〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
お正月を満喫した翔は、メンバー達と共に旅の続きに出る。道中、左腕に黒い腕輪をした女が現れ、ぶっ飛んだ要求をする。Dollsに心を開いた翔は、彼女達を守るべく、襲ってきた女に立ち向かう。
では、本編へどうぞ


第四十話 女のジャドウ

お正月が過ぎ、一同は再び旅の準備をする。準備が終わると、ホテルをチェックアウトし、職員達にお礼を言って、ホテルを出た。

翔「……。」

翔(誰かが後をつけてるな……誰だ?)

翔は、後ろから誰かが着いてきているのを感じた。

 

 

 

女性1(見~つけた♪)

女性2(昨日のあの子、『青空 翔』君で間違いないよ♪)

 

 

 

翔「…。」

曲がり角で、翔は横目で確認する。

翔(アイツらは、昨日の女2人……どういうつもりだ?)

千早「さん、翔さん?」

翔「…な、何だ?」

千早「呼び掛けても、中々反応しないので……どうしました?」

翔「悪い、ボーッとしてた…」

翔は何とかごまかしたつもりだが…

斑目「…。」

斑目は翔を心配していた。彼女は翔の様子を観察していたため、あることを想定した。

斑目(青空…ひょっとして、誰かに後をつけられている?)

斑目「次に乗る列車まで、時間が無い。あそこの曲がり角を曲がったら急ぐぞ。」

メンバー達は困惑したが、了承した。そして、次の曲がり角で、全員が曲がりきった時、一同は走って札幌駅に入っていった。

 

 

 

女性1「あれ?」

女性2「確かに、ここを曲がってったよね?」

翔を見失った女性2人は、焦っていた。そして、女性1はスマホで謎の人物に連絡する。

???『どうしたの?』

女性1「すいません、翔君を見失いました…」

???『まあ、焦る必要はないよ。私はこの後、登別に向かうから、現地で合流しよう。』

女性1「分かりました、私らもそっちに向かいます。」

女性1は通話を終えると、女性2と共に、札幌駅に向かっていった。

 

 

 

その頃、翔達は…

特急『北斗15号』のグリーン車指定席に乗車しており、発車を待っていた。数分後、列車は発車した。

翔「…。」

翔(さっき後をつけてきた奴ら、どうも気になるな……この車両のどこかに乗ってる可能性も考えたほうが良さそうだな…)

翔はそう考えたが…彼の考えが的中することを、この時の一同は知らなかった。

 

 

 

7号車自由席にて、ソイツらはいた。

女性1「この車両に乗ってるのかな?」

女性2「ワンチャン乗ってるかもよ♪」

女性2は、スマホでとある人物にLINEをした。

女性2『今、特急『北斗15号』に乗ってるので、このまま登別に向かいます。』

???『了解。』

 

 

 

しばらくして、『登別駅』に着き、一同は列車から降りた。その時…

???「見つけた!!」

謎の女性が、翔を見て声をあげた。

翔「っ!?」

急に声をあげた謎の女性を、翔は警戒する。

???「あぁ~♪その狼のように怒りを燃やす顔!素敵♪」

伊織「ちょっと!何なのよアンタ!!」

H「私はH、翔君のお嫁さんよ♪」

女の名前は『転生者 H』、彼女は幾多の転生世界で多くのヒロインを殺害したり、いじめを行ったりして自殺にまで追い詰め、挙げ句の果てには原作主人公を自分のモノにした…自分のためなら、手段を選ばない欲深い転生者である。

翔(コイツ…左腕に黒い腕輪がある、ジャドウだな?)

