〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
前回、『仮面ライダーイクサ バーストモード』が登場しましたね。ですがそれと同時に…『バーストモードになれるのは、一部の人物のみ』という問題点が、あとがきで明らかになりましたね。
番外編 “イクサ”の回は、10まで書く予定です。メインストーリーでも、イクサは登場させますので、“イクサファン”の皆様、ご安心くださいませ。
では、どうぞ
この物語は、サクラがDollsに加入し、翔がDollsに心を開く前の物語……
ある日、とあるマンションにて…
翔はニュースを見るため、TVをつけると……『ストライカー』のこともそうだが……
アナウンサー『前日、目黒区記念自然公園に現れた黒い生物は、1人の男性と謎の仮面ライダーによって、駆除されました。』
翔(妖魔のことも、ニュースに取り上げられたか……これが、何かの前兆ではないと良いんだが……)
妖魔のことも、ニュースで報道されていた。
翔(あのクズ野郎共…俺を探すよりも、妖魔を退治しろってんだ……!)
翔はそう思い、TVを消すと外出した。
その頃、ドールハウスにて……
斑目「皆、何故ここに呼ばれたのか…分かっていると思うが、念のため言っておく。」
Dolls、斑目、カナ、愛が観測室に集まっていた。
斑目「今回現れた黒い異形についてだ。」
黒い異形…それは、『妖魔(オブリ)』のことである。モニターに、翔がシオリに手渡した資料が表情されている。
シオリ「…妖魔。」
一同「「「…?」」」
シオリ「あの黒い異形を、翔君は『妖魔』と言っていました。」
斑目「成る程…」
カナ「どこから現れるのかも不明ですし…」
愛「それどころか、弱点も分からないんだよね…」
その時、ユキが口を開いた。
ユキ「妖魔にも、弱点は、あります。」
愛「えっ…ホント、ユキちゃん?」
ユキ「はい。翔さんが言っていました……『連携の悪さ』…それが、妖魔の、弱点。」
カナ「連携の、悪さ……」
かつて、たった1人で妖魔の群れと幾度も戦って来た翔が見抜いた妖魔の弱点……それが、『連携の悪さ』である。
妖魔の弱点を見抜いた彼の活躍により、他のチャンネルのストライカー達は、瞬く間に妖魔達を倒して行ったが…かつて、翔がいたチャンネルのストライカー達だけは、妖魔退治を怠っていた(一部のストライカー達を除く)。そのため、再び妖魔が溢れだし、他のチャンネルになだれ込んで行ったのだ。翔がたった1人で妖魔の群れと戦った理由は……『少しでも多くの妖魔が他のチャンネルに侵入するのを防ごうとしたから』である。しかし、それを彼を裏切ったストライカー達が妨害した影響で、彼の努力はほとんど無駄になったのだった。
斑目「青空が言っていたのか?」
ユキ「はい。」
愛「だとすると…翔君は、妖魔との戦いに慣れていると言っても良いと思う。」
アヤ「ちょっと待って…その妖魔を退治するのは、本来…『ストライカー』の役目じゃないの?」
アヤのこの発言に、ハッとする一同。
斑目「まさか、ストライカー達は妖魔退治を怠り、青空は…その妖魔を退治する際、ストライカー達に利用されていた…とでも言うのか……」
斑目の推測は正しかった。
翔はストライカー達の隊長をつとめていた頃…ほとんど翔や彼の味方のストライカー達が、妖魔と戦っていた。そのため、彼を裏切ったストライカー達は何もせず、弱った妖魔だけを倒して、自分達の手柄にしたり、翔が妖魔にトドメを刺そうとするのを妨害したりしていた。それだけではなく、翔は傷を負ったストライカーの手当てをしても、彼を裏切ったストライカー達は…「アンタってホント無能よね…」、「ステゴマごときに手当てをされるなんて、気分が悪い。」等、散々暴言を吐き、ありがたみすら感じていなかったのだ。
