〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
今更ながら…裏切り者達の出番が全く無いと感じ始めたので、この物語を書きました。
裏切り者達は未だに懲りず、翔を探し続けている。街を歩くだけじゃなく、SNS等も使って……そこで、裏切り者の一人が、とある画像を見つける。そこには……
では、本編へどうぞ
東京のとある都市にある廃旅館にて……
ここに、翔を裏切ったストライカー達と、ソイツらを率いる隊長『白河 昇』が身を寄せている。『翔を連れ戻す』という理由で……今まで散々不祥事を起こし、世間からは冷たい眼差しを向けられていた。そんな社会で暮らせないと感じた昇は、廃旅館を拠点とすることにした。もちろん、彼も社会から冷たい目を向けられている。
『隊長のくせに、何故止めない?』
『無能にも程がある。』
『ストライカー達の思い一筋で、追われている人や関係ない人たちの思いは無視かよ。』
等、ネットやSNSでは批判されている。
昇(勢いでストライカー達に怒鳴り散らしてしまったな……ストライカーをやめてもらうとも言ったが、やめたって何も変わりはしない…くそっ、どうすれば良いんだ…?)
昇は一人、考え事をしていた。
昇(こんな時…青空隊長だったら、どうするのだろうか……僕は、彼女達を救いたい…何としてでも、青空隊長に謝罪をさせて、彼女達を救いたい…!!)
コンコンッ…
昇(ん、誰だろう?)
昇「どうぞ。」
昇が返事をすると、
椿芽「失礼します。」
ボロボロの戸が開き、美山 椿芽が入ってきた。
昇「椿芽、どうかしたのかい?」
椿芽「青空隊長の姿を、ココナッツ・ベガの皆さんが見たという情報を。」
昇「本当かい!?場所は!?」
椿芽「はい、新宿で見たそうなんですが…何やら新宿が異様な雰囲気に包まれていて…」
昇「…え?」
椿芽の言葉に困惑する昇。
椿芽「この世界の地図に、新宿が記載されていないんです。こちらを…」
椿芽は地図を見せる。
昇「…本当だ…何故だろう……」
椿芽「それについては、現在調査中です。」
昇「…そうか。」
陽奈「あ~あ、全然見つかんないじゃん!」
二穂「何故だ何故だ!!何故見つからないんだ!!」
栞「困ったわね…」
裏切り者のストライカー達は、翔を中々発見できず…イライラしていた。
真乃「あの、一つ気になったんですけど…」
真乃が口を開く。
天音「何?」
真乃「Dollsでしたっけ?…何だか、怪しい気がするんです。」
真乃はDollsを怪しいと言う。
伊緒「あの国民的アイドルが怪しいの?」
あおい「けど、奴らは隊長のことを知らないって…」
真乃「確かに知らないと言ってましたね…けど、何か隠しているような気が…根拠はありませんが……」
天音「根拠が無いんじゃ意味ないじゃない。」
真乃の言葉に天音は言う。
陽奈「う~ん…お?」
陽奈はスマホを見ていた。そして、何かを見つけたようだ。
陽奈「…何、これ……?」
そして、言葉を失う。
小織「陽奈ねぇ?」
陽奈「ねぇ…皆、これ見て…」
陽奈はスマホを見せる。他のメンバー達も陽奈のスマホを見る。
伊緒「…え?」
天音「…は?」
二穂「…なっ!?」
栞「…そんな…こんなのって…!」
陽奈のスマホに写っていたのは……とあるスイーツ店で、Dollsのメンバーの一人『アヤ』と肩を並べて写っている『青空 翔』の姿だった。
真乃「やはり…私の計算は間違っていなかったようですね……」
真乃はそう言うが、目の光が消えていた。
陽奈「陽奈達に隠れて浮気?…マジあり得ないんだけど……」
伊緒「…隊長さん、あたし達を見捨てたの…?」
天音「…何なの、翔……あたし達に隠れてこんなことして…」
二穂「…情けない顔までしおって…!」
栞「…これは、隊長さん……オシオキが必要みたいね……」
小織「……コロス。」
裏切り者達の目の光は消え、どす黒く淀んでいた。
昇「…しかし、何故新宿が地図に載ってないんだ?」
昇は地図を見て思った。その時…
スパァンッ!
戸が勢いよく開き、陽奈達がドカドカと入ってきた。
昇「ひ、陽奈!?どうした!?」
陽奈「ねぇ、昇たいちょー……これ、見て?」
陽奈はスマホを昇に見せる。
昇「えっ!?…あ、青空隊長…!?」
昇は例の画像を見て、言葉を失った。
真乃「やはり…Dollsの人たちは、青空隊長と関わりがあったんです…」
昇「何だって!?」
天音「信じられない!!あたし達に隠れて浮気するなんて!!」
栞「こんなの、笑えない冗談よね……」
昇「僕はDollsについて調べるよ。君たちは今は休んでてくれるかな?」
小織「…うん。」
ストライカー達は昇の部屋を出ていった。
昇「…前はモシュネ達がいたから楽に調べられたんだが……今はモシュネ達もいなくなってしまったからな…くそっ!」
昇はイライラしながらも、Dollsについて調べた。しかし……どういうわけか、何も出てこないのだ。
昇「…何故だ?何故何も出てこない…!?」
昇は他のサイトでも調べようとしたが、やはり情報が出てこない。
昇(…そうだ、Dollsが所属している事務所はどこだろうか…それが分かれば、何か手がかりが得られるかもしれない!)
昇はDollsの所属事務所を探した。
昇(…なんだこれ、芸能事務所『ドールハウス』?)
そして、ドールハウスという芸能事務所に関する情報をを見つけた。それを調べると……
昇「…ここに所属しているのか。」
昇はそれを写真に撮ると、ストライカー達に送った。
陽奈「ん?何々…『ドールハウス』?」
真乃「成る程…Dollsはこの事務所にいるんですね。」
天音「そうと分かれば、さっさと行くわよ!」
伊緒「えっ!?で、でも…出撃命令は出てないよ!?」
伊緒は天音に言うが、
二穂「そんなことはどうでもいい!!」
栞「えぇ…出撃命令なんて、待ってられないわ…」
二穂と栞は天音の味方をしていた。伊緒は折れ、天音達と勝手に出撃し、ドールハウスに向かった。
天音(翔…アンタがいない間、あたし達は大変な思いをしたんだよ?アンタがいないと、あたし達はダメなの…)
二穂(白河 昇は頼りにならん…あたし達が頼れるのは……翔だけだ…)
陽奈(隊長は…陽奈達を見捨てたりしないよね……?)
彼女達は、今まで雑用や妖魔を弱らせること、調もの等を全部翔に押し付けていて、自分たちは何もしなかった。そんな生活をずっとしてきたため……すっかり翔に依存してしまっていた。
『何がなんでも、翔を連れ戻す』
それが、彼女達の原動力になっていた。
いかがでしたか?少し短めですが、今回はここまでです。
とうとう、翔がDollsと関わっていることを裏切り者のストライカー達に知られてしまった。翔を裏切ったストライカー達は、嫉妬心を激しく燃やし…ドールハウスへと向かった。彼女達はすっかり翔に依存してしまっており、何の躊躇いもなく…数々の不祥事を起こしていた。
次回も、お楽しみに。
では、またね