〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
YouTubeにて、『仮面ライダーオーズ』、『仮面ライダーキバ』が最終回を迎えて、少し寂しいと感じている私です。

やさぐれショウ「オーズ、バース、キバ、イクサ、日本を守ってくれてありがとう!ゆっくり休んでください。」

さて、今回はサクラがアイドルデビューへの第1歩を踏み出します。サクラが悪戦苦闘する中、ジャドウ達が魔の手を伸ばす。そこに、メダルの仮面ライダーが現れ……

では、本編へどうぞ


第十七話 デビューへの1歩とメダルの戦士

ある日、ドールハウスにて……

翔(お、早速届いたか。)

翔はドールハウスの玄関に来ており、自分宛の荷物が届いているのを確認し、それを持っていった。そして、自室代わりに使っている部屋で、段ボールを開けた。

翔「…♪」

翔(ついに来たぜ、『DX オーズドライバー』。これ、欲しかったんだよな~♪)

翔はアマゾンで、『DX オーズドライバー』を新品で注文したのだ。

翔(コアメダルも原作と全く同じだ!早く使ってみてぇな♪)

翔はオーズドライバーに電池を入れ、コアメダルをドライバーにセットしようとしたその時…

カナ『翔君、至急事務室まで来てください。』

アナウンスが入り、呼ばれた。翔は舌打ちをすると、すぐに事務室まで向かった。

 

 

 

事務室にて……

コンコンッ

カナ「はい。」

翔「俺だ。」

カナ「どうぞ。」

カナから入室の許可が下り、翔は事務室に入って来た。部屋に入ると、カナとレイナの姿があった。

カナ「翔君、突然呼び出してしまってすみません。」

翔「さっさと用件を吐け。」

カナ「こちらの書類を確認してください。」

翔はカナから書類を受け取り、目を通す。

翔「…何だこれ…?」

カナ「この書類は、サクラちゃんのために作られた正式なレッスンカリキュラムになります。」

翔「…ほぅ、レッスンカリキュラムか……」

レイナ「アイドルとしての身体を作る特製のレッスンカリキュラムよ。」

翔「……金髪、このカリキュラムはお前が作ったのか?」

翔はレイナに問う。

レイナ「私とカナの2人で作ったわ。」

レイナは答えた。

レイナ「次の大型ライブが決まったの。サクラにとってのデビューライブよ。」

翔「随分とまあ、急なモンだ…」

翔はジト目になる。

カナ「ドールは、国土調査院の管理する貴重な戦力です。存在を認められるためには、“結果”が必要です。サクラちゃん本人のためにも、街のためにも。アイドルデビューは急務なのです。」

翔「…。」

カナの言葉に、翔は眉を寄せる。

翔(世の中、経緯よりも“結果”が重視されることがほとんどだ…結果だけを重視するんだったら、そのための経緯は何なんだよ……)

翔は目を閉じる。

翔「…何度も言うが、俺は俺のできることをやるだけだ…」

レイナ「ふふっ、美しい決断ね。よろしくお願いね、翔君♡」

翔「うるせぇ死ね。」

翔はレイナを罵倒し、そっぽを向いた。レイナはレッスン場に向かうため、事務室を出た。

カナ「あら、翔君。そのベルト、『オーズドライバー』ですね♪」

翔「…あっ……?」

カナの言葉に、翔は自分の腰辺りを見ると…『オーズドライバー』が装着されていた。

翔「…。」汗

翔(しまった…『オーズドライバー』を外すのを忘れていた……)

翔はオーズドライバーを外そうとするが、

カナ「あぁ翔君、是非そのままで!!」

何故かカナはそれを止めた。

翔「…はあっ!?」

カナ「コアメダルも持ってたりしますか?」

翔「…ほらよ。」

翔はそう言うと、『タカ』『トラ』『バッタ』の3つのコアメダルをポケットから取り出し、カナに見せた。

カナ「わぁ♪細かな作りまで、原作と全く同じですね♪」

翔「…。」

カナがコアメダルに興味を示し、困惑しっぱなしの翔。

カナ「~♪っ!あ、では翔君、早速なんですけど。」

翔「本当に早速だな。」汗

カナ「あはは…えっと、レッスン場に向かってあげてください。サクラちゃんを初めとする皆さんが、練習しているので。」

翔「…わーったよ。」

翔は事務室を出ようとすると、

カナ「あ、翔君!これ。」

カナが3枚のコアメダルを翔に届けた。翔はメダルを奪うように受け取り、事務室を出た。

 

 

 

 

