〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
ジャドウ兄弟の魔の手から、765プロダクションを救った青空 翔の名は、日本全国に轟いた。
しかし、これを見て苛立ちを覚える者達がいた…ジャドウではなく、翔を裏切った“アイツら”である。
では、本編へどうぞ


第二十八話 苛立ち

とある、廃旅館にて……

かろうじて見れるTVを、裏切り達は見ていた。そして…

天音「あぁもう、ホントムカつく…!!」

ノエル「隊長さんは連れ戻せないですし、妖魔との戦闘も全く上手く行きませんわ!!」

イミナ「白河の奴、本当に何なんだよ…青空隊長のほうが全然楽だったのによ…」

フェイ「ホントホント…青空たいちょーのほうが、フェイちゃん達も楽できたよね~。」

昇がこの場にいないことを良いことに、昇に対して愚痴をこぼしていた。その時…

スパァンッ!

ストライカー達「「「「!?」」」」ビクッ!

襖が勢いよく開き?昇がやって来た。

昇「いい加減にしろ!!」

そして、ストライカー達に怒鳴りたてた。

昇「杏橋 天音!!ムカつくって言っていたが、それは誰のせいだと思ってるんだ!?答えろ!!」

天音「アンタのせいでしょ!!前は翔を無能だって言ってたのは認めるけど、本当に無能なのはアンタよ!!」

昇「…何だと?」

天音「事実じゃない。本来、雑用は全部翔がやっていたのに、何で妖魔を倒しているあたし達が雑用なんてやんなきゃいけないの?本当はアンタがやるべきなんじゃないの?」

天音がそう言った次の瞬間…

バキッ!

昇が天音の顔を殴ったのだ。

昇「貴様は隊長を何だと思ってるんだ!?ストライカーを率いる隊長は、お前達ストライカーにとって都合の良い人形じゃない!!それに、青空隊長はお前達に感謝を込めて雑用を一人でやっていたんじゃないのか!?それに対してお前は、ありがたみすら感じていないなんて……ふざけんじゃねぇよ!!!!」

昇は天音の胸ぐらを掴み、彼女に怒鳴る。

昇「お前がイライラしているのは、お前達に原因があるんだろ!!妖魔を倒しているとか言っていたけど、それはお前達の実力なのか!?」

天音「当たり前でしょ!」

昇「嘘をつくなぁ!!」

昇のこの言葉に、ストライカー達の表情がどんどん青ざめていった。それを見た昇は、再び怒鳴り立てる。

昇「何なんだ、お前達の戦い方は!?連携も取れていないし、周りの人達も助けていないし…そんな戦い方で妖魔なんて倒せる訳がないだろ!!」

ノエル「で、ですが…私も、妖魔を…何度も倒したんですのよ…?」

ノエルがそう言うと、昇はノエルに問い詰める。

昇「それはお前1人の実力なのか!?」

ノエル「そ、それは…」

昇「どうなんだ!!?」

ノエル「ち…違います…」ガタガタ

昇「じゃあ、誰の実力だ!?答えろ、『ノエル・ジョーヌベアール』!!」

ノエル「あ、青空隊長さんです…」ガタガタ

昇「それだけか!?」

ノエル「後…後は、雪代 マリさん…蒼井 雪枝さん…賢宮 ほたるさん…モニカ・ブルーアッシュさん…田中 幸子さん…降神 あからさん…ですわ…」ガタガタ

昇「そうだ、正解だ!!」

昇がそう言うと、ノエルは力が抜けたのか、ヘナヘナと座り込んだ。

昇「それと…『伊吹 イミナ』!『フェイ・リー』!!青空隊長のほうが全然楽できたとか言っていたなぁ!?それは何を意味するのか、分かっているのか!?」

イミナ「事実を言ってるだけだろ!?」

フェイ「そーだそーだ!!」

昇「確かに事実だな…なら、こんな事態になったのは“誰”のせいだと思ってる?青空隊長を散々追い詰めたのは、誰だ…?」

イミナ&フェイ「「…。」」

昇「答えろ!!!!」

イミナ「っ!!?…あたし達、ストライカーです…」ガタガタ

昇「フェイ、お前はどうなんだ!!」

フェイ「い、伊吹さんの言うとおりです…」ガタガタ

昇「その通りだ!!」

昇の怒鳴り声は廃旅館中に響き、何事かと他のストライカー達が集まってきた。

昇「今ここにいるお前達に問い詰める!今まで上手くいっていたのは、お前達の実力なのか!?」

ストライカー達「…。」

昇「どうなんだ!!答えろよ!!」

ストライカー達「…っ!!」ビクッ…フルフル…

ストライカー達は全員、首を横に振った。

昇「そうだ!そこにいる4人にも伝えたが、今までお前達が上手くいっていたのは、マリ、雪枝、ほたる、モニカ、幸子、あからの『元ストライカー』達と、青空隊長のお陰だ!!」

