〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第三百五十七話 Striker Attackers

その頃、ドールハウスでは……

 

ピンポーン♪

 

カナ「はい…あっ、貴方は……すぐに参ります!!」

 

来客がやって来たようだ。カナが玄関に向かうと…

 

大助「こんにちは、お久しぶりです。」

 

そこには、『高山 大助』がいた。仮面ライダーアマゾンアルファとして、沖縄にいるアマゾン達を倒し、県民を守っていたのだ。

 

カナ「大助さん…!!」

 

大助「すいませんアポ無しで来てしまって。」

 

カナ「いえ、全然…どうぞ上がってください♪」

 

カナは大助を通し、事務所へと案内する。

 

 

ガチャッ…

 

 

大助「よっ!皆元気にしてたか?」

 

レイナ「貴方は…大助さん!?」

 

ヒヨ「ふお〜!!大助さんだー!!」

 

大助「あっはっはっは、ビックリした?」

 

アヤ「そりゃそうですよ、沖縄ではお世話になりました!!」

 

大助「いやいやいやw世話になったのはこっちだって、だからお礼をしに来たんだ。はいこれ、沖縄のフルーツ盛り合わせ。皆で食ってくれよ。」

 

大助はお土産をテーブルに広げる。バスケットにはヤシの実やドラゴンフルーツ、スターフルーツ等の変り種フルーツはもちろんの事、メロンやスイカ、桃やリンゴ等の一般的なフルーツもある。それも大量に…

 

斑目「…済まないな大助さん。」

 

大助「あっ、所長さん!!いえいえいえ、こっちこそ申し訳ないですって、あんな高いホテルに招待してもらって…」汗

 

斑目「はは、気にする必要は無い。」

 

大助に笑顔を見せる斑目。

 

愛「皆、もう1人のお客様が来たよー!!」

 

そこに、愛がやってきて…彼女の次に、驚きの人物が。

 

 

ジョージ「Hello〜!!」

 

 

何と、アメリカ大統領『ジョージ・ヘリオス』までドールハウスに訪れたのだ。

 

カナ「へえぇぇっ!?じょ、ジョージ大統領!?」

 

ビックリしたカナは、思わず尻餅を着いた。

 

ジョージ「翔のお陰で、私は日本人を信頼できるようになったんだ。まだまだお礼をしたくてね!」HAHAHA!

 

翔と出逢い、関わった事をきっかけに、再び日本人を信頼できるよいになったジョージ大統領は、性格が驚くほど明るくなっていた。今では日本が好きになり、特に『仮面ライダー』が好きになった。

 

ジョージ「おや、そちらの方は?」

 

大助「あー、えー…ま、マイネイムイズ、ダイスケ タカヤマ。」

 

ジョージ「Mr.ダイスケですね、よろしくです。」

 

大助「日本語話せるんですか?」

 

ジョージ「モチロン!日本大好きですから。」

 

大助「助かります、ジョージ大統領。俺も、青空とは昔からの知り合いで…というか、元上司なんですよ。」

 

ジョージ「そうだったんですか!!」

 

大助とジョージ大統領は翔の話題により、トントン拍子で打ち解けられた。

 

サクラ「あれ!?だ、大助さんに、ジョージ大統領!?」

 

ミサキ「!!??」

 

シオリ「あら、Hello大統領♪こんにちは大助さん♪」

 

ジョージ「Hello,Dollsの皆さん!」

 

大助「はい、こんにちは。」

 

メンバー達は大助との再会と、ジョージ大統領との対面に喜んだ。

 

大助「…あれ、青空は?」

 

ジョージ「そうだ、翔はいないんですか?」

 

カナ「あっ、えっと…翔君は、その……」

 

大助&ジョージ「「…?」」

 

言葉を詰まらせるカナに疑問を抱き、互いに顔を合わせる大助とジョージ。そこに、慌てた様子の蜜璃が入ってくる。 

 

蜜璃「皆ぁ、大変大変大変なんだよぉ!!…って、ええぇぇっ!?じょ、ジョージ大統領!?それに、大助さん!?」

 

深雪「あら、これはこれは…」

 

蜜璃はオーバーリアクションし、深雪は冷静に状況を把握する。

 

愛「それで、蜜璃ちゃん。何が大変なの?」

 

蜜璃「あっ、そうそう!!ニュース見て、ニュース!!」

 

蜜璃の言葉を聞き、事務所にあるテレビを着けると……

 

 

アナウンサー『青空 翔君が新たな戦闘組織を結成し、只今から会見が始まります。』

 

 

…と、ニュースが表示されていた。場所は東京都江東区のとあるビル。多くの報道記者の前に、青空 翔が姿を現した。

 

大助「えっ!?」

 

ジョージ「翔…!!」

 