翔「ちょいと邪魔するぜ。」

翔がレッスン場に到着すると…

サクラ「ぜえ、ぜえ、……ぜえ、はあ…」

サクラがバテていた。

翔「…大丈夫か、満開野郎。」

翔が問いかけると、

サクラ「ぜえ、ぜえ、……はあ……だ、大丈夫じゃ、ないです……」

サクラは荒い呼吸をしながら答えた。

翔「……滑稽だな。」

翔はそう言うと、サクラにスポーツドリンクを手渡した。

翔「水分だけじゃなく、塩分も補給しとけ。」

サクラ「あ、ありがとう、ございます…ふう……」

サクラはスポーツドリンクを受け取り、早速飲んだ。

翔「戦闘では、息は上がっていないが…こう言ったレッスンはハードだろう?なんせ、歌って踊らなきゃいけねぇんだから…」

サクラ「はい、歌いながら踊るのって大変です。の、喉が、もたないです…」

案の定、大変だと返答があったので翔は「そうだよな…」と、思った。

シオリ「レイナさんはスパルタですから。3時間休みなしじゃ、疲れちゃいますよ。」

レイナ「心外だわ。私はいつも通りよ。」

シオリの言葉に、レイナは反論した。

翔(いつも通りでそれかよ…)

レイナにジト目を向ける翔。

シオリ「でも、新生チームAの初お披露目であり、サクラさんのデビューステージですから、同じチームとして、私もできる限り応援します!一緒に頑張りましょうね、サクラさん♪」

シオリはサクラに言う。

サクラ「は、はい!」

サクラは返事をし、

サクラ「ただでさえ、足手まといなんです。これ以上、迷惑かけられません…!」

と、言った。

翔(…足手まとい、か……この言葉は、聞きたくなかったんだけどな…)

サクラの言葉を聞いた翔は、昔のことを思い出してしまう。

彼はストライカー達の隊長をつとめていた時、何にもしていない裏切り者のストライカー達から足手まとい扱いされ、『ステゴマ』、『社会のゴミ』等、これでもかと言うぐらい、散々悪口を言われていた。

翔「…!」

翔(くそが、昔のことを思い出しちまった…!)

その時…

レイナ「……頑張るわね、貴方。どうして、そこまで頑張れるの?」

レイナがサクラに問いかけた。

サクラ「色々な人に期待されていますから皆さんに迷惑をかけられません!」

サクラがそう言うと、

レイナ「迷惑をかけたくない、か……」

レイナは少し考えた後、

レイナ「…それは、あまり美しくない理由だわ。」

と、サクラに言った。

レイナ「サクラ、あなたは美しくない。」

サクラ「…………え?」

いきなりレイナに言われ、ショックを受けるレイナ。

シオリ「ダメですよ、レイナさん。そういう言い方は」

シオリはサクラを庇うが…

レイナ「今日は白けてしまったわ。レッスンはまた明日、解散しましょう。」

レイナはそう言うと、レッスン場を去ろうとする。

サクラ「あ、あの……」

サクラはレイナに何か言おうとするが、レイナは振り向こうとしなかった。すると…

翔「待て、金髪。」

翔がレイナを呼び止めた。

レイナ「…翔君?」

レイナは足を止め、翔に振り向く。

翔「何故お前は、満開野郎の理由を否定した?」

翔はレイナに問い詰める。

レイナ「さっきも言ったけど、迷惑をかけたくないって理由は、あまり美しくないと思ったからよ。」

レイナの言葉を聞いた翔は、こう言った。

翔「成る程…けどな、迷惑をかけたくないって思うのは、誰だって同じだろう。お前だってそうだろ?」

レイナ「…そうね。」

翔「そうって言ったな?そうなると、お前は自分自身を『美しくない』って言っているようなモンだ。」

レイナ「…!」

翔の言葉に、レイナはビックリする。

翔「どんな理由でも構わねぇ。周りの期待に答えるため、自分自身のため、人に迷惑をかけたくない……コイツは周りからの期待に答えようと、必死で努力しているんだ。国民的アイドルだか何だか知らねぇが…コイツの努力を、簡単に否定すんじゃねぇよ。」

