〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
小説を書いている時、「早く自分も読みたい!」…という思いで書いています(笑)。
『黒野 影一(青空 翔)』の逃亡生活に、終わる気配はない。彼の運命は……
今回から、新キャラが登場します。
では、どうぞ
俺の名前は『高山 大助(たかやま だいすけ)』。ん?何者かって?かつて、隊長をやっていた『黒野 影一』の知り合いだ。俺は今、仕事場のTVでニュースを見て、衝撃を受けている。
アナウンサー『こちら、現場の『五稜館学園』です!私達が現場に駆けつけた時には、何人か運ばれている様子が見られました!ただ、幸い…これだけの怪我人がいながらも、死者が誰もいなかったのが奇跡としか思えません!襲撃犯の姿は分からないそうですが、赤く不気味な目を光らせていたそうです…』
というニュースが報道されており、俺は襲撃犯が誰なのか、すぐに分かった。そう…『黒野』だ。かつて、『青空』という名前でストライカー達の隊長だった…俺の知り合いだ。俺は『隊長』という存在に憧れていた。妖魔という化け物を倒し、人々を守ることに憧れていたのだ。前職は『警察官』だったが、今は引っ越し業者の社長として働いている。誰かを守りたい…その思いから俺はストライカーの隊長に憧れ、隊長になるために『警察官』を辞めた。だが、俺は隊長になれなかった。適性、実力、知識、それらにおいて俺よりも優れた希望者が多く存在したからだ。それから、俺は自ら引っ越し会社を建てて、今に至る。そんな時、『黒野』と知り合い、社員として受け入れた。ある時、奴の前職は『ストライカー達の隊長』であったことを耳にした。俺は興味本位で、奴に『ストライカー達の隊長』という職がどんなのかを聞いてみた。すると、俺が想像していた物とは違った。『黒野』曰く…そのストライカー達から酷い仕打ちを受けていた。俺はその話を聞いて…寒気が止まらなかった…その辛さは奴の怯える表情から想像がつく。その上、時空管理局の大本営からも虐められ、お払い箱として見放されたことも聞き、現実の厳しさを改めて知った。それは、奴の冷や汗や手の震え、目から流れる大粒の涙等から…奴の隊長時代に受けた傷の大きさは…計り知れない物だということが分かった。それを知った時、俺は自分の心が愚かだったことに漸く気づいた。憧れていた『ストライカー達の隊長』…妖魔を倒す存在『ストライカー』を率いる夢のような職が…実際には、心と身体に大量の傷がつく…地獄のような職だということに…そして、何よりも時空管理局という組織がそれだけ酷い組織というのも…。その矢先の報道…奴がつけられた傷の大きさ、深さは、尋常じゃない程で…そして…それに対する悲しみや苦しみ、復讐心は計り知れない物だった。そう…あの手紙の意味、最後の連絡はこれを示していたのだ。
大助「それだけ傷を負ってきたんだな…」
あの報道から1週間後…
今でも、その勢いは治まることを知らず、未だに報道している。あれだけの大事件だ…簡単に治まるはずがない……そう思いながら、書類処理の仕事をしていると…会社に客が来たようだ。
???「すみません。」
大助「はい、何でしょうか?」
???「ここに…高山さんはいませんか…?」
大助「私が高山でございますが…」
俺に客か…一体何の用だ?
