〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
女のジャドウ『転生者 H』を撃破した翔。その後、登別温泉を堪能し、荷物を取りに札幌に戻った一同。しかし、そこで彼らを待っていたのは……
では、本編へどうぞ


第四十一話 ジャドウ兄弟の逆襲!?

登別温泉を堪能した一同は、荷物を取りに向かうため、札幌に戻った。札幌駅のコインロッカーに預けていた荷物を取ると、改札を出てお土産コーナーを回ることにした。

翔「…。」

翔(いろんな物が売ってるな……)

初めて入るお土産店に、翔はどれを購入しようか迷っていた。

貴音「翔様。」

翔「…?」

そこに、貴音が話しかけてきた。

翔「お前は…四条か…?」

貴音「はい、四条 貴音です♪」

貴音はニコッと微笑む。

貴音「何やら、迷ってらっしゃるようですが…」

翔「あぁ…ここの店で、何を買おうか迷ってるんだ。」

貴音「そうですか…無理もございませんわ。」

翔「ま、ゆっくり選ぶよ。」

翔はそう言うと、場所を移動した。

翔(う~ん……)

しかし、中々決まらない。そこに…

ユキ「翔さん。」

ユキがやって来た。

翔「おぉ、ユキ…どうした?」

ユキ「これ、美味しいですよ。」

ユキはつまようじに刺さったバウムクーヘンの一切れを翔に見せる。

翔「それ、どうしたんだ?」

ユキ「あそこの試食コーナーでもらいました。」

翔「へぇ、俺もそこに行ってくる。美味いかどうかは、自分の舌で確かめるとするよ。」

ユキ「私も、お供します。」

翔は試食コーナーに向かい、ユキは翔についていった。

女性店員「こちら、『三方六』でございま~す!お1ついかがですか~!?って、あらっ!!」

翔「…?」汗

女性店員「そこのお兄さん!お1つどうですか!?」

何故か店員はウキウキしている。翔は1つもらい、いただく。

 

※ちなみに…『三方六』とは、バウムクーヘンです。

 

翔「っ!?…う、美味い…!」

初めて食べるバウムクーヘンに、翔は舌を巻いた。翔は三方六を購入し、『白い恋人』、『ポテトチップチョコレート』を購入し、買い物を終えた。

買い物を終えた翔は、同じく買い物を終えたユキと一緒に、ベンチで休んでいた。

シオリ「お疲れ様です、翔君♪」

アヤ「お疲れ~、翔♪」

そこに、シオリとアヤがやって来る。

翔「おう、お疲れ。」

シオリ「あら、翔君も白い恋人を買ったんですね。北海道の名物なので、私も迷わず購入しました♪」

アヤ「ポテトチップチョコレートも買ったのね、後で一緒に食べよう♪」

翔「あぁ、後『三方六』っつうバウムクーヘン?…を買ったんだ。ユキのススメでな。」

ユキ「はい。」

ベンチでシオリ、アヤ、ユキと会話をする翔。そこに……

E「おい、青空 翔!」

F「見つけたぜ!」

G「まさか、ここで会えるなんてね。」

E、F、G『ジャドウ兄弟』が現れた。翔はベンチから立ち上がる。

翔「てめぇら、牢屋にいるんじゃなかったのか?」

E「そんなことはどうでもいい!」

F「この野郎、俺達の人生を台無しにしやがって!」

G「タダで済むと思わないことだね。」

翔「俺達の人生を台無しに?…自分たちで台無しにしたんだろうが、すぐ人のせいにすんじゃねぇよ。」

E「うるさぁい!青空 翔、お前を殺してやるぅ!!」

Eはそう言うと、ナイフを取り出した。Fは金属バット、Gは短銃を取り出した。そんなジャドウ兄弟を見た周りの人達は驚き、逃げ出した。

アヤ「ちょっと!3人係りで卑怯よ!!」

シオリ「それに、武器を使うなんて…!」

その時、騒ぎを聞き付けた他のメンバー達が何事かと戻ってきた。

赤羽根「!!…君達は…!?」

F「久しぶりだなぁ、無能プロデューサーさんよぉ?」

G「僕達の人生を台無しにしたのは君達も同じ…青空君と赤羽根プロデューサー、高木社長をこの場で殺す!!」

Gは短銃を赤羽根に向けた。

765アイドル達「「プロデューサー!!」」

その時…

サガーク『@¥◯※#□!』ドカッ!ドカッ!