困惑する大助とジョージ大統領だが、テレビでは会見が始まった。

 

記者1『青空さん、新しい戦闘組織を結成するのは本当ですか!?』

 

翔『当たり前だ、だからここに居るんだよ。』

 

たくさんのフラッシュが飛び交いながらも、翔は淡々と説明を始める。

 

 

翔『俺達は日本政府非公認戦闘組織『Striker Attackers』、通称『STARS(スターズ)』だ。妖魔と呼ばれる未知生命体との戦闘経験が豊富な元ストライカーを中心に、妖魔討伐、ストライカー共の撃退が主な任務だ。他にも、迷子猫や尋ね人探し等も行っている。ただし、それを依頼すんならそれなりの報酬はいただく。その代わり、一切手を抜く事なく必ず見つけ出す事を約束しよう。んで、俺がその隊長、青空 翔だ。』

 

 

ドールハウスを出て行った翔は、元ストライカー達を中心にした戦闘組織を結成していた。それこそが、『Striker Attackers』だ。その名の如く、ストライカー共の撃退、妖魔討伐が主な任務である。直接依頼することも受け付けているが、それなりの報酬は貰う。それと引き換えに、一切の手を抜かず完璧にこなすそうだ。そして、彼はStriker Attackersの隊長である。

 

記者2『元ストライカー達は、女の子だと聞きましたが…それは本当なんですか?』

 

翔『そうだ。』

 

記者2『批判的な意見もあります。「女の子を戦場に立たせるのは、正直どうなのか。」とか、「女の子の人生を奪うな。」等々…それについてどう思われていますか?』

 

翔『どうも思わねぇな。何故ならそれはアイツらの意志、アイツら自身がそれを望んだまでだ。文句を言われる筋合いはねぇ。』

 

今回の戦闘組織には、年相応の少女である元ストライカー達が中心となっている。それについて批判的な意見も多い…逆に、応援する意見もある。

 

翔『文句を言う奴だろうが応援する奴だろうが関係ねぇ、俺達は都民を未知生命体やストライカー共から守るために存在するんだ。ホームページだってある、特に妖魔やストライカー共について困った事があれば気軽に連絡すると良い。』

 

翔の近くでは彩羽がパソコンを操作し、STARS本部のホームページを映し出した。本部の場所や理念、取り組み等が記されている。

 

記者3『いつの間にホームページを、仕事が早いですね。』

 

翔『俺達は手を抜くような真似は一切しねぇからな。信頼を得るなら、まずは動かねぇとなぁ?最後に、何か聞きてぇ事とかはあるか?』

 

記者達が質問をすると、翔はそれに淡々と答える。以上で、会見が終了した。

 

 

 

斑目「…翔、いつの間に……」

 

カナ「あんなに堂々と居場所を晒して、何か狙いがあるのかもしれませんね?」

 

ジョージ「日本政府非公認の戦闘組織か……私にも、何かできることは……」

 

大助「おいおい、マジかよ…青空。」

 

突然の出来事に困惑しているのはドールハウスのメンバー達だけではない。大助もジョージ大統領もだ。

 

レイナ(翔君、やっている事は美しいのだけれど…)

 

シオリ(でも、心配です…)

 

アヤ(多分、翔はあの事件を気にしている……でも、翔は何も悪くないんだけど……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マザーモシュネ「隊長さん、良いんですか?ストライカー達の目に入るような場所に居場所を出しても…」

 

翔「それで良い、それが俺の狙いだ。」

 

STARS本部ビルには、モシュネ達の母『マザーモシュネ』がいる。居場所を探していた彼女だったが、翔から連絡を受けたのをきっかけに、STARS本部に来るようになった。そこで事務作業や警備システムをメンテナンス、周辺の妖魔やストライカー達の索敵等を行っている。最近は、モシュネ達があまり彼女の言う事を聞かず、手を焼いているようである。

 

翔「敢えて居場所を晒しておく事で、ストライカー共や妖魔はそこを集中して襲って来る。奴らは冷静さを失っているし、ご自慢(笑)の白河 昇もまともに動けやしない。」

 

今のストライカー達には、頭脳である白河 昇が動けない事を良いことに、またやりたい放題をし始めたようだ。奴らもこの事を知っており、江東区を中心に悪さをしているそうだ。

 

翔「江東区の住人には悪いが…守るために全力を尽くそう。」

 

江東区を拠点に選んだ事で、その区民には迷惑が掛かる。それを承知の上で、翔はここを選んだのだ。ビルの後ろには東京湾が広がっているため、攻め込むのは困難だ。1方向からしか責められない場所に拠点を置く事で、守りやすくするのも彼の狙いだ。Striker Attackers…今はまだ知名度は無いが、翔が隊長となったことで知名度は上がりつつある。

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