???「あの…お忙しいようでございますが?それなら、改めて出直して来ます…」
大助「いえ、大丈夫です。今から準備致しますので、少々お待ちください。」
俺は来客を迎えるため、社長室を急いで片付けた。
数分後…
大助「どうぞ。急ぎで片付けたもので散らかっていますが…」
???「あ…では、失礼致します。」
???2「失礼致します…」
社長室に入ってきた来客…1人は優しそうな顔の男で、もう1人は綺麗な顔立ちをした女性だった。よくみると、2人はあまり余裕がない感じだった。
大助「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ?ゆっくりで良いですから、ご用件を…」
俺が用件を話すきっかけを出すと…突然…
椿芽「隊長…」
大助「…?」
椿芽「青空隊長さんの居場所を知りたいのです…私…隊長さんがどこに行ってしまったのか…本当に知りたいのです…」
大助「まさか…」
青空隊長…まさか、アイツの名前が出るとは…驚いた。更に2人に話を聞くと、数日後に奴をこの街で見つけ、隊長に戻ってもらうために五稜館学園に無理矢理連れ戻し、謝罪をしようとしたが、その直後に脱走されたらしい…それだけではなく、実は…時空管理局とグルになって奴を追い詰めていた話は大本営の策略であり、彼女達は少しでも奴の仇を取るために、大本営を襲撃したという。しかも、奴からの襲撃にあった後にも関わらず、彼女達は『己等自身の罰』として、受け入れているようだ。しかし、その話を聞き、俺は……協力する気は余計に失せた。
椿芽「お願いします!お礼なら何でもします!前にこの職場に居て親交のあった貴方様に隊長さんの情報を」
大助「それはできません。」
椿芽「ど…どうして…!」
理由は勿論…
大助「確かに気持ちは分かります。ですが、貴女は…彼が行った襲撃の“本当の意味”を分かっていませんね?」
椿芽「ど、どういう事ですか…?」
マジかよ…本当に分かっていないとは…。
大助「元々の諸悪の根源は『大本営』、それは貴女も分かっていますよね?」
椿芽「…はい。」
大助「じゃあ勿論…彼も嵌められた被害者…いえ、寧ろ一番の被害者は彼な訳ですよ…だったら、貴女達よりも『大本営』に対して怒りを感じていたのではないんですか?」
椿芽「あっ…!!」
大助(漸く分かったようだな…信じられん…)
俺は思わず、眉を寄せる。
大助「そう…彼が貴女達を襲撃した理由の一つ、そして彼が戻らない理由は…“貴女達に、大本営への復讐を潰されたから”なんですよ?」
椿芽「そ…そんな…」
大助「確かに貴女達が襲撃をする理由も分かりますが、こう考えてみてくださいよ?何故、彼が突然襲撃を行ったのか?何故、今頃自分達に襲撃してきたのか?こう考えれば簡単ですよね?」
椿芽「…。」
大助「彼は大本営の狙いを知らなかった。大本営は自分達が狙われないように貴女達の名前を上手く利用した。」
椿芽「…。」
大助「仮に、貴女達と大本営が本当にグルだとしたら…彼はどちらにせよ、報復を促すこともできない。実際には多勢に無勢の状況でしたから…それでも、彼は大本営の本性を知り、復讐をするために計画を立てたが…貴女達は彼の思いを理解せず、それを潰したんですよ。」
椿芽「あ…ああぁ……」
大助「まあ、貴女達がどう想っているのかは分かりませんが…もし彼を連れ戻して、彼を酷い目に会わせる気なら…私はどんな目に逢おうとも彼を守り抜く!!」
椿芽「…。」
俺は『黒野 影一』に…いや、『青空 翔』に対して敬意を持っている。俺の心が愚かだってことに気づかせてくれたのは、アイツだからな…だから俺は、奴を尊敬し、守り抜くことを決心したんだ。
大助「ですから…今日の所はお引き取りください…では…」
