〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
Dollsはテアトルを展開し、それぞれ武器を構える。翔はドライバー操作を行い、ライドブッカーからライダーカードを取り出す。
ドライバーにカードを装填してすぐに操作をすると、翔の身体が無数のシルエットに包まれて行く。最後に、深紅のプレートがバーコードのように顔面部へと重なって行き、仮面ライダーディケイドへと変身が完了した。その直後、霧の向こうから無数のピグマリオンと偵察型妖魔が姿を現した。
アコ「シリウスはやっぱりボロ負けしたのだ。それに、ボスもここに居た…にしし、アコっちの予想通りなのだ♪」
偵察型妖魔の後ろには、ストライカーの1人『
そして、銃弾を乱射し…偵察型妖魔達を全滅させた。
アコ「し、しまったのだ…!!」
偵察型妖魔が持っていたと思われる端末も破壊され、アコが今まで集めてきた情報は、全て水の泡となった。
ディケイド「幹部を名乗るんなら、部下ぐれぇ守ってやれよ。」
アコ「ぐぬぬぬぬ…!!」ギリッ
ディケイド「さぁ、どうする?俺と殺り合うか、尻尾巻いて逃げ帰るか…5秒以内に選べ。」
アコ「…上等なのだ!!」ジャキンッ!!
ディケイドがカウントを始める前に、スナイパーライフルを取り出すアコ。
ディケイド「なら、これで行こう。」
ディケイドはライドブッカーからカードを取り出し、ドライバー操作を行う。
ドライバーから音声が響くと、ディケイドの身体が赤い魔法陣に包み込まれ、『ディケイドウィザード』へと姿を変えた。
ディケイドウィザード「ふんっ…」スッ…
ディケイドウィザードが右手を前に突き出すと、どこからともなく突風が発生する。
アコ「っ!?」
アコは風に飛ばされないよう、耐えるので精一杯で…中々攻撃ができずにいた。ふと、Dollsを見ると…中々強いピグマリオンに手こずっているようだ。
ディケイドウィザード「……。」ハァ…
ディケイドウィザードは思わずため息を着くと、風に乗ってDollsの助太刀に入る。
レイナ「ッ!?翔君…!!」
ディケイドウィザード「なァにやってんだ、そんなんじゃ東京を守れねぇぞ?」
Dollsに厳しい言葉をぶつけ、ディケイドウィザードは風を利用しながらピグマリオン達と戦う。宙に長く舞ったり、ステップを踏み、時には地上に素早く降り立ったり、ピグマリオンを翻弄しながら着実に撃破していく。
ナナミ「いくらなんでも、凄すぎます…」
サクラ「まるで魔法使いみたいです…!」
やがて、ピグマリオンが殲滅すると、ディケイドウィザードはおもむろにカードを取り出し、ドライバーに装填…ドライバー操作を行う。
アコ「ボス、隙ありなのだ!!」
アコは叫びながらスナイパーの引き金を引く。それと同時に、ディケイドウィザードは飛んで来た弾丸をヒラリと躱した。
ディケイドウィザード「…殺気がダダ漏れだ。」
そして、ビッグ&コネクトによる巨大化した左手でアコを橋から払い落とした。
ディケイドウィザード「そのまま魚の餌にでもなってろ…」
アコがやられ、戦闘は終了した。
ヒヨ「は〜〜〜〜っ、やった!!よかった〜〜!」
安心するヒヨとは裏腹に、一部メンバー達は暗い顔をしている。
ナナミ「………気のせいでしょうか?なんだか、手応えが……」
ミサキ「気のせいじゃないわね。はっきりと、今のピグマリオンは強かった。」
レイナ「はぐれピグマリオンに霧、そして強個体…なんだか気味が悪いわね。」
ストライカーと妖魔軍は相変わらずだが、今回現れたピグマリオンはかなり強かった。しかし、ディケイドウィザードになった翔が介入した事で何とか殲滅できた。
PPP−−
カナ『−−お待たせいたしました!EsGによる探索結果をお伝えします。』
カナから通信が入ると、EsGが探索した結果をメンバー達に伝える。
カナ『3時方向、東側にモノリスの反応を検知!かなり大型です…気をつけて向かってください!!』
ミサキ「…!?今出現したということですか?」
斑目『そのようだ、おそらくその濃霧も無関係ではない。各自、視界の確保にも気を付けろ。』
先程の強いピグマリオン達は、今さっき出現したモノリスから現れたようだ。モノリスとは、ピグマリオンがこの世界に出現する門である。出現すれば、すぐに破壊しなければならない。
斑目『−−愛、ドール達を頼むぞ。』
愛「わかりました!!」
斑目『−−翔、同行してくれるか?』
翔「…今の
こうして、一同はモノリスが現れた方角へと向かうのだった。