ヒヨ「翔さんのお嫁さん!?そうなの、翔さん!?」

翔「んなわけねぇだろ?」

アヤ「ほら、翔も否定してるじゃない。」

翔はHの発言を、真っ先に否定するが…

H「フフッ、照れてるのね♪可愛いわぁ~♪」

Hは全く聞く耳を持たない。更に…

女性1「見つけたよ、翔君。」

女性2「ま、先に見つけたのはHさんだけどね。」

翔「やはり、後をつけてきたのか。俺に何の用だ?」

女性1「もう分かるでしょ?Hさんと結婚して。」

翔「断る、会って間もない奴と結婚なんてできるか。」

女性2「いいからいいから♪」

翔「やだね。それに、俺にだって選ぶ権利はある。」

Hの要求は…翔と結婚することだった。このぶっ飛んだ要求に、翔は当然嫌がった。

H「どうしてもダメなの、翔君…?」

翔「当たり前だ。」

H「…ならば!」

Hが声を荒げたため、翔は構えをとる。Hは…

アヤ「ちょ、ちょっとアンタ、何やってんの!?」

アヤが慌てたリアクションをする。何故なら……Hは何を思ったのか、突然服を脱ぎ出したのだ。

翔「…。」

しかし、翔は表情1つ変えない。

H「どうよ、この水着!」

Hは翔に見せつけるように、アピールする。Hが着ている水着は、黒色のビキニである。

翔「…何やってんだ?」

翔は表情を変えず、Hに問いかける。

H「何って、これで翔君も私を好きになってくれたでしょ、ねぇねぇ?」

Hは勝ち誇ったような顔をする。しかし…

翔「お前がそんな格好をしても、お前の魅力は俺には伝わって来ねぇよ。身体を見せれば男は惚れる…そんな甘ったれた考え、一部の男には通用しねぇぞ?」

翔は全く動じなかった。

H「…え?」

翔「それに、お前の一方的な思い…俺は受け取りたくもねぇよ。相手の気持ちを考えられねぇ野郎を、お前は好きになれるのか?」

翔がそう言うと、Hは放心状態になった。

女性1「翔君さぁ、Hさんに恥をかかせるつもり?」

翔「何言ってんだ?俺は俺の気持ちをぶつけただけだ、恥をかいたのは自業自得だろうが。」

女性2「マジないわ。」

翔「お前らがマジねぇよ。」汗

女性2人はHの協力者だと、翔は確信した。

H「…っ!!」

Hは鬼のような形相を浮かべ、

ガシッ!

アヤ「あぐっ!?」

アヤの首を締めはじめた。

H「アンタのせいで!!アンタのせいでぇぇえええええええええ!!」

Hは翔にフラれたのを、アヤのせいにして彼女の首を締め切りだしたのだ。

翔「やめろ!!」

翔はHの腕を掴むと、力を入れ始める。

H「ぁぁあああああああ!!」

翔「何でもかんでも、自分の都合良くいくほど…現実はそんな甘くねぇんだよ!!」

H「だったら、私を好きになりなさいよ!!」

翔「無理。自分の思い通りにならなくなると、他人に危害を加えるような奴は、大嫌いだね!!」

翔はそう言うと、Hを華麗に投げ飛ばした。

H「いったぁい!!」

翔「てかお前…いい加減に服着ろよ…」汗

H「こうなったら…!!」

突然、もがき苦しみ始めるH。段々人の姿ではなく、豹のような姿に変わっていった。両手には鋭い爪が生えている。

ヒョウ獣人「これが私の真の姿よ!」

翔「コイツ、獣人か!?」

ヒョウ獣人「そうよ!私は『ヒョウ獣人』になる力を手に入れた!Dollsがいなければ、翔君を私のモノにできたのに!!」

ヒョウ獣人に変身したHは怒り狂い、言ってることがめちゃくちゃになっていた。

女性1「私達も行くよ!」

女性2「えぇ!」

女性2人は両手を顔に添えると…赤いスーツに白い糸のような物が何本も垂れ下がった姿に変わった。

翔「赤ジューシャ!?」

『赤ジューシャ』…Hの協力者の2人の女性が変身した姿であり、悪の組織『ゲドン』の戦闘員である。

ヒョウ獣人「行きなさい!」

赤ジューシャ「「きぇぇええええええ!!」」

赤ジューシャは奇声をあげると、Dolls達に襲いかかろうとした。しかし、

翔「せやっ!おらっ!!」ドカッ!バキッ!

