〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
女のジャドウ『転生者 H』を撃破した翔。その後、登別温泉を堪能し、荷物を取りに札幌に戻った一同。しかし、そこで彼らを待っていたのは……
では、本編へどうぞ
登別温泉を堪能した一同は、荷物を取りに向かうため、札幌に戻った。札幌駅のコインロッカーに預けていた荷物を取ると、改札を出てお土産コーナーを回ることにした。
翔「…。」
翔(いろんな物が売ってるな……)
初めて入るお土産店に、翔はどれを購入しようか迷っていた。
貴音「翔様。」
翔「…?」
そこに、貴音が話しかけてきた。
翔「お前は…四条か…?」
貴音「はい、四条 貴音です♪」
貴音はニコッと微笑む。
貴音「何やら、迷ってらっしゃるようですが…」
翔「あぁ…ここの店で、何を買おうか迷ってるんだ。」
貴音「そうですか…無理もございませんわ。」
翔「ま、ゆっくり選ぶよ。」
翔はそう言うと、場所を移動した。
翔(う~ん……)
しかし、中々決まらない。そこに…
ユキ「翔さん。」
ユキがやって来た。
翔「おぉ、ユキ…どうした?」
ユキ「これ、美味しいですよ。」
ユキはつまようじに刺さったバウムクーヘンの一切れを翔に見せる。
翔「それ、どうしたんだ?」
ユキ「あそこの試食コーナーでもらいました。」
翔「へぇ、俺もそこに行ってくる。美味いかどうかは、自分の舌で確かめるとするよ。」
ユキ「私も、お供します。」
翔は試食コーナーに向かい、ユキは翔についていった。
女性店員「こちら、『三方六』でございま~す!お1ついかがですか~!?って、あらっ!!」
翔「…?」汗
女性店員「そこのお兄さん!お1つどうですか!?」
何故か店員はウキウキしている。翔は1つもらい、いただく。
※ちなみに…『三方六』とは、バウムクーヘンです。
翔「っ!?…う、美味い…!」
初めて食べるバウムクーヘンに、翔は舌を巻いた。翔は三方六を購入し、『白い恋人』、『ポテトチップチョコレート』を購入し、買い物を終えた。
買い物を終えた翔は、同じく買い物を終えたユキと一緒に、ベンチで休んでいた。
シオリ「お疲れ様です、翔君♪」
アヤ「お疲れ~、翔♪」
そこに、シオリとアヤがやって来る。
翔「おう、お疲れ。」
シオリ「あら、翔君も白い恋人を買ったんですね。北海道の名物なので、私も迷わず購入しました♪」
アヤ「ポテトチップチョコレートも買ったのね、後で一緒に食べよう♪」
翔「あぁ、後『三方六』っつうバウムクーヘン?…を買ったんだ。ユキのススメでな。」
ユキ「はい。」
ベンチでシオリ、アヤ、ユキと会話をする翔。そこに……
E「おい、青空 翔!」
F「見つけたぜ!」
G「まさか、ここで会えるなんてね。」
E、F、G『ジャドウ兄弟』が現れた。翔はベンチから立ち上がる。
翔「てめぇら、牢屋にいるんじゃなかったのか?」
E「そんなことはどうでもいい!」
F「この野郎、俺達の人生を台無しにしやがって!」
G「タダで済むと思わないことだね。」
翔「俺達の人生を台無しに?…自分たちで台無しにしたんだろうが、すぐ人のせいにすんじゃねぇよ。」
E「うるさぁい!青空 翔、お前を殺してやるぅ!!」
Eはそう言うと、ナイフを取り出した。Fは金属バット、Gは短銃を取り出した。そんなジャドウ兄弟を見た周りの人達は驚き、逃げ出した。
アヤ「ちょっと!3人係りで卑怯よ!!」
シオリ「それに、武器を使うなんて…!」
その時、騒ぎを聞き付けた他のメンバー達が何事かと戻ってきた。
赤羽根「!!…君達は…!?」
F「久しぶりだなぁ、無能プロデューサーさんよぉ?」
G「僕達の人生を台無しにしたのは君達も同じ…青空君と赤羽根プロデューサー、高木社長をこの場で殺す!!」
Gは短銃を赤羽根に向けた。
765アイドル達「「プロデューサー!!」」
その時…
サガーク『@¥◯※#□!』ドカッ!ドカッ!
