〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
“イクサ”の回を書き終えた後、再びメインストーリーを書いていこうと思っています。
前回、翔が『仮面ライダーレイ』に変身し、ヒヨが『仮面ライダーイクサ』に変身し、ストライカーチーム『プロキオン・プディング』を始末しましたね。ちなみに転生者 Bは、レイに成敗されました(笑)。

今回、イクサに変身する人物は、誰なのか…?

それと、仮面ライダーレイを登場させたので、もう1人のライダーと、キャラを登場させます。
では、どうぞ


番外編 イクサ 9

この物語は、サクラがDollsに加入し、翔がDollsに心を開く前の物語……

 

 

 

ある日の朝…

ミサキが朝ランを行っていた。一通り走り終えた後、ドールハウスにある寮に戻り、シャワーを浴び、汗を流した。シャワーを浴びた後、ドライヤーで髪を乾かし、服を着替えると、観測室に向かった。

 

 

 

ドールハウス、観測室にて…

ミサキ「おはようございます。」

愛「あ、ミサキちゃん。おっはよ~♪」

カナ「おはようございます、ミサキちゃん。」

観測室には、愛とカナがいた。その後、他のメンバー達も集まり、斑目も到着した。

斑目「おはよう、ここに集められた理由は、分かっているな?」

レイナ「勿論よ…翔君を裏切ったストライカー達について…」

斑目「その通りだ。」

斑目はいくつかの動画を再生する。それは、通行人が妖魔と戦うストライカー達を撮影したモノであった。それを見た一同は……呆れるばかりであった。特に斑目とカナ、愛の3人は……

斑目(こんなにも周りが見えていないとはな…)

カナ(想像以上ですね…)

愛(今まで戦闘訓練を怠っていた結果だよね…)

ここで、ナナミが口を開いた。

ナナミ「妖魔の弱点は、『連携の悪さ』だと翔さんは言っていましたが……ストライカー達の弱点も妖魔と同じだと考えられます。」

ナナミの後にアヤが口を開く。

アヤ「アイツら、周りが見えていないのか…仲間の攻撃の餌食になることがしばしばって感じだったわ。」

斑目「…成る程…」

斑目は2人の言葉を聞き、動画を再生する。そして…

斑目「青空を裏切ったストライカー達の弱点は、『連携の悪さ』で間違いないだろう。だが、万が一遭遇した際、決して油断はするなよ。」

Dolls「はい!!」

カナ「今回の任務も、目黒区周辺を巡回してもらいます。」

愛「そう言えば、妖魔もストライカー達も、目黒区によく現れるよね~…」

愛はそう言うと、口角を下げた。

カナ「そうですね…片山さんの言うように、ストライカー達及び妖魔は目黒区によく出現します。」

カナは続ける。

カナ「もう1つですが…どうやら妖魔もストライカー達も、ピグマリオンとは敵対しているようですね。」

カナはそう言うと、1つの動画を再生する。映像には、妖魔を撃破した4人のストライカーが下級のピグマリオンを撃破する瞬間があった。ただ、連携が取れず、倒すのに苦労していた。

斑目「奴らがピグマリオンに敵対していようが関係ない……青空を裏切ったのだから…!」

斑目は拳を握りしめる。

愛「そうだよ!翔君を裏切った挙げ句、今度は連れ戻そうとしているんだし!しかも、全く関係ない人達まで巻き込んで!」

愛は斑目に便乗する。

ユキ「翔さんは、ネコさんの…私達の、ヒーローです…」

レイナ「そうね、翔君は私達の恩人よ!」

ミサキ「その恩人である翔さんを、寄って集って散々苦しめたストライカー達…更に、翔さんを見捨てた『ティエラ』、『時空管理局 大本営』の連中を…絶対に許せない…!!」

ナナミ「それに、周りの人達まで助けないなんて、最低ですよ…!」

Dollsは、怒りを露にしている。

カナ「では、そろそろ巡回に行ってもらいます。今回、ミサキちゃんに“イクサ”を託します。」

カナは“イクサ”をミサキに渡した。

ミサキ「ありがとうございます、カナさん。」

ミサキは“イクサ”を受け取る。

愛「チームAの皆は『海浜公園とその周辺』、チームBの皆は『目黒駅周辺の街中』、チームCの皆は『自然公園とその周辺』をお願いね。」

Dolls「了解!」

そして、Dollsは出撃した。

 