斑目「Dollsは各チームごとに別れ、周辺の巡回を行ってもらう。妖魔だけではなく、青空を裏切ったストライカー達にも警戒しろ。」
Dolls「「了解!」」
カナ「それと、今回はサクラちゃんに“イクサ”を持たせます。」
サクラ「えっ!?わ、私ですか…?」
アタフタしはじめるサクラ。
愛「サクラちゃん、あたし知ってるよ。レッスン終了後も、ダンスの振り付けを覚えようと、必死で努力したいたのを♪」
サクラ「そ、それは…私、皆の足を引っ張りたくなかったので…」
愛「そっか。でも、サクラちゃんが頑張っていること、皆も分かってるよ♪だから、」
愛はサクラの右手を両手で優しく包み、
愛「サクラちゃんなら、きっと大丈夫だよ♪」
と、サクラに優しく微笑んだ。
サクラ「あ、愛さん…!」
サクラは嬉しさのあまり泣きそうになった。
カナ「サクラちゃん、お願いしますね♪」
カナはサクラに笑顔を向け、イクサベルトを渡した。
サクラ「…はい!」
サクラはカナから、イクサベルトを受け取る。
ミサキ「サクラ、もし限界を感じたらいつでも頼って。」
シオリ「困った時は、お互い様ですからね♪」
サクラ「ミサキさん、シオリさん、ありがとうございます!」
斑目「よし、Dolls…全員出撃!」
斑目の号令により、Dollsは出撃して行った。
その頃、東京のある街にて……
翔は1人で、妖魔を探していた。
翔(目黒区でよく目撃されているからな…今回も出てくるとしたら、目黒区で間違いないだろう…)
この間の妖魔出現、及びストライカー達の出現と、今日のニュースの内容等を照らし合わせ、翔は思った。その時…
翔「!?」
翔は背後から殺気を感じ取った。振り向くと……
翔「…早速お出ましか。」
十数体の『偵察型妖魔』と『旧式妖魔』がいた。翔が戦闘体勢に入ったその時…
パァンッ!
翔「!?」
どこからか銃声が響いた。翔は銃弾を避け、障害物に身を隠した。
翔(どこから撃って来てるんだ…?)
障害物に身を隠しながら、狙撃主を探す翔だが…妖魔達が翔に襲いかかってくる。
翔「ちぃっ!」
翔は障害物から姿を現すと、襲いかかってきた1体の妖魔を捕らえ、盾代わりにしながら狙撃主を探す。
パァンッ!パシュッ!
2度目の銃声が響き、翔の盾となった妖魔が撃たれ、消滅した。
翔(見つけた!)
翔はビルの屋上に、黒いフードを被った狙撃主を発見した。奴はリロードしており、身を隠していない。翔は足下の石ころを1つ拾うと、妖魔を踏み台代わりにしてジャンプし、狙撃主目掛けて思い切り投げつけた。
ビュッ………ドゴッ!
翔が投げた小石は、狙撃主の額に命中した。翔は落ちてきた小石をキャッチし、地面に降り立つ。そして、小石を捨て、肉弾戦で妖魔達と戦う。
翔(くそ、増援まで来やがった…)
しかし、増援の妖魔が現れ、数が倍になった。
翔(だか、狙撃主がやったからだいぶ戦闘が楽になったな。)
増援に怯むことなく、翔は肉弾戦を繰り広げていく。その時…
「翔さーん!」
「翔さん!」
「翔君!」
DollsチームAが駆け付けた。テアトルを展開し、武器を召喚したチームAの3人は翔の戦いに加勢する。
翔「奴らの弱点は『連携の悪さ』だ!俺達は連携プレイで奴らに対抗するぞ!!俺がお前らに合わせる!!とっとと戦えクソ野郎共!!」
サクラ「はい!」
ミサキ「了解です、翔さん!」
シオリ「分かりました!」
翔の指示を受けたチームAの3人は翔の近くに移動し、その後……連携プレイで妖魔と戦う。翔はチームAの動きに合わせ、肉弾戦で妖魔達と戦い…瞬く間に妖魔の群れを葬った。
サクラ「やりました!」
ミサキ「よし!」
シオリ「とりあえず、一安心ですね♪」
チームAの3人は、テアトルを閉じた。
翔「…いや、まだだ。」
翔がそう言うと……1体の妖魔が現れた。右腕が剣になっている。
