〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
皆さん、明けましておめでとうございます。2020年も、この物語をよろしくお願いします。
北海道で正月を迎えた翔達は、そこで初詣に行くことにする。初詣の際、ちょっとした悲劇も……
では、本編へどうぞ
1月1日……この日は、お正月である。
この日も、翔は早く起きていた。
翔(正月か……今まで1人で迎えてきたけど、誰かと一緒に迎えるのも、悪くねぇな…)
翔は思った。
レイナ「はわぁ~……」
その時、レイナが起きてあくびをした。
レイナ「あ、おはよう翔君♪Beautifulな朝ね♪」
翔「そうだな。」
レイナ「それと…明けましておめでとう♪」
翔「…?」
レイナ「今年もよろしくね、翔君♪」
翔「お、おぉ…」
レイナに新年の挨拶をされ、困惑する翔。彼は、新年の挨拶が分からないのである。
レイナ「今のは、新年の挨拶よ♪」
翔「あぁ、そうなのか?」
レイナに説明され、漸く納得した翔は…
翔「なら俺も…」
咳払いし、レイナに新年の挨拶をする。
翔「明けましておめでとう、今年もよろしくな。」
そして、手を組んで『トモダチの証』を見せた。
レイナ「えぇ……今年も… よろしくね、翔君♪」
レイナは翔に新年の挨拶をされ、嬉しさのあまり…泣きそうになったが、涙を堪えて翔に『トモダチの証』を見せた。
レイナ「翔君…私、嬉しいわ♪翔君と一緒に、新しい年を迎えられて♪」
翔「そうか。」
その後、他のメンバー達も起き、新年の挨拶をした。
全員が起きたところで朝食を摂り、初詣に行く事になった。晴れ着に着替えた女性陣と共に、一同は初詣に向かった。
一同がやって来たのは『北海道神宮』である。神宮周辺は、沢山の人で賑わっている。
サクラ「沢山の人で賑わっていますね。」
やよい「そうだね~、それに…屋台もあるよ。」
周辺には屋台もあり、香ばしい香りが辺りを漂っている。
高木「先に御参りをして、その後に自由行動にしよう。」
高木の提案に、一同は賛成した。各自、お賽銭を持ちでは、お賽銭箱に投げ入れ、御参りをした。
※何をお願いしているのかは、皆さんの想像に任せます。
御参りが終わり、9:30まで自由行動となった。メンバー達は屋台を回ったり、記念写真を撮るなど、様々なことをやっていた。
翔「…?」
翔もあちこちを回り、おみくじの前に止まった。料金を払い、おみくじを引いて出てきた紙を開く。
翔「…『大吉』?」
初めておみくじを引いた翔に、『大吉』の意味がよく分からなかった。
アヤ「何してんの、翔?」
そこに、アヤが話しかけてきた。
翔「あぁ、おみくじを引いたんだ。」
アヤ「どれどれ…って、『大吉』!やったじゃん、翔!!」
翔「何だ、良いことなのか?」
アヤ「そうよ♪きっと良いことが起きるわ♪」
翔「…そうか、んで…これ、どうすればいいんだ?」
アヤ「あそこに巻き付けておくの。」
翔「そうか、ありがとう。」
翔はおみくじの紙が巻き付けられている場所に移動し、おみくじを巻き付けた。
翔(『自分の行動に自信を持て…心から寄り添ってくれる者たちを信じることで、福が舞い降りてくる』って書いてあったな…)
おみくじの内容を見た翔は、その内容を信じていた。その後、翔は屋台を見渡し、何を買おうか迷っていた。その時…
女性1「ねぇ君、今1人?」
ギャルっぽい見た目をした2人の若い女性に絡まれた。
翔「…そうだけど?何だよアンタ…?」
