〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
遂に、Dolls達に心を開いた青空 翔。しかし、人間不信な所は、まだ克服できていない。
クリスマスが過ぎ、一同は北国へ降り立つことになる。いくつかのグループに別れ、それぞれ旅をすることになる。しかし…その前に……
では、本編へどうぞ


第三十六話 落とし前のつもりが…

クリスマス会が終わり、次の日が訪れる。

 

翔「…ん?」パチッ…

翔は、朝早く目覚めた。そして、食堂車のバーコーナーに向かうと、

翔「…お、モモタロス。」

モモタロスがいた。

モモタロス「よぉ、翔。よく眠れたか?」

翔「お陰さまで。」

モモタロス「そいつは良かったぜ。」

モモタロスはそう言うと、翔の座っている席に皿を滑らせた。皿の上には、黄色い見た目で、天辺に焦げ茶色のソースがかかった何かが乗っていた。

翔「何だそれは?」

翔はモモタロスに聞く。

モモタロス「何って、“プリン”だよ。」

翔「…プ、プリン?」

モモタロス「あぁそうさ。俺はこう見えて、プリンが大好きなんだ。これ以上に、最高の食べ物はねぇ。」

翔「そうなのか。」

翔はプリンを見ながら言う。

モモタロス「お前、プリン食ったことねぇのか?」

翔「あぁ。」

モモタロス「えっ…?」

翔の返答を聞いたモモタロスは困惑した。翔はモモタロスに、理由を語り始めた。

………

……

モモタロス「…そんな事が…」

翔「そ、俺の実の両親は、俺の目の前で殺された。そんで両親を殺した犯人は、俺を引き取った。」

モモタロス「けど、何で犯人達はお前を引き取ったんだ?」

翔「簡単なことだ…口止めと、俺を都合の良い人形にするためだ。雑用や家事は全部俺に押し付け、自分達はギャンブルや酒に溺れる。んで、何か気に入らねぇことがあれば、暴力で俺に八つ当たり。ま、そのお陰であの犯人達は逮捕されたんだけどな。」

モモタロス「…。」

モモタロス(翔の奴…相当辛かっただろうな…けど、本当に信用できる人達が見つかったみてぇだから、ある程度は大丈夫そうだ……にしても翔って…本当に頭良いんだな……)

翔「さて、話はここまでにして……モモタロス、プリンって美味いのか?」

翔はモモタロスに問いかける。

モモタロス「えっ…あ、あぁ、美味いぜ!」

モモタロスはそう言うと、プリンを一口運んだ。それを見た翔も、スプーンでプリンをすくって口に運んだ。

モモタロス「どうだ、美味いだろ?」

翔「…確かに、美味い…!」

初めて食べたプリンに、翔の舌は釘付けになり…あっという間に食べ終えた。

翔「ふぅ、ご馳走さん。なぁ、モモタロス…これは一体何の真似だ?」

モモタロス「昨日、お前に奢ってもらったろ?そのお礼だ。」

翔「そっか…ありがとな、モモタロス。」

モモタロス「へへっ、良いってことよ!」

そこに…

レイナ「おはよう翔君、モモタロス、美しい朝ね♪」

レイナがやって来た。

翔「おはよう、レイナ。」

モモタロス「よぉ。」

翔とモモタロスは、レイナに挨拶した。

レイナ「翔君、そろそろ食堂車に行かない?」

翔「あぁ、そうする。んじゃ、モモタロス、また後でな。」

モモタロス「おう。」

翔はレイナと共に、食堂車に向かった。

 

 

 

食堂車に着くと、メンバー達が迎えた。

春香「おはようございます!翔さん♪」

雪歩「お、おはようございます。」

アヤ「おはよう、翔♪」

ユキ「おはようございます、翔さん。」

斑目「おはよう、青空。」

愛「あ、おっはよ~翔君♪」

翔「おはよう。」

翔は一言挨拶し、席に座った。テーブルには、朝食が並んでいた。

ミサキ「翔さん、おはようございます♪」

翔の左隣に、ミサキが座った。

翔「おまっ…ミサキか。」

ミサキ「はい、ミサキです♪」

ミサキは翔に微笑む。

翔「…。」

翔はテーブル上のパンケーキを見る。

ミサキ「翔さんは、パンケーキを食べたことありますか?」

ふと、ミサキは翔に問いかけるが…

翔「食ったことねぇ。」

翔はそう答えた。

ミサキ「…そ、そう…」

ミサキ(翔さんの両親を殺害したクズ2人もそうだけど、裏切り者のストライカー達も……翔さんにろくな物を食べさせなかったのね…!!…考えるだけで、イライラするわ…!)