G「ぐあっ!ぶぁっ!?」

サガークが飛んできて、Gを攻撃した。その後、サガークは赤羽根の腹部に巻き付き、変身待機音を出した。

翔「赤羽根P!今こそ、変身の時だ!!」

翔もアマゾンズドライバーを装着する。

赤羽根「変身って言われても……っ!?…頭に浮かんだ!」

翔「」コクッ

そして……

翔「アマゾン!」

赤羽根「変身!」

翔はベルトの左グリップをひねり、赤羽根はジャコーダーをサガークの右側にある穴に差し込む。

《デルタ。アマゾン、チェンジ!…チェンジ!アマゾン、デルタ!》

サガーク『ヘン、シン!』

翔は『仮面ライダーアマゾンデルタ』、赤羽根は『仮面ライダーサガ』に変身した。

春香「スゴい!!プロデューサーが仮面ライダーに変身しちゃいましたよ!!」

ナナミ「あれは、仮面ライダーサガ!」

美希「ハニーが仮面ライダーになったの!!」

安心の声をあげるメンバー達。

F「仮面ライダーがどうした!?こっちは3人だ!相手が2人なら怖くねぇ!!」

Fが声をあげる。

斑目「2人ではないぞ?」

F「何っ!?」

斑目はイクサベルトを装着すると、イクサナックルを左手に当てる。

《レ・ディ・ー》

斑目「変身。」

《フィ・ス・ト・オ・ン》

斑目は『仮面ライダーイクサ』へと姿を変えた。

イクサ「これで、平等だ。」

イクサがそう言うと、顔面部のシールドが展開し、バーストモードになった。

F「おい!卑怯だぞ!?」

アマゾンδ「特大ブーメラン飛ばしてんじゃねぇよ。父親の立場を利用して、散々好き勝手してきた奴らに卑怯と言われる筋合いはねぇ!!」

イクサ「武器を片手に3人係りで戦おうとした貴様らの方が、よっぽど卑怯だ。」

サガ「皆は散々痛い思いをしてきた……今度は君達が、痛い思いをする番だ!!」

3人のライダーは言う。

アマゾンδ「仮面ライダーアマゾンデルタ!」

イクサ「仮面ライダーイクサ。」

サガ「仮面ライダーサガ!」

3人のライダーは、戦闘体勢に入った。

E「まぁいい、僕達には奥の手があるんだ!!」

Eがそう言うと、奇妙なスイッチを取り出した。

アマゾンδ「それは…ゾディアーツスイッチ!?」

ジャドウ兄弟は、スイッチを押した。

《オリオン座…オリオン》

《りょうけん座…ハウンド》

《やまねこ座…リンクス》

ゾディアーツスイッチで、Eは『オリオン・ゾディアーツ』、Fは『ハウンド・ゾディアーツ』、Gは『リンクス・ゾディアーツ』に変身した。

オリオン「フハハハハ!力が沸き上がって来るぞぉぉおおおおおおお!!」

ハウンド「これで…負ける気がしねぇぜぇぇええええええええええ!!」

リンクス「僕達が、正義だぁぁああああああ!!」

ゾディアーツトリオは、ライダー達に襲いかかった。アマゾンδはリンクス、サガはハウンド、イクサはオリオンを迎え撃った。

 

 

 

イクサ(斑目)side……

 

イクサ「ふっ!はっ!やっ!せやっ!」

イクサはイクサカリバーを振るい、オリオン・ゾディアーツを斬りつける。

オリオン「ぐぅぅうううう、ふんっ!」

オリオンは盾を使い、イクサカリバーを受け止めた。

イクサ「何っ!?」

オリオン「今度は僕の番だぁぁあああああああ!!」ブゥンッ!

オリオン・ゾディアーツは右手の巨大棍棒を振り上げた。

ドゴォッ!

イクサ「ぐはっ!!」

棍棒を受けたイクサは吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられた。

イクサ「…うぐっ…!」

オリオン「フッフッフ、仮面ライダーなんて…所詮は雑魚。僕に敵う訳がない。」ガシッ

オリオン・ゾディアーツは左手でイクサを掴み、軽々と持ち上げた。

イクサ「っ!?」

イクサ(し、しまった…!)

