〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第三百七十話 霧の中へ

Dollsはテアトルを展開し、それぞれ武器を構える。翔はドライバー操作を行い、ライドブッカーからライダーカードを取り出す。

 

翔「…変身。」

 

 

《KAMEN RIDE》

 

《DECADE》

 

 

ドライバーにカードを装填してすぐに操作をすると、翔の身体が無数のシルエットに包まれて行く。最後に、深紅のプレートがバーコードのように顔面部へと重なって行き、仮面ライダーディケイドへと変身が完了した。その直後、霧の向こうから無数のピグマリオンと偵察型妖魔が姿を現した。

 

アコ「シリウスはやっぱりボロ負けしたのだ。それに、ボスもここに居た…にしし、アコっちの予想通りなのだ♪」

 

偵察型妖魔の後ろには、ストライカーの1人高嶺(たかみね) アコ』の姿があった。彼女は偵察役として、翔やDolls達、STARSの動向を探っているようだ。それをすぐに見抜いたディケイドは、ガンモードのライドブッカーを構える。

 

 

《ATTACK RIDE》

 

《BLAST》

 

 

そして、銃弾を乱射し…偵察型妖魔達を全滅させた。

 

アコ「し、しまったのだ…!!」

 

偵察型妖魔が持っていたと思われる端末も破壊され、アコが今まで集めてきた情報は、全て水の泡となった。

 

ディケイド「幹部を名乗るんなら、部下ぐれぇ守ってやれよ。」

 

アコ「ぐぬぬぬぬ…!!」ギリッ

 

ディケイド「さぁ、どうする?俺と殺り合うか、尻尾巻いて逃げ帰るか…5秒以内に選べ。」

 

アコ「…上等なのだ!!」ジャキンッ!!

 

ディケイドがカウントを始める前に、スナイパーライフルを取り出すアコ。

 

ディケイド「なら、これで行こう。」

 

ディケイドはライドブッカーからカードを取り出し、ドライバー操作を行う。

 

 

《KAMEN RIDE》

 

《WIZARD》

 

ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!

 

 

ドライバーから音声が響くと、ディケイドの身体が赤い魔法陣に包み込まれ、『ディケイドウィザード』へと姿を変えた。

 

ディケイドウィザード「ふんっ…」スッ…

 

ディケイドウィザードが右手を前に突き出すと、どこからともなく突風が発生する。

 

アコ「っ!?」

 

アコは風に飛ばされないよう、耐えるので精一杯で…中々攻撃ができずにいた。ふと、Dollsを見ると…中々強いピグマリオンに手こずっているようだ。

 

ディケイドウィザード「……。」ハァ…

 

ディケイドウィザードは思わずため息を着くと、風に乗ってDollsの助太刀に入る。

 

ドカッ!!ドゴッ!!ズガッ!!ドゴォッ!!

 

レイナ「ッ!?翔君…!!」

 

ディケイドウィザード「なァにやってんだ、そんなんじゃ東京を守れねぇぞ?」

 

Dollsに厳しい言葉をぶつけ、ディケイドウィザードは風を利用しながらピグマリオン達と戦う。宙に長く舞ったり、ステップを踏み、時には地上に素早く降り立ったり、ピグマリオンを翻弄しながら着実に撃破していく。

 

ナナミ「いくらなんでも、凄すぎます…」

 

サクラ「まるで魔法使いみたいです…!」

 

やがて、ピグマリオンが殲滅すると、ディケイドウィザードはおもむろにカードを取り出し、ドライバーに装填…ドライバー操作を行う。

 

 

《FINAL ATTACK RIDE》

 

《WI WI WI WIZARD》

 

 

アコ「ボス、隙ありなのだ!!」

 

アコは叫びながらスナイパーの引き金を引く。それと同時に、ディケイドウィザードは飛んで来た弾丸をヒラリと躱した。

 

ディケイドウィザード「…殺気がダダ漏れだ。」

 

そして、ビッグ&コネクトによる巨大化した左手でアコを橋から払い落とした。

 

ディケイドウィザード「そのまま魚の餌にでもなってろ…」

 

アコがやられ、戦闘は終了した。

 

 

 

ヒヨ「は〜〜〜〜っ、やった!!よかった〜〜!」

 

安心するヒヨとは裏腹に、一部メンバー達は暗い顔をしている。

 

ナナミ「………気のせいでしょうか?なんだか、手応えが……」

 

ミサキ「気のせいじゃないわね。はっきりと、今のピグマリオンは強かった。」

 

レイナ「はぐれピグマリオンに霧、そして強個体…なんだか気味が悪いわね。」

 

ストライカーと妖魔軍は相変わらずだが、今回現れたピグマリオンはかなり強かった。しかし、ディケイドウィザードになった翔が介入した事で何とか殲滅できた。

 

PPP−−

 

カナ『−−お待たせいたしました!EsGによる探索結果をお伝えします。』

 

カナから通信が入ると、EsGが探索した結果をメンバー達に伝える。

 

カナ『3時方向、東側にモノリスの反応を検知!かなり大型です…気をつけて向かってください!!』

 

ミサキ「…!?今出現したということですか?」

 

斑目『そのようだ、おそらくその濃霧も無関係ではない。各自、視界の確保にも気を付けろ。』

 

先程の強いピグマリオン達は、今さっき出現したモノリスから現れたようだ。モノリスとは、ピグマリオンがこの世界に出現する門である。出現すれば、すぐに破壊しなければならない。

 

斑目『−−愛、ドール達を頼むぞ。』

 

愛「わかりました!!」

 

斑目『−−翔、同行してくれるか?』

 

翔「…今のDolls(コイツら)では当てにならん、それに…今から目指す方向に、妖魔の気配を感じる……言われなくとも、最初から向かうつもりだ。」

 

こうして、一同はモノリスが現れた方角へと向かうのだった。

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