〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
そろそろジャドウトリオの出番があります(笑)。

東京の町並みが、何故かウエスタンな町並みに変わっていた。この異変を、ジャドウの仕業と思った翔は、もう1つの街『A街』に向かう。そこに……
では、どうぞ


番外編 Dolls with western その3

この物語は、サクラがDollsに加入し、翔がDollsに心を開く前の物語……

 

 

 

C街を出た翔は、A街に向かった。

翔「ここが、A街か…」

A街に入っていこうとする翔。すると…

ミサキ「止まりなさい。」

ミサキが声をかけ、翔は足を止める。

翔「…?」

翔は帽子のツバを上げ、顔を見せる。

ミサキ「!!…翔さん…!」

翔「…んで、何だ?」

ミサキ「こ、この男達、指名手配中なの。」

ミサキが手配書を見せた。

翔「…ほぅ…」

翔(ジャドウトリオが指名手配されているな…)

翔「おいポニテ、コイツらが何をしでかしたのか知ってるか?」

翔はミサキに問い詰める。

ミサキ「不法侵入、強盗、ストーカー等、様々な罪を犯したの……」

翔「…とんだDQN(ドキュン)だな…」

ミサキ「…えぇ、そうね…あ、翔さん、通ってどうぞ。」

ミサキがそう言うと、翔はA街に入っていく。その時……

ハヅキ「見つけたよ、隊長さん。」

裏切り者のストライカーチーム『ココナッツ・ベガ』の4人が現れた。

ミサキ「!!…ストライカー共!!」

ミサキは銃を構えるが、

翔「ポニテ!!コイツらは、俺の獲物だ…お前は街の人達を避難させろ。」

翔はそう言うと、シューティングウルフプログライズキーを取り出す。

《バレット!》

そして、プログライズキーをエイムズショットライザーに差し込み、展開させる。

《オーソライズ。カメン、ライダー…カメン、ライダー…》

翔「変身!!」

ズドォンッ!

《ショットライズ!シューティングウルフ!The elevation increase as the bullet is fired.》

翔は『仮面ライダーバルカン』に変身し、野性的な構えを取る。

民「おい、何だよあれ!?」「狼のようだ…」「ミサキ様、早くお逃げください!」

慌てふためる民にミサキは、声をあげた。

ミサキ「落ち着きなさい皆!!あれは『仮面ライダー』、私達の味方よ!!」

民「仮面ライダー!?」「あれが、仮面ライダーなのか!?」「それなら、安心だ!!」

ミサキの言葉を聞いた民達は、安心感に包まれた。

バルカン「俺の名は、『仮面ライダーバルカン』…重罪人を狩る者だ…」

イミナ「仮面ライダーだか何だか知らないが、敵ならアタシらも容赦しないぞ!!」

リョウコ「待って伊吹さん!あれは隊長さんだよ!!」

アコ「ボス、アコっち達はボスに謝りに来ただけなのだ。」

アコはバルカンに変身した翔にそう言うが…

バルカン「今更謝られたって、俺はてめぇらを信じるつもりなんぞ無いね…形だけの謝罪だったら、いくらでもできるんだよ。」

バルカンはそう言って、切り捨てる。

ハヅキ「そうかい…なら、強引にでもツレテイクヨ!!」

ハヅキはそう言うと、刃を振りかざしてバルカンに襲いかかった。

バルカン「…甘いな。」

バルカンはエイムズショットライザーをベルトから外すと、

ズドォンッ!

ハヅキ目掛けて発泡した。

ハヅキ「ぐふぁっ!?」バシュッ

徹甲弾をくらったハヅキは吐血し、後方に勢いよく吹っ飛ばされた。

リョウコ「ハヅキさん!!」

アコ「よくもっ!」

アコはスナイパーライフルを構える。

バルカン「…。」ズドォンッ!

バルカンはアコのスナイパーライフル目掛けて徹甲弾を放った。徹甲弾はスナイパーライフルの銃口に突き刺さり、貫き…

アコ「っ!?」パシュッ!

