〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
どうなってるんだ…妖魔を倒し終えたら、
「逃げろ!!」
そう訴えても、2人には届かない。やがて、ユキと姉はピグマリオンに殺された。ユキは右頭部挫創し、即死亡…姉は無惨にピグマリオンに殺された……死んだユキの胸部に、ギアが差し込まれる。そんなユキに迫る精神妖魔……
「ちっ…!!」
俺が妖魔に向かって走って行くと、サイクロトロンドライバーが出現……俺は即座にドライバー前部の両サイドを同時に押し込む。
仮面ライダーセンチュリー……いや、センチュリー暴走形態に…面倒だ、『センチュリーブレイク』とでも呼ぼう。センチュリーブレイクに変身すると、俺は量子状になって高速で妖魔を攻撃する。ユキから距離を離した後、ユキの姉貴を殺したピグマリオンをデストサイクロンで斬り殺した。
センチュリーB「アガアアアアァァッ!!」
やっぱり痛ェ……何をするにしても、頭部に凄まじい熱と痛みが走る。
センチュリーB「ガアッ!?アアアアァァッ!!」
俺が痛みに悶える中、精神妖魔は両手に鋭利な爪を形成……俺目掛けて走って来ると、爪を突き立てて来る。俺は指先に小さなデストサイクロンを形成し、妖魔を迎え撃つ。妖魔の爪と、俺のデストサイクロンがぶつかり合い、火花を散らす。俺はそのまま奴の爪を集中的に攻撃すると、奴の爪が破壊された。そのタイミングで、俺は奴の腹部に蹴りを入れ、一旦距離を取る。後ろにはユキがいるから、下手に動き回ることは出来ない……
センチュリーB「!!!!」
俺は右手にデストサイクロンを2つ形成し、1つは右回転する赤…もう1つは左回転する青だ。妖魔が虚口を開くと、口腔内が怪しい光を放ち始める。俺がそのタイミングで走り出すと、妖魔は光線を放って来た。だが、俺のデストサイクロンが光線を断ち切り……
センチュリーB「ヴアアアアァァッ!!」
そのまま妖魔に突進し、妖魔の身体を縦真っ二つに切断した。
戦闘が終わった直後、ドライバーの発光部分が赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、水色、青、ピンク、紫の光を逆時計回りに放ち始めた。時間か…これで、ユキを守ることができたが……すまねぇ、ユキ…お前の姉貴だけは守れなかった……
ドールへと生まれ変わるユキを見届けた俺は、ユキの前から一瞬にして消えた。