G「ぐあっ!ぶぁっ!?」
サガークが飛んできて、Gを攻撃した。その後、サガークは赤羽根の腹部に巻き付き、変身待機音を出した。
翔「赤羽根P!今こそ、変身の時だ!!」
翔もアマゾンズドライバーを装着する。
赤羽根「変身って言われても……っ!?…頭に浮かんだ!」
翔「」コクッ
そして……
翔「アマゾン!」
赤羽根「変身!」
翔はベルトの左グリップをひねり、赤羽根はジャコーダーをサガークの右側にある穴に差し込む。
《デルタ。アマゾン、チェンジ!…チェンジ!アマゾン、デルタ!》
サガーク『ヘン、シン!』
翔は『仮面ライダーアマゾンデルタ』、赤羽根は『仮面ライダーサガ』に変身した。
春香「スゴい!!プロデューサーが仮面ライダーに変身しちゃいましたよ!!」
ナナミ「あれは、仮面ライダーサガ!」
美希「ハニーが仮面ライダーになったの!!」
安心の声をあげるメンバー達。
F「仮面ライダーがどうした!?こっちは3人だ!相手が2人なら怖くねぇ!!」
Fが声をあげる。
斑目「2人ではないぞ?」
F「何っ!?」
斑目はイクサベルトを装着すると、イクサナックルを左手に当てる。
《レ・ディ・ー》
斑目「変身。」
《フィ・ス・ト・オ・ン》
斑目は『仮面ライダーイクサ』へと姿を変えた。
イクサ「これで、平等だ。」
イクサがそう言うと、顔面部のシールドが展開し、バーストモードになった。
F「おい!卑怯だぞ!?」
アマゾンδ「特大ブーメラン飛ばしてんじゃねぇよ。父親の立場を利用して、散々好き勝手してきた奴らに卑怯と言われる筋合いはねぇ!!」
イクサ「武器を片手に3人係りで戦おうとした貴様らの方が、よっぽど卑怯だ。」
サガ「皆は散々痛い思いをしてきた……今度は君達が、痛い思いをする番だ!!」
3人のライダーは言う。
アマゾンδ「仮面ライダーアマゾンデルタ!」
イクサ「仮面ライダーイクサ。」
サガ「仮面ライダーサガ!」
3人のライダーは、戦闘体勢に入った。
E「まぁいい、僕達には奥の手があるんだ!!」
Eがそう言うと、奇妙なスイッチを取り出した。
アマゾンδ「それは…ゾディアーツスイッチ!?」
ジャドウ兄弟は、スイッチを押した。
《オリオン座…オリオン》
《りょうけん座…ハウンド》
《やまねこ座…リンクス》
ゾディアーツスイッチで、Eは『オリオン・ゾディアーツ』、Fは『ハウンド・ゾディアーツ』、Gは『リンクス・ゾディアーツ』に変身した。
オリオン「フハハハハ!力が沸き上がって来るぞぉぉおおおおおおお!!」
ハウンド「これで…負ける気がしねぇぜぇぇええええええええええ!!」
リンクス「僕達が、正義だぁぁああああああ!!」
ゾディアーツトリオは、ライダー達に襲いかかった。アマゾンδはリンクス、サガはハウンド、イクサはオリオンを迎え撃った。
イクサ(斑目)side……
イクサ「ふっ!はっ!やっ!せやっ!」
イクサはイクサカリバーを振るい、オリオン・ゾディアーツを斬りつける。
オリオン「ぐぅぅうううう、ふんっ!」
オリオンは盾を使い、イクサカリバーを受け止めた。
イクサ「何っ!?」
オリオン「今度は僕の番だぁぁあああああああ!!」ブゥンッ!
オリオン・ゾディアーツは右手の巨大棍棒を振り上げた。
ドゴォッ!
イクサ「ぐはっ!!」
棍棒を受けたイクサは吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられた。
イクサ「…うぐっ…!」
オリオン「フッフッフ、仮面ライダーなんて…所詮は雑魚。僕に敵う訳がない。」ガシッ
オリオン・ゾディアーツは左手でイクサを掴み、軽々と持ち上げた。
イクサ「っ!?」
イクサ(し、しまった…!)
