〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第四百二話 海の家の戦い

モニカ「あ〜、ホント楽しすぎる♪」

 

雪枝「こういうのも、良いですね。」

 

翔「雪枝、この季節は心霊特番とかもあるんだろ?」

 

雪枝「はい、そうですね。それも楽しみだったりします。」

 

百合「わかる〜♪」

 

海で遊んだメンバー達は、海の家かぼすで休憩していた。翔はメンバー達と談笑しつつ、神経を集中させて敵の気配を探っていた。

 

翔(……また来たのか。)

 

一海「翔、まさか…ストライカー共が来てるのか?

 

翔「あぁ、性懲りもなくまた来やがった…

 

翔は席を立ち、海の家から出て行く。一海も後を追って海の家を出て行く。

 

マリ「…来たっぽいね。」

 

リョウコ「え、何が?」

 

あから「恐らく、ストライカー共だろう…皆、行こうか。」

 

彩羽「むぅ、翔君との水着デートを邪魔しに来たんだ…」

 

STARSメンバー達も海の家を出て、ストライカーを迎え撃つ準備を開始した。

 

大助「…まさか、な。」

 

大助も海の家を出て、外へ向かった。

 

友香「ストライカー達が来たんでしょうね。」

 

紫「我々はここに残って、客を守ろう。」

 

諒芽「ラジャー!」

 

残ったメンバーは、海の家にて客を守る事にした。

 

 

 

あおい「見つけたぞ隊長、それにスパイ東雲 リョウコ……よくも我々の機密情報を漏洩してくれたな?」

 

翔「今頃気付いたのか、相変わらずバカ丸出しじゃねぇか…」

 

栞「貴方、発言には気を付けた方が良いんじゃない…?」

 

翔「ブーメラン飛ばしてんじゃねぇよ。」

 

翔の煽りを聞き、眉間にシワを寄せる栞。

 

一海「翔、これを…」

 

翔「あ?」

 

一海が渡してきたのはライダーカードだった。それを受け取ると、そこにはアーマードライダーデュークが描かれていた。

 

一海「ゲネシスドライバーのデータを使って新調したカードだ、よかったら使ってくれ。」

 

翔「…良いだろう。」ガチャッ…

 

翔はネオディケイドライバーを装着すると、ドライバー操作を行う。その後、一海から貰ったライダーカードを装填、再びドライバー操作を行う。

 

 

《KAMEN RIDE》

 

《DUKE》

 

 

翔「変身…」

 

 

《レモンエナジーアームズ・ファイトパワー!!ファイトパワー!!ファイファイファイファイファファファファファイト!!》

 

 

一海によって作成された新たなライダーカードの影響で変身したその姿は、ベルト以外はアーマードライダーデューク『ディケイドデューク』と呼ばれる形態である。右手にソニックアローを装備しており、エナジーロックシードを使うことも出来るのだ。

 

一海「ストライカー共、これ以上好き勝手させてたまるか…変身…!!」

 

 

《メロンエナジーアームズ》

 

 

一海はアーマードライダー斬月・真に変身し、ソニックアローを構える。

 

チカ「じゃあ夕依センパイ、お願いします!!」

 

夕依「わかりました。」

 

夕依は呪文を唱え始めると、無数の妖魔型式神を召喚した。

 

あおい「フンッ、数はこちらの方が上だ。降参するなら今のうちだぞ、隊長?」

 

ディケイドデューク「こっちはてめぇらをぶっ飛ばせる準備は既に出来ている、てめぇらこそ…尻尾巻いて逃げるなら今のうちだぜ?」

 

あおい「舐められたモノだ…総員、突げk」

 

「ちょっと待ったー!!」

 

あおいが突撃命令を出す直前、大助が乱入してきた。

 

大助「観光客が怖がってるだろ、折角海に来たってのに台無しじゃねぇか。」

 

呑気な事を言いながらため息をつく大助。

 

チカ「おじさん誰?」

 

大助「青空の友人だ。ま、俺も一応…ライダーなんだけどさ。」カチッ…

 

アマゾンズドライバーを装着した大助は、ドライバーのアクセラーグリップを捻る。

 

 

《ALPHA》

 

 

大助「……アマゾン。」

 

 

《BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD!!》

 

 

赤い炎柱に包まれた大助は、仮面ライダーアマゾン αへと姿を変えた。

 

アマゾンα「さぁて、ストライカー共…覚悟、できてるよな?」

 

あおい「ま、待て…まだ、心の準備が……」

 

ディケイドデューク「てめぇらの心の準備なんか知るか…性懲りも無く来るって事は、それなりの覚悟ができてるって事だろ?」

 

ディケイドデュークはそう言うと、ソニックアローを構える。アマゾンαはストライカー達の方へゆっくり歩いて行く。

 

チカ「あ、あの仮面ライダー…沖縄の時に!!」

 

夕依「任せて!!」

 

夕依はゴーレムのような妖魔型式神を召喚し、アマゾンαに向かわせる。式神はアマゾンα目掛けて右腕を振るうが…

 

アマゾンα「おっと…」サッ…

 

アマゾンαは右側に避け、走り始める。そして、式神の懐に入り込むと…

 

アマゾンα「っらぁっ!!」ドゴォッ!!