俺がそう言うと、2人は…落胆して社長室を出た。
大助「青空…お前がどこにいるかは分からないが…どうか、無事でいてくれよ…」
1人になった社長室で俺は…奴の無事を祈った。
影一side…
影一「ハァ…ハァ…くそ…見つかった…ヤバい…!」
彼女達に姿を見られてしまった。こうなれば、捕まるのも時間の問題だ。更に…
影一「ここは…どこだ…?」
闇雲に逃げ回り、自分がどこにいるのかすら分からなくなってしまった。だが…
影一「そんな事より、急がないと…!…また、追われる…」
俺は…ただ恐怖から逃れることだけを考え、再びバイクを走らせた。
影一side OFF…
???side…
???「それで、彼を見たのかい?」
依咲里「はい、それで捕縛を試みましたが…残念ながら…」
???「そうか…なら、可能性が高いな。」
僕の名前は『白河 昇(しらかわ のぼる)』。前任の『青空隊長』の後を引き継ぎ、急遽隊長となった。ただ、隊長と言っても…ただの[代理]だ…。
華賀利「白河隊長様、あの…」
昇「ん?」
華賀利「その逃亡者が逃げた場所が…何やら、樹海らしく…」
昇「何!?樹海だって!?それはまずいな…『ショコラーデ・ミラ』と『ビスケット・シリウス』、急いでその樹海を探して!」
「「「「了解!」」」」
昇「あ、それと…僕は青空隊長が戻ったら…隊長を辞めるから。」
「「「「…。」」」」
昇「ここの隊長は、僕ではなく青空隊長だ。こんな代理の男が君たちの指揮を執っていれば、君たちの名誉に傷がつくだろうからね…」
「「「「…。」」」」
僕は全ての面からしても、『青空隊長』に劣る人間だ。『青空隊長』と言えば、幾多の功績を成し遂げた[名隊長]だ。それに、どの隊長も妖魔とは戦えなかったが、唯一…青空隊長だけが、妖魔達と戦ってきた。妖魔の群れをたった一人で圧倒し、他の隊長達から『英雄』と呼ばれる程だ。これらのことから、僕は彼に敬意の念を持っている。だが、その彼を追い詰めていたのは、忌々しき時空管理局だ…彼が今まで積み上げていった功績を平気で踏みにじり、用がすんだら…お払い箱のように捨てる。これは[外道の中の外道]がやることだ…勿論、ストライカー達に対してもだ…いくら青空隊長の前任の悪徳隊長から散々酷い目にあっていたとはいえ…何の罪もない、青空隊長に当たるのは違うだろう…。それに、彼女達は時空管理局の策略にまんまと乗り、何の罪もない彼を追い詰めたのだから……
昇「何としてでも、彼を“連れ戻し”…彼女達には謝罪をさせなければ…」
僕はそう誓った。
昇side OFF…
影一side…
あおい「隊長ー!どこにいるんだー!?」
チカ「隊長…チカが悪かったから…早く出て来てよぉ…」
二穂「翔!本当にすまなかった…!どんな罰でも、喜んで受けよう!!」
華賀利「隊長様…どこに居られるのですか…?私(わたくし)…隊長様に、謝りたいです…」
影一(マジかよ…何でこんな所にまで…!)
俺は今、息を殺して見知らぬ樹海の中に隠れている…真っ暗な空間から聞こえてくる…聞き覚えのあるストライカー達の声…その声は、この樹海の不気味さも有ってか…より一層に恐怖を増幅させていた。それに、奴らは『メモカ』を持っているかどうかも分からない…そう思うと、余計に怖かった。
影一(くそぉ、どうやって奴らの包囲網から抜け出せば…マズイ、考えろ…!)
次第に焦りと恐怖がヒシヒシとのし掛かってくる。早く諦めて帰って欲しいが、奴らにその気配は全く無かった。それに、ずっとここにいたって…いずれは見つかる。どうすれば……
影一(!!…そうだ、この手を使うか!)
俺はリュックサックからある物を取り出した。ライターだ。
影一(これで…時間を稼げるか…?…ええい、やるなら今しかない!)
