〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第四百三十一話 新たなライダーシステムを

ピグマリオンが居なくなっても、妖魔の脅威があった。つまり、まだ戦いは終わっていなかったのだ……翔の計画は、エテルノと呼ばれる世界にストライカー達と白河昇を誘い出し、その世界にある五稜館学園にて彼らを殺害するというものだ。プロジェクト・東京ドールズと斑目らは、STARSメンバー達は、一海達は、彼の片棒を担ぐ事を覚悟し、支援だけはさせて欲しいと懇願した。

 

大助「おい!!どうした!?」

 

小鳥遊「青空君は!?」

 

ジョージ「一体何事だ!?」

 

そこに、大助と百合、小鳥遊大臣とジョージ大統領がドールハウスに到着した。

 

一海「皆聞いてくれ……翔はこれから、強大な敵との戦いに挑もうとしている。ストライカー達を殺害して、全てを終わらせるつもりだ……そこで、俺達は翔を支援する!!その為に、新たなライダーシステムを作る!!でも、俺達だけじゃどうにもならないんだ……翔と関わって来た全ての人達の力が必要なんだ!!だから力を貸して欲しい!!」

 

一海からの話と、ドールハウスの一同の真剣な表情を見た大助と百合、ジョージ大統領は力強く頷いてみせた。

 

大助「俺だって、青空に世話になったんだ……それに、アイツは俺にとっちゃあ息子みたいな存在(モン)だからな…喜んで協力する。」

 

ジョージ「私が日本人を信用できるようになったのは、翔のお陰だ……私も彼に恩返しをしたいんだ、協力する。」

 

百合「私も翔君に協力したい、大助がこんなにも慕ってるんだから!!」

 

小鳥遊「世界を守る為に困難に立ち向かう者には、強くなる為の力が授けられる……私も青空君に協力しよう。」

 

彼らもライダーシステム開発に協力してくれることになった。一海達と話をしながら、まずはデザインを決める。そして……

 

「「「うん、これだ……!!」」」

 

デザインが決まった。原点にして頂点を行く、栄光たる初代仮面ライダーのタイフーンを彷彿とさせるシンプルかつ近未来的なデザインのドライバーだ。

 

サクラ「このドライバー…仮面ライダー1号と2号の変身ベルトに似ていますね……」

 

一海「あぁそうさ、アイツは原点にして頂点の力を持つのに相応しいって思ったんだ。だからこれが一番しっくり来る。」

 

カナ「一海君、このライダーシステムの名称は…?」

 

一海「はい、名付けて…『サイクロトロンドライバー』!!これまでよりも最強のライダー『仮面ライダーセンチュリー』に変身するためのドライバーです!!」

 

ドライバーのデザインと名称は決まった。後はどのように開発するかだ……

 

紫「一海、どのように開発するんだ?」

 

一海「皆の感情エネルギー、フィールが必要だ。けど、ここにいる人達じゃとても足りねぇ……翔と関わって来た全ての人達のフィールが必要だ。」

 

このドライバーに特別な力を付与する為、翔と関わって来た全ての人達の感情エネルギーが必要だ。

 

レイナ「ファンからフィールを収集するのは、私達に任せて頂戴?」

 

ミア「そーそー!!だからカズミン達は、その変身ベルトの開発に尽力してよ!!」

 

プロジェクト・東京ドールズはライブでパフォーマンスを披露するだけではなく、これまでの翔について世間に語る事にした。こうすることで、彼への応援が強くなり、大量のフィールを収集できると考えたからだ。こちらも計画を立て、開発斑とフィール収集斑に別れた。斑目とカナはすぐに仕事を受注し、プロジェクト・東京ドールズがライブにて翔の物語を語り、パフォーマンスを披露する。これにより、普段のアイドル活動よりも多くのフィールが集まった。プロジェクト・東京ドールズのファンの中には、翔のファンもおり……彼を『兄貴』、『翔様』と呼んで慕っている。

 

「プロジェクト・東京ドールズ最高ー!!」「翔の兄貴、一生着いていきます!!」「翔様~!!」

 

その証拠に、ファンが翔への黄色い声援を送っている。集めたフィールを開発斑に提供したが……

 

アヤ「どうよ一海?」

 

一海「結構集めたなぁ…だが、まだ足りない……」

 

アヤ「えっ!?」汗

 

一海「このドライバーにはタイムトラベル機能を着けるんだ…もしもの時の為にな?これでも、精々5%ぐらいだな……」

 

「「「5%!?」」」ガーン!!