翔に吹っ飛ばされ、阻止された。

翔「ヒョウ獣人、赤ジューシャ…お前らの相手は、この俺だ!!」

翔はアマゾンズドライバーを装着すると、ベルトの左グリップをひねった。

《デルタ》

翔「アマゾン!」

《アマゾン、チェンジ!…チェンジ!アマゾン、デルタ!》

翔は『仮面ライダーアマゾンデルタ』に変身し、野性的な構えを取る。

ヒョウ獣人「ぎゃぉぉおおおおおおおお!!」

ヒョウ獣人は奇声をあげると、アマゾンδに襲いかかり、取っ組み合った。。

アマゾンδ「がぁぁあああああ!!」ガブッ!

アマゾンδはヒョウ獣人と取っ組み合い、思い切り噛み付いた。

赤ジューシャ「きぇぇえええ!」

斑目「ふっ!」ズドォンッ!

この隙に、赤ジューシャはDolls達に襲いかかろうとしたが、斑目のイクサナックルから放たれたエネルギー弾に当たり、返り討ちにあった。

斑目「青空!雑魚は私に任せろ!!」

アマゾンδ「ありがとう、斑目さん!」

斑目は頷くとイクサベルトを装着し、イクサナックルを左手に当てる。

《レ・ディ・ー》

斑目「変身。」

《フィ・ス・ト・オ・ン》

斑目は『仮面ライダーイクサ』に変身した。顔面部のシールドが展開し、バーストモードへと姿を変えた。シールドが展開した影響で発生した風圧に、赤ジューシャは吹っ飛ばされた。イクサはイクサカリバーを取り出すと、グリップを押し込み、深紅の刃を伸ばした。

赤ジューシャ「「…!」」

赤ジューシャ達も、レイピア状の剣を取り出した。そして、イクサに向かって行くが…

イクサ「ふっ!はっ!せやっ!」

イクサカリバーで剣を折られ、切りつけられた。

赤ジューシャ「「ぎぇええええ!!」」

苦痛の叫びをあげる赤ジューシャ。

イクサ「私を怒らせたこと、後悔するが良い…」

イクサはフエッスロットから金色のフエッスル『カリバーフエッスル』を取り出すと、ベルトに差し込み、ナックルを押し込んだ。

《イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ》

電子コールが響き、イクサは必殺技『イクサジャッジメント』を繰り出した。

イクサ「はぁぁあああああああああ!!」ズパァッ!!

赤ジューシャ「「ぎゃぇえええええええええええええ!!」」

赤ジューシャは断末魔をあげ、消滅した。

ヒョウ獣人「あぁっ!私のクローン達がぁ!!」

アマゾンδ「後は、お前だけだな…」

ヒョウ獣人「ぎゃぉぉおおおお!!」

ヒョウ獣人は奇声をあげ、素早い動きでアマゾンδの周りをグルグルと回りだした。そして、背後から攻撃を仕掛ける。

アマゾンδ「っ!?」

アマゾンδはヒョウ獣人の攻撃を避けた。ヒョウ獣人はまたも、アマゾンδの周りを回りだす。そして、背後から攻撃を仕掛けるも、またアマゾンδに避けられた。

アマゾンδ(コイツ、さっきから後ろからばっかり攻撃してくるな……)

アマゾンδは思った。ヒョウ獣人は再び、アマゾンδの周りをグルグル回り、後ろから攻撃を仕掛けてきた。

アマゾンδ「はぁっ!」ザシュゥウウッ!!

アマゾンδはそれを見抜き、ヒョウ獣人の目を引っ掻いた。

ヒョウ獣人「ぎゃぁぁあああああ!私の目がぁぁあああああああ!!」

目を引っ掛かれ、のたうち回るヒョウ獣人。アマゾンδはのたうち回るヒョウ獣人を無理矢理起こし、反撃を開始した。アマゾンδに集中攻撃され、ヒョウ獣人はなす術もなかった。アマゾンδは右手の甲で、ヒョウ獣人の顔面を何度も殴り付けた(仮面ライダーアマゾンが、獣人カタツムリに繰り出した技)。顔面をボコボコにされたヒョウ獣人はフラフラしている。アマゾンδはベルトの左グリップをひねる。