オリオン「握りつぶしてやるぅ!!」
オリオン・ゾディアーツはイクサを締め付けるように握る。
イクサ「あがぁっ!?がぁっ!?」メキッ!ゴキャッ!
オリオン「おらぁっ!」ブゥンッ!
オリオン・ゾディアーツはある程度イクサを苦しめた後、思い切り投げた。
…ドゴォッ!
イクサ「…ぅぁ……かはっ……」パラ…ドサッ…
イクサは壁から落ち、うつ伏せで地面に倒れた。
カナ「斑目さん!!」
愛「所長!!」
オリオン「フハハハハ!!やったぞぉ!僕は仮面ライダーに勝ったんだぁぁあああああああ!!」
オリオン・ゾディアーツは自分は勝ったと思い、声をあげて笑いだした。
イクサ「…げほっ!…ごほっ!」
イクサ(今の奴は油断している…今しかない!!)
イクサは最後の力を振り絞り、フエッスロットから『ナックルフエッスル』を取り出し、ベルトに差し込み、ナックルを押し込む。
《イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ》
そして必殺技『ブロウクン・ファング』をオリオン・ゾディアーツ目掛けて放った。
オリオン「アハハハ…えっ?」
ドッゴォォオオオオオンッ!!
オリオン「ぐわぁぁああああああああ!!」
オリオン・ゾディアーツはエネルギー弾をくらい、吹っ飛ばされた。そしてEの姿に戻り、地面を転がり、仰向けに倒れるとそのまま戦闘不能になった。
イクサ(斑目)side OFF……
サガ(赤羽根)side……
サガ「やぁっ!せやっ!」ヒュンッヒュンッ!
ハウンド「おらおらぁっ!!」ブンッブンッ!
サガはハウンド・ゾディアーツと戦う。ジャコーダーの赤い鞭状の刃とチェーンがぶつかり合い、火花を散らす。
ハウンド「くっ、中々やるな……なら、これはどうだ!!」ズドドドドドーーーー!!
ハウンド・ゾディアーツは針状のエネルギー弾を、サガ目掛けて乱射した。
サガ「うわぁぁああああああああ!!」
サガはエネルギー弾の餌食になり、地面に膝をつく。
ハウンド「へへっ、隙だらけだぜ!!」ブゥンッブゥンッ!!
サガ「がっ!ぐあっ!」ドカッ!ドカッ!
サガはハウンド・ゾディアーツのチェーンで攻撃され、中々反撃できずにいた。
765アイドル達「プロデューサー!頑張ってくださーい!!」「ちょっと!こんな奴に負けたら承知しないわよ!!」「あなた様!頑張ってくださいまし!!」
765プロのアイドル達は、サガの勝利を信じ、全力で応援する。
高木「赤羽根君!敵を転ばせるんだ!足元を狙うと良い!」
サガ(そうか、その手があったか!!)
サガはジャコーダーをハウンド・ゾディアーツの足目掛けて伸ばす。
ハウンド「無駄だ!」
ハウンド・ゾディアーツはジャンプして避けた。
サガ「かかったね!」ヒュンッ!パシッ!
サガはジャコーダーでハウンド・ゾディアーツを捕らえた。
サガ「うぉぉおおおおおおおおお!!」ブゥンッ…ドゴォンッ!ブゥンッ…ドゴォンッ!
サガはジャコーダーを振り回し、ハウンド・ゾディアーツを何度も叩きつける。
ハウンド「げぶぁっ!ごぼぉっ!!」
ハウンド・ゾディアーツは、地面に強く叩きつけられ、中々起き上がれずにいた。サガは『ウェイクアップフエッスル』を取り出し、サガークの口に差し込んだ。
サガーク『ウェイクアップ!』~♪
サガ「765プロのアイドル達が受けた痛み…その身をもって思い知れ!」
ハウンド「うぐっ……」ヨロッ…
ヨロリと立ち上がったハウンド・ゾディアーツ目掛け、サガはジャコーダーの赤い刃を伸ばした。
ドスッ!
