〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
皆さん、明けましておめでとうございます。2020年も、この物語をよろしくお願いします。
北海道で正月を迎えた翔達は、そこで初詣に行くことにする。初詣の際、ちょっとした悲劇も……
では、本編へどうぞ


第三十九話 北国で迎えるお正月

1月1日……この日は、お正月である。

この日も、翔は早く起きていた。

翔(正月か……今まで1人で迎えてきたけど、誰かと一緒に迎えるのも、悪くねぇな…)

翔は思った。

レイナ「はわぁ~……」

その時、レイナが起きてあくびをした。

レイナ「あ、おはよう翔君♪Beautifulな朝ね♪」

翔「そうだな。」

レイナ「それと…明けましておめでとう♪」

翔「…?」

レイナ「今年もよろしくね、翔君♪」

翔「お、おぉ…」

レイナに新年の挨拶をされ、困惑する翔。彼は、新年の挨拶が分からないのである。

レイナ「今のは、新年の挨拶よ♪」

翔「あぁ、そうなのか?」

レイナに説明され、漸く納得した翔は…

翔「なら俺も…」

咳払いし、レイナに新年の挨拶をする。

翔「明けましておめでとう、今年もよろしくな。」

そして、手を組んで『トモダチの証』を見せた。

レイナ「えぇ……今年も… よろしくね、翔君♪」

レイナは翔に新年の挨拶をされ、嬉しさのあまり…泣きそうになったが、涙を堪えて翔に『トモダチの証』を見せた。

レイナ「翔君…私、嬉しいわ♪翔君と一緒に、新しい年を迎えられて♪」

翔「そうか。」

その後、他のメンバー達も起き、新年の挨拶をした。

全員が起きたところで朝食を摂り、初詣に行く事になった。晴れ着に着替えた女性陣と共に、一同は初詣に向かった。

一同がやって来たのは『北海道神宮』である。神宮周辺は、沢山の人で賑わっている。

サクラ「沢山の人で賑わっていますね。」

やよい「そうだね~、それに…屋台もあるよ。」

周辺には屋台もあり、香ばしい香りが辺りを漂っている。

高木「先に御参りをして、その後に自由行動にしよう。」

高木の提案に、一同は賛成した。各自、お賽銭を持ちでは、お賽銭箱に投げ入れ、御参りをした。

 

※何をお願いしているのかは、皆さんの想像に任せます。

 

御参りが終わり、9:30まで自由行動となった。メンバー達は屋台を回ったり、記念写真を撮るなど、様々なことをやっていた。

翔「…?」

翔もあちこちを回り、おみくじの前に止まった。料金を払い、おみくじを引いて出てきた紙を開く。

翔「…『大吉』?」

初めておみくじを引いた翔に、『大吉』の意味がよく分からなかった。

アヤ「何してんの、翔?」

そこに、アヤが話しかけてきた。

翔「あぁ、おみくじを引いたんだ。」

アヤ「どれどれ…って、『大吉』!やったじゃん、翔!!」

翔「何だ、良いことなのか?」

アヤ「そうよ♪きっと良いことが起きるわ♪」

翔「…そうか、んで…これ、どうすればいいんだ?」

アヤ「あそこに巻き付けておくの。」

翔「そうか、ありがとう。」

翔はおみくじの紙が巻き付けられている場所に移動し、おみくじを巻き付けた。

翔(『自分の行動に自信を持て…心から寄り添ってくれる者たちを信じることで、福が舞い降りてくる』って書いてあったな…)

