〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第四百十四話 クリスマスになっても

今日は12月25日、世間ではクリスマスと呼ばれている。家族や恋人達は、大切な人と過ごす為に休暇を取る事もあるが…翔にはそんな事は関係ない。そもそも、STARSにはそれは関係ないのだ。何故なら……

 

 

 

職人「いやぁ、STARSの皆さんが居れば心強いです。」

 

今日はクリスマス会場の護衛任務があるからだ。狡猾で残忍なストライカー達がこの日を台無しにしようとすると予感した翔は、この依頼をすぐに受けた。周辺にはSTARS構成員を配置し、幅広い範囲を守っている。

 

翔「助かるぜ、大助さん。」

 

大助「お前が無茶をしねぇか、しっかり見張っといてやるよ。」

 

翔「余計な世話だ。ま、この依頼を手助けしてくれた礼は今日する。予定空けといてくれよ?」

 

大助「りょーかい。」

 

今回の任務は、大助と一海達も協力してくれている。何でも、楽しいクリスマスを台無しにされるのは御免だとのこと……

 

一海「さてと…今年のクリスマスも、皆には楽しく過ごしてもらいてぇからな。」

 

紫「そうだな、一海。」

 

友香「特別な日ですからね。」

 

諒芽「だな、そんなめでたい日をぶち壊されてたまるかっての。」

 

一海達も張り切っていた。そんな時、翔から連絡が入る。

 

翔『南西の方角から妖魔軍が接近。北東からはストライカー共が接近。いずれもこの会場に向かって来ている。各隊、迎撃準備をしろ。何が何でも奴らをここに入れるんじゃねぇぞ。』

 

ストライカー達と妖魔軍が出現したのだ。連絡を聞いた一海達は、ライダーシステムを装着……仮面ライダーへと変身する。

 

 

《ツブレルゥ!!ヌァガレルゥ!!アフルェデェルゥ!!》

 

《ルルォォオオボットイイイイイイングリスゥ!!》

 

《ブルルルルァァアアアアアアアア!!》

 

 

グリス「心火を燃やして、ぶっ潰す…!!」

 

一海は仮面ライダーグリスへ…

 

 

《ワレルゥ!!クワレルゥ!!クダケチルゥ!!》

 

《クロコダイルイイイイイインローグ!!》

 

《オオオオオオルァァアアアアアアアア!!》

 

《キャアアアアァァッ!!》

 

 

ローグ「大義の為、貴様らをここには入れさせん。」

 

紫は仮面ライダーオーグへ…

 

 

「「変身♪」」

 

 

キバーラ「皆の笑顔を奪おうとする輩は、私が許しません!!」

 

友香は仮面ライダーキバーラへ…

 

 

《ACCEL》

 

 

アクセル「っしゃあ!!」

 

諒芽は仮面ライダーアクセルへと変身した。変身してすぐ、妖魔軍に走って行くキバーラとアクセル。グリスはツインブレイカー(ビームモード)で、ローグはネビュラスチームガンで彼らを援護する。4ライダーの連携技により、妖魔軍はすぐに全滅した。

 

アクセル「ふぃ〜、楽チン楽チン♪」

 

グリス「だな、翔達の援護に行くか?」

 

ローグ「取り敢えず翔から指示をもらおう。」

 

ローグはスマホで翔に電話をし、妖魔軍を倒した事を伝える。

 

翔『よくやった、後はまぁ…自由に行動しとけ。』

 

キバーラ「…わ、わかりました。」汗

 

大雑把な指示に困惑するキバーラ。

 

グリス「そんじゃ、俺は諒芽と一緒にSTARSを援護しに行く。」

 

アクセル「紫と友香は、食材の調達をお願いしていいか?」

 

ローグ「了解した。」

 

キバーラ「一海さん、諒芽さん、お気を付けて。」

 

ローグとキバーラは変身を解き、食材を購入しに向かい…グリスとアクセルはSTARS構成員の援護に向かった。

 

 

 

その頃、メインステージにいる翔と大助は……

 

リョウコ『ごめん隊長さん!!ストライカー達が何人かそっちに行った!!』

 

翔「気にするな。打ち漏らした輩は俺らに任せて、引き続き任務を遂行しろ。」

 

リョウコ『うん、わかった!!』

 

STARS構成員達の攻撃を掻い潜ったストライカー達を迎える準備をしていた。翔はネオディケイドライバーを、大助はアマゾンズドライバーを装着する。そこへ、ストライカー達がやって来る。

 

二穂「見つけたぞ翔!!」

 

翔「…また来たのか。」

 

華賀利「隊長様、貴方が居なくなってから二穂様は毎日毎日悲しんでおられます。」

 

翔「ほざけ、ギャーギャー喚く程元気じゃねぇかw」

 

依咲里「貴方と言う人は……クリスマスプレゼント代わりに、貴方を連れ帰ります。」

 

大助「そうはさせねぇよ、青空は俺達とクリスマスパーティーをする予定があるんだ。ま、クリスマスのみならず…青空を渡すわけにはいかねぇけどな?」

 