普段、感情にのせられるような行動をしないミサキだが…翔の過去を知っているので、心の中で怒りを燃やしていた。

翔「…なぁ、ミサキ。」

ミサキ「ハッ!?ど、どうしました翔さん?」

翔に話しかけられ、ミサキは怒りを沈めた。

翔「これ、美味いのか?」

翔はパンケーキを指差しながら言う。

ミサキ「えぇ、美味しいですよ♪」

ミサキはそう言うと、「いただきます。」と一言いい、パンケーキを一口サイズに切り、口に運んだ。それを見た翔も、ミサキと同じようにパンケーキを一口サイズに切り、口に運んだ。

翔「…。」モグモグ…

ミサキ「…ど、どうですか?」

ミサキは翔に問いかける。

翔「これは……美味いな…!」

翔はパンケーキの味に舌を包んだ。

ミサキ「…。」フフッ

ミサキはそんな翔を見て、優しく微笑んだ。そして、朝食を食べ終えた後……

アナウンス『まもなく、函館、函館です。お忘れ物の無いようにご注意下さい。』

アナウンスが響き、列車は北国にたどり着いたことを知らせた。

斑目「皆、朝食は済んだか?」

斑目が確認すると、皆は大丈夫と合図した。

高木「この後の予定は、グループに別れて北海道を満喫し、札幌駅に現地集合だ。」

赤羽根「グループ分けは、函館駅についてから行います。では、各自荷物を確認して降りる準備をしてください。」

高木と赤羽根のアナウンスが終わり、解散するメンバー達。荷物をまとめた後……列車は函館駅に入線した。そしてドアが開き、一同は函館駅に降り立った。

やよい「わぁ、私達遂に…北海道に…!」

春香「うん、来たよ!北海道に!!」

ヒヨ「おぉ…さ、寒いけどヒヨは大丈夫だよ!」

サクラ「ほ、本当ですね…はぁ~…」

サクラが息を吐くと、白かった。

翔「風邪引くなよ?サクラ、ヒヨ。」

サクラ「心配ありがとうございます、翔さん♪」

ヒヨ「うん!心配ありがとー!!」

サクラとヒヨは、翔に感謝をした。

高木「さて、ここからグループ分けといこう。今からクジを引いてもらって、同じアルファベットの人達とグループになってもらう。」

高木はそう言うと、箱を取り出した。

翔「いつの間に…」

高木「はっはっはっ、寝る前に作っておいたんだよ。」

高木は笑った。そして、クジを引いた結果……

 

 

Aグループ『高木、響、亜美、律子、やよい、アヤ、サクラ、マリ』(8名)

Bグループ『赤羽根、あずさ、美希、雪歩、ヤマダ、シオリ、幸子、あから』(8名)

Cグループ『斑目、真美、真、貴音、千早、ユキ、ヒヨ、ほたる、雪枝』(9名)

Dグループ『カナ、愛、春香、伊織、ミサキ、レイナ、ナナミ、モニカ、翔』(9名)

 

 