おみくじの内容を見た翔は、その内容を信じていた。その後、翔は屋台を見渡し、何を買おうか迷っていた。その時…

女性1「ねぇ君、今1人?」

ギャルっぽい見た目をした2人の若い女性に絡まれた。

翔「…そうだけど?何だよアンタ…?」

翔はその女性2人を警戒する。

女性2「そんなに怖い顔しないで?折角カッコいいのに、台無しだよ?」

翔「知らねぇ奴に話しかけられたら、誰だって警戒するだろうが。」

女性1「大丈夫よ、私達怪しい者じゃないから♪」

翔「いや、怪しいわ。」

更に警戒する翔。

女性2「まぁまぁそう言わずに、私…君、結構タイプなんだ♪」

女性2は翔の腕に、自身の腕を絡めてくる。

翔「!?…さ、触るな!」

嫌がった翔は、女性2の腕を払おうとする。

女性1「そうカッカしないで?お姉さん達と一緒に回らない?」

翔「断る。だから離せ…!」

女性2「いいからいいから♪」

女性2人は翔の話に聞く耳を持っていなかった。翔の顔色が次第に悪くなってきたその時…

斑目「おい。」

斑目がやって来て、女性2人に話しかけた。

女性2人「「…!?」」

急に話しかけられ、ビックリする女性2人。翔は女性2の腕から離れると、

翔「姉さん。」

斑目に駆け寄った。

斑目「翔、心配したんだぞ?」

斑目は翔に言う。

女性1「えぇっ!?お、お姉さん!?」

女性2「マ、マジで…!?」

困惑する女性2人。

斑目「…貴様ら、私の大切な弟に何をしている?」

斑目は冷たい声で話しかけ、翔に絡んでいた女性2人を睨み付ける。

女性2人「「ご、ごめんなさーーい!!!!」」

その女性2人は、一目散に逃げていった。

翔「ま、斑目さん…助かった…」

斑目「気にするな。それより、大丈夫か…青空?」

斑目は翔に優しく話しかける。

翔「だ、大丈夫…」

翔は軽く過呼吸を起こしていた。斑目が翔の背中を擦ると、翔は落ち着きを取り戻した。

翔「助けてくれて…そして、俺の演技に乗ってくれて、ありがとう。」

斑目「」コクッ

斑目は笑顔を見せて頷き、翔の頭を軽く撫でた。翔は再び、神宮周辺を回る。途中の屋台で『ベビーカステラ』を購入したのだが…

店員「あら、お兄さんカッコかわいいねぇ♪」

翔「か、カッコかわいい…?」汗

店員「カッコよくて、かわいいってこと♪そんなわけで、おまけで量を多くしておくね♪」

翔「あ、どうも…」汗

これでもかと思うぐらいにおまけしてもらった。

レイナ「あら、翔君♪」

そこに、レイナがやって来た。

翔「おぉ、レイナ。」

レイナ「翔君、ダルマを買いに行かない?」

翔「いいよ。」

翔とレイナは、ダルマを買いに行った。結構並んでおり、購入できるのに時間がかかった。ベンチに戻ろうとしていた時、レイナに悲劇が起きた。

レイナ「しょ、翔君…?」

翔「…?」

レイナに袖を軽く引っ張られ、振り向く翔。だが…

翔「っ!?」サッ

慌てて視線をそらした。何故なら……レイナの晴れ着の帯が紛失しており、はだけた晴れ着から…彼女の身体、黄色の下着が見えていたからだ。翔はレイナを隠すように彼女の前に移動し、近くの茂みに連れていった。