オリオン「握りつぶしてやるぅ!!」

オリオン・ゾディアーツはイクサを締め付けるように握る。

イクサ「あがぁっ!?がぁっ!?」メキッ!ゴキャッ!

オリオン「おらぁっ!」ブゥンッ!

オリオン・ゾディアーツはある程度イクサを苦しめた後、思い切り投げた。

…ドゴォッ!

イクサ「…ぅぁ……かはっ……」パラ…ドサッ…

イクサは壁から落ち、うつ伏せで地面に倒れた。

カナ「斑目さん!!」

愛「所長!!」

オリオン「フハハハハ!!やったぞぉ!僕は仮面ライダーに勝ったんだぁぁあああああああ!!」

オリオン・ゾディアーツは自分は勝ったと思い、声をあげて笑いだした。

イクサ「…げほっ!…ごほっ!」

イクサ(今の奴は油断している…今しかない!!)

イクサは最後の力を振り絞り、フエッスロットから『ナックルフエッスル』を取り出し、ベルトに差し込み、ナックルを押し込む。

《イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ》

そして必殺技『ブロウクン・ファング』をオリオン・ゾディアーツ目掛けて放った。

オリオン「アハハハ…えっ?」

ドッゴォォオオオオオンッ!!

オリオン「ぐわぁぁああああああああ!!」

オリオン・ゾディアーツはエネルギー弾をくらい、吹っ飛ばされた。そしてEの姿に戻り、地面を転がり、仰向けに倒れるとそのまま戦闘不能になった。

 

イクサ(斑目)side OFF……

 

 

 

サガ(赤羽根)side……

サガ「やぁっ!せやっ!」ヒュンッヒュンッ!

ハウンド「おらおらぁっ!!」ブンッブンッ!

サガはハウンド・ゾディアーツと戦う。ジャコーダーの赤い鞭状の刃とチェーンがぶつかり合い、火花を散らす。

ハウンド「くっ、中々やるな……なら、これはどうだ!!」ズドドドドドーーーー!!

ハウンド・ゾディアーツは針状のエネルギー弾を、サガ目掛けて乱射した。

サガ「うわぁぁああああああああ!!」

サガはエネルギー弾の餌食になり、地面に膝をつく。

ハウンド「へへっ、隙だらけだぜ!!」ブゥンッブゥンッ!!

サガ「がっ!ぐあっ!」ドカッ!ドカッ!

サガはハウンド・ゾディアーツのチェーンで攻撃され、中々反撃できずにいた。

765アイドル達「プロデューサー!頑張ってくださーい!!」「ちょっと!こんな奴に負けたら承知しないわよ!!」「あなた様!頑張ってくださいまし!!」

765プロのアイドル達は、サガの勝利を信じ、全力で応援する。

高木「赤羽根君!敵を転ばせるんだ!足元を狙うと良い!」

サガ(そうか、その手があったか!!)

サガはジャコーダーをハウンド・ゾディアーツの足目掛けて伸ばす。

ハウンド「無駄だ!」

ハウンド・ゾディアーツはジャンプして避けた。

サガ「かかったね!」ヒュンッ!パシッ!

サガはジャコーダーでハウンド・ゾディアーツを捕らえた。

サガ「うぉぉおおおおおおおおお!!」ブゥンッ…ドゴォンッ!ブゥンッ…ドゴォンッ!

サガはジャコーダーを振り回し、ハウンド・ゾディアーツを何度も叩きつける。

ハウンド「げぶぁっ!ごぼぉっ!!」

ハウンド・ゾディアーツは、地面に強く叩きつけられ、中々起き上がれずにいた。サガは『ウェイクアップフエッスル』を取り出し、サガークの口に差し込んだ。

サガーク『ウェイクアップ!』~♪

サガ「765プロのアイドル達が受けた痛み…その身をもって思い知れ!」

ハウンド「うぐっ……」ヨロッ…

ヨロリと立ち上がったハウンド・ゾディアーツ目掛け、サガはジャコーダーの赤い刃を伸ばした。

ドスッ!

