〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第三百六十話 STARSのメンバー達

STARS本部ビルにて、STARS全員が集結していた。

 

翔「よく集まってくれた。今日から、STARSの一員として新たな仲間が入って来たから紹介しよう。山吹 楓とフェイ・リーだ。楓には主に事務作業等を任せる。場合によっては現場に投入しようと思っている。フェイには現場に入って、妖魔退治やストライカー共の撃退、及び人命救助等を任せる。楓、フェイ、自己紹介を。」

 

その理由は、楓とフェイが正式にSTARSのメンバーとしてやって来たからだ。

 

楓「初めましての方は初めまして、新しくStriker Attackersの一員となりました。山吹 楓と申します。少しでも早く皆さんに追い付けるよう、頑張って行きます。よろしくお願いします。」

 

フェイ「は〜い!フェイ、ちゃん、です♪Striker Attackersとして精一杯頑張ります♪よろしくお願いしま〜す☆」

 

楓はお手本のような自己紹介をし、フェイはかなりはっちゃけた自己紹介をした。

 

「「「よろしくお願いします!!」」」

 

STARSメンバー達も、新しいメンバーに挨拶を交わした。

 

モニカ「フェイったら、すっかり自分らしさを取り戻したね。何より何より♪」

 

フェイ「なっ!?ちょっとモニカ〜、それどういう意味!?」

 

モニカと早々に揉め始めるフェイ。

 

翔「……。」

 

彩羽「ちょ、モニカちゃんもフェイちゃんも喧嘩はストップ!!」

 

翔「良い、アイツらは普段からあんな感じだからな。ま、程々にしとけよ?」

 

慌てて止めに入る彩羽だが、それを静止する翔。

 

翔「モニカ、フェイ、そこまでだ。あまり互いの信頼関係を壊すような真似はよせ。いざという時に連携が上手く取れなくなるぞ?」

 

モニカ&フェイ「「は〜い。」」

 

翔「よし。」

 

翔の言葉に従うモニカとフェイ。彼が言えば鶴の一声である。

 

翔「んで、今日はジョージ大統領が手配した業者が来る。パソコンやWi-Fi、防犯カメラ等の設置を行うからな。置き場に関しては俺が指示を出す。お前達はまぁ、各々好きなように過ごしてくれや。」

 

そうこうしている内に、電気屋や防犯対策会社等の業者が到着した。マザーモシュネから渡された資料を元に設置場所を指示する翔。メンバー達が加わった事でスムーズに進み、設置は早く終わった。その後、機械の扱いに詳しいモシュネ達による使い方レッスンが始まった。すぐに覚えた翔も、メンバー達に教えられるようになった。

 

フェイ「た、たいちょー…?」

 

翔「どうした?」

 

すると、フェイが何やら遠慮がちに翔に話し掛けてきた。

 

フェイ「……えっと……」

 

翔「遠慮すんな、俺らは仲間なんだから…何でも聞いてくれよ。」

 

翔の言葉を聞き、フェイは安心して分からない事を聞いて来た。

 

翔「これについてはな…?」

 

翔の説明を聞き、フェイも機械を扱えるようになった。

 

翔「モシュネ、マニュアルの作成を頼む。」

 

モシュネ「了解でアリマス!!」

 

モシュネがすぐにマニュアルを作成し、メンバー達全員に配布した。これにより、STARSメンバー達は機器類の扱いをどんどん覚えていった。

 

翔「楓、ここなら上手くやれそうか?」

 

楓「そうですね。まだ、ドールハウスに行くのはちょっと……ねえ?」

 

翔「そうか。」

翔(まぁ、俺も暫く…あそこには戻れなくなっちまったからなぁ……)

 

港区浄化ライブの直後に起こったあの事件……それは、世間には知られていない。だが、ドールハウスのメンバー全員は知っている……アマゾン化が進行した翔は、食人衝動を抑える事ができず…とうとう、蜜璃の左腕を喰ってしまったのだ。

 

 

人間を喰ってはならない

 

 

自分で自分に言い聞かせた掟を破ってしまった事…何より、自分のせいで大切な人を傷付けてしまった事に罪悪感を覚え、翔はドールハウスを出て行ったのだ。メンバー達は彼を責めようとは全くしなかったし、彼を許していた。だが、当の本人は自分を許す事ができなかった…その為、暫くの間ドールハウスを離れることを決意したのだ。姉の彩羽は弟の彼を放っておけず、彼に着いていった。元ストライカー達も迷うこと無く、彼に着いていった。モシュネ達も着いていく事を決意したのだが、一部のモシュネ達はドールハウスに残った。

 

『気持ちは有り難いが、お前達はドールハウスを助けてやってくれ。』

 

彼の思いを尊重し、ドールハウスを手助けするために残った。居場所が無かったマザーモシュネは、翔が新たな戦闘組織を立ち上げる事を知り、真っ先に彼の元へ向かい、現在に至る。元ストライカー達は生まれつき不思議な力を持っており、普通の人間では目視できない妖魔を視認することができる。最近は人間に視認できない妖魔による犯行が増えてきている為、元ストライカー達の存在は貴重である。当のストライカー達は、妖魔と手を組んでしまっている為、もはや使い物にならない。

 

翔(もはやストライカーによる妖魔殲滅は終わりだ…これからは、俺達STARSが使命を果たそう。)

 

彩羽「ねぇねぇ翔君、こんなに沢山可愛い女の子がいるのに誰にも興味ないの?」

 

翔「…何が言いたい?」

 

彩羽「恋愛的な感情は無いのかな〜って思ったの。」

 

翔「ねぇな。そもそも俺は、恋なんぞに興味がねぇからな。」

 

彩羽「そっかぁ……」

彩羽(ここで、俺には姉貴しか居ねぇからな…なぁんて行ってくれたら、良かったのにな〜……そして、翔君とあんな事やこんな事……キャ〜♡)

 

何やら妄想を始める彩羽。

 

ほたる「彩羽さん、どうしたんですか?」

 

翔「放っておけ。」

 

ほたる「それはそうと…隊長サン、休憩時間になったら『はにかみ』の新作買ってきても良いですか?」

 

翔「構わねぇぜ?」

 

モニカ「アタシも『少年スコーピオン』の最新刊買いに行きた〜い♪」

 

翔「あぁ、良いぞ?俺も丁度、ハンバーガー買いに行きてぇと思っていたからなぁ。」

 

彩羽「だったらアタシも行く〜♪」

 

STARSの雰囲気はこんな感じで緩い…メンバー一人ひとりの個性、意志を大切にしているからだ。だが、任務になれば誰よりも真剣になる。チームで動いており、得意不得意な部分を補い合いながら人々を手助けしていく。

 

翔(ストライカー共はある意味反面教師だ…虫の良い事ばかり考え、他人の都合や意志を無視…その上訓練までも怠っていた……結果、信頼関係は皆無になり、連携の悪さが最大の弱点になった。おまけに学習もしなくなった…惨めなモンだ。)

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