翔「おい、大丈夫か?」

小声で会話をする翔。

レイナ「…えぇ、大丈夫よ…///」

翔「どこで帯を失くしたか、分かるか?」

レイナ「多分、ダルマを買いに行った時…沢山の人にぶつかることが多かったから、それで…帯が外れて…」

翔「そうか…くそ…どうすりゃいいんだ?」

次第に焦り出す翔。

レイナ「ね、ねぇ…翔君?」

翔「どうした、寒いのか?」

レイナ「ううん、そうじゃなくて…み、見た?」

翔「見たって、何を?」

レイナ「その…私の下着…///」

翔「ちょっ、おまっ!?///」

レイナの質問に、テンパり出す翔。

レイナ「み、見たって言うより…見えちゃった、かしら…?///」

翔「す、すまん…不可抗力で……」

翔はレイナに謝罪する。

レイナ「私…翔君になら、見られても…平気よ…///」

翔「バ、バカ…何言ってんだよ!?///」アセアセ

その時…

ユキ「翔さん?」

ユキがやって来た。

翔「ユキ!?」

ユキ「これ、探していましたか?」

ユキはレイナの帯を翔に渡した。

翔「それは…!」

レイナ「私の帯…!」

翔「ナイス、ありがとうユキ!」

翔は帯を受け取り、レイナに渡した。レイナは翔の後ろに移動し、帯をつけ直した。

翔「なぁ、ユキ?」

ユキ「はい。」

翔はユキに話しかけた。

翔「さっきの状況を見て、俺を疑わなかったのか?」

ユキ「翔さんは、レイナさんの帯を探そうとしていました。レイナさんを隠したり、この茂みに避難させているところも見ていましたので、疑う理由がありません。」

翔「そうか。」

ユキの話を聞いた翔は、安心した。その後、レイナとユキとベビーカステラを食べた。

レイナ「出来立ては、格別ね♪」

ユキ「ふぅー、ふぅー。」

ユキはベビーカステラを冷ましながらいただく。

翔「けど、全然減らねぇ…」汗

中々減らないベビーカステラに翔は困惑し、レイナは苦笑いをした。

翔(ベビーカステラ、初めて食べたけど…美味い……)

ある程度時間を潰した後、神宮の入り口に移動した。他のメンバー達も戻ってきて、全員いることを確認するとホテルに戻った。

ホテルに戻って来た一同は、部屋で1日を過ごすことにした。羽根つき…は、流石にできなかったが……スゴロクやカルタ等の正月遊びを楽しんだり、昨日の大晦日に放送した『笑ってはいけない』を再度視聴したりして、正月を楽しんだ。昼には、おせち料理やお雑煮等をいただき、正月だからこそ味わえる料理で心を癒した。

翔「…。」モグッ

翔(これがおせち料理とお雑煮か……どれも美味いな…)

翔も初めて食べるおせち料理とお雑煮に舌を巻いた。

愛「翔君…とっても喜んでるね、カナちゃん、所長♪」

カナ「ふふっ、そうですね♪」

斑目「新年早々、青空の喜ぶ顔が見れるとはな……我々にとって、最高のお年玉だな♪」

愛「あぁー!!そうですよそうですよ!!」

愛は声を上げると、小さめの封筒を取り出し、それを翔に持っていった。

翔「…何だこれは?」

愛「何って『お年玉』だよ♪」

翔「…お年玉?」

愛「そ!まぁ、簡単に言うと、お小遣いみたいな感じだよ♪」

愛(翔君、きっとお年玉すら貰ったこと無いだろうから…これを気に、あたしからプレゼントしてあげたい。)