 

 

その頃、とあるマンションにて…

翔はレイキバットのフェイスパーツを外し、『アークキバット』のフェイスパーツをメカキバットに取り付け、電源を入れる。もちろん、神様が指を鳴らしたことを、彼は知らない。そのため……

アークキバット「ドロ~ン。」

翔「うおっ!?」

アークキバットが宙を飛ぶと、翔は驚き、尻餅をつく。

翔「アークキバットもかよ……」

アークキバット「ドロ~ン、ドロ~ン、ドロ~~ン。」

アークキバットはゆりかごのようにユラユラと左右に飛び回っている。そして…

アークキバット「あ、何か良い匂いがする~♪」

アークキバットは窓を開け、マンションから飛び出していった。

翔「あ、おい!!」

翔はマンションを出ると、戸締まりをし、アークキバットを追っていった。

 

 

 

その頃、とある海浜公園にて…

チームAが巡回をしていた。

サクラ「いませんね…」

しかし、妖魔どころかストライカーの気配すら無かった。

シオリ「あそこのお店で、休憩しませんか?」

シオリがそう言うと、パンケーキ専門店を指差す。

ミサキ「けど……いえ、そうね。時には休むことも大事だって、翔さんが教えてくれたから…」

ミサキは反対しようとしたが…過去の翔の言葉を思いだし、賛成することにした。

シオリ「ふふっ、では行きましょう♪」

サクラ「はい!」

ミサキ「分かったわ。」

シオリを先頭に、チームAの3人はパンケーキ専門店に向かった。

 

 

 

一方……

A(あれ?チームA、ミサキはどこに行った?)

チームAの後をこっそりつけていた転生者 Aは、チームAの3人を見失い、更に…迷子になっていた(笑)。その時……

「良い匂〜い♪」ピュー

ゴチンッ!

A「!!!?」

Aに何かがぶつかり、Aは目に渦巻きを作って気絶した。

アークキバット「あれぇ?今、何かぶつかった?……ま、い〜や♪」

ぶつかった張本人であるアークキバットはくるりと向きを変えると、良い匂いがする方へ飛んで行った。

 

 

 

