〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



ワンダーライドブックって、小さくて可愛らしく感じます。音声はカッコよくて、見た目は可愛い。カッコカワイイが具現化した物であると感じています。

では、本編へどうぞ


第二百六十九話 アイドルとしての成長

ヒヨ「えっと、えっと……ここ、どこの駅だっけ?」

地下鉄構内で巡回し、次第に迷い始めるヒヨ。

シオリ「さっきと同じ、六本木駅です。大江戸線から日比谷線に移動しただけですから。」

ヒヨ「ほええ…!」

現在、Dolls達がいる場所は六本木駅だが…大江戸線のホームではなく、日比谷線のホームである。

ヒヨ「エスカレーターにもたくさん乗ったし、いっぱい通路もあるいたのに!

ヒヨからして、別の場所に来ていたと思っていたようだが…現在地が同じ場所であることに驚きと不安を見せる。

ヒヨ「ヒヨ、地下鉄ってよくわかんない…進んでも進んでも駅から出られなくて、おっきな迷路みたいだよー。」

シオリ「ふふっ……確かに、そうかしれません。」

そんなヒヨに、シオリはかつての自分のことを少し話し始める。

シオリ「私も最初は戸惑いました。東京の地下鉄は本当に複雑ですから…」

シオリの言葉に、ナナミが口を開く。

ナナミ「でも、改めて考えると、地下鉄って不自然だったんですよね。妙なところで路線が終わってたり、つながっているべき路線がつながってなかったり。今ではそんな風に思ったことなかったですけど、全部……

 

新宿を隔離するためだったんですよね。

 

ナナミの言葉に、口角を下げるメンバー達。

 

ユキ「…みんな、忘れているから。新宿のこと…」

 

新宿…それは、この世界から忘れられた都市……しかし、全ての者から忘れられた訳ではない。覚えているのは、ごく一部の者だけ……

 

レイナ「…存在強度を失ったものは、人々から認識されないものになってしまう。かつて東京の中心地で、幾つもの路線が乗り入れていた場所であっても…」

 

どんなに大きなモノでも…存在感が無ければ、人々からは忘れられてしまう……そう思うと、メンバー達は少し寂しげな表情を見せる。

 

サクラ「なんか、信じられませんね……新宿があったって証拠は残っているのに…」

レイナ「そうね…いまその不在に違和感を覚える人は、ごく限られた人たちだけなんでしょうね。」

ユキ「……。」

 

新宿の存在を覚えているのは、Dollsを含むドールハウスの関係者達…翔の味方の元ストライカー達…モシュネ達…一海達……そして、青空 翔である。

 

ユキ「…ピグマリオン、来ました。」

 

ユキがそう言うと、メンバー達の目の前を青白い蝶が横切った。

サクラ「もう一仕事…ですね!」

ユキ「愛さん、ご命令を…」

愛「うん、倒すよ…全員無事は絶対だからね!」

愛の指示を聞いたDollsは、現れたピグマリオンとの戦闘に突入していく。愛は仮面ライダーイクサへと変身し、イクサカリバーを振るい、ピグマリオンを斬って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「……。」カツンッ、コツッ…カツンッ、コツッ…

翔を初めとするメンバー達は、大江戸線のホームへと足を運んでいた。

深雪「それにしても…駅構内は随分広いですね。」

蜜璃「そうだね。私、地下鉄は滅多に使わないから…迷子になっちゃいそう。」

地下に入ると、地上とは雰囲気が全く違ってくる。日の光が届かないこの場所では、ライトの光だけが頼りになってくる。

翔(…妖魔の臭いがプンプンするな。だが、アマゾンの臭いは無し…か……)

翔は嗅覚を駆使して、敵を探していた。アマゾン化が進んでいくに連れて、嗅覚も鋭くなって来ているのだ。大江戸線のホームに降り、妖魔を探し始める翔。清澄白河方面の方向に目を向けると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「1…10……いや、100匹は居るな…」

 