翔「…片山さん。」

愛「なぁに?」

翔「本当に、貰っていいのか?」

愛「良いんだよ♪あたしから翔君へ、ちょっとしたプレゼントだよ♪これで、何でも好きなものを買ったりしてね♪」

翔「…ありがとう、大切に使わせていただく。」

翔は愛からお年玉を受け取り、お礼を言った。765プロのメンバー達は、高木社長からお年玉を貰っていた。

カナ「翔君♪」

斑目「青空。」

カナと斑目も翔の元に向かい、

カナ「私達からも、翔君に『お年玉』です♪」

斑目「このお年玉は、青空の好きに使ってくれ。貯金しても構わない。」

翔「南田さん…斑目さん…ありがとう、大切に使わせていただく。」

カナと斑目からお年玉を受け取った翔は、2人にお礼を言った。

翔「…♪」

初めて貰ったお年玉に、翔は嬉しそうな顔をしていた。

シオリ「翔君、とっても嬉しそうですね♪」

ミサキ「こんなにも素敵なお正月、翔さんにとって初めてのことよね♪」

アヤ「翔…嬉しい時、あんな風に笑顔を見せるのね♪」

レイナ「翔君の笑顔は、いつ見ても…とっても美しいわ♪」

Dollsは、お年玉を貰って嬉しそうな反応をする翔を、優しく見守っていた。

翔「…♪…っ!?…そう言えば、お前らは?お年玉貰わないのか?」

翔はDollsに訊ねる。

ヤマダ「ジブンらは大丈夫っすよ♪」

ナナミ「そうですよ、私達はアイドルで結構稼いでいるので♪」

翔「生々しいこと言うな…」汗

愛「大丈夫大丈夫!ちゃ~んと、Dollsの皆の分も用意してあるよ♪」

愛はそう言って、Dolls達のお年玉を取り出す。

愛「じゃあ、1人ずつ配っていくね~♪はい、サクラちゃん♪」

サクラ「ふえぇっ!?い、良いんですか!?」

愛「もちろん!いつもレッスンとか頑張ってるからね♪」

サクラ「ありがとうございます、愛さん!!」

愛「どういたしまして♪はい、これミサキちゃんのね♪」

ミサキ「お気持ちだけでも良かったんですが…ありがたく、頂戴致します。」

愛「うん、どうぞ♪はい、シオリちゃん♪」

シオリ「ありがとうございます、愛さん♪」

その後、愛はDolls達にお年玉を配り終えた後…元ストライカー達にも、お年玉を配り始めた。

愛「はい、マリちゃん♪」

マリ「へぇ、良いのかい?」

マリは少し、戸惑っていた。

愛「どうぞどうぞ~♪」

マリ「ありがとう、愛さん。」

愛「んふふ、どういたしまして♪はい、雪枝ちゃん♪」

雪枝「はわわわっ!!い、良いんですか!?」

愛「もっちろ~ん♪」

雪枝「あ、ありがとうございます、愛さん…!」

愛「いいえ~♪はい、ほたるちゃん♪」

ほたる「わぁ、ありがとうございます、愛さん!」

愛「うん、どういたしまして♪はい、モニカちゃん♪」

モニカ「わぁ~、あたしのふるさとじゃ『お年玉』はないから、すごく新鮮♪ありがと、愛さん♪」

愛「どういたしまして♪はい、幸子ちゃん♪」

幸子「えっ!?良いんですか!?あ、ありがとうございます、愛さん!」

愛「いいえ♪はい、あからちゃん♪」

あから「良いんですか、愛さん!?」

愛「良いんだよ♪」

あから「何だか、申し訳ないな…でも、ありがとうございます!」

愛「どういたしまして♪」

その後、“笑う門には福来る”と言うことで、『笑ってはいけない』シリーズを見て楽しんだ。

TV『デデーン♪…全員、OUT!スパパパパーン「痛い!」「あ”あ”ぃっ!」「んがっ!」「がっ!」「あいぃっ!」。』

TV『笑いの刺客「あぁ、この人は!……チンパンジーだぁ!!」』(罰ゲーム対象者一人を指差しながら)

カナ「あははははははは!wwwwww」

斑目「プッ…フフッw」

愛「ちょ、カナちゃん、笑い過ぎだって!あっはははは!!www」

ナナミ「ていうか、笑いっぱなしです…フッw」

ヒヨ「wwwwww」

アヤ「あっはははは!ヤバいってwww」

ヤマダ「ギャハハハハハハwwwwww」

ミサキ「フフフッ…w」プルプル

シオリ「フフッ…w」

サクラ「笑いすぎて…お、お腹痛いです…w」

ユキ「…♪」

レイナ「フフフフッ…w」

翔「www」

翔(正月って、こんなにも楽しいんだな…!!)

翔はそう思い、正月を最後まで楽しんだのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
今まで正月すら満喫できなかった翔だったが、Dolls達に心を開き…“初詣”や“正月遊び”、“おせち料理”、“お雑煮”、そして“お年玉”等々、楽しい正月を満喫したのであった。
次回も、お楽しみに。
ではでは、良いお正月を♪
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