左手は腰に当ててポーズを取り、ツーショット写真に写った。

 

次は蜜璃。

蜜璃(え~っと、どんなポーズにしようかな…?)

蜜璃が行ったのは、ぶりっ子ポーズなのだが…その表情は嬉しそうな笑顔だった。ツーショット写真を撮り終え、見せて貰うと…

蜜璃(キャー!翔君、勇ましくてカッコいいっ!!)

蜜璃は更に嬉しそうなリアクションをした。

 

最後は深雪。

深雪「よろしくお願いします♪」

翔「あぁ。」

深雪は少しはっちゃけようと思ったのか、翔の右隣に移動し、両手を頬の近くに持ってきて、手のひらを開いたポーズを取り、ツーショット写真に写った。

 

斑目とカナも翔とのツーショット写真を撮ったが、斑目は翔の左隣に並び、カナは翔の右隣に移動し、両手をお腹に持ってきて、右手を左手で組んだ。メンバー達と写真撮影をした翔は、最後まで表情を変えなかったのだが…口角を上げ、少し微笑んだ顔をしていたのだった。

 

 

 

 

11:00…那覇空港にて……

 

愛「百合さん、今日までありがとうございました!」

百合「全然!むしろこっちがお礼を言う立場だよ~♪」

一同のガイドとなった天王寺 百合が、空港までお見送りに来ていた。

百合「翔君もありがとうね、良い記事が書けたよ~♪」

翔「礼は要らねぇ、あんたも協力してくれたろ?」

百合「あはは…クールだねぇ、翔君。1枚だけ写真撮っても良いかな?別に使ったりしないからさ。」

翔「…構わねぇが?」

翔からの了承を得た百合は、一眼レフを構え…翔の写真を撮った。

百合「…かっけぇなぁ…やっぱ使っても良い?」

翔「はっ?何に使うんだよ?」

百合「ここ、沖縄を救った英雄として紹介したいんだ~♪ダメ?」

翔「言っておくが、俺は英雄なんかじゃねぇ…俺は俺の意思のままに動いたまでだ。」

翔は真顔のまま、百合に言う。いよいよ、一同が乗る飛行機が出発する時間になり、一同は百合に改めてお礼を言うと、搭乗口に向かって歩いて行く。

 

 

 

今回、翔は窓際の席に座ることになっていた。やがて、飛行機が動きだし、那覇空港から遠ざかっていく。

翔「…!!」

空港の屋上には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大助「!!」

 

翔達が乗る飛行機に笑顔をみせ、全力で手を振る大助の姿があった。

 

翔(…大助さん……また、会おうな。)

 

翔が微笑みかけた時、飛行機は滑走路から離陸し、羽田空港を目指して大空へと飛び立った。沖縄で夏を満喫した翔達は、いつもの日常へと戻っていくのであった。

 

 

 

ED~Monkey Majik『S.O.S』~♪




いかがでしたか?今回はここまでです。



夏が終わり、寂しくなる私ではありますが…引き続き、この物語は書いていきます。

次回も、お楽しみに
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