その頃、チームAは…

パンケーキ専門店のテラス席で、パンケーキを食べていた。

サクラ「ここのパンケーキは美味しいですね♪」

ミサキ「そうね、いくらでもいける気がするわ。」

シオリ「この前、アヤさんが教えてくれたんですよ♪」

会話を弾ませながら、パンケーキをいただくチームAの3人。その時…

「ねぇねぇ。」

どこからか、誰かが呼んでいる。

サクラ「ん?」

ミサキ「どうしたの、サクラ?」

サクラ「今、誰かに呼ばれたような…?」

サクラは辺りを見回すが、呼んでいる人物はどこにも見当たらない。

ミサキ「でも、周りに私達を呼ぶ人物はいないわよ?」

ミサキはそう言うが…

シオリ「気のせいでしょうか…何だか『パタパタ』という音が聞こえるんですが…」

ミサキ「え…?」

ミサキも周りを見渡すが、音の主の姿はない。そのうち…

「ねぇねぇ。」

再び誰かが呼んでいる声が聞こえた。

サクラ「やっぱり、誰かが呼んでいます!」

シオリ「どこにいるんでしょう……あ、ミサキさん。」

ミサキ「何?」

シオリ「その、上を…」

ミサキ「…へっ?」汗

ミサキはマヌケな声を出すと、冷や汗をかきはじめた。

シオリ「上に。」

ミサキ「う、上?」

ミサキはゆっくりと、上を見上げる。そこには…

「ねぇねぇ。それなぁに?」

銀色の体色が特徴で、タレ目のコウモリがいて、ミサキと目が合った。だが、次の瞬間…

ミサキ「ぎゃぁぁあああああ!!」

ミサキは悲鳴を上げ、その場にうずくまってしまった。

店員「お、お客様!?どうかされましたか!?」

ミサキの悲鳴を聞いた店員が慌てて駆け付けた。

シオリ「店員さん、その…あれを。」

シオリが指差す方を見る店員。

店員「こ、コウモリ?」

困惑する店員。

シオリ「そのコウモリに驚いただけですので、特に問題はありません。私達で何とかします。」汗

サクラ「ご、ご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした!」ペコペコ

シオリが店員に言った後、サクラは店員に何度も頭を下げる。

店員「そ、そうですか。では、ごゆっくり。」汗

困惑しながらも、店員は店内に戻って行った。

サクラ「ミ、ミサキさん、大丈夫ですか!?」

サクラは慌ててミサキに駆け寄ると、ミサキは落ち着きを取り戻していた。

ミサキ「だ、大丈夫…よ…」

しかし、まだ青ざめた顔をしている。

アークキバット「ねぇねぇ、ボク、どうすれば良いの?」

ミサキ「ひっ!?」

シオリ「大丈夫ですよミサキさん。ちょっと変わったコウモリさんですから。」

ミサキ「こ、コウモリ?」

ミサキは羽音がきこえる方を見ると、銀色のコウモリが飛んでいた。

ミサキ「本当だわ…変わったコウモリね…」汗

コウモリだと確信したミサキは、何とか落ち着きを取り戻した。

シオリ「コウモリさん、よろしければこちらに来ませんか?」

シオリはアークキバットを誘う。

アークキバット「じゃあ、お言葉に甘えて、ドロ~ン、ドロ~ン、ドロ~~ン。」

アークキバットは木葉落としのような動きで、テーブルの上に降り立った。

サクラ「あの、コウモリさん?私はサクラって言います。何て名前なんですか?」

サクラはアークキバットに自己紹介する。

アークキバット「ボク、“アークキバット”。」

アークキバットも、サクラに自己紹介をした。

ミサキ「アークキバット…キバット……もしかして、仮面ライダーキバに登場する…?」

サクラ「あ、そう言えば…仮面ライダーキバの映画に登場していましたね!」

ミサキの言葉に、サクラはハッとした。

アークキバット「ねぇねぇ、それなぁに?」

アークキバットはパタパタと宙を舞い、パンケーキを興味津々に見て、チームAの3人に訊ねた。

シオリ「これ、パンケーキっていうお菓子なんですよ♪」

シオリはアークキバットに言う。

シオリ「アークキバットさんも、食べて見ます?」

シオリはパンケーキを小型サイズに切る。

アークキバット「噛んでも、良いの?」

シオリ「ふふっ、どうぞ♪」

シオリはフォークにカットしたパンケーキをさす。

アークキバット「じゃあ、いっただっきま~す♪」

アークキバットは、空中でパンケーキを上手に食べた。

アークキバット「んん~、美味しい〜!!」

シオリ「良かったですね♪」

シオリは微笑む。周りの人達は、DollsチームAの3人が、アークキバットと戯れている光景に終始癒されていた。

 

 

 

その後、会計を済ませたチームAの3人は、アークキバットと共に店を出た。

ミサキ「休憩も済んだことだし、巡回を再開するわよ。」

シオリ「そうですね。」

アークキバット「じゃあ、ボク…どうすれば良いの?」

サクラ「あ、そうですね…うーん…」

サクラは少し考えると、

サクラ「あ、そうです!アークキバットさんは、空から怪しい人物を探してもらえますか?」

と、アークキバットに頼んだ。

アークキバット「分かった。じゃあ、上昇しま~す。」

アークキバットは上空に上がっていく。

アークキバット「う~ん……うん?」

アークキバットは、チームAの元に向かってくる4人の人物を見かけた。

アークキバット「ねぇねぇ、前から4人の人間がこっちにくるよ~?」

アークキバットの言葉を聞いたチームAの3人は、前を見ると……確かに、4人の少女達がこちらに近づいて来ていた。

???「ちょっとよろしいかしら?」

金髪の少女が話しかけてくる。

ミサキ(!…ストライカー達…!)