アコに命中した。

リョウコ「アコちん!!」

イミナ「くそっ!ならアタシが!!」

イミナはバルカン目掛けて走り出す。

イミナ「でやぁぁああああああああ!!」

そして、拳を大きく振りかぶって襲いかかってきたが…

パシィッ

バルカンはイミナの拳を軽々と止めた。

イミナ「っ!?」

バルカン「ほらな、そーゆーとこ…お前らが何にも学習してねぇって証だ。」

イミナ「な、何…!?」

バルカン「お前も行動と心が裏腹だ…口では謝りたいって言っても、心では全く反省してねぇんだよぉ!!」

イミナ「!!?」

バルカンの言葉に、イミナの顔色がどんどん青ざめていった。

バルカン「はぁっ!!」

バルカンは片手で、イミナを軽々と投げ飛ばした。

イミナ「がぁっ!!」ドサッ

リョウコ「伊吹さん!!」

バルカン「…。」

《バレット!》

ズドォンッ

《シューティングブラスト!!》

バルカンは必殺技『バレットシューティングブラスト』を……リョウコ目掛けて放った。

ドゴォォオオオオオオオンッ!!

リョウコ「きゃぁぁあああああああああ!!」

イミナ「ぐぁぁああああああああああ!!」

爆風に吹っ飛ばされ、イミナとリョウコは地面に叩きつけられた。

バルカン「見逃してやるよ…けど、次はねぇぞ…?」

リョウコ「うっ!!」

バルカン「分かったなら…尻尾巻いて逃げろよ、クズ野郎共…」

イミナ「リ、リョウコ…逃げるぞ…!」

リョウコ「は、はい…!」

イミナはハヅキを、リョウコはアコを抱え、オメオメと逃げていった。

バルカン「…ったく。」

バルカンは変身を解き、翔の姿に戻った。

ミサキ「…翔さん…♪」

民「やったぁ!ストライカー達を撃退したぞ!!」「流石は仮面ライダー!!」

民達は、歓声に包まれるが…

翔「うぅっ!?」ズキッ

翔の怪我したヶ所に、激しい痛みが走った。

ミサキ「翔さん!!」

ミサキは慌てて翔に駆け寄る。

翔「ぐっ…こんな怪我…っ!?」ズキッ

翔が突然苦しみだしたため、民達は騒ぎ始める。

ミサキ「翔さん、しっかり!!シオリ!サクラ!」

ミサキがシオリとサクラを呼ぶと、

シオリ「どうしました!?」

サクラ「はい!!」

シオリとサクラはすぐに駆け付けた。

ミサキ「翔さんが!!」

翔「ぐっ、うぅっ!!」

サクラ「し、翔さん!!」

シオリ「翔君!?大丈夫ですか、翔君!?」

シオリは翔に声をかける。そこに…

A「皆、青空から離れろ!!」

Aが現れた。更に…

B「アイツこそ、この世界を脅かす存在だ!!」

C「俺達が作ったこの世界に、青空は不要だ。」

BとCも現れた。

翔「ぐっ…東京をこの世界に変えた犯人は、お前らか!!」

A「そうだ!!この国の女共は……露出が少ないんだよぉ!!」

翔「なんだそれ、くだらねぇ……」

Aの意味不明な答えに、翔は呆れていた。

B「くだらねぇだと!?オレは自分に正直になってるだけだ!!」

C「オレの推しキャラはユキだが…チームAのカウガール姿も最高だぜ!!」

A「あぁそうだな!!片方は長くダメージが入っていて、もう片方は短いジーパン(?)に、胸の谷間に、形の良いへそ!最高だぜぇぇええええええええ!!」

ジャドウトリオは顔を赤くし、ハァハァと息を荒くし、興奮しながら言う。

翔「……。」汗

翔はそんなジャドウトリオを見て、ドン引きしていた。

サクラ「あぅぅ…そ、そう言えばこの格好、おへそが……は、恥ずかしいです…///」

ミサキ「…はぁ、実にくだらない…」

シオリ「気持ち悪いですよ?」

サクラは顔を赤くそめ、恥ずかしい様子でいて、ミサキとシオリは呆れていた。

A「さて、青空…ここでお前は死んでもらう!!」

Aはアマゾンズドライバーを装着する。Bはレンゲルバックル、Cはデンオウベルトを装着する。そして…

A「フヒヒ、アマゾン。」

B&C「「ヒヒ、変身。」」

《シグマ》

《open up》

《ネガフォーム》

Aは『仮面ライダーアマゾンシグマ』、Bは『仮面ライダーレンゲル』、Cは『仮面ライダーネガ電王』に変身した。

翔(アイツらも、ライダーになれるのか…)

