〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
変身ベルトって、原作と同じ音声じゃないと嫌なんですよね、私。
それより、本編どうぞ
その頃、Dollsと愛は……
ヤマダ「ふう…雑魚相手でも、ロケーション代わるとなかなか新鮮っすなぁ。」
線路内に現れたピグマリオンの対応をしていた。
ヤマダ「せせこましくて動きにくいっすけど、この縛りプレイ感がまた刺激的っつーか。」
普段は地上で戦っているDollsにとって、地下鉄の駅は狭く…戦いにくい環境であった。
サクラ「でも、あ、あの……」
それだけではなく……
乗客男性「あの子たちって、アイドルの…」
男子学生「なんでDollsが…」
駅には乗降客がいて、Dollsは注目の的となる。
サクラ「こんな人混みの中でピグマリオンと戦いをの、なんだかドキドキしますね…」コソッ
愛「そうだね…こんなに注目が集まってる中でテアトルを展開するのは…」コソッ
Dollsの表の顔は国民的アイドル…しかし、裏の顔は…未知の脅威と戦う、国家兵器なのだ。彼女達の裏の顔を、一般の人々に知られてはならないのだ。
シオリ「ふふ、気持ちはわかりますけど、大丈夫ですよ。」
シオリはサクラに言う。
シオリ「テアトルの中で起きることは、外の人や物に一切影響はありません。」
シオリが言うように…テアトルの中で起こることは、テアトルの外にいる物や人には、何も影響が無い。
ユキ「テアトルを開いた瞬間、わたしたちの存在は、世界から消えます。ユーレイ、みたいな存在です…」
サクラ「ゆ、幽霊…でも、そう思えば少しは気が楽かもしれません。」
ユキの言葉に、困惑するサクラ。
ミサキ「ち、ちっとも気が楽にならないわよ……!」
だが、ミサキだけはユキの言葉を聞き、少しだけ青ざめた顔をしていた。彼女は、幽霊やお化け等が大嫌いなのだ。
愛「あれ、ミサキちゃん?どうしたの、あたしの服の裾を掴んで…?」
愛は後ろに隠れたミサキに聞く。
ミサキ「な、なんでもありません!」
愛の問いに対し、声を荒げるミサキ。彼女は僅かに身体を震わせていた。そんなミサキに、ジト目を向けるナナミ。
PPP--
斑目『討伐ご苦労だった。』
その時、通信機から斑目がメンバー達に労いの言葉を送った。
斑目『地下鉄内には思った以上に多くのピグマリオンが潜行しているようだな……』
カナ『ピグマリオン反応、微弱ですが検知が続いています。』
ユキ「わたしも……まだ感じます……蝶の気配を……妖魔の気配も……」
地下鉄構内には、ピグマリオンは勿論…更には、妖魔までも徘徊しているようだ。
カナ『今日はアイドル活動だけのはずだったのに、申し訳ありませんが…そのまま六本木構内の巡回を、お願いします。』
カナの言葉に、面倒くさそうな顔を見せるナナミ。険しく、真剣な表情になるミサキとユキ。
ナナミ「はぁ……人使いの荒いことで…」
ミサキ「望むところよ、愛さん、行きましょう!」
こうして、メンバー達は引き続き…六本木構内の巡回を行うことにした。
その頃、ドールハウスでは……
諒芽「美味ぁぁああああああい!!」
一海達はカナお手製の味噌汁をいただいていた。
一海「すいませんね、俺らまでいただいちゃいまして。」
カナ「いいえ、むしろお味噌汁程度しか出せずに…申し訳ありません。」
諒芽「味噌汁程度じゃないですよ!!カナさんの味噌汁、今まで飲んだ味噌汁の中で世界一ですって!!」
諒芽の言葉に、苦笑いを見せるカナ。
紫「そう言えば、翔の姿が見当たらないが…?」
友香「翔さんでしたら、リハビリしに行くと言っていましたよ?」
友香の言葉に、「そうか。」と納得する紫だが……
その頃、翔はというと……
翔「よし、着いたな。」
どういうわけか、六本木駅近くに来ていた。
深雪「良いんですか、翔君?」
翔「大丈夫だろ、そのためにあんたらを巻き込んだんだからよぉ?」
翔の近くには、深雪と蜜璃…そして、NumberSの3人の姿があった。
蜜璃「でも…所長さんに、怒られないかなぁ…?」
翔「平気だ、その時は俺が何とかする。」
ミア「ボクらも、翔さんをしっかり守らないとね♪」
左足に大怪我を負っている翔は、戦う際…普段の半分程度の力しか出せない。そのため、翔のボディーガードとなっているNumberSは、彼を守ることが指命となっている。それは、深雪と蜜璃も同じである…彼女達はドールハウス専属医として、翔の安全を最優先としている。
