〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
前回、ストライカーチーム『アルタイル・トルテ』が、仮面ライダーアマゾンδにギタギタにされ、新侵略型妖魔『メガイラ』は、イクサに倒されましたね。
今回も、裏切り者達及び妖魔が登場します。しかし、翔の出番がありましぇん。
今回、イクサに変身する人物は、誰なのか……
では、どうぞ


番外編 イクサ 7

この物語は、サクラがDollsに加入し、翔がDollsに心を開く前の物語……

 

 

 

イクサは、開発者のカナによって丁寧に修理され…今回はヤマダに託された。

ヤマダ「ヒャッハァー!!遂にヤマダも、ライダーに変身する時が来たっすわぁー!!」

ヤマダはイクサベルトとイクサナックルを天に掲げ、喜びを露にしていた。

ヤマダ「早速出撃命令をくれっす!!」

そこに、愛がやって来た。

愛「ヤマダちゃん、さっき斑目所長から出撃命令が出たよ。場所は、引き続き目黒区周辺を巡回だって。アヤちゃんとユキちゃんもお願いね。」

アヤ「OK、分かったわ。」

ユキ「了解、です。」

ヤマダ「おっしゃぁ!ちゃっちゃと行きますよぉー!」

アヤ「あ、ちょっとヤマダ!」

ユキ「…!」アセアセ

アヤとユキは、ズンズンと進んでいくヤマダを追い、目黒区周辺の巡回に向かった。

 

 

 

アヤ「それにしても、翔を裏切ったストライカー達…またニュースで取り上げられているわよ。」

ユキ「…あ、ホントです。」

ヤマダ「何々…謎の異形と戦ったが、彼女達の攻撃は一般人にも降り注ぎ、それが原因で怪我人が出た……うっわ、こりゃ引くわ……」汗

ヤマダがニュースの内容を音読し、呆れていた。その時…

ズドォンッ!

チームC「「「!?」」」

突然、大きな音が響き、音が聞こえた方に振り向くと、そこには……3体の旧式妖魔がいた。チームCの3人は、テアトルを展開するとそれぞれの武器を構え、戦闘体勢に入った。旧式妖魔達は、チームCに襲いかかったが……戦闘力は明らかにチームCの方が上だった。チームCの3人は、上手く連携を取りながら戦っており、妖魔達は連携を取ろうとせず、本能がままに戦っていた。

数分後……

ヤマダ「ふぃ~、余裕っすね!」

アヤ「ホントね、ヨユーヨユー♪」

ユキ「敵は『連携の悪さ』が弱点、翔さんが教えてくれたことです。」

旧式妖魔達を倒し、ホッと一息つくチームC。そこに……

「ねぇ、ちょっと良いかしら?」

4人の少女達が話しかけてきた。

アヤ「ストライカーがあたし達に何の用かしら?」

アヤの言葉に、少女達は青ざめて行く。

ユキ「また、隊長を探しているんですか?」

あおい「そ、それは……」

ヤマダ「動揺してんのバレバレっすよ~?」

ユキの質問に動揺する少女『末葉(うらば) あおい』に、ヤマダは追い打ちの言葉をかける。

チカ「チ、チカ達はただ…隊長に謝りたいだけなの!」

夕依「そうなんです…ですから……」

『若月(わかつき) チカ』と『千年 夕依(ちとせ ゆい)』も言うが……

アヤ「その隊長に謝りたいって理由で、関係ない人達に危害を加えているんだ。」

アヤの一言で、すぐに黙り込んでしまった。

栞「私達は、隊長さんのためにここまでしているのよ!?」

『神無木 栞(かんなぎ しおり)』がそう言うと…

ヤマダ「それが迷惑なんすよ。」

ヤマダが反論した。

ヤマダ「自分達では“誠意”を込めているつもりだろーが、周りからしたら大迷惑なんすよ。」

ヤマダがそう言うと…

あおい「貴様!私達の行為を嘲笑うつもりか!?」

あおいが怒りだした。

ヤマダ「嘲笑うも何も、事実を伝えただけっすよ。」

ヤマダは怯むことなく、気だるげに言う。

あおい「コイツら…全員、コイツらを始末するぞ!」

あおいがそう言うと、他の少女も武器を構える。

アヤ「上等よ!」

ユキ「…!!」

アヤとユキは剣を召喚し、

ヤマダ「始末されんのはそっちっすよ。」

ヤマダはイクサベルトを装着すると、

ヤマダ「今こそ、変身の時っすよぉ!!」

イクサナックルを左手に当てる。

《レ・ディ・ー》

ヤマダ「変身…!」

《フィ・ス・ト・オ・ン》

ヤマダ「うぉぉおおおおおおおおお!!」

ヤマダは雄叫びをあげ、『仮面ライダーイクサ セーブモード』に変身した。

チカ「あれは!!」

夕依「白いパワードスーツの人物!?」

栞「皆、気を付けて!」

栞は注意を呼び掛けるが、

あおい「私が相手だぁぁあああああああ!!」

あおいは栞の注意を聞かず、二刀流を振りかざし、イクサに襲いかかった。

イクサ「フンッ!」ドゴッ

あおい「うっ!?」

イクサはあおいの腹にハイキックを繰り出し、返り討ちにした。

夕依「あおいさん!…えいっ!」

夕依は式神を召喚し、イクサの元に行かせるが…

イクサ「いやっはぁ!」ドゴォッ!