奥からは、赤、青、黄色、白等々…様々な色の光がポツリポツリと見える。

翔「胡蝶さん、七草さん…“アレ”は持ってきてるな?」

深雪「これですよね?」ガチャッ…

 

《スラッシュ・アバドライザー》

 

蜜璃「私もあるよ。」ガチャッ…

 

《ショット・アバドライザー》

 

翔「フッ…上出来だ。」

翔は左手の杖を清澄白河方面へ向けると…

 

翔「すんげぇ大軍だ…準備をしておけ。」

 

…と、メンバー達に言う。NumberSは翔を囲むように立つ。深雪と蜜璃はクラウディングホッパープログライズキーを取り出すと…

 

《ヒット!》

 

スラッシュアバドライザー及びショットアバドライザーに装填……

 

《オーソライズ》

 

深雪&蜜璃「「変身。」」

 

最後に、トリガーを引き……蛍光色に光る筒状のエフェクトに包まれる。

 

《シンクネットライズ》

 

エフェクトが消えると、彼女達の前に鎧が現れ…その身を包み込む。

 

《クラウディングホッパー!“An attack method using various group tactics.”》

 

音声が駅構内に響き渡り、深雪と蜜璃は『仮面ライダーアバドン』へと姿を変えた。

翔「焦る必要はねぇ…上がって来ようとする妖魔を殺れば良いだけの話……ジャンプして来ようモノなら、撃ち落とせ!!」

メンバー「「「了解!」」」

妖魔の群れが線路を通り、駅のホームに上がろうとする。そんな妖魔達を攻撃する翔達。アバドン(赤)はスラッシュアバドライザーの刀身で妖魔達を斬り裂く。アバドン(青)はショットアバドライザーから光線を発射し、近くの妖魔や遠くにいる妖魔を正確に撃ち抜く。

ミア「よっ!それっ!」ザシュッ!バシュッ!

ミアは翔から借りたソニックアローを使い、妖魔を斬ったり矢を放ったりする。

ディオ「やっ!ていっ!」ズパッ!ズパッ!

ディオはライドブッカーの刀身でホームに上がろうとする妖魔を斬り裂く。

トリア「はいっ!やっ!」ザシュッ!ズパッ!

トリアはハンドル剣の刀身で、ホームに上がろうとする妖魔の腕を斬り裂く。

 

翔「やっ!はっ!」ドゴッ!ドゴッ!

 

ホームに飛び上がってきた妖魔を、翔が迎え撃つ。彼は左手の杖を振り回し、妖魔を線路内へ落としていく。

妖魔「!!」

翔「っ!?」ガッ!

妖魔の攻撃を、翔は咄嗟に杖で受け止めた。すると、

 

カーン…カラカラッ……

 

翔の杖が引き抜かれ、駅のホーム上に落ちた。

翔「らぁっ!」ザシュッ!

翔が妖魔に杖を振り下ろすと、その妖魔の身体が縦真っ二つに割れ…消滅した。

翔「何だこれ…?」

自分の杖を見てみると、片刃の剣となっていた。

翔(…流石は、南田さんだぜ。)

彼が持っている杖は、カナが作った物であるが……それは、様々な機能を持った武器でもあった。鞘から引き抜けば、剣となり…相手を刺したり斬ったりすることができる。

アバドン(青)「っ!!…翔君!!」

アバドン(青)が翔の元に駆け寄ってくる。

翔「大丈夫だ…てか、妖魔共のおかげで…この杖をフル活用できそうだ。」

剣へと変わり果てた杖を見ながら言う翔。

アバドン(青)「へっ…あれっ!?杖が…!!」

アバドン(青)はホーム上に落ちている杖の鞘を見て、驚いていた。

翔「…妖魔の奴ら…まだ、たんまり居るみてぇだな…」

清澄白河方面からは、まだまだおびただしい数の妖魔達が来ている。その群れの中で、一際目立つ存在がいた。

 

翔「…久しぶりに見たな…パスト・アルカリア。」

 