女性ファン「ねぇ、あれ翔様じゃない…?」
男性ファン「おぉ、ホントだ…翔の兄貴だ!」
この世界で、すっかり有名人となった翔は…ファン達から信頼され、好かれている。
男性ファン「兄貴…左足は大丈夫ですか?」
女性「翔様…」
心配の眼差しを向けるファンに、翔はこう言った。
翔「そんなに悲しい顔をするな…
お前達は、笑っている顔が1番良い。
いくらケガをしていたって、心は痛くねぇんだ。
だから俺は平気だ。
心配すんなよ、な?」
翔の言葉を聞いたファン達は……
ファン「うぉぉおおおおおお、兄貴ぃぃいいいいいいい!!」「翔様…やっぱり素敵!!」「俺たち、一生着いていきます!!」
涙を流し、歓喜の声を上げた。
翔「…なぁ、俺…何かマズイこと言ったか?」汗
困惑しながら、深雪と蜜璃に尋ねる翔。
深雪「いいえ、そんな事ありませんよ?」
蜜璃「ファンの人達も、翔君のことを心配してくれていたんだね…翔君のあの言葉は、ファンの人達を励ましたんだよ。」
翔「…そうか。」
深雪と蜜璃の言葉に、安心感を覚える翔。
女性ファン1「ねぇねぇ、胡蝶先生って…鬼滅の刃に出てくる『胡蝶 しのぶ』ちゃんにそっくりよね♪」
女性ファン2「確かに!!コスプレしたら絶対バズるよね!!」
男性ファン1「だったら、七草先生は『甘露寺 蜜璃』似だって!!」
男性ファン2「確かに、髪型も雰囲気もそっくり!てか、ほぼ本人だって!」
ファン達は、深雪と蜜璃にも注目していた。流行りのアニメに登場するキャラクターにそっくりであり…
ファン1「あの、サイン貰っても良いですか?」
ファン2「握手してください!!」
サインや握手を求めるファンが現れ始める。
蜜璃「良いよ♪」
深雪「はい、皆さ~ん!1列に並んでくださいね~!」
深雪の言葉に、「は~い」と返事をしたファン達は…すぐに1列に並んだ。
翔「…あの2人、手慣れてるな。」
ファン達にサインをプレゼントしたり、握手をする深雪と蜜璃を見る翔。実は、彼女達……病院で勤務していた時、沢山のファン達が現れる程の美人医師としても有名だった。患者からもサインや握手を求められたこともあり、その対応もお手の物にしているのだ。
ディオ「あれが、ファンへの対応…」
トリア「おぉっ!!これはこれは…!」
翔「よく学習しておけ。」
ミア「でもでも、マナーの悪いファンも中にはいるよね?」
翔「その時は、俺がぶっ潰してやるから安心しろ。」
ミア「頼もしいね、翔さんは♪」
NumberSは深雪と蜜璃の対応を見て、ファンへの接し方を学ぶ。
数分後、深雪と蜜璃はファン達への対応を終えた。かなりの大勢であり、数十分はかかると思われたが…か~な~りスムーズに進んでいき、数分程で終えた。
翔「ずいぶん早く終えたんだな。」
深雪「ファンの皆さんがマナーをしっかり守ったからですよ?」
蜜璃「うんうんっ!皆良い人達だったね!!」
今回のファン達は、マナーをちゃんと守っていた。だが…
翔「次回も、こうなるとは限らねぇぜ?」
翔が言うように、次回のファン対応では…今日のように行くとは限らない。もしかしたら、マナーの悪いファンが現れる可能性もあるのだ。
翔「ま、マナーの悪い阿呆に関しては…俺が潰す。」
左手の杖をカツンッと地面に突き立てながら言う翔。
翔「さて、俺らも六本木駅に行こうぜ?」
蜜璃「えっ、でも…六本木にはDollsの皆がいるんじゃ…?」
翔「確かにそうだ…だが、イベント会場にもなる場所だ…自分の目で、下見ぐらいしねぇとなぁ?」
自分の右目を指差しながら言う翔。
深雪「それもそうですね…それに、私…Dollsの皆さんと愛さんが心配ですし…行きましょうか。」
蜜璃「よぉし、私も行く!!」フンスッ!
翔「さて…
翔がNumberSに問うと…彼女達は、迷わずに答える。
ミア「はいは~い♪ボクも行く!!」
ディオ「ディオも、行くし…!」
トリア「このトリア、人類のために力を貸しましょう!」
翔「…良い返事だ。」
翔は六本木駅の入口の方を向くと…
翔「行くぞ!!」
…と、メンバー達に言う。こうして翔達は、六本木駅構内へと入っていった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
プレミアムバンダイにて予約した『CSM変身ベルト タイフーン』が、どうか…原作と同じ音声であることを願います。
次回も、お楽しみに