サクラ「!?」
ミサキ「何なの…あれ…」
シオリ「他の妖魔とは比べ物にならない、殺気を感じます…!」
狼狽えるチームAを尻目に、翔はその妖魔に語りかける。
翔「久しいな、『アグローナ』…」
アグローナ…この妖魔の名前である。
アグローナ「アオゾラショウ!!イキテイタノカ!」
翔「俺は裏切り者達が捨てた『妖魔全滅』という使命を背負っているんだ。てめぇらが滅びねぇ限り、俺は死なねぇよ。」
チームA「!!」
チームAは、翔の発言を聞き、ほぼ確信した。彼を裏切ったストライカー達は、妖魔退治を怠っていたことを……その瞬間、狼狽えていたチームAの姿は無くなり、そこには戦士の目を宿したチームAの姿があった。
シオリ「翔君を裏切ったストライカー達は、自分達の使命を捨て、翔君を利用していたんですね…」
ミサキ「そんな事、私は…いえ、私達は!絶対に許さない!!」
サクラ「翔さんがたった1人で背負うその使命を…私達も一緒に背負います!!」
翔「…!?」
翔(…コイツら…)
翔はチームAを見る。サクラはイクサベルトを取り出し、装着する。
シオリ「翔君、私達を嫌っていても構いません…」
ミサキ「私達は、どれだけ翔さんに罵倒されても、傷つけられても…翔さんの全てを、受け止めます。」
サクラ「ですから…1人で抱え込まないでくださいね…」
チームAの3人は、翔に優しい笑顔を見せる。
翔「…それができりゃ苦労しねぇよ…」
翔はそう言うと、アグローナの方に向きを変える。サクラはイクサナックルを取り出し、左手に当てる。
《レ・ディ・ー》
電子コールが響き、変身待機音が流れ出す。サクラは左腕を前に突き出した直後、脇腹辺りに引っ込め、ナックルを持った右腕を前に突き出し、
サクラ「変身!」
と言い、ナックルを持った右手を左肩辺りに添え、ナックルをベルトに装着した。
《フィ・ス・ト・オ・ン》
ベルトの赤いコアが光り出し、十字架のような何かが回転しながらサクラの前に移動し、それが人型スーツに姿を変えていく。そして、サクラに重なり…彼女は『仮面ライダーイクサ セーブモード』に変身した。
アグローナ「!!!!」
アグローナは咆哮を響かせると、旧式妖魔や偵察型妖魔の群れを召喚した。
ミサキ「翔さん、雑魚は任せてください!」
シオリ「サクラさんは翔君とアグローナを!」
イクサ「分かりました!」
翔「言われなくても!」
シオリとミサキは近接武器を召喚し、旧式妖魔や偵察型妖魔の群れに、翔とイクサに変身したサクラはアグローナに向かっていった。
ミサキとシオリは、剣を振るい、見事な連携プレイで妖魔の群れを次々と切り捨てて行く。
シオリ(翔君の言うとおり、敵は連携が取れていませんね…)
ミサキ(連携が上手く取れていないから、倒すのは容易ね!)
シオリとミサキは顔を見合って頷くと、剣をしまい、助走をつけ、周りをグルグルと走り回る。妖魔達はミサキとシオリの後を追いかけ、グルグルと走り回る。シオリとミサキが同時にジャンプすると、妖魔達もジャンプした。だが、妖魔達は互いにぶつかり合い、次々と消滅していった。
シオリ&ミサキ「「ライダー、車輪。」」
2人が技名を言った直後、妖魔の群れは完全に消滅した。
翔とイクサは、肉弾戦でアグローナと戦う。
イクサ「せやっ!はっ!たぁっ!やっ!」
翔「おらっ!でいっ!せいっ!ほらよっ!」
こちらも、見事な連携プレイでアグローナを責める。アグローナが右腕の剣を振り上げると、翔がそれを受け止め、イクサはイクサナックルでアグローナの腹を殴った。その時…アグローナの目が怪しく光り出し、アグローナは咆哮を響かせる。すると、先程とは比べ物にならない程の妖魔の群れが現れ、翔、ミサキ、シオリに襲いかかった。3人は応戦するが、
翔(まさかアイツ…イクサを狙うつもりか!!)