???「私達は、『青空 翔』という人物を探しているデス。」

???「お礼なら何でもするます。どうか私達に、隊長の情報を」

シオリ「いえ、知りません。」

4人「えっ?」

ミサキ「聞こえなかったのかしら?知らないと言っているの。」

サクラ「私も聞いたことないです。」

当然、チームAの3人は「知らない。」と言う。

???「あ~あ、色んな人に聞いても知らないって言うからな~…何だかその言葉、聞き飽きちゃった。」

???「仕方ないですわ、フェイ。」

フェイ「ノエル…まぁ、そうなんだけど…」

黒髪の少女の名は『フェイ・リー』、金髪の少女の名は『ノエル=ジョーヌ・ベアール』、銀髪の高身長の少女は『タチアナ・アレクサンドロヴナ・クロフスカヤ(通称 ターニャ)』、小柄な少女は『シャルロッテ・ヴァイス』…彼女達も、翔を裏切ったストライカー達である。

ミサキ「貴女達、その『青空 翔』と言う人物を探してどうするつもりなの?」

ミサキが4人のストライカー達に問い詰めると全員「そ、それは…」と、口もごる。

ミサキ「具体的な目的が無いなら、探す必要は無いじゃない。」

ミサキは呆れ、ジト目になる。

フェイ「と、とにかく!フェイちゃんはたいちょーに謝りたいの!!」

サクラ「その人に謝るために、他の人達にも迷惑をかけているんですね?」

フェイ「っ!?」

サクラの一言に、フェイは黙り込んだ。

ノエル「貴女方も邪魔をするのですね……私(わたくし)は貴族ですが、邪魔をする者が例え庶民であろうと…容赦いたしませんわ…」

ノエルは変身し、長銃を構える。他のメンバー達も変身し、それぞれの武器を構える。

アークキバット「あわわわ、どうしよう…!」アワアワ

アークキバットはどうすれば良いか分からず、アワアワしていた。その時……偵察型妖魔と旧式妖魔の群れが、どこからともなく現れた。

ターニャ「妖魔!」

シャルロッテ「全く、また邪魔者デスか…」

アークキバット「あぁ!もう嫌だぁ!!」

次の瞬間…

「アークキバット!!」

どこからか、声が聞こえてきた。

アークキバット「あ!ご主じーん!!」

アークキバットは声が聞こえた方に飛んで行った。

シオリ「今の声…!」

フェイ「たいちょーの声だ!」

フェイがそう言うと、他のメンバー達は辺りを見回す。しかし、声の主の姿は、どこにも無い。

サクラ「皆さん、逃げてください!!」

サクラが周りの人達にそう言うと、周りの人達は一斉に逃げ出した。周りに人がいないことを確認したチームAの3人は、テアトルを展開した。

シオリ「ミサキさん!」

ミサキ「えぇ!」

ミサキはイクサベルトを装着し、ナックルを左手に当てる。

《レ・ディ・ー》

ミサキは左手を腰に添え、ナックルを持った右手を前に突き出し、

ミサキ「変身。」

と言ってナックルを持った右手を左肩辺りに添え、ナックルをベルトに装着する。

《フィ・ス・ト・オ・ン》

ミサキは『仮面ライダーイクサ』に変身した。その直後、顔面部のシールドが展開し、『仮面ライダーイクサ バーストモード』になった。シールドが展開すると、風圧が発生した。

妖魔達「!!?」

シャルロッテ「むっ!?」

ターニャ「!?」

フェイ「わっ!?」

ノエル「きゃっ!?」

風圧は、妖魔達とストライカー達を吹き飛ばした。

 

 

 

とある建物の屋上にて…

アークキバット「ご主人!!」

翔「おう。」

翔とアークキバットの姿があった。

翔「俺達も行くぜ、アークキバット。」

アークキバット「じゃあ、行きますか~、ドロンドロン〜。」

そして、変身待機音が響き…

翔「変身。」

翔がそう呟くと、アークキバットはベルトに移動し、逆さまに止まった。

アークキバット「へ~んし~ん。」

その瞬間、翔の身体が宙に浮き上がり、巨大な仮面ライダーへと姿を変えた。

ライダー「…。」

そのライダーは建物から飛び降りた。

 

