〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
さて、今日は『大晦日』ですね。大晦日の回にも、少しぶっ飛んだことを入れていきます(笑)。
札幌駅にある高級ホテルに宿泊することになったメンバー達。そこの宿泊部屋がとにかくすごかった。何がすごいのか…それは、読んでからのお楽しみです。
では、本編へどうぞ


第三十八話 北国で過ごす大晦日

札幌駅から徒歩10分の所に、宿泊するホテルはあった。ホテルに入った一同は、チェックインを済ませ、ホテルマンに部屋を案内された。

ホテルマン「こちらになります。」

案内された部屋は洋室と和室があり、とにかく……広かった。大人数でも簡単に収まる程…とにかく、広かった。

 

※大事なことなので、2回言いました(笑)。

 

アヤ「広っ!?」

ヤマダ「ははっ、ぶっ飛んだことをやってくれるねぇ~!」

ヒヨ「すごーい!ヒヨ、こんな広い部屋に泊まるの、初めてだよー!」

ナナミ「いや、むしろ全員初めてだと思います…」汗

美希「スペースが広いから、好きなだけお昼寝できるの~♪あふぅ……」

律子「もう、美希ったら……」

翔「まぁ、良いじゃねぇか。」

翔はホテルに泊まること自体が初めてなので、内心ウキウキしていた。

斑目(そう言えば……青空は、ホテルで宿泊することが初めてだったな……色々経験させてやりたい…)

斑目は翔を見て思った。

翔「もう、外も暗くなってきたことだし……俺は入浴でもしてくる。」

翔はそう言うと、寝間着やバスタオル等を持ち、温泉へと向かった。翔が去った後、メンバー達は話し合った。

愛「あ、しまった……」

斑目「どうした?」

愛「そう言えば、ここの温泉…『混浴』だって伝えるの、忘れてました…!」

斑目「バ、バカ者…!…何をしているんだ…!!」

カナ「なら、ミサキちゃんに…!」

カナはミサキに翔への伝言を頼もうとしたが、

カナ「あれっ、いない…」

ミサキは姿を消していた。メンバー達は、「やっちまった…」と思った。

 

 

 

その頃……

カポーンッ……

翔「…ふぅ…」

翔は温泉に浸かっていた。

翔(そう言えば、ここの温泉は『湯着』を着るようにって書いてあったな…どこの温泉も、そんな感じなのかな…?)

翔はそう思いつつ、一旦温泉から上がろうとしたその時……

「翔さん、お背中流しますよ♪」

聞き覚えのある声が聞こえてきた。

翔「ん?あぁ、サンキ……え?」

翔は壊れた人形のように、ゆっくりと声が聞こえた方に振り向いた。そこには……

翔「わぁぁああああ!?ミ、ミサキィィイイイ!?」

何故か隣にミサキがいたため、翔はビックリしてしまう。

ミサキ「驚かせてしまい、申し訳ありません。ここの温泉は、『混浴』なんです。」

翔「…は?」汗

ミサキの言葉に、困惑する翔だが……

ミサキ「大丈夫です、湯浴み着を着ていますから♪」

ミサキはそう言って、立ち上がった。

翔「…っ!!」サッ

翔は慌てて顔をそらした。確かに、ミサキは湯浴み着を着ていたのだが……彼女が着ている湯浴み着は、露出が多かった。

ミサキ「この湯浴み着、防御に関しては心配ですが…機動性は抜群なので、思う存分戦えます♪翔さんをお守りすることもできます♪」

翔「何言ってんだお前!?」

ミサキ「さあ、翔さん。お背中を流させていただきます♪」

翔「……。」汗

翔は仕方なく、ミサキに背中を流してもらうことにした。翔が温泉から上がると……身体中に刻まれている、痛々しい傷痕が見えた。

ミサキ「…っ!!」

ミサキはその傷痕を見て、驚きのあまり…言葉を失った。

翔「…ミサキ。」

ミサキ「あ、はいっ!」ビクッ

翔「俺のこの傷痕のこと、まだ誰にも言わないでくれるか?この傷痕のことは、俺の口から伝えたいから。」

ミサキ「…分かりました。」

ミサキは翔の頼みを了承した。翔は風呂椅子に座り、まず頭を洗い始めた。その間に、ミサキはボディスポンジに石鹸と湯をつけて泡立て始め、いつでも翔の背中を流せるように準備した。翔はもう1つのボディスポンジを使い、身体(背中以外)を洗った。

翔「じゃあ、頼む。」

ミサキ「お任せください、翔さん♪」

ミサキは翔の背中を流し始める。

ミサキ「痒いところはありませんか?」

翔「大丈夫。」

ミサキ「…よかったです♪」

ミサキは翔の背中を流し続ける。

ミサキ(翔さんのこの傷痕は、恐らく…『ストライカー』達につけられた傷……この傷痕を見れば、翔さんがどれだけ痛い思いをしてきたのかが、想像できる……)