《バイオレント、スラッシュ》

ベルトから音声が響き、アマゾンδは右腕のアームカッターを伸ばした。

アマゾンδ「大切断!!」

そして、必殺技『大切断』でヒョウ獣人を叩き切った。

ヒョウ獣人「ぎゃぉぉおおおおおおおお!!」

ヒョウ獣人はHの姿に戻り、戦闘不能になった。

春香「やった!!」

美希「ライダーが勝ったの!!」

あずさ「これで、安心ですね~♪」

赤羽根「青空君、本当にスゴいな…」

カナ「流石、翔君ですね♪」

愛「翔君に倒せない敵はいない!…だね♪」

アマゾンδの勝利を目の当たりにしたメンバー達は喜びを露にした。

あの後、Hは警察に逮捕され、そのまま連行された。

翔「ったく、何だったんだ…」

翔は少しイライラしていた。

翔(てか、ジャドウって…男だけじゃないんだな…)

女神(はい、女性のジャドウもいるんです。)

女神が翔に話しかけた。

翔(あ、女神様。)

女神(お久しぶりです、翔さん♪)

翔(久しぶり。それで、さっきのジャドウも地獄に送られるのか?)

女神(はい、女性のジャドウは私が担当していますので、私が地獄の牢屋に入れます。)

翔(そうか、んじゃ…後は任せる。)

女神(お任せください♪)

女神はそう言うと、去っていった。

その後、メンバー達は『登別温泉』を堪能した。え?混浴な訳ないだろ?男湯、女湯って別れてます、はい。

翔「…。」

翔(登別温泉、気持ちよかったな…)

温泉から出た翔は、少し休んでいた。

赤羽根「青空君。」

そこに、赤羽根が話しかけてきた。

翔「赤羽根P(プロデューサー)、お疲れ…」

赤羽根「うん、お疲れ様。ところで、青空君…」

翔「…?」

赤羽根「この円盤、どうしようか…」

赤羽根はサガークを見ながら言う。

翔「サガークは、アンタを新しい主人にした。765プロのアイドル達は、アンタが守ってやれ。」

赤羽根「え?」

翔「あくまでも、俺はアイツらからの依頼で、アイツらを守れた…依頼を聞くまで、アイツらの現状を知らなかったんだ。だから、1番近くで見守っているアンタが…新しい『仮面ライダーサガ』として、アイツらを守るんだ。」

赤羽根「…青空君。」

翔「俺から言えることはそのぐらいだ。何か、聞きたいことはあるか?」

赤羽根「あ、じゃあ1つだけ…サガークは、何を食べるんだい?」

翔「サガーク、どうだ?」

サガーク『#¥☆□※◯@△×。Δ◎▽、αμ◯*@☆。』(僕はお腹が空かない体質なんだ。だから、大丈夫。)

サガークは、古代ファンガイア語で語る。

赤羽根「えっと、何て言っているんだい?」汗

翔「『僕はお腹が空かない体質なんだ。だから、大丈夫。』って言ってる。」

赤羽根「そっか、でも…サガークにも僕達が普段食べている食べ物の味も、知ってほしい。」

赤羽根がサガークにそう言うと、

サガーク『@▽☆◯□、β※γ↑Σ。』(ありがとう、ご主人。)

サガークはベルトとなる触手を伸ばしてきた。

赤羽根「…?」

翔「サガークの手に触れて、握手してやれ。」

翔がそう言うと、赤羽根はサガークと握手を交わした。

赤羽根「これからよろしく、サガーク!」

サガーク『こちらこそよろしくね、ご主人。』

赤羽根「え?サガークの言葉が…僕にも分かる!?」

翔「サガークがアンタを主人として認めたんだ。アンタのために、力を貸してくれるだろう。」

翔はそう言って、去っていった。

サガークが赤羽根を主人と認識したため、赤羽根は『仮面ライダーサガ』に変身できるようになった。この力は、『誰かを守るために使う』と、赤羽根は決意した。




いかがでしたか?今回はここまでです。
かつて、転生者 Dの元にいたサガークだが…彼のやり方に失望した。それと同時に、彼に力を貸していたことを後悔していた。そこで、翔達と行動を共にした所…人の暖かさを理解し、2度と同じ過ちを犯さないために、赤羽根Pを主人として、力を貸すことにした。近い内に、赤羽根Pを『仮面ライダーサガ』に変身させようと思います。
次回も、お楽しみに。
では、またね
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