 

 

その頃…

突然の妖魔出現により、混乱するストライカーチーム『アマンド・フォーマルハウト』だが、DollsチームAの3人は、上手く連携を取りながら、妖魔を次々と撃破していった。

フェイ「あの人達、妖魔を瞬く間に倒してるよ。」

ノエル「ならば、妖魔達は彼女達に任せましょう。」

ノエルがそう言った次の瞬間…

ドォォオオオン!

1体の旧式妖魔がアマンドの近くに叩きつけられた。そして…

「おい、相手は化け物達と戦っているのに、自分達は何もせず…弱った化け物だけを倒そうってのか?」

巨大な仮面ライダーがゆっくりと降り立った。

シャルロッテ「ななな、何デス!?」

ターニャ「お、大きい…!」

フェイ「えぇっ!?」

ノエル「あ、貴方の方が化け物ですわ!!」アワアワ

アマンドのメンバーは、巨大な仮面ライダーに驚く。

サクラ「えぇっ!?か、仮面ライダー!?」

シオリ「まぁ、大きな仮面ライダーですね。」

イクサ「仮面ライダーでも、敵か味方かまだ分からない。油断しないで。」

サクラは驚き、シオリは珍しいモノを見たような表情を浮かべ、イクサに変身したミサキは警戒している。

アーク「化け物とは心外な…俺は『仮面ライダーアーク』だ。」

この巨大なライダーの名は、『仮面ライダーアーク』である。

シオリ「あら、アークキバットさん!」

シオリは、アークのベルトに止まっているアークキバットを見る。

アークキバット『ご主人!あのお姉さん達、親切な人達だよ!』

アーク「…あぁ、分かってる。」

アークはそう言うと、シオリ達の近くに移動する。そして、アマンドのメンバー達の方に向きを変える。

アーク「コイツらは、ちゃんと化け物達と戦ってんだ。」

ノエル「なっ!?卑怯ですわよ!!」

アーク「卑怯?どの口が言うんだよ。邪魔者を消すためにコイツらを利用しようとした奴らが言えることじゃねぇだろ?」

ノエル「っ!!」

アークの言葉に、ノエルは何も言い返せなかった。

アーク「3人とも、同時に飛べ!」

アークがシオリ達に言う。3人は何かを察したのか、同時にジャンプした。その瞬間…

ドゴォオオンッ!

アークが思い切り地面を踏みつけた。

アマンド「「「「!!!?」」」」

妖魔達「!!!?」

アマンドのメンバー達と妖魔達はバランスを崩し、転倒する。

アーク「今だ!!」

アークがそう言うと、サクラとシオリはガンを召喚して妖魔達目掛けて乱射し、イクサはナックルを取り出すとエネルギー弾を撃ち、旧式妖魔達を葬った。

イクサ「どうやら、あのライダーは味方のようね。」

イクサはアークを味方であることを認識した。

アーク「さぁて、お前らの相手は俺だ。」ズシンッズシンッ

アークはアマンドのメンバーに近づく。

ノエル「!!」ダァンッダァンッ!!