ミサキは、翔に寄りかかった。

翔「ちょっ…ミ、ミサキ!?///」

ミサキ「翔さん…こんなに、痛い思いをしてきたんですね…」

翔「ま、まぁ…昔のことだけどな…」

ミサキ「そうなんですね…翔さん……あの…///」

翔「…どうした?」

ミサキ「そ、そろそろ…流しますね!///」アセアセ

翔「あぁ、すまん。」

ミサキは慌てて翔から離れ、シャワーで泡を流した。その後、再び温泉に浸かった。ミサキは、翔に寄りかかった。

ミサキ「翔さん…ちょっとだけ、こうさせてください。」

翔「…好きにしな。」

翔とミサキは温泉である程度会話をした後…温泉から出た。その後、寝間着に着替えた翔はロビーでミサキと合流した。部屋に戻っている途中、愛と会った。

愛「あ、翔君!伝え忘れたことがあるんだけど」

翔「ここの温泉は『混浴』…だろ?」

愛「え、知ってたの?」

翔「いや?」

ミサキ「私も温泉に足を運んだ所、たまたま翔さんと鉢合わせたので…そこで私が伝えました。」

愛「あぁ…そうなんだ…」汗

愛は少し苦笑いを浮かべた。

愛「あたし達も温泉に行ってくるから、ごゆっくり~♪」

愛はそう言って、温泉へと足を運んだ。翔とミサキが部屋に戻ると、765プロのメンバー達と元ストライカー達がいた。

真「あ、お疲れ様です。青空さん!」

翔「お疲れ。」

どうやら、温泉待ちのようだ。翔がソファーに座ると、元ストライカー達が翔の近くにやって来た。

ほたる「隊長サン!隊長サン!」

翔「おう、楽しんでるか?」

あから「おかげさまでね。」

翔「そうか。」

雪枝「隊長さん、もう今年も終わっちゃいますね。」

翔「…そうだな。」

幸子「私達、今も隊長さんの元にいますけど…隊長さんの笑顔を見れて、嬉しかったです。」

モニカ「そうだねー。隊長時代の頃…隊長さん、笑顔が無くなっちゃったから……」

モニカの言葉に、口角を下げる翔。

モニカ「あ、ごめんね!隊長さん。」

翔「気にするな、事実だからな。」

翔は続ける。

翔「今ではやっと…心から信頼できる人達と出会えたんだ。だから、何も心配はいらねぇよ。」

翔は元ストライカー達に言った。その後、元ストライカー達や765プロのメンバー達と会話を挟んで、交流を深めた。ドールハウスのメンバー達が部屋に戻ると、765プロのメンバー達は、温泉に向かった。

シオリ「あの、翔君?」

翔「…?」

シオリ「手、握っても良いですか?」

翔「…仕方ねぇな、ほれ。」

翔は左手をシオリに差し出した。シオリは優しく微笑むと、翔の左手を優しく包むように握った。

ヒヨ「ヒヨも手握りたーい!」

翔「右手なら空いてるぜ?」

翔が右手を出すと、ヒヨもシオリと同じように翔の右手を包み込んだ。

カナ「斑目さん…」

斑目「あぁ、青空が心を開いた証だな…♪」

愛「良かった、本当に良かったよ!色々あったけど、皆が心から寄り添ったおかげですもんね♪」

カナ、斑目、愛は翔とはしゃぐDolls達を見守った。

アヤ「次あたしね♪」

ヤマダ「ヒヨさんの次、もらったっすよ~♪」

シオリの次にアヤが翔の左手を握り、ヒヨの次にヤマダが翔の右手を握った。

サクラ「私も良いですか?」

ユキ「翔さんの手、温かそうです…」

次にサクラが翔の右手を握り、ユキが翔の左手を握った。

ナナミ「わ、私も…///」

レイナ「やっと…翔君と、手を繋げるのね♪」

次にナナミが翔の右手を、レイナが翔の左手を握った。

ミサキ「…。」

翔「ミサキ、お前もどうだ?」

翔がミサキに左手を差し伸べると…

ミサキ「っ!…はい♪」キュッ

ミサキはパアッと笑顔を見せ、翔の左手を嬉しそうに握った。

ほたる「あ、あの…ドールハウスの皆さん!」

すると、ほたるをはじめとする元ストライカー達が立ち上がり、

ほたる「隊長サンを救ってくださり、ありがとうございました!」

元ストライカー(ほたる以外)「「「「「ありがとうございました!!」」」」」

ドールハウスの関係者達にお礼を言うと、深々と頭を下げた。

斑目「元ストライカーの諸君、顔を上げてくれるか?」

斑目がそう言うと、元ストライカー達はゆっくりと顔を上げた。

斑目「私達だけでは、青空を救えなかった…青空の理解者である君たちの協力があったからこそ、青空を救うことができたんだ。だから、お礼を言うのは私達のほうだ…本当に、ありがとう。」

斑目は元ストライカー達に、深々と頭を下げた。

ほたる「ま、斑目サン!!顔を上げてください!!」アセアセ

雪枝「お、お礼だなんてとんでもありません!!」アセアセ

テンパり始める元ストライカー達の声を聞いた斑目は顔を上げると、

斑目「ただ、これからも力を貸してくれるか?」

と、元ストライカー達に聞いた。

マリ「分かった。」

雪枝「よ、喜んで!!」

ほたる「あたし達で、よければ!」

モニカ「は~い♪」

幸子「は、はい!!」

あから「ボク達のできる範囲でよければ…!」

こうして、ドールハウスの関係者達と元ストライカー達の間に、強い絆が生まれた。

その後、元ストライカー達も温泉を堪能し、大晦日が過ぎるのを、ホテルで待っていた。主に、年越しそばを食べたり、『絶対に笑ってはいけない』シリーズを見たりして、最後は笑って過ごしたのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
大晦日になり、何だかもの悲しく感じます。え?そう思うのは、私だけ…?ま、いっか…(笑)。
今年最後の物語を無事に書き終えました(笑)。まさか、自分でもここまで書けるなんて、想像していなかったですね。これからも『時には真剣に、時には気楽に』という精神で書いていきます。応援のほう、よろしくお願いします。
次回も、お楽しみに~。
では、良いお年を!
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