イクサは式神を宙に吹っ飛ばし、

イクサ「はぁい、もう1発ぅ…どっせぇぇえええい!」ドゴォォオオオオッ!!

落ちてきた式神に右ストレートを叩き込んだ。

式神「きゅう~~…」ガクッ

式神は力尽き、消滅した。

栞「くっ!」ギリリッ

栞は弓を構え、イクサを狙うが…

アヤ「よそ見してんじゃないわよ!」

アヤに反応できず、攻撃を受けてしまう。

あおい「うぐっ、くそぉぉおおおお!」

あおいは立ち上がるが、その瞬間…

ブゥンッ!

あおい「!?」ガキィンッ!

ユキがあおいに剣を振り下ろして来たため、あおいは何とか受け止めるが…

パキィンッ!

あおい「そんな…剣が!」

ユキはあおいの刀を折ったのだ。

ユキ「はっ。」ドカッ

あおい「がっ!」

ユキはあおいに蹴りを入れた。夕依は再び式神を召喚し、イクサと戦わせるが…

イクサ「弱すぎる!」

イクサの猛攻を受け、あっさりと消滅した。そして…

イクサ「もらったぁ!」ドゴッ

夕依「っ!?」

夕依を思い切り殴り倒した。

栞「夕依ちゃん!今度は私が!」

栞はボクシングのような構えを取る。

イクサ「フヒヒ、かかって来な?」クイクイッ

イクサは栞を挑発する。

栞「っ!“五稜館の頭脳”と呼ばれた私をなめないで!」

栞は挑発に乗ってしまい、拳を大きく振りかぶってイクサに向かっていく。

イクサ「…。」パシッ

栞「!?」

イクサは栞の拳を軽々と止め、

イクサ「五稜館の頭脳だか無能だか知らねぇっすけど…相手の挑発に乗ったり、状況も理解できていない時点で、アンタは“バカ”なんすっよ!!」

背負い投げで栞を思い切り投げ飛ばした。背中から地面に叩きつけられた栞は、苦し気な表情を浮かべる。

チカ「行っけぇ!」

チカが大筒から花火を放った。アヤとユキ、イクサに変身したヤマダは素早く距離を取り、逃れることに成功したが…

あおい「ぎゃぁあああああ!!」

栞「いやぁあああああ!!」

夕依「ひゃぁあああああ!!」

あおい、栞、夕依が花火の餌食になってしまう。

チカ「あ…あぁぁあ……」オロオロ

仲間を攻撃してしまい、チカの表情がみるみる青ざめていった。

イクサ(コイツら、弱すぎっすね…)

ユキ(連携が、取れていないです…)

アヤ(イクサに投げ飛ばされたアイツも、かなり痛そうにしてたわね…コイツらの甘さ加減がウンザリするほど、伝わって来るわ…)

イクサ、ユキ、アヤは呆れていた。イクサはナックルフエッスルをベルトに差し込むと、ナックルを押し込む。

《イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ》

そして、必殺技『ブロウクン・ファング』を放つ。

イクサ「…消えろ。」ドォォオオオンッ!

ドッゴォォオオオオオオンッ!!

「「がぁぁああああああ!!」」

「「きゃぁぁああああああ!!」」

爆風に吹き飛ばされたストライカーチーム『ショコラーデ・ミラ』は宙を舞い、地面に叩きつけられ、戦闘不能になった。

勝利を確信したイクサは、変身を解除すると、ヤマダの姿に戻った。

ヤマダ「あ~あ、折角ライダーデビューしたのに、相手が弱すぎてつまんなかったっすわ~…」

ヤマダはだるそうに言う。

ユキ「でも、アヤさんもヤマダさんも無事で良かったです。」

アヤ「まぁ、無事に勝てたんだし、良いじゃない。」

ヤマダ「ま、それもそうっすね。」

チームCの3人は、ドールハウスに戻っていった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
“イクサ”の回にて、ストライカーチームを次々と登場させようと思っていますが、翔の味方のストライカー達の登場は、まだ先です。

ちなみに…ヤマダの変身ポーズは、『ルーク』と全く同じです。

次回の“イクサ”の回も、お楽しみに。
では、またね
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