俺は一か八か、時間を稼ぐ賭けに出た。その辺に落ちていた枝をいくつか拾い、ティッシュ等を薪に置き、ライターで火をつけると、静かにその場を離れた。
その頃、あおい達は…
夕依「見つかりませんね…」
二穂「この樹海は真っ暗だ…見つけるのは困難だな…」
楓「これ以上遅くなったら…私達まで遭難してしまうわ。この樹海の中で探せるのあと少しね…時間が経ったらこの場所で…」
栞「そうね…ん?」
あおい「どうした、栞?」
栞「あの煙…何かしら?」
栞が指差した方角を確認すると、確かに煙が出ていた。
あおい「もしかしたら、人がいるかもしれかい!皆、行こう!」
「分かった!」「畏まりました!」
あおい達は、その煙が出ている元に向かった。
影一(バカだな、末葉 あおい…流石のお前も、焦っていたようだな…)ニヤリッ
あおい「何だ…これは…?」
煙が出ていた場所を見ると…
二穂「これは…囮か?」
依咲里「誰かがいたのは間違いありませんが…してやられましたね…」
楓「そうね…しかも、まだ真新しい。」
何かが燃えていた、もしくは何かを燃やした跡地だった…しかも、燃やした形跡がまだ真新しいため…ついさっき燃やしたばかりな感じだった。私達はこの状況から、あることが分かった。それは…
あおい「この地の利を生かして思いつく人間…そしてこの煙を出した人間は…………隊長だ。」
ここにかつての私達の隊長がいたという事だ。
あおいside OFF…
影一side…
影一「よし、まだ煙は出ている。あれを目印に…」
俺は、自慢の視力で空中に上がって僅かな煙を見て、方向を確認した後、行動を開始した。自分がどこを通ったのかを思いだし、バイクを停めてある場所に向かう。俺は、ストライカー達を1ヶ所に集めて気を向けさせる為に、持っていたティッシュとその辺りの薪を使い、ライターで火を起こした。これを行った理由は3つある…。
1つ目は…ストライカー達を1ヶ所に集めて状況を変えること。
2つ目は…離れる際、煙を目印として置いておくことだ。そして俺は、バイクにたどり着き、辺りを確認する。
影一(よし、いない…!樹海から抜け出すなら、今しかない!)
そして、3つ目は…この隙に自分は樹海から抜け出すためだ。
実を言えば、あそこで火を起こした時点で、俺がここに来ていたことがバレた可能性が高い。俺は、これからの事を考えながら、バイクを走らせ、樹海を出た。
影一side OFF…
あおいside…
あおい「くっ…ここはどこだ…?」
夕依「あおいさん、隊長様はもしかしたら…」
あおい「だが、あそこで火を起こしたのは間違いなく隊長だ!」
あの後、何かが燃えていた跡地から、私達はその周辺を捜索していた。しかし、隊長が見つかる。気配は全く無い。それどころか…
あおい「…まいったな…」
どうやら、私達はこの樹海で遭難してしまったようだ。寧ろ…
栞「あの火は、フェイクだったかもね…」
あおい「そう…だな…」
今さら気づいたが…あの隊長は私達からずっと逃げているんだ…寧ろこんな所で呑気に焚き火なんてしていたら、真っ先にバレる筈だ!
あおい(くそ!隊長がいたと思い、つい欲を推されて動いた私がバカだった!!)
華賀利「どうしましょう…」
あおい「…とにかく、ここを抜け出すことを考えるか…」
私達はこの樹海を抜け出すことだけを考え、行動することにした…。
あおいside OFF…
その頃、影一は…
ストライカー達から逃げ切った後、俺はとあるホテルでシャワーを浴びていた。
キュッ、サーーーー…
影一「あぁ…生き返る…!」
2日程浴びていなかったこともあり、余計に心地好く感じていた。
影一「さっぱりしたな。」
シャワーを浴びていた時間帯だけ、あの時の嫌な思い出がなくなると思うと、余計に気持ちよかったが…同時に、五稜館学園に居たときの事を思い出してしまった…。
「たいちょー、キモいし汚いから近寄んないで。」
「貴方がシャワールームに入れば、私(わたくし)達が使うシャワーが汚れてしまいますわ。」
そう…俺はシャワーを浴びることすら許されなかったのだ…だから、俺がシャワールームを使おうとすると…「シャワーがダメになる」だの…「神聖な場所が汚れる」だの…散々悪口を言われ、拒まれていた…。そのため、俺は仕事が終わったら…こっそり学園を抜け出し、近くの銭湯に入って身体を洗っていた。
本当に辛かった…でも、もうあんな地獄から抜け出せた。2度と戻ることのない場所など、気にする必要は無い。それに、俺はもう隊長じゃないんだ。
影一「今はもう、気ままに生きていくだけだ。」
そんなこんなことを考えながら、俺はベッドに入り寝ることにした…。
「隊長サン…一体どこに…」
次の日…
影一「…。」
スタスタ…シャーー!