2本のねじれた角、刃のような両腕が特徴の妖魔『パスト・アルカリア』であった。奴には変身能力があり、人間に擬態することができるのだ。

翔「七草さん…ちょっと協力してくんねぇか?」

アバドン(青)「協力…?」

翔はアバドン(青)に作戦を話す。それを聞いたアバドン(青)は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アバドン(青)「うんっ、分かった!!」

 

すぐに了承し、翔と共に線路内に降りる。

アバドン(赤)「翔君、蜜璃さん、一体何を!?」

翔「いつつ…まぁ見てな?」

アバドン(青)はプログライズキーのボタンを押し、ショットアバドライザーの銃口を妖魔の群れへと向ける。翔は杖を持ち変えると……

 

翔「ヴァァアアアアア!!」ブォッ!!

 

槍投げのように、妖魔の群れ目掛けて投げた。それと同時に、アバドン(青)はショットアバドライザーのトリガーを引き、巨大化した光線を放った。

 

《クラウディング・バースト!》

 

アバドン(青)の放った巨大な光線は妖魔達を消し去り、翔が投げた杖はパスト・アルカリアの腹部に突き刺さった。パスト・アルカリアは仰向けに倒れるように、静かに消滅していった。

 

翔「これぞ…『クラウディング・ストライク』だ。」

 

翔は得意気に言うが…

 

翔(やべ…投げた杖、取りに行かねぇと……)汗

 

投げた杖を取りに行かなければならないことを思い出し、少しため息をつく。

ミア「よっと。」スタッ…

そんな彼を見たミアも、線路内に降りる。

ディオ「線路内に降りちゃいけないんじゃ…」汗

翔「緊急事態だから良いんだよ。」

心配するディオに、翔は言う。ミアは翔の杖が落ちている方へと走っていき……

 

タッタッタッタッタッ…

 

ミア「はい♪」

 

翔に杖を渡す。

翔「…取りに行ってくれたのか……ありがとうな…」

翔は申し訳なさそうな顔をしながら、ミアから杖を受け取った。

アバドン(赤)「翔君、蜜璃さん、ミアさん、そろそろホームに上がってくださーい。」

アバドン(赤)はそう言うと、ディオとトリアと共に線路内に降りた翔達に手を差し伸べる。ミアはアバドン(赤)に引き上げられ、アバドン(青)はディオに引き上げられる。翔はトリアに引き上げられた。

翔「…。」スンスンッ…

 

翔は嗅覚で、妖魔やアマゾンを探すが……

 

翔「…よし、もう居ねぇようだ。」

 

妖魔やアマゾンの臭いは無かった。

深雪「ふぅ…皆さん、お疲れ様でした。」

変身を解いた深雪は、メンバー達に労いの言葉をかけた。

 

PPP--

 

カナ『翔君、応答願います!!』

 

すると、通信機から慌てた様子のカナの声が聞こえてきた。

翔「何だ?」

カナ『今どこにいるんですか!?』

翔「六本木だが?」

カナ『ろ、六本木!?』

翔の言葉に、驚くカナ。

翔「なに…リハビリだよ、リハビリ。」

カナ『リハビリって…深雪さんと蜜璃さんは』

翔「居るぜ?だから文句はねぇだろ?」

翔の言葉に、またも黙り込んでしまうカナ。

翔「それに…また妖魔が出たんだ。Dolls達(アイツら)に余計な負担を掛けられねぇだろう?」

カナ『確かに…そうですけど、それはNumberSや元ストライカーの皆が』

翔「元ストライカー達はともかく…NumberSは戦闘経験が浅い。だからこそ、俺が指揮をする。それと……」

翔は杖を見ながら、通信機越しにいるカナに語りかける。

 

翔「俺が使ってる杖…ただの杖じゃねぇんだろ?」

 

翔の言葉を聞いたカナは、杖の秘密を話し始める。

 