サクラを庇う翔は続ける。

翔「少なくとも、俺からしたら…『迷惑をかけたくない』っていう思いで頑張っているコイツよりも、今のお前の方がよっぽど美しくねぇ。」

レイナ「…私が、美しくない…?」

レイナがそう言うと、翔は…

翔「そうだ、何故だか分かるか?」

翔はあっさりと言い、更にレイナ問い詰める。

レイナ「……分からないわ、翔君。」

レイナはそう言って俯く。

翔「なら教えてやる。それはな……『自分の価値観を、人に押し付けすぎている』からだ。」

翔の言葉を聞いたサクラとシオリは、驚きの表情を見せる。

シオリ「ど、どういうことですか…翔君?」

翔「今朝、コイツに会ったんだが、『美しい』って言葉を頻繁に使っているのがどうも気になった……もしかしたら、『美しさ』にこだわっているんじゃあねぇのかってな。」

翔がそう言うと…

レイナ「…翔君の言うとおりだわ。」

レイナはこれを認めた。それを見た翔は、レイナにこう言った。

翔「お前は『美しさ』にこだわりすぎだ。別に、お前のこだわりを否定しているわけねぇ……ただな……こだわりが度を超えると、周りが見えなくなるぜ?」

レイナ「…翔君。」

翔「さて、説教はここまでにしておくか。いい加減こっちも疲れて来たんだ…全体のリーダーなら、自分の価値観をあまり押し付けすぎねぇようにするんだな。」

翔はレイナにそう言った後…

翔「そこのバカ共にも言っておく…自分の価値観をあまり押し付けすぎるな。」

サクラとシオリにもレイナに言ったことと同じことを言い、レッスン場を後にした。

 

 

 

レッスン場を去った翔は、庭に来ていた。

翔「よぉ、今回は供え物を持ってきたぜ?」

そして、チヒロの墓の前に『仮面サイダー』を置き、墓の前で手を合わせる。

翔(Dollsに新メンバーが加わり、あいつらは試練にぶつかっている。どうか、応援してやってくれ…俺は俺のできることをやる。)

そして、心の中で祈った。そして、チヒロの墓の側に腰かけ、3枚のコアメダルを見る。

翔(…まるでさっきの3人のようだな……)

翔はそう思い、オーズドライバーにトラとバッタのメダルを挿入した。

翔(…満開野郎の奴、まだ溶け込めてねぇようだな…無事に溶け込められたらいいんだけどな…)

翔はタカのコアメダルを見ながら、そう思った。そこに……

レイナ「…あら、翔君?」

レイナがやって来た。

翔「…なんだ、金髪か。お前も外の空気を浴びに来たのか?」

レイナ「まあ、そんな所かしら…」

レイナはそう言うと、近くにあるベンチに座った。

翔「…アイツのレッスンの調子、あまり良くなさそうだな。」

レイナ「……そうね。」

レイナはそう言うと、少し考え込んだ。

レイナ「ドールになると記憶と感情を失う…そのことは、翔君も知ってるわよね?」

翔「…あぁ。」

レイナ「私もそうだったの。ドールになって記憶と感情を失った。」

翔「…。」

レイナの話に、翔は黙って耳を傾けた。

レイナ「感情が少しずつ戻っていってそれから…途方に暮れたわ。その理由は…自分があまりにも空っぽだったから。」

翔「…。」

レイナ「記憶がないというのは恐怖よ。砂漠の上で1人ぼっち……そんな感じ。どこにいくのか、どこに行きたいのか。そもそも、ここから動きたいのかさえ、分からない。」

翔「…。」

レイナ「ドールである私たちができることは戦うか、アイドルをすることだけ。私はアイドルと出会って自分がやりたいこと、進みたい方向を見つけたわ。」

翔「…。」

レイナ「だから、私はサクラにアイドルを好きになってもらいたいの。」

翔「…けど、上手くいかねぇんだろ?」

翔は漸く口を開いた。

レイナ「そうね、あの子は自分に対して自信がなさすぎる。」

翔「…そうか。」

レイナ「歌声もいいし、運動神経もいい。ただ、彼女の長所に心が追いついていない。」

翔「…それが美しくねぇってか?」

レイナ「まだ短い付き合いだけど…私はサクラのこと、仲間だと思ってる…でも…きっと、彼女はそうは思ってない。そうなりたい、とすら思ってないんじゃないかしら。」

レイナは口角を下げる。

レイナ「自分は足りない。人に迷惑をかけたくない。そのために努力する……それはいいことだけれども。」

レイナは続ける。

レイナ「サクラにとってはその努力自体が目標になっている。その先に目指すものはない。それは、アイドルではないわ。」

翔「…お前の言い分は分かった。」

レイナ「…翔君。」

翔は立ち上がり、レイナに言った。

翔「なら、お前が思っているアイツの長所を、本人に直接言ってやれ。今度でもいいから…よく言うだろ?『言ってくんなきゃ分からねぇ』って…お前がアイツに思っていることは、アイツに直接言わねぇとアイツには一生分かんねぇだろ。だからこそ、今度お前から直接言え。そうすれば、アイツも考えを改めるかもしれねぇだろ…」