アマゾンΣ「ヒャハハハァッ!!死ねぇ、青空ぁ!!」

アマゾンΣは翔に襲いかかろうとしたが、

ミサキ「はぁぁああああああああ!!」ドゴォッ!

アマゾンΣ「ぐふぅっ!?」

ミサキが翔の前に立ち、アマゾンΣの腹にハイキックを繰り出した。シオリとサクラも、翔の前に立つ。

サクラ「勝手は許しません!!」

シオリ「翔君には、指一本触れさせません!!」

ミサキ「翔さんの命、絶対に奪わせはしないわ!!」

3人のカウガールは、翔を守るために構えを取る。

アマゾンΣ「ミサキィィイイイイ!!目を覚ませぇぇええええええ!!」

アマゾンΣは欲望がままに、ミサキに飛びかかった。

ミサキ「私の目は、とっくに覚めてるわ…やぁっ!!」ドゴォッ!

ミサキは飛びかかって来たアマゾンΣに、再びハイキックを浴びせた。

レンゲル「うぉぉおおおおおサクラァァアアアア!!」

レンゲルはサクラ目掛けて走り出す。

サクラ「サクラ、行きます!!」

サクラもレンゲル目掛けて走りだし、

サクラ「それっ!やぁっ!せいっ!」

肉弾戦で戦う。

ネガ電王「シィィイイオォォオオリィィイイ!!」

ネガ電王はシオリ目掛けて走りだす。

シオリ「行きます!!はっ!せいっ!やぁっ!」

シオリも肉弾戦で、ネガ電王と戦う。

レンゲル「あがっ!がぁっ!」

ネガ電王「うっ!ぐぅっ!」

レンゲル(サクラって、結構胸あるじゃん…!攻撃するたびに、へその形も変わってるし…最高かよ!!)

ネガ電王(むほぉぉおおおおお!シオリの胸が、ゆ…揺れてる…!手も足もお腹も引き締まってるし、最高!!)

レンゲルとネガ電王は、攻撃を受けながら、サクラとシオリの体を直視していた。

サクラ「どこ見てるんですか!?はぁぁあああああ!!」

サクラはレンゲルにハイキックを繰り出し、

シオリ「よそ見してる場合ですか!?やぁぁああああ!!」

シオリもネガ電王にハイキックを繰り出した。レンゲルは地面に叩きつけられ、Bの姿に戻り…ネガ電王も地面に叩きつけられると、Cの姿に戻った。

アマゾンΣ「ぐっ…てめぇら2人、何やってんだよ!!」

アマゾンΣは戦闘不能になったBとCに言う。

ミサキ「貴方の相手は、私よ!」

よそ見をしているアマゾンΣに、ミサキは肉弾戦を挑んだ。

ミサキ「ふっ!はっ!せいっ!せやっ!」

アマゾンΣ「あがっ!ミ、ミサキィ、目を覚ますんだぁがっ!!お前は青空に、騙されヴェッ!!」

ミサキはアマゾンΣを吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたアマゾンΣは、地面に叩きつけられた。

アマゾンΣ「ミ、ミサキ!!」

ミサキ「言ったはずよ、私の目はとっくに覚めてるわ…それに私は……」

ミサキはアマゾンΣにゆっくりと近づいていく。

ミサキ「私は…翔さんになら、騙されても良いと思ってるわ。」

ミサキは右足を振り上げると、アマゾンΣ目掛けてかかとを落とした。

アマゾンΣ「がふぁっ!」

アマゾンΣはAの姿に戻り、戦闘不能になった。

翔「…!……。」

翔は安心したのか、そのまま意識を失った。

ミサキ「!!翔さん!!」

シオリ「翔君!!」

サクラ「早くアジトに!」

 