カナ『その通りです。翔君の杖には、剣を仕込んでありまして…鞘を抜けば敵を斬ることができます。また、持ち手付近に引き金がありまして、鞘に刀身が収まっている状態であれば、銃として扱うことも可能です。』

 

翔が使っている杖の製作者であるカナは、万が一のことを考え……彼の杖を武器として扱えるようにしていたのだ。鞘から抜刀すれば剣として…鞘に収まっていれば、銃として扱うこともでき……近接戦と遠距離戦両方に対応ができるのだ。

翔「…っはっは、あんたも中々えげつねぇなぁ?」

カナ『私も斑目さんも…翔君が心配なんですよ?』

翔の皮肉に、カナは負けじと言い返した。

翔「んで、Dollsはどんな感じだ?」

カナ『現在、日比谷線のホームでピグマリオンと交戦中です。』

翔「救援はいるか?」

カナ『いえ、丁度今…戦闘を終え、勝利しました。』

翔「…よし。こっちは妖魔をぶっ潰しておいた…もう、妖魔の気配はねぇ。」

カナ『分かりました、翔君もお疲れ様です。』

カナの言葉を聞いた翔は、「フンッ」と鼻で笑い…通信を終えた。

ミア「ねぇねぇ、この後どうする?」

翔「Dolls達(アイツら)のとこに行くか?」

トリア「おぉっ!!サプライズ登場ってモノですね!?」

翔「…あぁ。最高の悪戯だろ?」

意地悪そうに笑う翔だが…

 

深雪「ふふっ、素敵な悪戯ですね♪」

蜜璃「サプライズ登場かぁ~…皆、どんな顔をするのかなぁ~♪」

 

深雪と蜜璃はウキウキしていた。

翔「…行くか。」

翔と深雪と蜜璃、そしてNumberSはエスカレーターに乗り、日比谷線のホームへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、Dollsと愛は……

 

イクサ「やぁっ!!」ズパァッ!

ピグマリオン「!!!!」

イクサが倒したピグマリオンを最後に…戦いを終えた。

 

PPP--

 

カナ『ピグマリオン反応、完全に消失しました。皆さん、お疲れ様です!』

 

さっきのピグマリオンを撃破したことで、周辺のピグマリオン反応は、完全に無くなった。

レイナ「これで、今日の任務は完了ね。」

戦いを終え、ホッと一息つくDolls達。

 

アヤ「よーし!せっかくだし、六本木で遊んで帰っちゃおっか!」

 

レイナ「あら、名案ね!それじゃ、このままみんなで--」

アヤの提案に乗ったレイナだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子高生A「あれ、Dollsのレイナ様じゃない!?ヤバい、全員そろってるよー!」

女子高生B「地下鉄でイベントやってたんだって!インスタに動画アップされてる!」

女子高生C「写真撮っていいかなー?ってか、サイン欲しくない?」

 

女子高生達を初めとする一般客達から、次第に注目されはじめる。

 

レイナ「…ショッピング、という訳にはいかなさそうね。」

シオリ「イベントブースでファンとご挨拶して、大きな騒ぎになる前にドールハウスに戻りましょう。」

アヤ「うん、それが良さそう。あたし、誘導するね!」

レイナ「任せるわ!」

ここまで注目されると、のんびりショッピング…という訳にはいかなくなってくる。そこで、ファン対応を行い、大騒ぎになる前にドールハウスに戻ることにしたのだ。

アヤは移動すると、ファン達に声をかける。

 

アヤ「はいはーい!構内は危ないから撮影禁止ー!少しだけど撮影タイム作るから、改札外のイベントブースに移動してね!」

 

アヤは撮影タイムを設けるため、ファン達を改札外へと誘導を開始する。

女子高生C「アヤちゃんだ!ちっちゃカワイイー!」

女子高生B「イベントブースだって!行こ行こ!」

女子高生達…いや、Dollsファン達はアヤの後を着いていく。

 

