〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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第四百三十九話 ティエラの最期

五稜館学園はすぐそこまである。だが、彼の前に立ち塞がる者がいた。

 

ティエラ「た、隊長さん……」

 

元時空管理官で五稜館学園教員のティエラだった。本名は小田切ゆか子である。彼女は翔がストライカー達から壮絶な虐めをされている事を知っていながら、上層部に報告せず……さっさと時空管理局を辞めていったのだ。だが、翔の事が忘れられず…彼に隊長として再び戻って欲しいと願い、ストライカー側に着いたのだ。

 

翔「…丁度良い、てめぇも探していたとこなんだよ……」

 

ティエラ「ここに来たって事は、もしかして……また隊長として」

 

翔「ほざけ、時空管理局は俺が滅ぼした。だからもう、ストライカー連中もおしまいだ…」

 

翔の言葉を聞き、表情が青ざめていくティエラ。

 

ティエラ「じ、時空管理局を……そ、そんな……!!」

 

翔「てめぇもとっくに時空管理局を辞めてったんだろ?だったらそんなに気にする必要なんてねぇだろ?」

 

ティエラ「それでも、私はあそこに思い入れが」

 

翔「なら何故辞めてった?」

 

ティエラ「……。」

 

翔の問いに対して、だんまりを貫くティエラ。

 

翔「相変わらず支離滅裂だな、だから生徒連中にも舐められるんだよ…」

 

ティエラ「……隊長さんは意地悪です。」

 

翔「だから何だ?俺がこうなったのは、時空管理局のせいだ…後ストライカー連中のせいでもあるんだ……奴らは隊長を散々利用した挙げ句、裏切ったから俺はこうなってんだよ……本当に意地悪なのは、どっちだか?」

 

ティエラに反論し、翔は鋭い眼差しを向ける。

 

翔「そこを退け、俺は全てを終わらせに来たんだ……」

 

ティエラ「生徒達には近付けさせませんよ?」

 

ティエラはネオアマゾンズレジスターのボタンを押すと、カラスアマゾンへと姿を変えた。

 

翔「退かねぇのか、ならば……てめぇを殺す!!

 

翔はネオアマゾンズドライバーのスロットに装填されているインジェクターのレバーを押し込み、仮面ライダーアマゾンノヴァデルタへと姿を変えた。その後、アマゾンNδはインジェクターのレバーを押して右腕にアマゾンデルタマシンガンを形成、こちらへ向かって来るカラスアマゾン目掛けてアマゾン細胞弾を乱射した。

 

カラスアマゾン「アアアアァァッ!!??」

 

無数のアマゾン細胞弾に身体を貫かれ、絶叫するカラスアマゾン。

 

アマゾンNδ「……るせぇな。」

 

アマゾンNδはアマゾンデルタマシンガンの先端に付いている銃剣で、カラスアマゾンの右腕を切断した。再びカラスアマゾンの痛みに悶える絶叫が響く。断面から勢い良く血が噴き出しており、左手で右の断面を抑えている。そんなカラスアマゾンに対し、アマゾンNδはゆっくり近づき……

 

アマゾンNδ「……。」ザクッ!!

 

カラスアマゾン「がは……あ、ぁ……!?」

 

アマゾンデルタマシンガンの銃剣をカラスアマゾンの腹部に思い切り突き刺した。それはカラスアマゾンの腹部を貫通している。

 

アマゾンNδ「いい加減黙れよ、てめぇの声を聞く度に反吐が出る……」

 

カラスアマゾン「か、は……た、隊ちょ……さ…………」

 

アマゾンNδが銃剣を引き抜くと、カラスアマゾンは口から大量の血を吐き出し、ティエラの姿に戻った。

 

ティエラ「た…い、ち……さ…………ご、ご…め……んな……さ……」

 

アマゾンNδ「謝罪なんて要らねぇからよぉ……とっととくたばれ、クソ野郎……」

 

ティエラは目から涙を流すと、目を開いたまま死んだ……ティエラの最期を見届けたアマゾンNδは変身を解き、翔の姿に戻った。そして、最後の戦いの舞台である、五稜館学園へと再び足を進めるのであった。

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