〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
主人公『黒野 影一』(旧名、青空 翔)は、『仮面ライダーアマゾン・カオスオメガ』に変身できるようになった。しかし、病んだストライカー達から執拗に追われ、逃亡生活をしていた。その時も、彼は妖魔(オブリ)と戦っていた。
では、どうぞ
『ビスケット・シリウス』の奴らから上手く撒いた俺は、妖魔と戦っていた。
人気のないとある場所にて…
影一「アマゾン!!」
『オメガ(Ω)…エヴォリュ・エヴォ・エヴォリューション!』
ドゴォォオオオオオオンッ!
俺は、黒い『仮面ライダーアマゾンオメガ』に変身した。その理由は……妖魔が現れたからだ。それも……
カオスΩ「よりによって『侵略型妖魔』かよ!」
俺の前に現れた妖魔は、右腕が大きな刃になっているのが特徴の、人間型の妖魔だ。『偵察型妖魔』に似ている。奴の名は『アグローナ』、神装世界を害する存在である。俺はネコ科の動物を意識した野性的な構えをとると、腰をどっしりと落とした。
アグローナ「!!」
アグローナは右腕の刃を構え、俺に襲いかかった。しかし、俺にとって奴の攻撃は遅すぎた。
カオスΩ「…遅い。」
アグローナの攻撃をかわし、奴の右腕を捕らえる。
カオスΩ「…こうしてやる。」
そして、俺は奴の右腕を力任せにへし折った。
バキンッ!ブシュゥゥウウウウウッ!
アグローナ「!!!!!!!!」
アグローナは声にならない悲鳴を上げ、のたうち回っている。俺はベルトの左グリップをひねる。
『バイオレント・ストライク』
そして、アグローナ目掛けて走り、ジャンプをすると脹脛(ふくらはぎ)部分の『フットカッター』を振り下ろした。
ドグシャァァアアアアアアアアアッ!
アグローナは黒い血液を勢いよく吹き出して絶命した。
カオスΩ「ふん、その程度かよ。」
余裕そうに言う俺だが…
ズダンッ!
カオスΩ「!?」
別の妖魔が現れた。それは……紫色の体色が特徴で、両手の4本の指には鋭い爪が輝き、長い尻尾を生やし、赤い目を光らせた奇妙な妖魔だ。奴は新侵略型妖魔『メガイラ』である。メガイラは四つん這いになり、戦闘体勢に入る。
カオスΩ「俺と戦うのか……上等だ!!」
俺は再び、野性的に構える。メガイラは右手の鋭い爪を立てて襲いかかってくる。
カオスΩ(コイツも遅いな…)
俺はメガイラの攻撃を左腕の『アームカッター』で受け止め、奴を捕らえると、巴投げで奴を投げ飛ばした。メガイラは背中から地面に叩きつけられた。俺はメガイラに近づいていく。その時…メガイラは尻尾で俺を捕らえようとしたが、俺は奴の尻尾を掴むと、ハンマー投げのように回転し、力一杯投げ飛ばした。再び地面に叩きつけられるメガイラ。
カオスΩ「…弱いな。」
メガイラは起き上がると、俺に襲いかかってくるが…俺は脹脛部分の『フットカッター』で奴の顔面を切った。
ザシュッ!ブシュゥゥウウウウウッ!
メガイラは顔面を切られ、血を吹き出してのたうち回っている。俺は、そんなメガイラに近づくと…
ブゥンッ、ドガァッ!
起き上がろうとする奴の背中に、思い切りかかとを落とした。その後、奴と距離を取り、ベルトの左グリップをひねる。
『バイオレント・ストライク』
左グリップをひねった後、再び野性的に構え、奴を待ち構える。メガイラは起き上がり、俺目掛けて走ってきた。俺は奴の隙を見抜き、右の手の甲で奴の顔面を何度も攻撃する。
ドゴッドゴッドゴッドゴッ!