愛「おぉ、さすがのファンさばきだね。」

シオリ「以前は、電車に乗っていても誰にも気付かれなかったんですけど…」

レイナ「…そうだったわね。変装もせず、繁華街でお買い物や食べ歩き…でも、知名度が上がるのは、アイドルにとって喜ばしいことよ。」

シオリの言う以前とは……Dollsが結成されて間もない頃の時代……彼女達が国民的アイドルに登り詰める前の話であった。そんな彼女達を応援していたのは、明るく穏やかな性格の翔だった。しかし…そんな彼を失ってから、悲しみに暮れる日々が続いていたが……悲しみを拭おうと必死で努力した結果、国民的アイドルとなったのだ。国民的アイドルとなり、忙しい日々が続いている中……翔が、彼女達の元に戻って来た。だが…かつての穏やかさは完全に失せ…暗く、冷酷非道な性格へと変わり果ててしまっていた。

レイナ(…翔君は確かに戻って来てくれた……でも、穏やかで美しい彼を壊したのは、あのストライカー達……アイツらのせいで…翔君は…!)

愛「…レイナちゃん、どうしたの?」

愛に声をかけられ、ハッとするレイナ。

レイナ「ううん、何でもないわ。それより…フィールの回収量も増えるし…ある程度、行動が制限されるのは仕方がないわ。」

ラッピング電車を導入したことで、フィールの回収量は以前よりも格段に増えた。しかし…前よりも知名度が上がったことで、行動に制限ができてしまっていた。

レイナ「物事にはメリットとデメリットがある…って、翔君が言っていたようにね。」

シオリ「ええ、戸惑うこともありますけど…こうしてたくさんの方に応援してもらえるのは、とても幸せなことだと思います♪」

嬉しそうに微笑むシオリ。

 

愛「ファンのみんなも、Dollsがこんなに大々的にプロモーションされて、嬉しそうだよ。」

 

愛は微笑みながら、Dollsと彼女達のファンを見守る。

愛「ラッピング電車のこと、もうネット上で大評判だよ♪」

Dollsと翔のラッピング電車は、『勤務中にこの電車を見れたら、元気貰えるわ。』『翔の兄貴が、鉄道の安全を見守ってくれているって感じることができる。』『Dollsと翔様をいっぺんに見ると、幸せ♪』等々、沢山のコメントが寄せられていた。

レイナ「チームBのBは『BUZZ(バズ)る』のB!やるからには、盛り上げるわよ!」

シオリ「あら…チームAも、負けませんよ!」

Dollsは互いに仲間であり…また、良きライバルでもある。

シオリ「私たちも、イベントブースに行きましょう。愛さん、見ていてくださいね!」

愛「うん、頑張ってね♪」

イベントブースに向かうレイナとシオリを見送る愛。

 

愛(Dollsのみんな…翔君が来てから、どんどん充実してきてるね……よーし、プロモーションも作戦もうまくいくように…あたしも頑張らないとね!!)

 

愛もイベントブースに向かい、Dollsの様子を見守ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アヤ「今日は来てくれてありがとう!!」

 

女子高生C「わぁ、アヤちゃんと握手できたよ!!」

女子高生A「私、レイナ様からサイン貰っちゃった♪」

女子高生B「私はシオリンと写真撮って貰った!!」

 

Dollsからのファンサービスに、満足そうな顔をするファン達。その時……

 

男性ファンA「おいっ、翔の兄貴だ!!」

ファン「えっ!?」「マジか!!」「ホントだ!みんなー、翔様が来てくれたわよ!!」

 

改札口から、翔が仮面ライダーアバドンとNumberSと共に姿を現した。

ファン「兄貴ィー!!」「翔様、こっち向いてー!!」「すげぇ…何だ、あの仮面ライダーは!?」「NumberSのみんなも居る!めっちゃ豪華!!」

ファン達がワイワイする中、Dollsも愛も驚いていた。

 

サクラ「しょ、翔さん!?」

ナナミ「どうして翔さんがここに!?」

アヤ「えっ?えぇっ!?…嘘…翔!?」

シオリ「まぁまぁ…翔君も来てくれたんですね♪」

レイナ「ふふっ、英雄の登場ね♪」

 