レイナは微笑み…

レイナ「ありがとう、翔君。翔君に話して、何だか身体が軽くなったわ。」

翔にお礼を言った。そして…

レイナ「それと、あの時私を叱ってくれてありがとう。自分を見直す機会に繋がったわ。」

もう1つ、翔にお礼を言った。

翔「…もう言わねぇからな。」

翔はレイナにそう言った。そして、少し沈黙が入った後、レイナが口を開いた。

レイナ「私が完全に感情を取り戻すことができたのは、翔君…貴方のお陰よ♡」

翔「…は?」

翔は「何言ってんだコイツ。」と言っているような顔を浮かべる。

レイナ「聞き流しても構わない…翔君は覚えていなくても、私は鮮明に覚えているわ。私が感情を失っていた時、心から振り向いてくれる人々は誰1人現れなかった…でも、たった1人だけ感情を失っていた私に心から振り向いてくれた人が現れたの。それが、翔君よ♪」

翔「…。」

レイナ「翔君が心から振り向いてくれた時、私は嬉しかった。こんな私でも、心から振り向いてくれる人がいる…そう思えるようになったの。だから私は、美しさにこだわるようになったわ。」

翔「…。」

レイナ「私が美しさにこだわる理由は…翔君にもっと振り向いて欲しいから。だって、感情を失っていた私に、心から振り向いてくれたのは、翔君だけ。翔君が心から振り向いてくれたから、今の私があるのよ。」

翔「…。」

レイナ「だから、今の私があるのは翔君のお陰…本当にありがとう、翔君…♪」

翔「作話かよ、甚だしい…死ね。」

翔はレイナに悪態をつき、その場から去っていった。

レイナ(翔君からどれだけ傷付けられても、罵倒されても……私は構わない…翔君はありのままの私たちを受け入れ、心から寄り添ってくれたもの。だから私は、翔君からどんなに冷たくされても、翔君の全てを受け入れる覚悟はできているわ。天国から、翔君は帰って来てくれた…それだけで、私は嬉しいから…♪)

レイナは去っていく翔の背中を見つめ、微笑みを見せる。それは…計り知れない優しさが具現化したモノだった。

レイナ「もし、願いが叶うなら…もう1度、翔君に名前で…『レイナ』って呼んで欲しい…翔君と、手を繋ぎたい。」

レイナはそう言うと、両手を胸の前で組み、1人…祈った。その時…

B「レイナ!」

何故か転生者 Bが現れた。Bの声を聞いた翔は、何事かと思い、庭に戻ってきた。更に…

A「んなっ!?青空!?」

C「何でてめぇがここにいるんだ!?」

AとCも現れた。

翔「お前らこそ、何故ここにいる?」

B「んなことぁどうでも良いんだよ!」

翔「どうでも良くねぇな、何故なら…ここは関係者以外、立ち入り禁止だ。」

翔はジャドウトリオに言うが、

A「うるせぇ、そんなの関係ねぇよ!」

C「そうだ!どこにいようがオレの勝手だろ!」

ジャドウトリオは全く聞く耳を持たなかった。

翔「…相変わらず気に食わねぇなぁ。」

翔はオーズドライバーにタカのコアメダルを挿入し、ドライバーを傾け、オースキャナーかざしてメダルを読み取る。

 

神様「」パチンッ

 

レイナ「翔君!?」

翔「変身!」

 

《タカ!トラ!バッタ!タ、ト、バ!タトバタ、ト、バ!》

 