 

一海の言葉に、プロジェクト・東京ドールズは絶句する。

 

紫「どのくらいのフィールが要るんだ?」汗

 

諒芽「そりゃあ、いっぱいだろ?」

 

友香「諒芽さん、そのいっぱいの量を知りたいんですけど……」汗

 

具体的な数値はわからないが、膨大な量のフィールが必要なのは確かだ……

 

小鳥遊「我が戦力であるオートギアよりも遥かな量が必要なのかね……」

 

一海「そりゃあそうですよ小鳥遊大臣、タイムトラベルだけじゃなく仮面ライダーカブトのクロックアップ、はたまたハイパークロックアップを越える速度で移動できるようにもしたいですから!!」

 

小鳥遊「な、成る程…若者の言葉は難しいなぁ……」汗

 

一海のライダーヲタクスイッチが入り、困惑する小鳥遊大臣。

 

斑目「お前達、フィール収集も大事だが…時には休め。一海達もそうだ...開発してばかりだと脳が衰え、判断能力低下にもなりかねん……」

 

カナ「状況的にこんなことは言えませんが、敢えて言わせていただきますね?焦っても良いことはありませんよ?」

 

諒芽「そうですよね!?じゃあセツナさんとカナさんの手料理を……♪」

 

斑目「良いだろう、娘の為にも料理ぐらいは出来るようにならんとな。」

 

カナ「簡単な物しか作れませんが、それでも良ければ。」苦笑

 

大助「俺も沖縄からフルーツ盛り合わせを取り寄せたからな、デザート代わりに食ってくれよな?」

 

開発斑も一旦手を止め、休憩に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、東京都のどこかの区では……

 

妖魔A「グオオォォッ!!」

 

妖魔B「ギャアアァァッ!!」

 

まだこの世界に残っている妖魔達が暴れていた。そこに、旧型アマゾンズドライバーを身に付けた翔が姿を現した。

 

翔「…ハァ。」

 

翔はため息を着くと、ドライバー左部のアクセラーグリップを捻る。

 

 

《DELTA》

 

 

ドライバーから音声が響くと、翔の顔には空色の光を放つ流れ落ちる涙を彷彿とさせるモールドが浮かび上がる。

 

翔「……アマゾン。」

 

翔がそう呟くと、彼の全身は大爆発と共に黄色い炎に包まれていく。

 

 

ドゴォォオオオオオオンッ!!

 

《AMAZON・CHANGE》

 

《CHANGE…AMAZON・DELTA》

 

 

音声が響き、炎が消えると…仮面ライダーアマゾンデルタが青い複眼を光らせ、構えを取る。その直後、アマゾンδの身体が妖魔達を通過した刹那……妖魔の身体は真っ二つに割れ、消滅した。瞬時に妖魔を撃破したアマゾンδは、次の現場に向かう。そこには、メイ・アルカリアやパスト・アルカリアを初めとする上級クラスの妖魔達の姿があった。しかし、アマゾンδは何の躊躇も無く走り出し、1体目を右腕のアームカッターで斬り殺した。2体目は右足のフットカッターで身体を真っ二つにし、3体目は左腕のアームカッターで縦半分に切断……続いて1体、もう1体、更にもう1体と一撃で仕留めていく。必殺技を使用すること無く、アマゾンδは妖魔達の殲滅に成功した。一息着くアマゾンδだが、バッヂ型通信機が鳴った。

 

アマゾンδ「俺だ、どうした?」

 

ほたる『あ、隊長サン!!練馬区に現れた妖魔達の殲滅に成功しました!!』

 

フェイ『たいちょー!!フェイちゃん達は大田区の妖魔をやっつけたよ~♪』

 

STARSメンバー達から妖魔殲滅の報告だった。

 

アマゾンδ「よくやった、各員気を付けてドールハウスに帰還しろ。」

 

『『『了解!!』』』

 

仲間達と通信を終え、翔はドライバーを外して翔の姿に戻った。その際、凄まじい冷気が辺りに立ち込め、燃えている炎がたちまち消えた。それを確認した翔も、帰還しようと歩き始めた。その時……

 

ファン1「あっ、翔の兄貴だ!!」

 

ファン2「おぉー、兄貴ー!!」

 

ファン3「翔様~♪」

 

ファン達から話し掛けられた。

 

ファン3「翔様、いつも皆の為に戦ってくれてありがとうございます!!」

 

ファン1「翔の兄貴がいるから、俺達は安心して生活できます!!」

 

ファン2「俺達は、兄貴をずっと応援してます!!一生着いて行きます!!」

 

ストライカー達を殺そうとしているのにも関わらず、ファン達は彼に温かい言葉を送る。

 

翔「……そうか。」

 

翔はそれだけ言うと、ドールハウスへと帰還した。

 

 

 

 

翔とSTARSが妖魔退治をしている頃、一海達を中心とする開発斑はライダーシステムを引き続き作成し……プロジェクト・東京ドールズを中心とするフィール収集斑はアイドル及び芸能活動等を通じてフィールをどんどん集めて行った。ジョージ大統領や小鳥遊大臣は資金や資源等の援助を行い、大助と百合は食材を買って調理したりと…それぞれメンバー達は出来ることを行い、助け合っていた。

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