マンモスマンになった男   作:にゃもし。

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徐かなること、マンモスの如く!!
バトル・ロワイアル


 

 

 マンモスマンになった男はあふれる知性プレゼンテーションでアタルを説得。見事にタッグを組むことに成功した。さっそく、ルンルン気分でタッグトーナメントを運営している委員長のところへ募集用紙を片手に駆け込む。そこでは今まさに出場させる選手の選考をしているところだった。

 

 

 マンモスマンはそこで応募用紙を提出するも委員長であるハラボテ氏は「素性の知れない無名の超人を出すわけにはいかない」などともっともらしいことを言って受け取らない。マンモスマンはぷんぷんと怒った。

 

 

 しかし、マンモスマンは知っている。目の前にいるこの腹の出たキン肉族のおっさんが金にがめついことを(偏見)、無駄に無闇に無意味にやたらとキン肉王家を目の敵にしていることを(決めつけ)、ことあるごとにキン肉マンに嫌がらせをしていることを(証拠はない)…… あと何かムカつく。(逆恨み)

 

 

 そこでマンモスマンは委員長相手にスーツ姿に着替えて会議室の一室でプレゼンテーションを開始。問題点を数点挙げ、その代案や提案を幾つか述べた。その場合どれほどの利益を生み出すのかグラフでわかりやすく紳士に説明。ジェントルマンを心掛けているのだ。

 

 

 結果、マンモスマンの案が採用されることとなった。これにはマンモスマン諸手を上げて大喜び。予想収益率を見てハラボテ氏も鼻息を荒くして大喜び。

 

 

 その後、ハラボテ氏は全世界に向けてビシッと宣伝。

 

 

“──もっとも強いタッグチームを例のトーナメント・マウンテンで決める。その出場枠8チームを富士山麓の特設リングで決める。周囲に迷惑をかけないと誓うなら、正義、悪魔、所属先はもとより過去の経歴も問わない。腕の覚えのある超人は来るといい。……なお、出場枠を決める方法は「バトル・ロワイアル」方式である”

 

 

 ──と告げた。実力さえあれば本選出場枠が手に入るということで超人たちは「あの役立たずの集団が仕事している」と戦々恐々するも内心喜んだ。おまけに所属先、過去の経歴が問われないので超人たちはこぞって参加する。もっとも中には端から見ても強者のオーラを発している他の超人たちを見て萎縮、見物にとどめる者も現れたが…… そして人間たちも人間たちで実力のある超人たちが見れるということでぞくぞくと集まってくる。これにはハラボテ氏「ニャガニャガ」と笑いが止まらない。

 

 

 だが予想外のことも起きる。集まった超人の数が多すぎて事前に用意していた二つのリングではおさまりきれない事案が発生。急遽、リングを増設することとなる。

 

 

 しかし、これはマンモスマンの罠である。あえてリングを少なくしていたのだ。マンモスマンは知っている、パフォーマンスとかインパクトとかは大事だと。あと何か目立ちたかった。

 

 

 マンモスマンがあらかじめ用意していた四つの巨石。大きさはリングがすっぽり覆ってしまうほどの大きさがあるそれを一つ、片手で空に放り投げると、自身も跳躍、大岩が空中にいる間に鼻と牙、両手両足を削ってリングの形に仕上げていく。

 

 

 そして完成したそれを肩に担いでキレイに着地を決めると地面にそっと置いてみせる。

 

 

「それでは飾り付けが乏しいだろう。私も手伝うとしよう」

 

 

 そう言ったのはソルジャーマンのコスチュームを身につけたキン肉アタル。彼は近くに生えていた巨木を両腕の力だけで引っこ抜いて空に放り投げると、先のマンモスマンと同じくして空中にて巨木を手刀で四つのコーナーポストの形に切っていき(自然破壊、自然を大事にしよう)、それを眼下にある石造りのリングに投てき。四つあるリングの角に突き刺さる。ついでにどこからか調達してきた蔦で周りを囲んでロープ代わりにする。

 

 

 二人の超人のパフォーマンスにおののく一同。しかし中には物怖じ気せずに二人に追従する形でリングを作る猛者が現れる。悪魔超人(アシュラマン・サンシャイン)と完璧超人(ケンダマン・スクリュー・キッド)である。

 

 

 彼らはマンモスマンとキン肉アタル──ソルジャーと同じく巨石を削り、巨木を引っこ抜いてリングを完成させる。その間にもソルジャー・チームもリングをもう一つ完成させ、合計で四つの石造りのリングができあがる。

 

 

 このパフォーマンスに人間たちは興奮。実力のない超人たちは萎縮。ハラボテ氏はリングを用意するお金を使わないで済んだと「テハハハ」と大喜び。

 

 

“──今しがたできた四つある特設リングでそれぞれ「バトル・ロワイアル」を行う。それぞれのリングで最後まで生き残った2チームが後ろにある「トーナメント・マウンテン」に出場できる。さあ、試合を始めたまえ……”

 

 

 リングに全員が乗ったことを確認してハラボテ氏が試合開始の合図をキリッと告げる。四つのリングは石造りということもあってケガ人がぞくぞくと続出。それに伴いリングの外へ放り投げられて参加資格を失う超人たちが出てくる。

 

 

 原作のように悪魔超人にやられる正義超人や、完璧超人の二人にやられるアイドル超人などもちらほら見られる。

 

 

 そしてソルジャー・チームの二人と一緒のリングに立つ超人たちは二人をもっとも厄介な共通の難敵と見定めて、まずはこいつらを、と一斉に襲いかかる。

 

 

「パワフル・ノーズ・ブリーカー!!」

「ノーズ・フェンシング!!」

「完武・兜砕き!!!!」

 

 

 マンモスマンは伸ばした鼻でケンダマンを捕縛した後、立てた片膝に相手の背中を叩きつけ、先端を鋭く尖らせた鼻でスクリュー・キッドの胸を突き刺し、たまたま近くにいた名の知らない超人の頭部を両手で掴んで曲げた片膝に力任せに叩き込むなどして次々と負傷者を生み出していく。

 

 

 ちなみに余談だが、最後は「ゴースト・キャンバス」で首ちょんぱをしようとマンモスマンは思っていたが、よいこのちびっこがいる前でさすがにそれはマズいと判断。自重した。わきまえたのである。イメージは大事。

 

 

 残った選手たちはマンモスマンが無理ならばソルジャーを、と標的を変えるも、これまた同様に返り討ちに遭う。

 

 

 最後まで残ったウルフマンとブロッケンJr.、二人の張り手と手刀を紙一重に避けつつ急接近、両脇で二人の首を挟んで身動きできなくすると、そのまま後方に体を反らして背中から石の床に叩きつけて再起不能にさせる。

 

 

 そして気がつけばソルジャー・チームがいるリングが一番早く決着が着いた。ちなみにもう一つのチームはバッファローマンとモンゴルマンの「2,000万パワーズ」であった。

 

 

 それからほどなくして他のリングでも決着が着いて出場枠の8チームが決まり、終了を告げるコングの音が鳴る。

 

  




( ´・ω・)にゃもし。

■やりたい放題でいくよん。
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