メガイラは顔面が異常に変形し、最後は仰向けに倒れて死んだ。
カオスΩ「俺はお前ら妖魔達と何度も戦って来たんだ…ナメるなよ…」
俺は絶命したメガイラにそう吐き捨てると、変身を解除し、元の姿に戻った。
ストライカー達の隊長だった俺は、彼女達と共に出撃することが多く、彼女達と協力し、幾多の妖魔達と戦おうとしたが……
伊緒「隊長さん、邪魔だよ…」
まな「隊長さんのせいで、伊緒ちんが怪我したらどうするの?」
椿芽「貴方はせいぜい『ステゴマ』になっていればいいんですよ。」
サトカ「椿芽さんの言うとおりです。隊長さんは使い物にならないですし、ステゴマになっているのがお似合いですよ。」
悠水「隊長さんのせいで私のカッコいいところが見せられないじゃん。隊長さんなんて、妖魔に殺されればいいのに…」
…等、任務に出撃しても、俺は彼女達から邪魔者扱いされ、散々暴言を吐かれた。それでも俺は、一人でも疲れている者がいたら、休憩場所を確保して休ませたりするなど、色々工夫してきたが…彼女達は、ありがたみすら感じていなかった。
影一「俺はアイツらにとって、都合の良い人形じゃねぇんだよ……任務の時はマジで辛かった……なんせ、妖魔とまともに戦っていたのは、俺とほたるを初めとする味方のストライカー達だけだ…アイツらは何もしなかったし…すると言っても、弱った妖魔だけを倒すだけ……任務は成功しても、俺は全く嬉しくないし…寧ろ、虚しさが残るだけだったな…」
妖魔討伐の際、戦っていたのは……ほとんどは俺とほたるを初めとする味方のストライカー達だった。アイツらはただただ…美味しい所を持っていくだけ…しかも、俺が妖魔にトドメを刺そうとすると、何故か俺を攻撃しては、妨害してきたのだ…それも何回も……味方のストライカー達は、アイツらが俺を妨害しようとすると、それを阻止してくれていた。だから俺も、妖魔を倒すことができた。俺は昔から独自で鍛えてきたから、戦うことはできる。その経験を生かして、休日は独自で妖魔を退治した。それが他のチャンネルにいる隊長達に知られ、俺は『英雄』と呼ばれるようになった。だが……
リョウコ「隊長さん、あんまり調子に乗らないでくれる?」
華賀利「隊長様?英雄と呼ばれているからといって、英雄気取らないでください。」
依咲里「貴方のようなクズ野郎が『英雄』?笑わせないでくださいよ、妖魔を倒しているのは私(わたくし)達ですわよ?『偽英雄』。」
アイツらからは散々誹謗中傷され、しまいには…『偽英雄』と、不名誉なレッテルを貼られた。
影一(今思い出すと…腹が立つな…アイツら、弱った妖魔を倒して、自分達の手柄にしているんだから…)
俺は思わず、拳を強く握りしめる。強く握りしめたため、両手からは血が流れ落ちた。
影一「おっといけない…俺はもう、『五稜館学園』に戻ることはないんだ……これからは、『黒野 影一』として生きていくんだ…」
俺はそう言い聞かせると、バイクにまたがり、その場から去っていった。しばらく走り、人気のない森の中に入り、そこで良い場所を見つけた。
影一「よし、この辺でテントを張るか。」
俺はテントを張ると、カセットコンロと鍋を取り出し、買ってきた食材で簡単な夕食を作った。食事を終えると、鍋を洗うために近くの川に向かい、水を汲んで鍋を洗った。川で直接洗うことは避けている。鍋を洗い終えると、タオルで水滴を拭き取り、ビニールに入れて、リュックサックにしまった。テントに入ると、寝袋を敷き、眠りについた。
次の日、俺は早く目覚め、ここを離れる準備をする。
影一(良かった、今回も見つからなかった……アイツらに見つかって捕まったら、間違いなく学園に連れ戻される……連れ戻され、どんな仕打ちをされるか、分かったもんじゃない…!)
俺は荷物を纏め、バイクに乗り、エンジンを掛ける。
ブゥゥウウウウウン
バイクを走らせて森を出た。だが、その瞬間……
ドカンッ!
影一「!!??」
何者かが、俺目掛けて攻撃してきた。幸い命中せず、バイクから落とされなかった。俺を攻撃してきた犯人は……
楓「隊長さん!待ってください!!」
裏切り者の1人『山吹 楓(やまぶき かえで)』だ。
影一(マジかよ!畜生!!)
俺はバイクのスピードを上げる。『山吹 楓』を初め、チーム『ビスケット・シリウス』(雪枝を除く)が、俺を追ってくる。
二穂「翔!待て!!」
依咲里「お待ちください!隊長様!!」
華賀利「隊長様!私(わたくし)は、隊長様に謝罪をしたいだけです!!」
影一「…ちぃっ!」
影一(冗談じゃねぇよ!俺はもう、騙されないぞ!!)
俺が隊長であった頃、裏切り者のストライカー達は俺に「誠意を持って謝罪をしたい」と言ってきた。俺は彼女達を信じ、彼女達にパーティー会場に案内されたが……
彼女達が謝る気配は全く無く、俺はテーブルに叩きつけられたり、ナイフやフォーク等の食器で身体中を刺されたり…散々暴力を振るわれた。俺はアイツらに……嵌められたのだ。
影一(あんな事をされたんだ!俺はもう、アイツらをぜってぇ信じねぇ!それに…ごめんなさいで済む問題じゃねぇよ!!)
俺は追っ手から逃れるためにバイクを飛ばし、ひたすら逃げ回った。俺の逃亡生活は、まだ……終わることはない…。
いかがでしたか?今回はここまでです。
主人公は独自で鍛えてきたため、たった一人で妖魔達を圧倒するほど…戦闘力はかなり高いです。【スクスト】の世界では、幾多の妖魔達を倒し、他の隊長達からは『英雄』と呼ばれている。その為、彼に憧れる隊長達が後をたたなかった。
独自設定として、『青空 翔』はめちゃくちゃ戦闘力が高いです。ストライカー達から逃げている場面がありましたが、その理由は…彼の精神状態が不安定であることと、奴らの前でライダーに変身すれば、自分で逃げ道を無くしてしまうと恐れたからです。
次回もお楽しみに。
では、またね。