ノエルは長銃をアーク目掛けて乱射するが、全く効いていなかった。

アーク「痒い…」

アークはノエルを捕らえる。

ノエル「ぐっ!?うぅっ!!」

ノエルにアークから逃れようと必死で抵抗するが、まるで意味がなかった。

アーク「そんなに離して欲しいんなら、離してやるよ。」

アークはそう言うと、ノエルを建物の壁に向かって投げつけた。

ブゥンッ…ドゴォッ

ノエル「ぁ…かはっ…」パラパラ

ノエルは壁にめり込み、その後すぐに地面に落ち、戦闘不能になった。

ターニャ「ノエルさん!!」

イクサ「よそ見してる場合?」

ターニャ「!?」

ターニャがイクサと取っ組み合う。その後、すぐに起き上がり…肉弾戦で戦う。ターニャは、イクサと互角の戦いを繰り広げる。お互い相討ちをしあい、一歩も譲らない。

イクサ「成る程…戦闘力は高いけど、体力は無いみたいね。」

ターニャ「…はぁ…はぁ…」

ターニャは息を切らしているが、イクサは全く息を切らしていない。イクサはターニャに向かって走り、ジャンプする。だが、その瞬間…

ダダダダッ

イクサ「があっ!?」ドゴォオオンッ!ドサッ…

何かに撃たれ、イクサは地面に叩き付けられる。

アークキバット「飛行機か…!」

アーク「…ちっ…マジかよ…!」

アークは空を見上げると、4機の戦闘機が上空を飛んでいた。

シャルロッテ「私の奥の手『無人戦闘機』デス。」

どうやら、シャルロッテが指揮しているようだ。シャルロッテが指揮棒を天に掲げ、地面に振り下ろす。戦闘機は急降下し、爆撃を開始した。

ヒュゥゥウウウウ…ドゴォオオンッドゴォオオンッドゴォオオンッドゴォオオンッ!!

サクラ&シオリ「「きゃぁぁあああああああ!!」」

イクサ「がぁぁあああああああ!!」

サクラとシオリ、イクサは爆撃を受け、地面に叩き付けられた。だが…

ターニャ「あぁぁあああああああ!!」

フェイ「わぁぁあああああああ!!」

ターニャとフェイも爆撃を受ける。

シャルロッテ「あ、しまった…デス…!」

シャルロッテは指揮棒を振るい、戦闘機を上空に待機させた。

アーク(こうなったら…!)

アークは『ウェイクアップフエッスル』を取り出し、アークキバットの口に差し込む。

アークキバット『ウェイクアップ』

フエッスルの音色が響き始めると、

アークキバット『Go to hell!!』

アークキバットの顔面パーツが外れ、メカキバットの姿になる。その瞬間、アークの背中に炎を発した禍々しい巨大な翼が生え、巨大な腕が生えてきた。胸の中心には巨大な目が現れた。仮面ライダーアークは『レジェンドアーク』へと、姿を変えた。レジェンドアークは大空に飛び立つと、戦闘機に向かっていく。そして、巨大な腕を振るい、1機の戦闘機を叩き落とす。戦闘機は炎を吹きながら、海へ落下していった。

シャルロッテ「!!」

シャルロッテは指揮棒は前に振るい、攻撃命令を出す。戦闘機はレジェンドアークに向かっていく。レジェンドアークは更に上空に上がっていった。

アーク「…来い。」

無人戦闘機は、レジェンドアークに機銃を掃射した。レジェンドアークは巨大な腕を盾代わりにして銃弾を防ぐと、1機の戦闘機を捕らえ、飛んで来たもう1機の戦闘機目掛けて投げた。投げた戦闘機は飛んで来たもう1機の戦闘機と衝突し、空中で爆発した。

アーク「さて、残るは1機か。」

レジェンドアークは残る1機の戦闘機目掛けて突っ込んでいった。

 

 

 