翔は最悪の事態を見抜いた。
翔「おい気を付けろ!奴は雑魚妖魔達で俺らを足止めし、お前を仕留めるつもりだ!」
アグローナは右腕の剣を構える。イクサは翔の言葉を聞き、警戒する。シオリとミサキがイクサの元に向かおうとするが、妖魔の群れがこれを妨害する。翔もイクサの元に向かおうとするが…
翔「くっ、邪魔だぁ!」
妖魔の群れが妨害する。アグローナは剣を1度凪ぎ払うと、イクサに襲いかかった。
イクサ(くっ、速い!)
アグローナの猛攻を必死でかわし、反撃の隙を伺うイクサだが……
ザシュッ!
イクサ「あぁっ!!」
ついには、アグローナに斬られた。
ミサキ「サクラ!」
シオリ「サクラさん!!」
ミサキとシオリは妖魔の群れを薙ぎ倒し、イクサの元に向かおうとするが、一向に数が減らない。アグローナは右腕の剣を振るい、イクサに猛攻を繰り出していく。
イクサ「うっ…けほっけほっ…!」
イクサは斬られたヶ所をおさえる。アグローナは救い上げるように剣を振り、イクサを斬りつけた。
ザシュゥゥウウウッ!
イクサ「きゃぁぁああああああああああ!!」
イクサは宙を舞い、仰向けで地面に倒れた。
イクサ「…ぐっ…うぅ……」バチバチ
イクサは火花を散らしている。
ミサキ「このままじゃ、サクラは…!」
シオリ「負けてしまいます…サクラさん!!」
その時…
翔「バカ野郎!!最後まで諦めんな!!」
翔がミサキとシオリに言う。
翔「仲間だと思ってんなら、最後まで勝利を信じろ!!可能性を捨てんじゃねぇ!!」
翔は怒鳴り立てると、妖魔達をプロペラを意識した高速スピンで凪ぎ払い、イクサにトドメを刺そうとするアグローナ目掛けて走り、
翔「うぉぉおおおおおおおおお!!」
飛び蹴りを繰り出した。翔のライダーキックはアグローナの顔面を捉え、アグローナは地面に叩きつけられた。
イクサ「…しょ…翔、さん……」
翔「立て…お前を信じてくれている仲間達がいる。だからお前も戦えるんだろ?だったら、信じてくれている仲間の気持ちに答えろ。」
イクサ「…翔さん…はい!」
イクサは…立ち上がった。
ミサキ「サクラ、頑張って!」
シオリ「私達もついてます!」
ミサキとシオリは最後の雑魚妖魔を撃破し、イクサに声をかけた。
翔「俺が隙を作る、その隙にお前はヤツを撃破しろ。」
イクサ「はい、翔さん!」
翔はイクサの返事を耳にすると、素早くアグローナに近づき、奴の右腕を捕らえ…
翔「フンッ!」バキィッ!
その腕を思い切りへし折った後、アグローナから距離を取った。
翔「今だ、撃て!!」
イクサはナックルフエッスルをベルトに差し込み、ナックルを押し込む。
《イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ》
そして、のたうち回るアグローナ目掛けて『ブロウクン・ファング』を放った。
イクサ「当たってぇぇええええええ!!」ドォォオオンッ!
イクサナックルから放たれたエネルギー弾は…
ドッゴォォォオオオオオオンッ!!