翔はその女性2人を警戒する。
女性2「そんなに怖い顔しないで?折角カッコいいのに、台無しだよ?」
翔「知らねぇ奴に話しかけられたら、誰だって警戒するだろうが。」
女性1「大丈夫よ、私達怪しい者じゃないから♪」
翔「いや、怪しいわ。」
更に警戒する翔。
女性2「まぁまぁそう言わずに、私…君、結構タイプなんだ♪」
女性2は翔の腕に、自身の腕を絡めてくる。
翔「!?…さ、触るな!」
嫌がった翔は、女性2の腕を払おうとする。
女性1「そうカッカしないで?お姉さん達と一緒に回らない?」
翔「断る。だから離せ…!」
女性2「いいからいいから♪」
女性2人は翔の話に聞く耳を持っていなかった。翔の顔色が次第に悪くなってきたその時…
斑目「おい。」
斑目がやって来て、女性2人に話しかけた。
女性2人「「…!?」」
急に話しかけられ、ビックリする女性2人。翔は女性2の腕から離れると、
翔「姉さん。」
斑目に駆け寄った。
斑目「翔、心配したんだぞ?」
斑目は翔に言う。
女性1「えぇっ!?お、お姉さん!?」
女性2「マ、マジで…!?」
困惑する女性2人。
斑目「…貴様ら、私の大切な弟に何をしている?」
斑目は冷たい声で話しかけ、翔に絡んでいた女性2人を睨み付ける。
女性2人「「ご、ごめんなさーーい!!!!」」
その女性2人は、一目散に逃げていった。
翔「ま、斑目さん…助かった…」
斑目「気にするな。それより、大丈夫か…青空?」
斑目は翔に優しく話しかける。
翔「だ、大丈夫…」
翔は軽く過呼吸を起こしていた。斑目が翔の背中を擦ると、翔は落ち着きを取り戻した。
翔「助けてくれて…そして、俺の演技に乗ってくれて、ありがとう。」
斑目「」コクッ
斑目は笑顔を見せて頷き、翔の頭を軽く撫でた。翔は再び、神宮周辺を回る。途中の屋台で『ベビーカステラ』を購入したのだが…
店員「あら、お兄さんカッコかわいいねぇ♪」
翔「か、カッコかわいい…?」汗
店員「カッコよくて、かわいいってこと♪そんなわけで、おまけで量を多くしておくね♪」
翔「あ、どうも…」汗
これでもかと思うぐらいにおまけしてもらった。
レイナ「あら、翔君♪」
そこに、レイナがやって来た。
翔「おぉ、レイナ。」
レイナ「翔君、ダルマを買いに行かない?」
翔「いいよ。」
翔とレイナは、ダルマを買いに行った。結構並んでおり、購入できるのに時間がかかった。ベンチに戻ろうとしていた時、レイナに悲劇が起きた。
レイナ「しょ、翔君…?」
翔「…?」
レイナに袖を軽く引っ張られ、振り向く翔。だが…
翔「っ!?」サッ
慌てて視線をそらした。何故なら……レイナの晴れ着の帯が紛失しており、はだけた晴れ着から…彼女の身体、黄色の下着が見えていたからだ。翔はレイナを隠すように彼女の前に移動し、近くの茂みに連れていった。
翔「おい、大丈夫か?」
小声で会話をする翔。
レイナ「…えぇ、大丈夫よ…///」
翔「どこで帯を失くしたか、分かるか?」
レイナ「多分、ダルマを買いに行った時…沢山の人にぶつかることが多かったから、それで…帯が外れて…」
翔「そうか…くそ…どうすりゃいいんだ?」
次第に焦り出す翔。
レイナ「ね、ねぇ…翔君?」
翔「どうした、寒いのか?」
レイナ「ううん、そうじゃなくて…み、見た?」
翔「見たって、何を?」
レイナ「その…私の下着…///」
翔「ちょっ、おまっ!?///」
レイナの質問に、テンパり出す翔。
レイナ「み、見たって言うより…見えちゃった、かしら…?///」