昇がそう言うと、ストライカー達は…

二穂「確かにその通りだ…だからこそ、翔のほうが良いに決まってる!!」

悠水「私もだよ、白河隊長よりも青空隊長じゃなきゃ嫌だよ!!」

「そうだ!!青空隊長のほうが全然マシだ!!」「青空隊長じゃないと嫌だ!!」

次々と本音をもらしていった。それは、あまりにも身勝手なことであった。

昇「青空隊長のほうが良い?青空隊長じゃないと嫌だ?……」

これらの言葉に、怒りが頂点に達した昇は……

昇「甘えんのもいい加減にしろ!!その青空隊長を壊したのは誰だ!!?」

ストライカー達に怒鳴り立てた。

ストライカー達「…。」

昇「お前達に告げる。今後、青空隊長のほうが良かったとか言う奴には、ストライカーを辞めてもらう。僕に不満があるなら、直接僕に言え!青空隊長はこうしていたとか言っても構わない!!そうすれば僕も、青空隊長に近づけるように努力する。けどな…青空隊長に対してありがたみすら感じず、自分達が楽したいって歪んだ考えをいつまでも持っているなら…」

昇はそう言うと、1つのベルトと注射器のような何かを取り出した。

昇「僕は…お前達をここで始末することだってできるんだぞ?ちなみにこのベルトは、君達ストライカーには使うことはできない。」

ストライカー達「…。」

昇「お前達、ストライカーだからといって、やりたい放題できると思うなよ?いくらストライカーでも、赤の他人から見れば一般人だ。非常識な行動を起こせば、即刑務所行きだ。『プロキオン・プディング』の奴らが1度刑務所に行って、僕が何とかしたが…今後は何もしないぞ?お前達の“自己責任”だ。」

ストライカー達「…!!」ガタガタガタガタ

昇「簡単に言うとこうだ…ストライカーでも、お前達は一般人として見られている…それに、青空隊長に謝罪をするチャンスを与えられているんだ。分かったな?」

ストライカー達「は、はい……」ガタガタガタガタ

昇「最後にもう1つ言っておく…青空隊長を潰し、自分達の日常を自分達で壊したお前達に、不満を語る資格は無いと思えよ。…解散だ。」

昇がそう言うと、ストライカー達は暗い表情を浮かべたり、青ざめた表情を浮かべたりしながら、部屋を出ていった。

昇「…僕はここのストライカー達を“更正”させるために、ここに来たんだ…だけど、全然だ……まぁ、少しでもアイツらを更正しやすくするために、この『ネオアマゾンズドライバー』を入手したんだ。」

1人になった昇は、『ネオアマゾンズドライバー』を見つめる。

昇「…大本営がこんなものを開発していたとはね……ストライカー達と襲撃した際に盗めたのは、奇跡としか言いようがない…対アマゾン弾はまだあるし、これでアマゾンに変身した青空隊長に、対抗できる…いや、コイツがあれば、充分だ。」

昇はそう言うと、対アマゾン弾のレシピを取り出し、それをビリビリに破り捨てた。そして、廃旅館を出て、妖魔を探した。すると、一体の旧式妖魔の姿があった。

昇「妖魔!僕がお前の相手だ!」

妖魔「…?」

昇はネオアマゾンズドライバーを装着し、注射器のようなもの『アマゾンズインジェクター』をドライバーのハンドルに差し込み、ハンドルを起こす。

昇「アマゾン!」

昇はそう言うと、インジェクターの押し子を押した。

《NEO(ネオ)》

ベルトから音声が響いた次の瞬間、

昇「うっ、ぐぁぁああああぁぁぁあああああああ!!」

ドゴォォオオオオオオンッ!

昇はもがき苦しみ、全身が青色の炎に包まれた。やがて炎が消え、そこには青色の身体に全身に赤いラインが走り、黄色い瞳を光らせた仮面ライダーが立っていた。

『仮面ライダーアマゾンネオ』…それが、この仮面ライダーの名称である。

アマゾンネオ「うぉぉおおおおおおおお!」

アマゾンネオは旧式妖魔目掛けて走り出す。

妖魔「!!」ブゥンッ!

妖魔は巨大な腕を振るった。

ドゴォッ!

アマゾンネオ「があっ!!」

アマゾンネオは旧式妖魔の攻撃を受け、地面を転がる。しかし、起き上がり様にネオアマゾンズドライバーのハンドルを倒した後、再び起こした。

《アマゾンスラッシュ》

音声が響き、アマゾンネオは旧式妖魔目掛けて走り出す。そして…

アマゾンネオ「おぉぉおおおおおおおおおおお!!」ザシュゥゥウウウウウウウッ!!

右腕のアームカッターで、旧式妖魔を切り裂いた。旧式妖魔は断末魔を上げて倒れた。

アマゾンネオ「あぁぁああああああああああ!!」

アマゾンネオは絶命した妖魔を、何度も何度も切り刻んだ。

アマゾンネオ「うぅぉぉおおおおおああああああああああああああ!!!!」

アマゾンネオは大空に向かって、勢いよく吠えた。妖魔の肉片は、そのまま消滅していった。

アマゾンネオ「ぜぇ…ぜぇ……はは、何だ…妖魔退治なんて、簡単じゃないか…」

アマゾンネオは変身を解き、昇の姿に戻った。

昇「…よし、これで僕も…妖魔と戦える…!」

昇は怪しい笑みを浮かべ、廃旅館に戻っていったのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
何と、白河 昇は『仮面ライダーアマゾンネオ』に変身する力を手に入れていた。元々彼は、翔を裏切ったストライカー達を更正するために、彼の後を引き継いだ。しかし、全然更正していないと薄々感じ始めた昇は、不満をもらすストライカー達に怒鳴り散らし、脅しまでかけた。
次回も、お楽しみに。
では、またね
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