〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
第四百二十九話 これまでの物語と最後の戦い
荒川区域浄化の後、今度は翔の存在強度が一時的に低下し、マキナに連れ去られたが……DollsとNumbersにより、彼を取り戻す事ができた。その次は、斑目とルリがエクスに操られたのだが……仮面ライダーに変身した翔とDolls及びNumbersの活躍により、連れ戻す事に成功した。その後、ルリは斑目と養子縁組をしたことで『斑目 瑠璃』と名乗る様になったのだった。その後、戦いが終わった事でDollsもNumbersも再びアイドルとして、望む未来への切符を手に、新生アイドルとしての輝かしい日々が幕を開けた。その名は……
それが、12人となったアイドルの名前であった。ピグマリオンとの戦いが終わったこの世界は、平和へと足を進めていた。
だが、まだ戦いは終わっていない……
まだ、倒さなければならない存在が
5つ程、残っている……
翔「……!!」
ある日の平日、翔はテレビのニュースを見て言葉を失っていた。報道されている内容は……
アナウンサー『昨夜20:00頃…通り掛かった20代女性を、ストライカーが殺害しようとする事件が発生しました。現場は、東京駅西口近くの広場で、帰宅途中の会社員○○✕✕さんが、突然現れたストライカーに刃物で腹部を刺されました。女性は病院に搬送されましたが、命に別状は無いとのことです。警察は『栗本 遥』容疑者を、殺人未遂及び銃刀法違反の罪で逮捕しました。取り調べに対し栗本容疑者は、『もういい加減にして欲しい。青空翔隊長に戻って来て欲しくてやった。』と容疑を認めているとのことです。』
ストライカーが都民を殺害しようとする事件が発生したという内容だった。この内容を見て、翔は顔を青ざめていた。だが、すぐに険しい顔つきになり、彼の中にある何かがプツリと切れた……
アイツら、遂にやりやがったか……
俺はこれまで、アイツらの隊長に戻るのは御免だと…アイツらが襲撃してきた時には、抵抗し続けた……
アイツらに拒絶反応を示すためにな……
それを続ける事で、アイツらはどこかのタイミングで諦めるだろうと……
俺は……奴らを信用していた……
だが、今のニュースを見て…俺は漸く気付いた……
俺の判断は、間違っていた…と……
今思えばそうだ…俺がどれだけ拒絶反応を示しても、アイツらはそれを理解しようとせず、寧ろヒートアップしていた……
アイツらは救いを求めているんだ…世間からも大バッシングを受けていて、俺から許されれば全てから解放されると思っている……
俺を取り戻す為なら手段を選ばなくなってきていて、今回の凶行に及んだ……
俺を誘い出す為……自分達が罪から解放される為……
白河昇は奴らを止めるどころか、一緒になって奴らの凶行に加担している……
このまま奴らを野放しにしていれば、今度こそ……犠牲者が出てしまう……
もう、我慢の限界だ……
隊長を辞めた事で、俺自身は解放されたと思っていたが…それも間違いだったな……
何故なら俺は、隊長としての責任を果たしていなかったから……
俺は奴らを『受け入れ過ぎていた』…前任のクズ隊長から散々な仕打ちを受けていて、可哀想だと思っていた……だから俺は、奴らのありのままを受け入れ過ぎた……
その結果がこれだ……
奴らは妖魔討伐を放棄し、傍若無人になっちまった……
前任のクズ隊長も白河昇も悪いが、俺も悪い……
今までずっとウジウジしていたが、それももうやめた……
俺は、俺を受け入れてくれたこの美しい世界を守る……
DollsもNumbersも、STARSも一海達も、斑目さんも南田さんも……
片山さんも、胡蝶さんも、七草さんも、ルリちゃんも、姉貴もな……
何より、隊長としての責任を果たす為に…俺は……俺自身の手で……
ストライカー共を……
白河昇を……
時空管理局を……
妖魔共を……
前任のクズ隊長を……