〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
自分探しの旅に行くと言い残し、去って行った翔。翔からの依頼を受けた幸子は、白河 昇の短銃を解析するため、ドールハウスに持っていった。更に、元ストライカー達から白河 昇の話を聞いたカナと愛は、怒りを燃やし、対策手段を整えた。
では、本編へどうぞ



第二十二話 解析結果と対アマゾン弾

翔と別れた幸子は、ドールハウスに到着した。

ほたる「あ、幸子さん。」

幸子「ど、どうもです。突然抜け出して申し訳ありません。」

ほたる「大丈夫ですよ。」

幸子「あ、あの…賢宮さん?」

ほたる「?」

幸子はほたるに昇の短銃を渡し、

幸子「これを、カナさんや愛さんに解析をお願いしたいんです。」

ほたる「その短銃…」

幸子「隊長さんからのお願いなんです…白河隊長から取り上げたモノです。」

愛「幸子ちゃん、今の話詳しく聞かせてくれる?」

幸子「わっ、あ、愛さん!ちょうど良いところに。」

幸子は愛に事情を説明した。

 

 

 

愛「えっ、翔君に会ったの!?」

幸子「はい、隊長さん…『自分探しの旅に行くよ』と言い残し、どこかに行ってしまいました…止められなくて申し訳ありません…」

愛は微笑むと、

愛「謝ること無いよ、幸子ちゃん。それは翔君が決めたことだし、彼の自由をあたし達に止められる権利は無いからさ…」

幸子の頭を優しく撫でた。その後、愛とカナに昇の短銃を解析してもらった。

愛「これは…!」

ほたる「あの、結果は…」

カナ「この短銃自体は普通なのだけど…問題なのは、この短銃に装填されていた弾丸…」

愛が弾丸を取り出す。

愛「この弾丸、特定の細胞を死滅させる効果を持ってるの。」

幸子「特定の、細胞を…ですか…?」

愛「そう。その細胞は……『アマゾン細胞』だよ。」

ほたる「アマゾン、細胞…」

解析結果…短銃そのものは何の変哲もないただの短銃だが…それに装填されていた弾丸は『アマゾン細胞』を死滅させるためのモノであった。

カナ「私達はこの弾丸を『対アマゾン弾』と命名します。」

愛「アマゾン細胞を死滅させる弾丸だしね…」

ほたる「白河隊長…そんなモノを開発したなんて…」

愛「白河隊長…?…ほたるちゃん!その人について詳しく聞かせてくれる!?」

ほたる「はい!」

ほたるは幸子と共に、白河 昇について、カナと愛に話し始めた。

………

……

カナ「…その人、翔君の思いを無視してまで…彼を連れ戻すつもりだなんて…正気ですか…?」

愛「正気じゃないでしょ…だって、ほたるちゃん達の言葉に聞く耳を持たない訳なんだから…」

カナは声を震わせ、愛は呆れた。

ほたる「今現在、白河隊長とストライカー達は焦っています。」

幸子「ですから…関係ない人達にまで手を出すのかと…」

カナ「そんな…」

驚きと呆れにまみれたカナは、言葉を失った。

愛「それにしても、白河 昇だっけ?…アイツ本当に何も分かってないよね…」

愛は昇を批判する。

愛「だってさ、翔君を炎に例えるとさ…やってることがその炎に油を注いでることと同じだもん…今更謝ったって、翔君が許す訳ないじゃん…裏切り者のストライカー達に散々傷つけられて、人間不信になっちゃったんだから……それを『すみませんでした』の一言で片付けようとしているようなもんだよ…もし、自分がやられたらどうなんだよって話だよ…」

カナ「そうですよね。」

幸子「愛さんの言うとおり、今更隊長さんに謝っても、もう…手遅れです……隊長さん自身『俺はアイツらを許すつもりも、信頼するつもりもない。もう2度と、俺の前に姿を現すな。』って言ってましたし…」

ほたる「あたし達も『彼を連れ戻すのはやめろ』と言ったのですが……」

愛「聞く耳を持たなかったんでしょ?」

ほたる「…はい…」

ほたるの返事を聞いたカナは、

カナ「学習能力無さすぎでしょ……はぁ、呆れた…」

呆れに呆れ、キャラが崩壊しかけた…。

愛「ちょっとカナちゃん、キャラ崩れてるって…」汗

流石にヤバいと感じた愛は、カナを制御する。

カナ「まあ、こちらもある程度の対策はできています。」

カナはそう言うと、『イクサカリバー』を机の上に置いた。

カナ「翔君の意見を元に、改良した『イクサカリバー』です。早速、使ってみましょう。」

カナはそう言うと、シミュレーションルームに移動する。愛、ほたる、幸子もカナの後に着いていった。

 

 

 

シミュレーションルームに着いた4人は、シミュレーターを起動させる。まず、カナがイクサカリバーを使い、次に愛、ほたる、幸子の順にイクサカリバーを使った。

愛「おぉ、軽くて扱いやすいよ!」

幸子「はい、それに…反動も大幅に軽減されています。」

ほたる「これなら、ストライカー達にも妖魔にもピグマリオンにも対抗できますね。」

カナ「ふふ、良かったです♪これも、翔君のお陰ですね♪」

愛「翔君もそうだけど、実際に改良したのはカナをじゃん♪」

愛の言葉を聞いた一同は、笑いに包まれた。しかし……モノの数秒で、それは嘘のようになった。

カナ「あのストライカー達、それに白河 昇…絶対に許しません…!」

愛「翔君をあれだけ傷付けておいて…都合が悪くなった途端に掌返しだなんて、冗談じゃない…!」

幸子「今まで上手く行ってたのは、隊長さんのお陰なのに…それを平気で踏みにじった挙げ句、何も罪の無い隊長さんを悪者扱いして、更には私達までも滅茶苦茶にして…!!」

ほたる「そんな身勝手な人達に、隊長サンは絶対に連れ戻させない…!!」

4人は静かに…怒りを燃やしていた。

 

 

 

その頃、翔は……

電車に乗り、東京を出ようとしていた。しかし…そこでも試練があることを、この時の彼は知るよしも無い。

 

 




いかがでしたか?今回はここまでです。
白河 昇は、ストライカー達を襲った化け物『仮面ライダーアマゾンカオスオメガ』に…すなわち『青空 翔』に対抗するために『対アマゾン弾』を開発した。
過去に怒りや憎しみ等が爆発し、アマゾンと化した青空 翔だが、左腕の『アマゾンズレジスター』のお陰で、人間の状態でいられる。

ちなみに…翔の『アマゾンズレジスター』には、アマゾン細胞の覚醒を抑える薬が入っている他、『精神安定剤 』も入っています。
※これらの薬が少なくなると、神様や女神が定期的に補充しているので、薬が切れることはありません。

それと、星9以上くださった、『タチャンカ田村』さん、『datekenn』さん、ありがとうございます!それと、お礼が遅れてしまい、申し訳ありません。

次回も、お楽しみに。
では、またね
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