となった。

モモタロス「んじゃ、また後でな!」

ウラタロス「北海道、楽しんでね♪」

キンタロス「気ぃつけてな!」

リュウタロス「いっぱい思い出作ってね♪」

イマジン達は函館駅を去るデンライナーから、一同を見送った。一同もデンライナーを見送り、函館駅を出た。そこに……

D「見つけたぞ、青空 翔!!」

逮捕されたはずのDが姿を現した。

春香「Dさん!?逮捕されたはずじゃ…」

D「春香、君を取り戻すために脱獄してきたんだ!!」

Dはハァハァと息を荒くしながら、春香にゆっくりと近づく。

春香「い、いや…来ないでください…!」

春香は腰が抜けて、その場に尻餅をついてしまった。

翔「…。」ザッ…

すると、翔が春香を守るように、彼女の前に立った。

D「お前、そこを退け!!」

翔「退かねぇよ。」

翔は、春香の前から退こうとしなかった。

春香「しょ、翔さん…!」

春香は翔の後ろに隠れた。

翔「天海の奴、どうみても嫌がってんだろ。そのくらいにしておけ。」

D「うるせぇ!お前のせいで牢屋に入ったんだ!青空 翔、落とし前をつけてやる!!」

翔「あれは自業自得だろ。」汗

Dの発言に、呆れる翔。

D「来い、サガーク!」

Dがサガークを呼ぶと、サガークは古代ファンガイア語を発しながら現れた。しかし……

D「おい、どうした?早く僕のお腹に止まれ!!」

どういうわけか、サガークはDのお腹に止まろうとしない。そして、

サガーク『◯□@#☆△!』ドカッ

D「っ!?」

Dに体当たりし、ジャコーダーとウェイクアップフエッスルを奪った。

D「おい、サガーク!どういうつもりだ!!」

サガーク『□、△@¥#×…』(D、僕は君に失望したよ…)

D「…は?」

サガーク『□×@*※◯!αΔγ※×↑…』(僕はこのお姉さん達についていく!君とはおさらばだ…)

サガークは古代ファンガイア語でDに別れを告げ、翔に語りかける。

サガーク『@#…*◯□△αγβΔμ↓?』(ねぇ…僕もそっちに来て良い?)

翔「何?こっちに来ても良いかって?」

翔が復唱すると、サガークはコクンッと頷いた。

ナナミ「翔さん、分かるんですか?サガークの言葉が…」

翔「あぁ…どういうわけか、な……俺は構わねぇが、お前らはどうだ?」

翔はメンバー達に聞くと、メンバー達は笑顔で頷いた。

翔「大丈夫そうだな。これからよろしく、サガーク。」

サガーク『☆□◯ΣΔ♪』(よろしくね♪)

サガークが、仲間に加わった。

D「サガーク…僕を裏切ったな!!」

サガークが翔側に寝返り、Dは怒り狂っていた。

翔「さて…お前、よくも俺の骨を折ってくれたなぁ?」

翔は戦闘体勢に入る。サガークがジャコーダーとウェイクアップフエッスルを翔に渡すが、

翔「サンキューサガーク。けど、俺にはコレがあるんだ。」

翔はアマゾンズドライバーをサガークに見せ、装着した。

翔「…アマゾン。」

《デルタ…アマゾン、チェンジ!チェンジ!アマゾン、デルタ!》

そして、翔は仮面ライダーアマゾンδに変身した。

D「くっそぉ…こうなったら、ありったけの力で、お前を殺してやるぅぅうううううう!!」

Dは『マグマサーベル』を取り出し、アマゾンδに襲いかかった。

アマゾンδ「フンッ!ムンッ!」ガキィンッ!ドカッ!

アマゾンδは左腕のアームカッターでマグマサーベルを受け止め、Dの腹に右ストレートをお見舞いした。

D「ぐほぉっ!!」

アマゾンδ「ゴツい剣を持っていても、所詮はその程度か…」

D「うぐっ…!!」

アマゾンδ「お前が…例えどんなに見た目が強そうな武器を持っていようが、使いこなせなきゃ意味がねぇよ。」

D「…なん、だと?」

アマゾンδ「だってお前、攻撃が大振りすぎなんだよ。その動きを見りゃ、素人であることがすぐに分かる。」

D「…!」

Dの表情が青ざめていく。彼は…サーベルを使うのは全くのど素人…ジャコーダーが使えたのは、鞭のように刃が自由自在に伸びるため、使い勝手が良いからだ。

アマゾンδ「ほらほら、地べたに座ってねぇで、さっさとかかってこいよ…ノロマ。」

アマゾンδが挑発すると、

D「な…生意気なぁぁあああああああ!!」

Dは立ち上がり、サーベルからビームを放った。

アマゾンδ「うがぁぁああああああああああ!!」バチィッ!