翔「す、すまん…不可抗力で……」
翔はレイナに謝罪する。
レイナ「私…翔君になら、見られても…平気よ…///」
翔「バ、バカ…何言ってんだよ!?///」アセアセ
その時…
ユキ「翔さん?」
ユキがやって来た。
翔「ユキ!?」
ユキ「これ、探していましたか?」
ユキはレイナの帯を翔に渡した。
翔「それは…!」
レイナ「私の帯…!」
翔「ナイス、ありがとうユキ!」
翔は帯を受け取り、レイナに渡した。レイナは翔の後ろに移動し、帯をつけ直した。
翔「なぁ、ユキ?」
ユキ「はい。」
翔はユキに話しかけた。
翔「さっきの状況を見て、俺を疑わなかったのか?」
ユキ「翔さんは、レイナさんの帯を探そうとしていました。レイナさんを隠したり、この茂みに避難させているところも見ていましたので、疑う理由がありません。」
翔「そうか。」
ユキの話を聞いた翔は、安心した。その後、レイナとユキとベビーカステラを食べた。
レイナ「出来立ては、格別ね♪」
ユキ「ふぅー、ふぅー。」
ユキはベビーカステラを冷ましながらいただく。
翔「けど、全然減らねぇ…」汗
中々減らないベビーカステラに翔は困惑し、レイナは苦笑いをした。
翔(ベビーカステラ、初めて食べたけど…美味い……)
ある程度時間を潰した後、神宮の入り口に移動した。他のメンバー達も戻ってきて、全員いることを確認するとホテルに戻った。
ホテルに戻って来た一同は、部屋で1日を過ごすことにした。羽根つき…は、流石にできなかったが……スゴロクやカルタ等の正月遊びを楽しんだり、昨日の大晦日に放送した『笑ってはいけない』を再度視聴したりして、正月を楽しんだ。昼には、おせち料理やお雑煮等をいただき、正月だからこそ味わえる料理で心を癒した。
翔「…。」モグッ
翔(これがおせち料理とお雑煮か……どれも美味いな…)
翔も初めて食べるおせち料理とお雑煮に舌を巻いた。
愛「翔君…とっても喜んでるね、カナちゃん、所長♪」
カナ「ふふっ、そうですね♪」
斑目「新年早々、青空の喜ぶ顔が見れるとはな……我々にとって、最高のお年玉だな♪」
愛「あぁー!!そうですよそうですよ!!」
愛は声を上げると、小さめの封筒を取り出し、それを翔に持っていった。
翔「…何だこれは?」
愛「何って『お年玉』だよ♪」
翔「…お年玉?」
愛「そ!まぁ、簡単に言うと、お小遣いみたいな感じだよ♪」
愛(翔君、きっとお年玉すら貰ったこと無いだろうから…これを気に、あたしからプレゼントしてあげたい。)
翔「…片山さん。」
愛「なぁに?」
翔「本当に、貰っていいのか?」
愛「良いんだよ♪あたしから翔君へ、ちょっとしたプレゼントだよ♪これで、何でも好きなものを買ったりしてね♪」
翔「…ありがとう、大切に使わせていただく。」
翔は愛からお年玉を受け取り、お礼を言った。765プロのメンバー達は、高木社長からお年玉を貰っていた。
カナ「翔君♪」
斑目「青空。」
カナと斑目も翔の元に向かい、
カナ「私達からも、翔君に『お年玉』です♪」
斑目「このお年玉は、青空の好きに使ってくれ。貯金しても構わない。」
翔「南田さん…斑目さん…ありがとう、大切に使わせていただく。」
カナと斑目からお年玉を受け取った翔は、2人にお礼を言った。
翔「…♪」
初めて貰ったお年玉に、翔は嬉しそうな顔をしていた。
シオリ「翔君、とっても嬉しそうですね♪」
ミサキ「こんなにも素敵なお正月、翔さんにとって初めてのことよね♪」
アヤ「翔…嬉しい時、あんな風に笑顔を見せるのね♪」
