〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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引き続き、翔視点です。


第四百四十七話 見えぬ真実『ユキ編』

どうなってるんだ…妖魔を倒し終えたら、Dolls(アイツら)の過去の世界へと飛ばされた……タイムトラベルって奴か?まぁ良い…すっかり歪んじまった俺の精神から妖魔が生まれ、過去のDollsを消そうとしているんだ…もし殺されれば……その前に、妖魔は俺が殺す…!!次の世界にたどり着く前に、またも誰かの記憶がフラッシュバックする。何だこれ…北宮の家?異能を生み出す……そこに、ユキがいる。アイツの姉らしき人物が言う、北宮(きたみや) (ユキ)と……それが、ユキの本当の名前か……異能とは、生まれつき他の生き物の命を奪う恐ろしく強力な力だったのか…アイツも、アイツの姉らしき奴も、研究施設で過ごしていたってのか……一回りほど年の離れた姉は、早々に家を出て研究者となっており、施設でユキに優しく接していた。やがて、国を脅かす霊障について偉い人と会うために姉とともに外出した。俺は、その道中の世界に降り立った。まもなく、時空の歪みと共に俺の姿をした妖魔精神妖魔(ココロオブリ)とでも命名しよう…それと、ピグマリオン(化け物)が姿を現した。

 

「逃げろ!!」

 

そう訴えても、2人には届かない。やがて、ユキと姉はピグマリオンに殺された。ユキは右頭部挫創し、即死亡…姉は無惨にピグマリオンに殺された……死んだユキの胸部に、ギアが差し込まれる。そんなユキに迫る精神妖魔……

 

 

「ちっ…!!」

 

 

《CYCLOTRON DRIVER》

 

 

俺が妖魔に向かって走って行くと、サイクロトロンドライバーが出現……俺は即座にドライバー前部の両サイドを同時に押し込む。

 

 

《CENTURY》

 

 

仮面ライダーセンチュリー……いや、センチュリー暴走形態に…面倒だ、『センチュリーブレイク』とでも呼ぼう。センチュリーブレイクに変身すると、俺は量子状になって高速で妖魔を攻撃する。ユキから距離を離した後、ユキの姉貴を殺したピグマリオンをデストサイクロンで斬り殺した。

 

センチュリーB「アガアアアアァァッ!!」

 

やっぱり痛ェ……何をするにしても、頭部に凄まじい熱と痛みが走る。

 

センチュリーB「ガアッ!?アアアアァァッ!!」

 

俺が痛みに悶える中、精神妖魔は両手に鋭利な爪を形成……俺目掛けて走って来ると、爪を突き立てて来る。俺は指先に小さなデストサイクロンを形成し、妖魔を迎え撃つ。妖魔の爪と、俺のデストサイクロンがぶつかり合い、火花を散らす。俺はそのまま奴の爪を集中的に攻撃すると、奴の爪が破壊された。そのタイミングで、俺は奴の腹部に蹴りを入れ、一旦距離を取る。後ろにはユキがいるから、下手に動き回ることは出来ない……

 

センチュリーB「!!!!」

 

俺は右手にデストサイクロンを2つ形成し、1つは右回転する赤…もう1つは左回転する青だ。妖魔が虚口を開くと、口腔内が怪しい光を放ち始める。俺がそのタイミングで走り出すと、妖魔は光線を放って来た。だが、俺のデストサイクロンが光線を断ち切り……

 

センチュリーB「アアアアァァッ!!

 

そのまま妖魔に突進し、妖魔の身体を縦真っ二つに切断した。

 

 

《READY》

 

 

戦闘が終わった直後、ドライバーの発光部分が赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、水色、青、ピンク、紫の光を逆時計回りに放ち始めた。時間か…これで、ユキを守ることができたが……すまねぇ、ユキ…お前の姉貴だけは守れなかった……

 

 

《DONE!!》

 

 

ドールへと生まれ変わるユキを見届けた俺は、ユキの前から一瞬にして消えた。

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