アマゾンδは両腕のアームカッターでビームを弾き、ベルトの左グリップをひねった。

《バイオレント、スラッシュ》

その後、D目掛けて走ってジャンプすると、

アマゾンδ「大切断!!」

必殺技『大切断』で、マグマサーベルを折った。更に、Dを捕らえると、

アマゾンδ「痛みを思いしれ…ゔぐぁぁああああああ!!」ガブッ!

思い切り噛み付いた。

バキッ!ベキッ!メキッ!

D「ぎゃぁぁああああああああああああ!!」

アマゾンδに噛み付かれ、Dはもがき苦しむ。ある程度噛み付いたアマゾンδは、Dに回し蹴りを繰り出した。Dはアマゾンδに落とし前をつけようとしたが、返り討ちに合い…戦闘不能になった。

D「…が…ぁ……」

アマゾンδ「…。」

アマゾンδは変身を解き、翔の姿に戻った。

春香「翔さん…」

翔「天海、もう大丈夫だ。」

翔は春香に告げた。

D「ま、まだ…だ…!…まだ…決着…は………ついて、ない…!」

ボロボロのDはそう言うが…

翔「もう決着はついてる。そんなボロボロの状態で、戦える訳ねぇだろ。」

翔にあっさりと切り捨てられた。

翔「…行こうぜ?」

翔はメンバー達にそう言うと、メンバー達は優しい笑顔を見せた。そして、北海道を満喫すべく、歩きだした。

D「ま…まて…!!」

Dはメンバー達に手を伸ばすが、メンバー達は行ってしまった。

その直後、Dの視界が真っ暗になり、

神様「どうだったか、ここでの生活は?」

神様がDの前に姿を現した。

D「なっ、てめぇは!?」

神様「幾多の世界でも、手段を選ばない…お前も相変わらずだなぁ。」

神様は呆れながら言う。

D「僕がいったい何をしたって言うんだ!!」

神様「ヒロインの寝とり行為…他転生者、原作主人公の殺害…あまりにも悪質だ。」

D「ふ、ふざけるな…そんなの、あんまりだ!!」

神様「人の命を奪っておいて、あんまりだと?…全く、どこまで身勝手な奴なんだか…尚更これ以上、この世界には置いておけんな。」

D「な、何が言いたい?」

神様「ゲームオーバーだ!直ちにこの世界から出ていってもらう!」

D「そ、そんな…そんなの、嫌だ…!!」

神様「まぁ、安心しろ…お前のように罪を犯した連中が、地獄の刑務所にいる。お前は、一人ではない。」

D「じ、地獄…!?や、やめろ…やめてくれ!!」

神様「無理だな。何せ、お前はそれだけのことをしてきたんだ。では、Dよ……」

神様はそう言うと、

神様「さよならだ。」

Dに右手を突き出した。

D「うわぁぁぁああああああああああああああ!!!!」

Dは神様の右手から放たれた光に飲み込まれ、姿を消していった。

 

 

 

翔(これで、天海も一安心だな…)

神様(あぁ、Dは無事に地獄に送ることができた。翔、君のお陰だぞ?)

翔(俺はただ、アイツに仕返しをしただけだ。骨を折られたからなぁ…?)

神様(ははは、そうかそうか。では、北海道旅行を満喫するんだぞ。)

神様はそう言うと、去っていった。

春香「翔さん翔さん♪」

翔「…?」

春香「翔さんって、結構ワイルドな戦い方をするんですね♪」

翔「あれが、俺の戦闘スタイルだからな。」

翔は春香に言う。

レイナ「翔君の戦い方は、正直よ。引っ掻いたり、噛み付いたりと、何でもありの攻撃だけど、それは…本能がままに戦っている。翔君の牙は、誰かを守るために光る。それが、翔君の美しさよ。」

レイナが説明すると、

春香「そうなんですね!!」

春香は目を光らせ、感心した。

翔「1つ確認したい。北海道のどこへ行っても良いのか?」

赤羽根「そうだよ。北海道から出なければ大丈夫。」

翔「分かった。」

翔が確認を終えた所で、グループごとに目的地へと向かった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
とうとうDも退場し、地獄へ送られることになりました。サガークに失望された挙げ句、見捨てられたものですから、何だか…かわいそうだと感じた…訳ないでしょーが、奴の場合は自業自得ですから!!
次回も、お楽しみに。
では、またね
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