レイナ「翔君の笑顔は、いつ見ても…とっても美しいわ♪」
Dollsは、お年玉を貰って嬉しそうな反応をする翔を、優しく見守っていた。
翔「…♪…っ!?…そう言えば、お前らは?お年玉貰わないのか?」
翔はDollsに訊ねる。
ヤマダ「ジブンらは大丈夫っすよ♪」
ナナミ「そうですよ、私達はアイドルで結構稼いでいるので♪」
翔「生々しいこと言うな…」汗
愛「大丈夫大丈夫!ちゃ~んと、Dollsの皆の分も用意してあるよ♪」
愛はそう言って、Dolls達のお年玉を取り出す。
愛「じゃあ、1人ずつ配っていくね~♪はい、サクラちゃん♪」
サクラ「ふえぇっ!?い、良いんですか!?」
愛「もちろん!いつもレッスンとか頑張ってるからね♪」
サクラ「ありがとうございます、愛さん!!」
愛「どういたしまして♪はい、これミサキちゃんのね♪」
ミサキ「お気持ちだけでも良かったんですが…ありがたく、頂戴致します。」
愛「うん、どうぞ♪はい、シオリちゃん♪」
シオリ「ありがとうございます、愛さん♪」
その後、愛はDolls達にお年玉を配り終えた後…元ストライカー達にも、お年玉を配り始めた。
愛「はい、マリちゃん♪」
マリ「へぇ、良いのかい?」
マリは少し、戸惑っていた。
愛「どうぞどうぞ~♪」
マリ「ありがとう、愛さん。」
愛「んふふ、どういたしまして♪はい、雪枝ちゃん♪」
雪枝「はわわわっ!!い、良いんですか!?」
愛「もっちろ~ん♪」
雪枝「あ、ありがとうございます、愛さん…!」
愛「いいえ~♪はい、ほたるちゃん♪」
ほたる「わぁ、ありがとうございます、愛さん!」
愛「うん、どういたしまして♪はい、モニカちゃん♪」
モニカ「わぁ~、あたしのふるさとじゃ『お年玉』はないから、すごく新鮮♪ありがと、愛さん♪」
愛「どういたしまして♪はい、幸子ちゃん♪」
幸子「えっ!?良いんですか!?あ、ありがとうございます、愛さん!」
愛「いいえ♪はい、あからちゃん♪」
あから「良いんですか、愛さん!?」
愛「良いんだよ♪」
あから「何だか、申し訳ないな…でも、ありがとうございます!」
愛「どういたしまして♪」
その後、“笑う門には福来る”と言うことで、『笑ってはいけない』シリーズを見て楽しんだ。
TV『デデーン♪…全員、OUT!スパパパパーン「痛い!」「あ”あ”ぃっ!」「んがっ!」「がっ!」「あいぃっ!」。』
TV『笑いの刺客「あぁ、この人は!……チンパンジーだぁ!!」』(罰ゲーム対象者一人を指差しながら)
カナ「あははははははは!wwwwww」
斑目「プッ…フフッw」
愛「ちょ、カナちゃん、笑い過ぎだって!あっはははは!!www」
ナナミ「ていうか、笑いっぱなしです…フッw」
ヒヨ「wwwwww」
アヤ「あっはははは!ヤバいってwww」
ヤマダ「ギャハハハハハハwwwwww」
ミサキ「フフフッ…w」プルプル
シオリ「フフッ…w」
サクラ「笑いすぎて…お、お腹痛いです…w」
ユキ「…♪」
レイナ「フフフフッ…w」
翔「www」
翔(正月って、こんなにも楽しいんだな…!!)
翔はそう思い、正月を最後まで楽しんだのであった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
今まで正月すら満喫できなかった翔だったが、Dolls達に心を開き…“初詣”や“正月遊び”、“おせち料理”、“お雑煮”、そして“お年玉”等々、楽しい正月を満喫したのであった。
次回も、お楽しみに。
ではでは、良いお正月を♪