ハウンド「っ!?」

ジャコーダーの刃に貫かれたハウンド・ゾディアーツは、宙に吊し上げられた。その後、サガはジャコーダーの刃をジャコーダーに納めた。必殺技『スネーキングデスブレイク』である。

ハウンド「ぎゃぁぁああああああああああ!!」

ハウンド・ゾディアーツはFの姿に戻ると、地面に叩きつけられ、戦闘不能になった。

 

サガ(赤羽根)side OFF……

 

 

 

アマゾンδ(翔)side……

アマゾンδはリンクス・ゾディアーツと戦う。お互い、身軽で素早い動きを生かし、スピーディーな戦いを展開していった。

リンクス「ハハハハハ!良いねぇ!!」

アマゾンδ「…。」

リンクス・ゾディアーツは鋭い爪で攻撃するが、アマゾンδは腕のアームカッターで全て防いだ。その後、リンクス・ゾディアーツの右腕を掴み、

アマゾンδ「おらよっ!」

軽々と投げ飛ばし、地面に叩きつけた。

リンクス「ぐはぁっ!」

アマゾンδはもう一度、リンクス・ゾディアーツを投げ飛ばす。更にもう一度……そしてもう一度……最後にはハンマー投げのように投げ飛ばした。

アマゾンδ「その程度か?」

リンクス「ぐっ…小賢しい奴め!」

リンクス・ゾディアーツはヨロリと立ち上がる。

リンクス「っ!?…E兄さん、F兄さん!!」

リンクス・ゾディアーツは戦闘不能になった2人の兄を目の当たりにする。

アマゾンδ「いくらゾディアーツになったって、お前らに勝ち目はねぇよ。何故なら……」

アマゾンδは、ベルトの左グリップをひねる。

アマゾンδ「お前らは、自分たちの欲を満たすためだけに、行動しているからだ!!」

《バイオレント・スラッシュ》

アマゾンδは助走をつけ、ジャンプすると…

アマゾンδ「大切断!!」

必殺技『大切断』をリンクス・ゾディアーツに繰り出した。

ザシュゥゥウウウウウウウッ!!

リンクス「がぁぁああああああああああ!!」

リンクス・ゾディアーツはアマゾンδに叩き斬られ、断末魔をあげる。そしてGの姿に戻り、仰向けに倒れ、戦闘不能になった。

メンバー「やったーー!!」「やった、仮面ライダーが勝ったよ!!」「これでもう、安心ですね♪」「やっぱり…仮面ライダーって強いんだね♪」

メンバー達は勝利した3人の仮面ライダーを見て、喜びと安心感を抱いた。

 

 

 

あの後、斑目と赤羽根、翔は変身を解いた。

斑目「…っ!…ごほっ!」

斑目は脇腹の右側を押さえると血を吐いて、壁にもたれ掛かった。

翔「斑目さん!!」

翔は真っ先に斑目に駆け寄る。他のメンバー達も次々と斑目に駆け寄る。

翔「斑目さん!」

斑目「…はぁ……あ、青空……大丈夫、だ…はぁ…はぁ……た、大した、ことは…ない……」

斑目は傷口を押さえ、苦しそうにしているが…それでも、少しでも翔を安心させようと思い、笑顔を見せた。

翔「片山さん!早く手当てを!!俺も手伝うから!早く!!」

愛「今やるから、落ち着いて!」

愛はすぐに、斑目の手当てを開始した。翔は骨折した斑目の左足を固定する。

愛「おぉ、翔君…腕が慣れてるね…!」

翔のスムーズな様子に、愛は驚いていた。

かつての翔は……自分がケガをした時、誰にも頼まず…自分で手当てしていた。独学で的確な手当ての方法も学んでおり、いままでずっと…痛みを一人で乗り越えてきた。

翔「斑目さん!」

固定し終えた翔は、斑目に駆け寄る。

斑目「…ありがとう……青空…」

斑目は翔に手を伸ばした。

翔「…もう……もう、大丈夫だから……」

翔は斑目の手をギュッと握った。

この光景を見たDollsとカナ、元ストライカー達は思わず…

Dolls&カナ(優しい翔さん(翔君)(翔)が、戻ってきてくれた…!)

元ストライカー(穏やかな隊長さん(隊長殿)(隊長)だ…!)

と、思った。




いかがでしたか?今回はここまでです。
ゾディアーツに変身したジャドウ兄弟に…『自分の欲を満たすためなら、手段も選ばない奴ら』と、思った私でした。
初代仮面ライダーサガは『転生者 D』でしたが、2代目仮面ライダーサガは『赤羽根P』です。悪のライダーではなく、“正義のライダー”です。
次回も、お楽しみに。
では、またね
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