〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
STARS本部ビルにて……
翔「よし、始めるぞ…モルガナ!!」
モルガナ「はい!!」
地下訓練所にて、彩羽が訓練をしていた。翔が見守る中、彩羽はナイフやハンドガンを使い、幻想妖魔を倒して行く。
翔「…良いじゃねぇか姉貴。」
彩羽「!!」
彩羽(翔君が褒めてくれた!!褒めてくれた褒めてくれた褒めてくれた褒めてくれた!!)
翔に褒められた事で、何やらスイッチが入った彩羽。幻想妖魔から放たれる光線を、ナイフ1本で弾く弾く。その後、左手のハンドガンのトリガーを引く。
彩羽「バンッ!!」
彩羽がそう言うと同時に、銃口から鉛弾が放たれた。銃弾は幻想妖魔に命中し、消滅させる。その後も次々と幻想妖魔を撃破し、やがて殲滅に成功した。
翔「そこまでだ!!」
翔が終わりの合図を出し、訓練は終了した。訓練が終わってすぐ、彩羽は翔の方に向きを変えると……
…と叫び、彼に飛び付いた。そして、翔をぎゅぅぅううううっと抱き締める。
彩羽「えっへへ〜、翔君翔君翔く〜ん♪」スリスリ
翔に頬擦りする彩羽。彼はそんな彼女をお構い無しに、質問をする。
翔「姉貴、スーツの着心地はどうだ?」
彩羽「あー、うん。着心地は最高だし、機動性も抜群。うんうん、快感!!」
翔「そうか。」
STARS構成員としても戦う彩羽だが、戦闘用スーツが無かった。その為、少々頭を悩ませていた翔。そんな時、ジョージ大統領から連絡が来た。そこで構成員1人の戦闘用スーツを新調したいが、それが中々出来ずにいる事を話した。すると、ジョージ大統領は後日、戦闘用スーツをSTARS本部ビルに贈ってくれた。そのスーツが、今彩羽が着ているスーツだ。プラグスーツのような見た目で、顔以外の全身を包み込んでいる。胸部や肘、腕、膝部分等、攻撃を受けやすい部位にのみアーマーが着けられている。機動性を重視したスーツのため、防御面には劣っている。ライダーシステムと併用して使う事も出来る為、それにより防御面をカバーできる。
翔「問題なさそうだな、ならば…実戦でも使おうじゃねぇか。」
スーツの使用に問題無いと判断した翔は、早速出撃準備をする。
翔「行くぞ姉貴。ライダーシステムも忘れるんじゃねぇぞ?」
彩羽「は〜い♪」
そして、彩羽と共に出撃して行った。
今回、江東区にある豊洲市場にて…妖魔が悪さをしているから、それらを始末してほしいと依頼主から頼まれている。現場に到着すると、翔はネオディケイドライバーを、彩羽はバースドライバーXを装着する。その直後、彼らの目の前に侵略型妖魔『メガイラ』が姿を現した。それを見た青空姉弟は、仮面ライダーへと姿を変える。
ババーババース!バ・バ・バ・バース!エーックス!!
翔は仮面ライダーディケイドに、彩羽は仮面ライダーバースXに変身が完了する。
ディケイド「さて、ここに来た事…後悔させてやるよ。」
バースX「可愛い弟とのお買い物、よくも邪魔してくれたねぇ!?」
ディケイドはライドブッカーをソードモードにし、襲い掛かって来たメガイラを斬る。バースXは同じく襲い掛かって来たメガイラに肉弾戦を挑む。
バースX「よっと!!」ドゴォッ!!
メガイラの腹部に中段蹴りを繰り出したバースXは、Xユニットからメダルを取り出す。サソリコアメダルを1番上にし、ドライバーのハンドルを回す。
音声が響き渡ると、バースの背面に何やらサソリの尻尾のようなキャノン砲『サソリキャノン』が武装された。こちらは砲口から紫色のメダル型エネルギー弾を放つ事が出来るだけでなく、伸縮自在である為近接戦でも応用できる優れモノなのだ。
バースX「ハァッ!!」ブォンッ!!
バースXはサソリキャノンを伸ばし、まずはメガイラに刺突攻撃を繰り出した。それが命中すると、メガイラ目掛けてエネルギー弾を発射する。
ディケイド「ムンッ!!」ズパァッ!!
ライドブッカーの刀身1振りで、メガイラの救援にやって来た雑魚妖魔達を切り裂くディケイド。
ディケイド(妖魔共、現金や食料を掻っ攫ったのか…ストライカー共もそうだが、白河 昇…何故奴らを止めない?お前それでも隊長かよ……)
妖魔を倒した事で、奪われた現金や食料を取り返す事にも成功する。
バースX「せめて自分で稼いだお金払ってから持って行きなよー!!」
バースXのサソリキャノンからは、紫色のメダル型エネルギー弾が発射された。それがメガイラに命中すると、メガイラは爆散した。
依頼主「あ、ありがとうごさいました…!!」
任務完了すると、依頼主が出て来た報酬金を手渡した。
翔「…確かに、依頼料150万円頂戴した。」
依頼主「それにしても、STARSに頼んで正解でした。対応も速いですし、あの怪物も確実に倒すんですから…!!」
翔「依頼された以上、手は抜かねぇし…それなりの報酬をいただくのであれば、俺達はそれなりの働きをするまでだ。安心しろ、やるからには全力でやる。」
報酬金を受け取った後、青空姉弟は豊洲市場で食べ歩きをする事にした。
その後、STARSメンバー達への土産を買って本部ビルへ帰還した青空姉弟。
モルガナ「隊長さん、ジョージ大統領から贈り物です。」
翔「…何だこれ?」
モルガナ「彩羽さんの戦闘スーツがあるなら、隊長さんのも無いと不公平だと…急遽送ってくれました。」
モルガナから渡されたのは、戦闘スーツだった。黒一色であり、頭部以外の部位を包み込むタイプだ。アーマーは彩羽のスーツと同じ位置に着けられている。
彩羽「翔君、それ着てみたら?」
翔「当たり前だ。」
翔は更衣室へと向かって行く。ちゃっかり入ろうとする彩羽を、モルガナが羽交い締めにして抑える。
モルガナ「何をしているんですか?」汗
彩羽「え〜?べっつにぃ、翔君のお着替えシーン…あのスーツは身体のラインがはっきりするから、せめて資料として残しておかないと……えへ、えへ、えへへへへへへへ♪」ワキワキ
翔「モルガナ…何が何でもソイツを逃がすな。」
モルガナ「はい、さぁ彩羽さん。私と少しお話しましょうか?」
モルガナは目の前にワープゲートを出すと、そこに彩羽を引き摺り込んだ。スーツを着込んだ翔は、更衣室から出て来た。
翔(ふむ…機動性も通気性も抜群だ……良いじゃねぇか。コイツぁ夜戦が楽しみになってくる。ま、ライダーシステム使えば意味なくなるがな……)
専用スーツを気に入った翔。その後、訓練所にて訓練をし…任務に戻ったSTARSメンバー達と共におやつを食べたのだった。