変身音と謎の歌が響き、翔は『仮面ライダーオーズ(タトバコンボ)』に変身した。

レイナ「か、仮面ライダーオーズ…!?」

オーズを見たレイナは驚きを隠せなかった。

B「おい、A!ベルトだ!」

A「分かってる!」

しかし…

A「あ、あれ?」

C「どうした!?」

A「ベルト忘れた…」

B&C「「はぁっ!?」」

Aの言葉に、BとCは言う。

C「忘れたってお前!」

B「どーすんだよ!?」

A「なら、お前らもベルトを使えばいいだろうが!」

しまいには逆ギレするA。

C「そんなの持ってねぇよ!」

B「オレもだ!」

A「はぁっ!?」

ジャドウトリオはギャーギャーと騒ぐ。

オーズ「…うるせぇな…おい金髪、人を呼んでこい!」

レイナ「分かったわ!」

レイナはドールハウス内に入っていく。

B「あ、レイナ!」

Bはレイナを追おうとするが、オーズが立ち塞がった。

オーズ「てめぇら猿共の相手は、俺だ。」

B「上等だぁぁああああああ!!」

Bはガッツポーズのように両腕を上に上げ、オーズ目掛けて走り出す。

オーズ「…素人丸出しだな。はっ!せやっ!ふっ!おらっ!」

オーズは肉弾戦でBと戦い、終始圧倒する。

A「今のうちに。」

C「わーってる!」

AとCはドールハウスに入ろうとするが…

オーズ「させるか!」

オーズはBを転ばせた後…Cを蹴り、Aには頭突きを繰り出した。Cは芝生に吹っ飛ばされた。

A「ぎゃあっいてぇ!」

Aはその場で頭を抱えてのたうち回る。オーズはのたうち回るAを捕らえると…

オーズ「ッ!!」

Aを持ち上げ、Cが転がっている芝生に向かって投げ飛ばした。その後、オーズはBを捕らえ、背負い投げでAとCが転がっている芝生に投げ飛ばした。

B「ぎゃぁああああぶえっ!」

Bは顔面から芝生に落ちた。

レイナ「カナ、愛さん!こっちよ!」

その時、レイナがカナと愛を呼んで戻って来た。

カナ「貴方達、ここは関係者以外立ち入り禁止です!」

愛「許可を得て入ったなら、話は別だけどね?」

カナと愛はジャドウトリオに言う。

B「なら、コイツはどうなんですか!?」

Bはオーズを指差して言う。

レイナ「翔君はここの関係者で、ドールハウス専属のボディガードよ!!」

B「んなっ!?」

Bはレイナの発言に、驚く。彼だけではない、AとCも同じだ。そして…

A「オレはミサキの婚約者だ!」

C「オレはユキの王子様だ!」

B「オレはレイナの用心棒だ!だからオレたちもドールハウスの関係者だろ!?」

しまいには、『自分は婚約者、王子様、愛しき存在だからドールハウスの関係者』と…無茶苦茶なことを言った。

レイナ「貴方のような美しくない男が私の用心棒…ふざけないで頂戴?」

レイナは低く冷たい声で言う。

愛「いや、婚約者とか王子様とか愛しき存在とか関係ないから。」汗

カナ「何を訳の分からないことを…」汗

ジャドウトリオの言葉を聞き、流石の愛もカナも困惑する。

オーズ「さて、そろそろ退場してもらうぜ?」

オーズはそう言うと、オースキャナーをオーズドライバーに通した。

 

《スキャニングチャージ!》

 

すると、オーズの足がバッタのように変化した。オーズは空高くジャンプし、

オーズ「せいやぁぁぁああああああああっ!!」

必殺技『タトバキック』を繰り出した。

ドゴォォオオオッ!

A「ぎゃぁああああぁぁぁぁ!」

Aを蹴った後、その反動でもう1度ジャンプし、Bを蹴る。

ドゴォォオオオッ!!

B「がぁぁああああぁぁぁぁ!」

更に、その反動を利用してもう1度ジャンプし、最後にCを蹴った。

ドゴォォオオオッ!

C「ぐぁぁああああぁぁぁぁ!」

オーズに蹴られたジャドウトリオは、壁を乗り越えドールハウスから追い出された。

オーズ「ったく、頭のネジいくつぶっ飛んでんだよ…」

オーズはそう言うと、変身を解除し、翔の姿に戻った。

カナ「翔君!!」

愛「おぉ!翔君がオーズに変身したんだね♪」

レイナ「とっても美しかったわ♪」

翔「…。」

翔は何も言わず、その場を後にした。

 

 

 

翔(コイツでも変身できるのか…ただの玩具だってのに……訳がわからん…)

翔は『DX オーズドライバー』を片手に、そう思った。部屋に戻ろうとしていた所、サクラに会った。

サクラ「あ、翔さん。」

翔「…。」

翔はサクラを見ると、こう言った。

翔「……お前はよく頑張っている。どんな理由でもいい、やると決めたからには最後まで突っ走れ。」

そう言うと、サクラの前から去っていった。

サクラ「…翔さん…♪」

サクラは緊張がほぐれたのか、安心して笑顔を浮かべたのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
翔を無理矢理『仮面ライダーオーズ』に変身させ、タトバキックを使わせました。

ちなみに…翔はまだDollsに心を開いていないため、Dollsのメンバーを特殊な呼び方で呼びます。

レイナの場合…『金髪』
ヒヨの場合…『ヒヨコ』
ナナミの場合…『メガネ』
サクラの場合…『満開野郎』
ミサキの場合…『ポニテ』
シオリの場合…『おっとり野郎』
アヤの場合…『お節介野郎』
ユキの場合…『猫娘』
ヤマダの場合…『気だるげ』

次回も、お楽しみに。

では、またね
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