 

 

翔「……?」

翔はうっすらと目を開く。気がつくと、ベッドで寝ていた。

サクラ「翔さん…」

ミサキ「翔さん…」

シオリ「翔君…」

気を失い、目覚めた翔を、サクラ、ミサキ、シオリの3人が、心配そうに覗き込んでいた。

翔「…お、お前ら……」

シオリ「大丈夫ですか、翔君?」

シオリは翔に声をかける。

翔「平気d…っ!?」

翔は強がろうとするが、折れた所を押さえる。

ミサキ「翔さん!!」

ミサキは翔に駆け寄る。

ミサキ「翔さん、今日はここで休んでください…」

サクラ「お、お願いします…翔さん…」

ミサキとサクラは、翔にお願いする。

翔「……。」

翔は少し黙り込み……

翔「…分かった……少しの間、世話になる…」

チームAのアジトで休んでいくことにしたが…

翔「ただし、俺が『大丈夫』だと判断したら、ここを出ていく。」

ミサキ「…えっ…?」

翔「いつまでもここで世話になる訳にはいかねぇよ。」

シオリ「翔君、そこまで、気にしなくても良いんですよ?」

翔「お前は良くても、アジトの連中はどう思ってんだよ?」

翔の言葉に、アジトの人達は全員『いつまでもここに居ても良い』と言ってくれたが…

翔「そうはいかねぇよ。」

サクラ「で、でも…アジトの皆も気にしていませんし、翔さんも…そこまで気にしなくても」

翔「それは無理な話だな。お前らは気にしなくても、俺は気にしちまうんだよ。」

翔(それどころか、この異変はジャドウの仕業で間違いなさそうだ…一刻も早く解決し、この街を元に戻さねぇとな…)

翔はこのアジトに長く居座るつもりは全く無く、自分がもう大丈夫だと判断したら、出ていくつもりでいた。そんな彼は、疲れを少しでも癒すべく、ベッドに座った。

ミサキ「翔さん、寝てなくて良いんですか…?」

翔「こっちの方が楽なんだよ。」

ミサキ「…そう。」

シオリ「翔君、温かいココアを入れてきますので、ちょっと待っててくださいね♪」

シオリは翔にそう言って、その場を離れた。ミサキとサクラは、翔の近くに居ることにした。

 

 

 

その頃、ジャドウトリオは……

A「あっ…がっ…!」

B「うぐっ…ぐぉっ…!」

C「がはっ…げほっ…!」

ボロボロの状態で、地面に突っ伏していた。その上……街の人達から、批判の声が飛び交っていた。

民「偉大なるお三方に手を出そうとしやがって!!」「お前らこそ、この世界を脅かす存在だぁ!!」「この街から出てけーー!!」

終いには石を投げられた。

A「うぐっ、くそ!」

B「逃げるぞ!」

C「あ、こら待て!!」

ジャドウトリオは、それぞれのベルトを片手に、A街から逃げていった。

 

 

 

その頃、翔は……

『ウエスタンA』のアジトで、身体を休めていた。

翔「…。」

シオリ「翔君、ココアが入りましたよ~♪」

シオリは翔の近くのテーブルに、ココアが入ったマグカップを置いた。

翔「…。」

しかし、翔はココアに手をつけず、黙っていた。

シオリ「あの…もしかして翔君、ココア…苦手でしたか?」

シオリは不安げな表情を浮かべる。

翔「…ちげぇよ…少し冷ましているだけだ。」

シオリ「あ、そうでしたか…」ホッ

理由が分かったシオリは、安心した表情を見せてホッとした。

翔「…。」

そして、翔は黙ってココアを少しずつ飲んでいった。

翔(…温けぇ……)