翔の肩に腕を乗せながら言う大助。

 

二穂「な、なっ!?ならば…我々の妖魔軍がこのクリスマス会場を」

 

翔「もう妖魔軍は居ねぇよ。相変わらず連携がなってねぇなぁおい…」

 

妖魔軍は既に一海達によって全滅させられていた。それを知らないストライカー達の顔はみるみる青ざめていく。

 

 

大助「……アマゾン。」

 

《ALPHA》

 

《BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD!!》

 

 

大助は仮面ライダーアマゾンアルファに変身…翔もドライバー操作を行い、ライドブッカーからカードを取り出す。

 

 

翔「…変身。」

 

《KAMEN RIDE》

 

《DECADE》

 

 

そして、仮面ライダーディケイドへと変身し、ライドブッカーの銃口をストライカー達に向ける。

 

ディケイド「お前達には、これをくれてやる。」

 

そう言うと、銃口からは無数のエネルギー弾が飛んだ。ストライカー達の足元で爆発が発生すると、アマゾンアルファはストライカー達目掛けて走って行く。

 

華賀利「しまっ!?」

 

爆発に怯んだ華賀利を吹っ飛ばした後、二穂に攻撃を仕掛けるアマゾンアルファ。依咲里は妖精のような遠隔攻撃端末によるオールレンジ攻撃をしようとしたが、ディケイドに妨害される。

 

二穂「依咲里!!撤退だ、撤退するぞ!!」

 

アマゾンα「このまま逃がすのはちょっとなぁ…」

 

アマゾンアルファは最後に、背中を向けた二穂目掛けて飛び蹴りを放った。蹴りを受けた二穂は、顔から地面に倒れて戦闘不能になった。

 

ディケイド(バカが、態々口で伝えてどーする…)

 

ディケイドはライドブッカーの銃口から無数のエネルギー弾を依咲里目掛けて乱射し、戦闘不能にさせた。その後、STARS構成員達からもストライカーの撃退に成功したという連絡を受けた。メンバー達は報酬金を受け取ると、本部ビルへと戻っていった。

 

 

 

本部ビルに戻ると、すぐにクリスマス会の準備を始めた。ケーキやピザ、チキンや寿司等をデリバリーで注文したり、買ってきた食材を盛り付けたり、大広間に飾り付けをしたりと…テキパキと動き、18:00頃には終わった。

 

翔「さて、全員グラスを持て。」

 

メンバー達はシャンメリーが入ったグラスを持つ。

 

 

翔「あの後、クリスマス会は無事に開催された。依頼主からは「STARSに依頼して良かった」と感謝を受けた。お前達が頑張ったから、都民達のクリスマスは守られたんだ。今日は年に一度のクリスマスを精一杯楽しんでくれ、乾杯。」

 

 

乾ぱ〜い!!

 

 

翔が音頭を取り、クリスマス会が始まった。メンバー達は談笑しながら、沢山のご馳走に舌鼓を打つ。

 

百合「ありがとうね青空君、私まで呼んでくれて。」

 

翔「気にするな。」

 

大助の恋人である百合も呼んでおり、大助もよく笑顔を見せている。楽しそうにするメンバー達を見守りながらシャンメリーを飲む翔。

 

翔(本当は、ドールハウスのメンバー全員がいりゃあ完璧だったんだが……今はそれどころじゃあねぇ…Dollsが任務を妨害されねぇ為を思えば、仕方のねぇ事だ……)

 

本当はドールハウスのメンバー達が居ない事に、寂しさを感じていた。

 

翔(まぁ、こうなる事を望んだのは俺自身……文句は言えねぇよな……)

 

そんな彼の元に、彩羽が来た。そして、周囲には聞こえない程度の声で翔に話しかける。

 

彩羽「皆が居ないと寂しい?」

 

翔「……。」

 

彩羽「元に戻れると良いね。」

 

翔「……あぁ。」

 

諒芽「おいおい翔ちん?なぁに寂しそうな顔してんだぁ?」

 

翔「……ちっ。」

 

そこに、シャンメリー入りの瓶とグラスを持った諒芽が絡んできた。

 

翔「…何の用だ?」

 

諒芽「俺らと飲み明かそうぜぇ〜?シャンメリーはまだまだた〜んまりあんだからさぁ〜?」

 

ここにはアルコール飲料は1つも無い。にも関わらず、諒芽はまるで酔ったようにベロンベロンしている。

 

一海「翔、どうしたんだ?」

 

翔「見りゃ分かるだろ、酔っ払いバカに絡まれてんだよ。」

 

紫「おい諒芽、まさか酒を飲んだんじゃないだろうな?」

 

友香「でも、ここにアルコール類はありませんが?」

 

諒芽「ただの演技だって。どうだ、中々上手かったろ?」

 

翔「ウザい、面倒くせぇ、もうやめろ。」

 

諒芽「ええっ!?」

 

諒芽からシャンメリーを注いで貰った翔は、彩羽を呼んで席に座る。その後は、メンバー達と料理を食べ、それなりにはしゃいだ。

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