見事、アグローナに命中した。アグローナは凄まじい断末魔をあげ、消滅していった。
イクサは勝利を確信した後、変身を解き、サクラの姿に戻ったが…
サクラ「うっ…」ヨロッ
力を使いきったのか、倒れそうになった。ミサキとシオリは慌ててサクラを支え、その場に仰向けにさせ、シオリがサクラを膝枕する。サクラは左の脇腹をおさえている。そこから血が流れていた。
ミサキ「サクラ、しっかりして!」
シオリ「サクラさん!大丈夫ですか!?」
サクラ「だ…大丈夫、です…」
翔「喋るな!」
翔は服を破き、サクラの傷口に当てる。
翔「ポニテ、何でもいいから頑丈な紐を探せ!おっとり野郎は布と水を持ってこい!」
ミサキ&シオリ「「はいっ!」」
翔が破いた服を枕代わりにし、サクラの頭をそこに乗せた。翔のYシャツのボタンは空いており、彼の身体が露になる。
サクラ(翔さん…こんなに傷だらけに……それだけ痛い思いを、していたんですね…)
サクラは翔の上半身に刻まれた傷痕を見て、思った。翔はYシャツのボタンを閉め、「少し待ってろ」「喋ったら殺す」等、サクラに声をかけた。どれも乱暴だが……
ミサキ「翔さん!頑丈な紐を持ってきました!」
シオリ「翔君、水と布です!」
ミサキとシオリは1分も経たないうちに戻って来た。翔は布を水で濡らし、サクラの傷口に当てた。
サクラ「うっ!!」
苦しそうに顔を歪ませるサクラ。
翔「我慢しろ。」
翔は頑丈な紐を包帯を巻くように巻き、布を固定した。
翔「よし、終わったぞ。」
サクラの応急処置を終えた翔は、
翔「担架を持ってくる、ちょいと待ってろ。」
歩道の柵に向かっていき、そこから担架を運んできた。
翔「満開野郎を乗せるぞ、さっさと持て」
ミサキとシオリは担架を持つ。翔はサクラを抱き抱え、担架に乗せた。そして、チームAと共にドールハウスへと戻った。ドールハウスに着くと…
愛「サクラちゃん!!」
翔「おい、コイツの手当てをしろ!今すぐ!!」
愛「分かった!とりあえず医務室まで運んで!」
愛にサクラの手当てを頼んだ。愛は元軍人であったが、そこで兵士達の手当てを行う『医者』でもあった。愛の的確な手当てにより、サクラは一命をとりとめた。今では安心して、医務室のベッドで眠っている。
翔はドールハウスの事務室にいて、斑目、カナからお礼を言われていた。
斑目「青空…本当にありがとう……」
カナ「翔君がいなかったら、サクラちゃんはもしかしたら…」
翔「縁起でもねぇこと言ってんじゃねぇ……」
翔は言う。
翔「…俺が勝手にやっただけだ…」
斑目「だが青空…お前の服が……」
翔「Yシャツがある…ボタンを開けなければ捕まらねぇよ。」
カナ「いえ、そう言う問題ではなくて…」
翔「俺の服なんざどうでもいい…猫にでもあげとけ。」
翔はそう言うと、
翔「最後に1つ言う……アイツを危険な目にあわせて、すまなかった…」
と言い、事務室を出た。途中、愛に会った。
愛「翔君…」
翔「…何だよ。」
愛「せめてこれは言わせて……ありがとう、サクラちゃんを助けてくれて…」
翔「俺からも1つ言う…満開野郎を危険な目にあわせて、悪かった……」
翔はそう言うと、ドールハウスを去っていった。
愛「…翔君……本当は、優しいんだね…♪」
愛は去っていく翔を、見送った。
???「ぅ…ぅぅん…」
どこかのビルの屋上で、気絶していた狙撃主が目を覚ました。
???「アコちん、大丈夫?」
アコ「あぁ、リョウコっち…大丈夫なのだ。」
リョウコ「って、アコちん!おでこ怪我してるじゃん!!」
アコ「それより…」
アコはリョウコに言う。
アコ「“ボス”を見つけたのだ。」
リョウコ「えっ、隊長さんを…!」
アコ「これが証拠なのだ。」
アコはパトリ端末の画面を、リョウコに見せる。
リョウコ「ホントだ…隊長さんだ!」
画面には、翔が妖魔達と戦っている場面が写っていた。
アコ「これを証拠に、ボスは目黒区辺りに住んでいるに違いないのだ。」
リョウコ「皆にも伝えないとね♪」
アコとリョウコはそう言うと、ビルの屋上を去っていった……
この2人も、かつて……翔を裏切った『ストライカー』である…。
いかがでしたか?今回はここまでです。
侵略型妖魔『アグローナ』に苦しめられたイクサだったが、翔や仲間達の活躍により見事、アグローナを撃破した。戦闘中、シオリとミサキが、『ライダー車輪』を繰り出しましたね(笑)。彼女達が去った後、ビルの屋上で気絶していた狙撃主『高嶺 アコ』が目を覚ました。彼女は、翔の姿をパトリ端末に納め、彼女の仲間と友に何かを企んでいた。
ちなみに…サクラの変身ポーズは『ウルトラマン80』の変身シーンを参考にしました。
更に…イクサの台詞は『その命、神に返しなさい。』ですが、この台詞は“Dollsのあるメンバー”に言わせるつもりです。
次回の“イクサ”の回も、お楽しみに。
では、またね