ハウンド「っ!?」
ジャコーダーの刃に貫かれたハウンド・ゾディアーツは、宙に吊し上げられた。その後、サガはジャコーダーの刃をジャコーダーに納めた。必殺技『スネーキングデスブレイク』である。
ハウンド「ぎゃぁぁああああああああああ!!」
ハウンド・ゾディアーツはFの姿に戻ると、地面に叩きつけられ、戦闘不能になった。
サガ(赤羽根)side OFF……
アマゾンδ(翔)side……
アマゾンδはリンクス・ゾディアーツと戦う。お互い、身軽で素早い動きを生かし、スピーディーな戦いを展開していった。
リンクス「ハハハハハ!良いねぇ!!」
アマゾンδ「…。」
リンクス・ゾディアーツは鋭い爪で攻撃するが、アマゾンδは腕のアームカッターで全て防いだ。その後、リンクス・ゾディアーツの右腕を掴み、
アマゾンδ「おらよっ!」
軽々と投げ飛ばし、地面に叩きつけた。
リンクス「ぐはぁっ!」
アマゾンδはもう一度、リンクス・ゾディアーツを投げ飛ばす。更にもう一度……そしてもう一度……最後にはハンマー投げのように投げ飛ばした。
アマゾンδ「その程度か?」
リンクス「ぐっ…小賢しい奴め!」
リンクス・ゾディアーツはヨロリと立ち上がる。
リンクス「っ!?…E兄さん、F兄さん!!」
リンクス・ゾディアーツは戦闘不能になった2人の兄を目の当たりにする。
アマゾンδ「いくらゾディアーツになったって、お前らに勝ち目はねぇよ。何故なら……」
アマゾンδは、ベルトの左グリップをひねる。
アマゾンδ「お前らは、自分たちの欲を満たすためだけに、行動しているからだ!!」
《バイオレント・スラッシュ》
アマゾンδは助走をつけ、ジャンプすると…
アマゾンδ「大切断!!」
必殺技『大切断』をリンクス・ゾディアーツに繰り出した。
ザシュゥゥウウウウウウウッ!!
リンクス「がぁぁああああああああああ!!」
リンクス・ゾディアーツはアマゾンδに叩き斬られ、断末魔をあげる。そしてGの姿に戻り、仰向けに倒れ、戦闘不能になった。
メンバー「やったーー!!」「やった、仮面ライダーが勝ったよ!!」「これでもう、安心ですね♪」「やっぱり…仮面ライダーって強いんだね♪」
メンバー達は勝利した3人の仮面ライダーを見て、喜びと安心感を抱いた。
あの後、斑目と赤羽根、翔は変身を解いた。
斑目「…っ!…ごほっ!」
斑目は脇腹の右側を押さえると血を吐いて、壁にもたれ掛かった。
翔「斑目さん!!」
翔は真っ先に斑目に駆け寄る。他のメンバー達も次々と斑目に駆け寄る。
翔「斑目さん!」
斑目「…はぁ……あ、青空……大丈夫、だ…はぁ…はぁ……た、大した、ことは…ない……」
斑目は傷口を押さえ、苦しそうにしているが…それでも、少しでも翔を安心させようと思い、笑顔を見せた。
翔「片山さん!早く手当てを!!俺も手伝うから!早く!!」
愛「今やるから、落ち着いて!」
愛はすぐに、斑目の手当てを開始した。翔は骨折した斑目の左足を固定する。
愛「おぉ、翔君…腕が慣れてるね…!」
翔のスムーズな様子に、愛は驚いていた。
かつての翔は……自分がケガをした時、誰にも頼まず…自分で手当てしていた。独学で的確な手当ての方法も学んでおり、いままでずっと…痛みを一人で乗り越えてきた。
翔「斑目さん!」
固定し終えた翔は、斑目に駆け寄る。
斑目「…ありがとう……青空…」
斑目は翔に手を伸ばした。
翔「…もう……もう、大丈夫だから……」
翔は斑目の手をギュッと握った。
この光景を見たDollsとカナ、元ストライカー達は思わず…
Dolls&カナ(優しい翔さん(翔君)(翔)が、戻ってきてくれた…!)
元ストライカー(穏やかな隊長さん(隊長殿)(隊長)だ…!)
と、思った。
いかがでしたか?今回はここまでです。
ゾディアーツに変身したジャドウ兄弟に…『自分の欲を満たすためなら、手段も選ばない奴ら』と、思った私でした。
初代仮面ライダーサガは『転生者 D』でしたが、2代目仮面ライダーサガは『赤羽根P』です。悪のライダーではなく、“正義のライダー”です。
次回も、お楽しみに。
では、またね