翔はココアを飲みながら、そう思った。シオリはゆっくりココアを飲む翔を、優しく見守っていた。

シオリ「翔君の口に合いましたか?」

翔「…まぁまぁだな。」

シオリの問いかけに、翔は曖昧に答えた。翔はココアを飲み終えると、台所に向かい、マグカップを洗い始めた。マグカップを洗い終えた翔は、

翔「少し街を歩いてくる。」

と言い、外に出ようとする。

サクラ「あ、私も行きます!」

ミサキ「翔さん、私もお供します!」

サクラとミサキは慌てて翔に着いていった。

街に出てみると、人々は互いに助け合いながら建物の修復作業を行っていた。

サクラ「あの、私も手伝います!!」

民1「サ、サクラ様!良いんですか!?」

サクラ「良いんです!困ったときは、お互い様…ですよ?」

民1「サクラ様…ありがとうございます!!」

サクラは民の作業を手伝い始めた。それを見た翔は、

翔「俺もやる。」

自分もやると言う。

民2「しょ、翔様!怪我の方は…」

翔「平気だっての、さっさとやらせろ。」

民2「ありがとうございます!!何て心が広いお方なんだ…!」

ミサキ「私も何か手伝わせてくれくれるかしら?」

民3「ミサキ様、ありがとうございます!!」

ミサキも修復作業を手伝い、作業はそんなに時間はかかることなく終了した。

民「サクラ様、ミサキ様、翔様、ありがとうございました!!とても助かりました!」

サクラは嬉しそうな表情を浮かべ、ミサキは頷き、翔は何も反応しなかった。その時…

C「青空、お前は只の前座だ、さっさと死んでもらおう。」

Cが現れ、デンオウベルトを装着する。すると、変身待機音が響き始める。

C「変身。」

Cはデンオウベルトにライダーパスをかざす。

《ネガフォーム》

そして、仮面ライダー電王(ソードフォーム)によく似た仮面ライダー『仮面ライダーネガ電王』へと姿を変えた。

ネガ電王「強さは、別格だ。」

翔「寝言は寝てから言え。」

《バレット!》

翔はプログライズキーを起動させ、エイムズショットライザーに差し込む。

《オーソライズ。カメン、ライダー…カメン、ライダー…》

翔「変身。」ズドォンッ

《ショットライズ!シューティングウルフ!The elevation increase as the bullet is fired.》

そして、『仮面ライダーバルカン』に変身した。

ネガ電王「行くぜ行くぜ行くぜぇぇええええええええ!!」

ネガ電王は『ネガデンガッシャー』をソードモードにすると、

ネガ電王「うぉぉおおおおおおおおお!!」

ソードを大きく振りかぶって襲いかかってきた。攻撃が大振りのため、隙が多い状態である。

バルカン「フンッ。」ズドォンッ

バルカンはネガ電王の腹部に徹甲弾を発射した。

ネガ電王「がぁっ!!」

ネガ電王は後方に勢いよく吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられた。

ネガ電王「くそっ!!」

ネガ電王は起き上がると、ネガデンガッシャーをアックスに変えようとするが…

パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!

ネガ電王「っ!?」

サクラとミサキに発砲され、アックス用の刃を落としてしまった。

ネガ電王「んがぁぁああああああ!!もう許さねぇぞぉぉおおおおおおお!!」

怒ったネガ電王は、ネガデンガッシャーをガンに変えると、ライダーパスをベルトにかざした。

《フルチャージ!》

ネガ電王「全員、まとめて死んでしまえぇぇええええええええ!!」ズドォォォオオオオンッ!!

そして、必殺技『ネガワイルドショット』を放った。

ドッガァァアアアアアアアンッ!!!!

激しい爆風が発生し、

ミサキ「がぁぁああああああああああ!!」

サクラ「きゃぁぁあああああああああ!!」

ミサキとサクラは爆風に吹っ飛ばされた。

バルカン「ぐぁぁあああああああああ!!」

バルカンも爆風に吹っ飛ばされ、うつ伏せで地面に叩きつけられた。

バルカン「うぐぁっ…うぅっ!!」

バルカンは折れた所を押さえる。更に…

ガラガラガラガラ!!