その頃、地上では……

イクサ「でやぁぁああああああ!!」ドゴォッ

ターニャ「…がはっ…!!」

サクラ「やぁぁあああああああ!!」

シオリ「はぁぁあああああああ!!」

フェイ「っ!!?」

妖魔達を撃破したサクラとシオリ、イクサはターニャとフェイを撃破した。

イクサ「残るは貴女だけね。」

イクサはシャルロッテの方に向きを変え、構える。

シャルロッテ「まだデス…まだ無人戦闘機がいるデス!」

シャルロッテはそう言うが…

アーク「無駄だ。」

レジェンドアークが上空からゆっくりと降りてきた。

アーク「あの戦闘機なら、全て処分してやったぜ?」

シャルロッテ「何!?ターニャ、フェイ、ノエル!!撤退デス!!」

ターニャ、フェイ、ノエルはやっとのことで起き上がった。そして、撤退を試みるが…彼女達の逃げる先に、レジェンドアークが先回りした。

アーク「逃がさねぇぞ?」

そして、巨大な腕でアマンドの4人を捕らえ、思い切り地面に叩き付けた。

4人「「「「!!?」」」」

アーク「んぬぅぅうううううううう…!」

レジェンドアークが唸りだすと、胸の中心の巨大な目が光だし、赤黒い光球を生み出した。

イクサ「…一体何をするつもり…?」

シオリ「ミサキさん!今です!!」

イクサはハッとしてナックルフエッスルを取り出し、ベルトに差し込み、ナックルを押し込む。

《イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ》

イクサは4人のストライカー達に『ブロウクン・ファング』を放った。それと同時に、レジェンドアークは4人のストライカー達目掛け、必殺技『ウルティマデッドエンド』を放った。

4人「「「「ぎゃぁぁあああああああああ!!」」」」

4人のストライカー達は爆風に吹き飛ばされて宙を舞い、地面に叩き付けられ、戦闘不能になった。

サクラ「やった!」

シオリ「やりましたね!」

イクサ「えぇ、やったわ!」

サクラ、シオリ、イクサ、アークの勝利だ。

アーク「…うっ…!?」

アークは胸を抑え、地面にその巨体を沈めた。倒れる寸前に変身が解け、その正体を現した。

サクラ「!?」

シオリ「しょ、翔君!!」

イクサ「翔さん!!」

イクサは変身を解除してミサキの姿に戻ると、サクラとシオリと共に翔の側に駆け寄った。

翔「く…うぅ…」

翔はヨロリと起き上がった。ミサキが翔を支えようとする。

翔「…!!…アークキバット!」

翔は無惨な姿になった『メカキバット』を目の当たりにする。そして、近くに落ちていたアークキバットの顔面パーツを拾う。

翔「…アークキバット……!」

翔がメカキバットにアークキバットの顔面パーツを置くと…それは眩い光の球となり、空に浮かんでいった。

翔「…!!」

翔は俯いてしまう。

シオリ「翔君…」

シオリは翔の背中を擦る。その時…光球は消え、パタパタという羽音が聞こえてきた。

「ねぇねぇ、ご主人。」

アークキバットは、甦ったのだ。

翔「…。」

アークキバット「ねぇねぇ、ご主人!!」

翔「!?」

翔がびっくりして顔を上げる。彼の目の前には、アークキバットの姿があった。

アークキバット「あれ?どうして泣いてるの?」

アークキバットは、翔に問いかける。翔はアークキバットを抱き締めた。

アークキバット「わぁー!!ご主人!?」

翔「…バカ野郎…心配したんだぞ…!!」

翔は涙を流し、アークキバットに言う。

アークキバット「ご主人、パンケーキ、噛ませて。」

翔「…あぁ、好きなだけ食わせてやる…!」

翔は涙を拭うと、アークキバットを離した。そして、アークキバットと共に、その場を去って行った。

チームAの3人は、去って行く翔とアークキバットを見送る。

サクラ「優しいんですね、翔さん。」

ミサキ「例え性格は変わってしまっても…自分よりも、他人を思いやる優しさは、変わらない。」

シオリ「それが、翔君の良いところの1つですからね♪」

チームAの3人は、翔とアークキバットの姿が見えなくなった後、ドールハウスへと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

アークキバット「んむぐぃ(美味い)んむぐぃ(美味い)むぉぐふぃん(ご主人)むぉっごむぉっご(もっともっと)!!」

翔「落ち着いて食え。」

自宅マンションへと帰った翔は、早速パンケーキを作り…約束通り、アークキバットに好きなだけ食べさせたのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
Dolls最後の変身者は『ミサキ』でした。彼女も『バーストモード』に変身できます。
ストライカーチーム『アマンド・フォーマルハウト』の4人は、仮面ライダーアークに変身した翔と、サクラ、シオリ、イクサに変身したミサキによって成敗されました。ついでに、出番が少なかった転生者 Aは、いつの間にかアークキバットに成敗されました(笑)。

ちなみに…ミサキの変身ポーズは『麻生 ゆり』と全く同じです。

次回、“イクサ”の回は、『最終回』となります。お楽しみに。
では、またね
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