ラブライブ!サンシャイン!!~Step! ZERO to OOO Яe-birth~ 作:白銀るる
1/島村耀太と女神とコアメダル
「ぬしが
“神様”なんて本当に存在するのだろうか。
世界にはさまざまな宗教・神話が存在し、そしてその全てに“神”あるいはそれに等しい存在がある。
ゲーム等においてもそれらをモチーフにしたキャラが存在していて、姿形や性格はそれぞれだ。
そして……今、俺の目の前で神を名乗るその人は……。
「わらわは女神。女神ミコ。ようそこ、天界へ」
変人、否、変“神”であると。
女神、そう名乗った彼女は、まだ名乗ってもいない俺の名前を当てたことや、その出で立ちから嘘ではなさそうだが……。
「子供……」
見た目が完全に子供だ。ラノベに出てきてもおかしくはないロリなのだ。
「誰が子供じゃ! わらわはこれでも1200歳じゃ! ……って何を言わすか!」
いや、貴女が勝手に言ったんでしょう、なんてツッコんでも話が進まない気がするのでやめておこう。
「まあ良い。それよりも耀太よ、ぬしはこれが何か分かるな?」
女神様が指をパチンと鳴らすと、彼女の眼前にホルダーが1つ現れた。しかも、それには俺もよく知っている模様が描かれていた。
「それって……仮面ライダーオーズのメダルホルダー……ですか?」
「そうじゃ。コアメダルもちゃんとあるぞ」
女神様がホルダーを手に取って中身を見せてくれたが、明らかに足りていない。詳細に伝えると、タカ・トラ・バッタ・カマキリの4枚しか収められていないのだ。
「どうじゃ? 少ないじゃろう? ……実はな、ぬしらの世界でオーメダル争奪戦が起きたように、わらわの世界でもオーメダル争奪戦が起こったんじゃ」
「え……神様の世界でも仮面ライダーってやってるんですか? っていうかオーメダル争奪戦って……」
「争奪戦中にいろいろあったんじゃが、わらわはなんとかメダルを集めたんじゃ。じゃがな……平成ジェネレーションズFINALでオーズが復活することになり、収まっていた炎が再燃し、しかも身内が
うわぁ……。
それが本当ならかなりドン引きだ。しかも身内に敵って……。
「魔の手から全てのメダルを守るには一人では難しいと判断し、わらわは最後の手段に出たんじゃ」
「最後の手段……?」
女神様から放たれるシリアスな雰囲気。だが何故だろう……嫌な予感しかしない。
「コアメダルに自衛システムを施して下界に落としたんじゃ」
「バカか!? アンタバカなのか!?」
うん、もうこれは読めた。俺が天界とかいう仰々しい場所に呼ばれて理由!
「自衛システムは問題なく発動し、邪神達が仕向けた手先共を倒したんじゃが……暴走して人間達を襲い始めたんじゃ。その後、わらわも下界に化身を送ってシステムを一時的に封印したんじゃが、その封印が解けてしまっての……。そこでぬしの出番という訳じゃ」
「今の流れで何となく察しましたよ……。俺にオーズになってメダルを集めろって言うんでしょ!?」
「おー! 流石分かっとるのー!」
「じゃなきゃ、俺を呼ぶ意味無いじゃないですか……」
最初からぶっ飛んだ話してたけど、この
「大体、何で俺なんですか? 俺以外でも良かった気がするんですけど……」
「まあ、それはわらわの気まぐれじゃ。それにメダルを全て揃えた暁には、ぬしの願いを何でも一つ叶えてやる。どうじゃ、悪い話では無かろう?」
「何でも……?」
「うむ、何でもじゃ」
何でも願いを叶えてくれるか……。確かに悪い話ではないな……。
「ま、まあ、少し考えてみても良いかなー、なんて……」
「おお! 本当か! そうか、良かった!」
「え? ちょっと、まだ引き受けるとは言って……」
「ほれ、オーズドライバーとオーメダルじゃ!」
話が勝手に進められていき、いつの間にか出現していたドライバーとさっきのホルダーがバッグに詰め込まれて俺の肩にかけられていた。
そして──。
「今は下界に降りる許可を申請している途中故、まだナビくらいしか出来ぬが、後から必ず追い付く。それまで頼んだぞ!」
「ちょっ! まっ……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
俺の立っていた場所に魔法陣が展開され、体が浮き上がる。最後に魔法陣が二つに割れて開き、俺は落ちて行った。
こうして──俺こと島村耀太の仮面ライダーオーズとしての戦いが幕を開けたのだった──。
耀太)……何かまた始まってしまいましたが、ひとまず一作目とはパラレルワールドという関係と思っていただければ幸いです。それでは次回「2/少女と赤いメダルとカマキリ」
Count the Medals
タカ×1
カマキリ×1
バッタ×1
トラ×1