激しい爆風の影響で、修復したばかりの建物が崩れてきた。

民1「わぁぁああああああああ!!」

サクラ「危ない!!」

サクラは民1の元に慌てて走りだし、突き飛ばした。民1は助かったが…サクラの元に、先が尖った木材が落ちてきて、彼女のお腹に刺さった。

サクラ「っ!?…ごほっ!」

サクラは吐血し、仰向けに倒れた。

ミサキ「サクラ!!」

ミサキはサクラに駆け寄る。

シオリ「何の音ですか?…っ!!サクラさん!」

何事かとアジトから出てきたシオリも、サクラを見るなり慌てて駆け寄る。

サクラ「はぁ……はぁ……うっ!」

サクラは苦しそうな表情を浮かべていた。

バルカン「!?…てめぇぇええええええ!!」

《バレット!》

ズドォンッ

《シューティングブラスト!》

バルカンはネガ電王目掛けて『バレットシューティングブラスト』を放った。

ドッゴォォオオオオオオンッ!

ネガ電王「ぎゃぁぁああああああああああ!!」

ネガ電王は宙を舞い、Cの姿に戻ると、うつ伏せで地面に叩きつけられ、戦闘不能になった。バルカンは翔の姿に戻ると、サクラの元に駆け寄る。

翔「満開野郎!」

サクラ「ぁうっ…ごほっ……翔、さん…苦しい…」

翔「くそ…おい、医者は居ねぇのか!?」

民2「翔様!この街の近くに、大きな病院があります!そこには、片山先生がいます!!彼女なら、サクラ様を助けてくださいます!!」

翔「よし!!」

翔はサクラを病院に連れていくことにしたが、まずは簡単な応急処置をする必要があると感じていた。

シオリ「この木材を抜いて、すぐに止血しなければ」

翔「そいつに触るんじゃねぇ!!」ドンッ!

シオリ「きゃっ!」

翔はシオリを突き飛ばした。

ミサキ「翔さん、どういうつもりですか!?」

翔「バカ野郎!この木材が止血している可能性が高い、こいつを抜けば、出血多量で死に至るリスクがある!!だからこのまま固定する!!」

翔はサクラに訊ねる。

サクラ「…翔さん……お願い、します…」

サクラは了承した。

翔「おいポニテ、救急道具を持ってこい!」

ミサキ「はい!」

ミサキは急いで救急道具を取りに行った。そして、救急道具を翔に渡した。

翔「よし、行くぞ。」

翔はサクラに包帯を巻き始める。

サクラ「うっ!?っ!!」

苦しそうに顔を歪めるサクラ。

翔「後少しだ、我慢しろ。」

翔はサクラを励ましながら、応急処置をする。サクラは真剣な顔で自分を手当てしてくれる翔を見て、安心感が芽生えていた。

サクラ(翔さんは…私を助けようとしてくれる……例え、私達に心を開いていなくても…優しく手を差し伸べてくれている…♪)

翔「よし、OK…ん?」

翔はサクラの右足を見ると、紫色に腫れ上がっているのが見えた。

翔「おいおっとり野郎、何か棒を持ってこい。」

シオリ「分かりました!」

シオリはすぐ近くに落ちていた、細い鉄パイプを持ってきた。翔は鉄パイプを受け取り、サクラの足にガーゼを張り、そこに鉄パイプを持ってくる。そして、サクラの足を伸ばし、鉄パイプを固定し始める。

サクラ「あぐっ!?…あぁっ!」

翔「…よし、終わりだ。」

サクラ「!!…はぁ、はぁ…」

痛みを堪えていたサクラは、力を抜いて激しく呼吸をする。

翔「おい、誰か馬車を出せるか!?」

民3「私が出します!!さぁ、こちらへ!」

民3がすぐに馬車を出した。翔、ミサキ、シオリはサクラを馬車に乗せると、馬車に乗り込んだ。そして馬車は、片山先生がいる病院に向かう。道中、邪魔者が現れることを、この時の彼らは…知るよしもなかった。

 

 

 

ちなみに、Cはサクラを大怪我させたことにより、A街の人々から全く信頼されなくなった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
Cがネガ電王に変身していましたが、『デンオウベルト』も『ライダーパス』も、殺害した他の転生者から盗んだ物です。
しかし、仮面ライダーバルカンに変身した翔に倒されましたね…更に、サクラに大怪我をさせたCは、完全に…A街の人々から信頼されなくなりました。
次回も、お楽しみに。
では、またね
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