 

腹部に右ストレートを繰り出した。その後もアマゾンαは、得意の格闘戦で夕依の式神を追い詰めて行く。

 

あおい「まずはあの赤いライダーを殺れ!!」

 

あおいが指示を出すと、偵察型妖魔の群れがアマゾンαに向かって来る。しかし、ディケイドデュークと斬月・真がソニックアローから矢を放ち、偵察型妖魔は次々に倒されて行く。

 

ディケイドデューク「そんな雑魚共、大量に放ったって無駄だ。」

 

斬月・真「数が全てってわけじゃねぇんだよな。」

 

あっさり妖魔軍団を殲滅させられ、残るはストライカー達のみとなった。あから達も、得意の連携で客を守りつつ妖魔を倒している。

 

アマゾンα「っ!!」ドゴォッ!!

 

式神妖魔「!?」

 

アマゾンαも、夕依が召喚した式神妖魔を撃破することに成功した。

 

あおい「夕依でも駄目なのか、ならば私が行く!!」シャキンッ、シャキンッ…

 

あおいは二本の刀を引き抜くと、アマゾンα目掛けて走り出す。

 

あおい「せいっ!!やぁっ!!」ブンッ!!ブンッ!!

 

そして、アマゾンαに攻撃を仕掛けるが、アマゾンαはヒラリヒラリと躱す。その後も攻撃を仕掛けるあおいだが、アマゾンαに全く命中しない。

 

あおい「くっ、避けるなっ!!」

 

アマゾンα「いや、普通避けるだろ…」汗

 

栞「見てられないわね、支援してあげるわ。」ギリリッ…

 

栞は弓を構えると、あおいを支援しようとするが…ディケイドデュークがソニックアローから矢を放ち、それを妨害する。

 

ディケイドデューク「させねぇよ…」

 

栞「た、隊長さん…!!」

 

ディケイドデューク「フンッ、恨みてぇなら恨むと良い。だが、そんな事をしたって状況は変わらねぇぜ?」

 

栞「っ!!」

 

チカ「こうなったら、特大花火を」

 

斬月・真「撃たせねぇよ!!」

 

花火筒を構えるチカだが、斬月・真がソニックアローから矢を放ち、大した活躍もできず戦闘不能になった。

 

あおい「チカ!!」

 

アマゾンα「余所見してる場合か?」

 

あおい「っ!?」

 

アマゾンαはあおいの顔面に右ストレートが命中し、あおいの身体は宙を舞う。

 

栞「ちょっと!?女の子を殴るなんて正気!?」

 

ディケイドデューク「正気を失ってるてめぇに言われたくねぇな。」

 

 

《FINAL ATTACK RIDE》

 

《DU DU DU DUKE》

 

 

ディケイドデュークは残った栞に、必殺技『ソニックボレー』を放った。レモンの形をしたエネルギーを纏った矢は、栞の前で分裂し、無数の矢となる。やがて、栞は爆発に包まれ、戦闘不能になった。

 

夕依「み、皆さん…!!」

 

アマゾンα「さて、後はお前だけだ。」

 

アマゾンαはドライバーのアクセラーグリップに手を掛けるが、ディケイドデュークが待ったをかけた。

 

ディケイドデューク「待て、大助さん。そいつはもう戦えねぇ、これ以上の戦闘は無用だ。」

 

アマゾンα「えっ、だったら尚更倒したほうがよくねぇか?」

 

ディケイドデューク「アンタは、恋人を待たせるつもりか?」

 

ディケイドデュークの後ろから、百合が顔を出す。

 

百合「お疲れ様、大助さん!!鶏の胸肉をふんだんに入れた焼きそば、作ったよ♪」

 

アマゾンα「マジ!?ありがとうな百合さん!!」

 

アマゾンαは戦闘を辞め、百合の元へ向かって行く。

 

ディケイドデューク「おい、5秒だけ待ってやる…さっさと失せろ。」

 

ディケイドデュークが低い声を出すと、夕依はチカをかかえ…あおいは栞をかかえ、撤退していった。STARSメンバー達も全ての妖魔を殲滅し、海水浴に訪れた人達を守り抜いた。

 

 

 

戦闘を終えたメンバー達は、海の家でご飯を食べる事にした。

 

大助「美味い!!美味い!!美味いよ百合さん!!」。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

百合「良かったです♪」

 

百合特性の焼きそばを、涙ながらに啜る大助。

 

ハナ「みんな、お客様を守ってくれてありがとう。」

 

あから「いやいや、当然の事をしただけさ。」

 

翔「妖魔とストライカーから人々を守る、それが俺達STARSの存在意義だ。」

 

店主「いやぁ、嬢ちゃん達凄かったなぁ!!よし、どんどん作るからたんと食ってくれ!!」

 

翠「やったぁ、ありがとー!!」

 

海の家での戦いを終えた後のご飯は、彼らの胃袋と心を満たしていくのには十分であった。

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