影一「よ、良かった…今回も違うな…」
カーテンを開けると、ホテルから見える景色だった。それが見れて、一安心した。かつて俺は、自宅で寝ていたら…次の日の朝、何故か五稜館学園で寝ていたわけだからな…あの日以来…この広い間取りで寝るのが怖くなって、中々眠ることができなくなったからな…けど、今は…ストライカー達に捕まることに対する恐怖のほうが上だ…。
影一「さてと…早くここを出て…また旅へと行くか。」
…と、その時…
コンコンッ
影一「!!!!?」ビクッ
突然、ドアがノックされ、思わず驚いた。
影一(誰だ?こんな時に…)
ほたる?「隊長サン、ここにいるんですか?あたしです、『賢宮 ほたる』です。」
影一「本当に…ほたるなのか…?」
俺は警戒していた。そして、紙とペンを取り出すと…
〔そこにいるのは誰だ?〕
と書いて、
カサッ
ドアの隙間越しに、それを向こうに渡す。
影一(どうだ?)
……カサッ
紙は上の隙間を戻ってきて、
〔貴方の味方の賢宮ほたるです。〕
と書かれていた。
影一(これは、間違いなくほたるの文字だ。)
ガチャッ
俺はドアを開けた。そこには…
ほたる「隊長サン…!」
一瞬、誰だか分からなかったが…ほたるだった。そして、ほたるを中に入れたが…お互い、どう話をすれば良いのか分からず、沈黙が続いていた。
影一(参ったな、何を話したら…)
…と、考えていると、ほたるが沈黙を破った。
ほたる「隊長サン…実はあたし…」
影一「…?」
ほたる「ストライカーを、辞めたんです…」
影一「えっ…!?」
彼女の発言に?俺は困惑した。
ほたる「ですから…あたし、もう五稜館学園の人達とは、関わっていないんです。」
影一「…どういうことだ?」
彼女から話を聞くと……俺が脱走したあの日、ほたるは……俺がどれだけ傷ついていたのかを知らずに、また連れ戻そうとするストライカー達に腹が立ち、何度も警告したにも関わらず、それを無視してまた俺を連れ戻そうとする彼女達の行動、そして…その行動を指示した俺の後任の隊長を止められなかったことに耐えきれず、その直後にストライカーを辞めたらしい。
ほたる「隊長サンがあの学園に居たくない理由がよく分かりました。あそこは貴方が居てはならない場所です…ですから、あたしは隊長サンの逃亡を手伝いに来ました。」
影一「でも、お前が俺と一緒にいて…奴らから酷い目に合うことを想像したら」
ほたる「構いません!隊長サンの傷に比べれば…彼女達から酷い目に合わされたって…あたしは平気です!」
ほたるの真剣な表情には、嘘も偽りも感じられない。真剣な顔をしてここまで言うんだったら…信じても…良いのかな…。
影一「分かった。けど…」
ほたる「…?…けど?」
影一「名前をどうするかだ。流石に『賢宮 ほたる』のと名乗る訳にはいかないだろ?」
ほたる「名前ですか…」
俺は、ほたるを連れていくことにしたが…名前に問題があると考え、彼女の新しい名前を考えていた。彼女がストライカーを辞めた以上、そのままの名前で名乗ることはマズイと感じたから。数十分後……
影一「よし、これはどうだ?」
ほたる「これなら、あたしだと気づきませんね。」
影一「ああ、これからの君の名は……『日差野 光(ひざしの ひかり)』だ。」
光「『日差野 光』…素敵な名前です…!」
影一「じゃあ、これからはその名前で生きていくよ。」
光「はい!」
こうして、俺の逃亡の旅に新たな仲間が加わった。『賢宮 ほたる』改め『日差野 光』が仲間として加わった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
「君の名は」…って表現がありましたけど、映画とは無関係です。
プロローグストーリーは、全部で『8話』程度書く予定です。もう折り返し地点を突破する所ですけど…。
次回は、ほたるが影一(翔)の仲間になる前のストーリーを書きます。翔の味方のストライカー達がメインになります。お楽しみに!
では、またね