驚きを見せるメンバー達に翔は……

 

 

翔「俗に言う『サプライズ登場』ってヤツだ。どうだ、最高の悪戯だろ?」

 

 

…と、口角を上げる。

女性ファン「「「キャー!!♪」」」

男性ファン「「「おぉー!!♪」」」

翔の言葉を聞いたファン達は、歓喜の叫びをあげたり……

 

女子高生A「キャー、翔様ー!!」

女子高生B「翔様、紳士過ぎー!!」

男性ファン1「最高のサプライズだ!!」

男性ファン2「流石は、翔の兄貴だぜぇー!!」

 

翔に黄色い声援を送ったりした。

 

翔(こんなことになるなら…やっぱこのまま帰れば良かったわ…)汗

 

Dollsに悪戯を仕掛けたつもりが…かえって自分が目立つ形になったことで、翔は心の中で後悔していた。

アヤ「みんなー!ここからは、翔と『仮面ライダーアバドン』、そしてNumberSを交えて…握手会を開くわよ!!」

アヤが提案すると、ファン達は更に喜びの声を挙げた。そして、列を作り…順番に握手していく。

 

女子高生A「翔様!ケガの治療、応援しています!!」

翔「あぁ、ありがとう。」

女子高生B「翔様からは沢山の感動や勇気を貰えます…どうか、これからも…沢山の感動と勇気を届けてください!応援してます!!」

翔「ありがとう。」

ファンからの言葉に耳を傾け、感謝と同時に握手をする翔。彼は若い女性が苦手な傾向にあるが…少しずつ、抵抗が無くなっているようだ。

男性ファン1「すげぇ…仮面ライダーアバドンだってよ!!」

男性ファン2「カッコいい!!」

仮面ライダーアバドンは、特撮好きの男性達を虜にしていった。

ファン「ミアちゃん、会えて嬉しい!!」「ディオちゃんも、ちっちゃくてカワイイー!」「トリア様も、エレガントで素敵ー♪」

ミア「ボクもみんなに会えて嬉しいよ♪」

ディオ「…ありがとう。」

トリア「この一時が、皆様にとって有意義になることを願っています。」

NumberSは、初めてのファンサービスをものともせず…ファン達の心を掴んでいった。数十分後、ファン対応が終わり…メンバー達はドールハウスへと帰っていく。

 

 

 

愛「ビックリしたよー、翔君も来てたなんて!!」

翔「リハビリだよ、リハビリ。」

ナナミ「リハビリのために、ここに来てくれたんですか?」

翔「お前達のためじゃねぇよ。」

アヤ「これって、所謂…ツンデレ?」

ヤマダ「それ、リーダーが言えることっすか?」

アヤ「な、何よ!!」

ヒヨ「深雪せんせーと蜜璃せんせーが変身してた仮面ライダー…アバドンっていうんだね!」

シオリ「仮面ライダーゼロワンの映画に登場する、劇場版限定の量産型ライダーですね。」

蜜璃「えっ、アバドンっていっぱい出てくるの!?」

ユキ「はい…映画では、1億体…登場します。」

蜜璃「ふえぇ~!?」

深雪「あらあら、そんなにいるんですか。」

ミサキ「そうですね。量産型ライダーの中では、数の多さNo.1です。」

サクラ「そ、そうだったんですね…!」

いつの間にか、仮面ライダーの話で会話を弾ませるメンバー達。

レイナ「翔君、本当にありがとう♪」

翔「礼は要らねぇ。言ったろ、お前達のためじゃねぇってな?」

メンバー達は翔のペースに合わせ、ゆっくりとドールハウスへと足を運ぶのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



とあるショッピングアプリで、DX ワンダーライドブックをポチりました。届くのが楽しみです。

追記…『Wonderful Hexlove』と検索して『Wonderful』って曲を聞いてみてください。めっちゃ良い歌です。

次回も、お楽しみに
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