マンモスマンになった男   作:にゃもし。

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疾きこと、マンモスの如く!!
ソルジャー・チーム結成!!


 

 

 アラスカの凍土に眠っていたマンモスマン。男は気がつけばその超人になっていた。

 

 

「これはやるっきゃねぇ!!!!」

 

 

 そんなことを叫びながら男──マンモスマンは分厚い氷の壁を砕きながら起き上がる。

 

 

「善は急げだ!! 俺がマンモスマンになったのは……

 

『II世のタッグトーナメント編が気に入らんからぶち壊してこい!!』

 

 ──という神の啓示に違いない!!!!」

 

 

 マンモスマンになった男は「キン肉マン」の続編である「キン肉マンII」に否定的であった。主にタッグトーナメント編が。

 

 

「何が『ウメーウメー』だ!! ふざけんな!!」

 

 

 男の好きな超人が「マンモスマン」だったのだ。そのため作中のマンモスマンの扱いに憤りを感じていたのだ。

 

 

 野望と野心があり、明確な目的がある男の行動は素早かった。

 

 

(はや)きこと、マンモスの如く!!」

 

 

 象は意外と速い。その先祖となるマンモスも速いのは当然である。

 

 

 まず手始めにマンモスマンはのちに「キン肉マン・ソルジャー」となるキン肉族の男──ソルジャーマンを捜索、戦場にいた彼に襲いかかった。

 

 

「ぞ、象の超人だと!!?」

 

「本来なら王位争奪戦の前に殺されてしまうキサマを助けてやるんだ!! ありがたく思え!! 食らえ!!

 ノーズ・フェシング!!!!

 

「ギャア──っ!!!!」

 

 

 マンモスマンは刃と化した象の鼻をソルジャーマンの胸に突き刺して(心臓からは離れているので問題はない)再起不能に陥らせた後、コスチュームをいそいそと丁寧に脱がす。脱がしている途中でコスチュームを破いたら困るからだ。そしてコスチュームを強奪後、パンツ一丁になったソルジャーマンをその場に放置して逃亡した。

 

 

「大変だ!! ソルジャーマンが象の超人に襲われたあげくに服を盗まれたぞ!!」

「なんでだよ!?」

「知るか!! とりあえず衛兵を呼んでこい!!」

 

 

 

 

 コスチュームの強奪に成功したマンモスマンはその足で地球の日本にやって来た。しかし「夢のタッグトーナメント」どころか原作が始まる前だった。

 

 

(しず)かなること、マンモスの如く!!」

 

 

 象は静かである。その先祖となるマンモスも当然、静かである。

 

 

 原作が始まる前なら、それまでに己を鍛えればよい。マンモスマンは賞金稼ぎとして活動をすることにした。タッグトーナメントをぶち壊すためにはまとまったお金が必要なのだ。

 

 

 そして時間が流れ、とうとうタッグトーナメント戦が始まる前になる。マンモスマンは会場のある場所へやって来た。夢のタッグトーナメント戦を見に来るであろうキン肉アタルと会うためである。

 

 

侵掠(しんりゃく)すること、マンモスの如く!!」

 

 

 象は強い。その先祖であるマンモスも強くて当然である。

 

 

「食らえ!! ノーズ・フェンシング!!!!」

 

 

 マンモスマンは林にいたキン肉アタルに襲いかかった。しかし背後からの奇襲にも関わらずアタルは振り向きもせずに横に飛び退いて躱わしてみせる。

 

 

 これにはマンモスマンも「ソルジャーマンとは違うな、さすがだな」と言わしめた。

 

 

 己の技を避けてみせたアタルを誉め称えるマンモスマン。襲いかかる途中で小枝を踏みしめて音を鳴らしたり、技名を叫んだり、その巨体が原因の一つかもしれないがマンモスマンはそんなこと気にしない。

 

 

「これを着て俺と一緒に出ろ」

 

 

 そう言ってソルジャーマンが身に付けていたコスチュームを見せるマンモスマン。ちゃんとクリーニングに出してキレイになっているので衛生面は大丈夫だ。シワ一つも見当たらない。コスチューム片手にマンモスマンはアタルの返答をじっと待つ。

 

 

 しかし、返ってきたのは……

 

 

「断る」

 

 

 その返答はマンモスマンにとってよほど想定外のことだったのか、彼はその場で地面に片膝をついて「くっ…」とうめき声を漏らす。ついでに「ぐはぁ…」と血を吐く。マンモスマンは葛藤する。こんなはずでは……何がいけなかったんだ……と、顔中に汗をかきながらマンモスマンは考える。

 

 

 その間になんかアタルがいろいろ小難しいことを言っているがマンモスマンには聞こえていなかった。しかしマンモスマンも一端の超人。不屈の精神で立ち上がる。彼の記憶の中のマンモスマンが囁いた気がしたのだ。「ウメーウメーはいやだ。あれは俺のキャラじゃねぇよ」と、

 

 

「動かざること、マンモスの如し!!」

 

 

 象は大きい。その先祖であるマンモスも当然、大きい。記憶の中のマンモスマンが彼を立ち上がらせたのだ。そのせいかマンモスマンの体から炎のような揺らめきが立ちのぼる。

 

 

 立ち上がったマンモスマンは借りた会議室にてアタル相手にプレゼンテーションを開始、タッグトーナメントで自分とタッグを組んだときのメリット、デメリットなどをアタルに資料を渡した後、ホワイトボードに貼ってあるグラフを指示棒で指しながら分かりやすく説明する。

 

 

「……いいだろう。スグルがどんな風に成長したのか試すまたとない機会だ。お前とタッグを組もう」

 

 

 がっちりと熱い握手を交わす両者。こうしてマンモスマンはアタルとのタッグを組むことに成功、チーム名は考えるのが面倒なので「ソルジャー・チーム」と命名した。

 

 

 これは後の世にソルジャー・チームにマンモスマンありと言わせめたソルジャー・チームの誕生秘話である。

 

 

 なお、キャラがかぶるのでバッファローマンはリストラ。

 ついでにII世たちも来なかったという。

 

 




( ´・ω・)にゃもし。

■すまねぇ。勢いで書いたわ。
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