そんなどうでもいい話はさておき、ラッキースケベ轟編、どうぞ。
◇轟焦凍はクールに行きたい◇
轟『緑谷…おせぇな…』
緑谷を探しているこの生徒は、緑谷ガチ勢の轟焦凍だ。
この物語の彼は、恋愛感情半分、聖母として崇めている部分半分なので、少し変態成分が入っている。でもイケメンだから許されるのである。うらやましい。
そんな彼は緑谷と勉強する約束をしており、既に図書館で1時間ほど前から待機している。もちろんまだ約束した時間でもないので来ているわけがない。当たり前だ。
しかし、1時間ほど前に来ても、彼は緑谷の妄想に明け暮れるので、1時間は結構すぐにすぎる。
妄想を膨らませている轟に、聞き覚えのある声が轟の名を読んだ。
緑谷『ごめん轟くん!待たせちゃったね…』
轟 『いや、そんな待ってねぇ。それより勉強しようぜ。何をやるんだ?』
緑谷『えーとねー…』
そう言って、勉強道具を出し、勉強する範囲を一生懸命教える緑谷。轟のほうが背が高いので、緑谷が轟の顔を見ると必然的に上目使いになる。その事が気になりすぎて、緑谷の説明はスーッと抜けていった。
緑谷『……轟くん?大丈夫?なんか上の空だけど?』
轟 『いや、なんでもねぇ。じゃあやろうか。』
緑谷マジ天使って思ってたんだ。とは言えず、緑谷と黙々と勉強をすすめた。思えばあの時からだ、轟は緑谷への思いを募らせるようになったのは。エンデヴァーの力を使うことが嫌で氷だけで戦っていた、体育祭。緑谷が言った[君の力じゃないか!]という言葉、それで彼は目が覚め、少しづつだが炎も使うようになった。それから自分を変えてくれた緑谷に興味を持ち、今では立派なガチ勢へと成長した。人生は何があるかわからないね。
2時間ほどして日が暮れた頃、緑谷が轟の左手をちょんちょんっとつついた。
緑谷『そろそろ家に帰らないと…轟くんはまだ勉強する?』
轟 『いや、俺も帰るよ。』
緑谷がいないのにいても意味が無いと思い、すぐに帰宅することを選択した。それにしても緑谷の手のつつき方かわいいな…天使だなと思っていたことは、もちろん緑谷には内緒である。
緑谷『今日は勉強付き合ってくれてありがとう!』
緑谷の眩しい笑顔に思わず成仏しかけた轟だったがなんとか持ちこたえた。
轟 『俺も分からないところあったし今日一緒に勉強出来て良かったよ。』
緑谷『また2人で勉強会しようね!』
2人という単語に反応した轟。とても嬉しいようだ。イケメンが少しはにかんでいる。さすがイケメン。画になる。普通緑谷と2人でやるって言ったら爆豪だろと思うだろうが、これは轟編なので爆豪は出ない。
なんだかいい雰囲気になっているのだが、特に二人の仲が親密になる訳でもない。何故だかお分かりだろう。これはただ轟がラッキースケベにあうだけの小説だからである。
緑谷『轟くん私職員室に用があるから先に寮に戻ってて!』
轟 『いや…俺も行くよ。俺も先生に聞きたいことあったし…』
緑谷『そうなの?』
もちろん嘘だ。一緒に寮へ帰りたいのだ。
緑谷『じゃあ行こっか!』
緑谷はそんな轟の思惑を知らず、職員室へ向かった。轟が緑谷のその後ろ姿をガン見していると、右端の背中の部分に小さな紙切れのゴミがついているのが見えた。轟はゴミを取ってあげようと思い、緑谷に声をかけた。
轟 『なぁ緑谷ゴミが…』
緑谷『うん?どうしたの轟くん?』
緑谷は自分が轟に呼ばれたと思い、振り返る。奇しくもそれは轟があと少しでゴミを掴むところで振り返ってしまった。緑谷は体ごと大きく振り返ったので、轟は思わず振り返った緑谷のゴミがあった場所に手を当ててしまう。背中にゴミがあった場所は、緑谷のちょうど胸部と同じ高さの所に引っ付いていたので…
―――――――――――――ふにゅっ。
まぁ、ラッキースケベだし。そりゃ触るよね。
緑谷の形よし大きさよしの胸部をつつくような感じで触ってしまった。
緑谷『!?!?!?!?』
轟 『…!』
緑谷『とっ轟くん!』
轟 『すまねぇ緑谷!ゴミがついてたから取ろうと思ったら緑谷が振り返っちまって…』
緑谷『そっそうだったのか…ビックリした…』
轟 『本当にすまねぇ…』
謝りながらも今の感触はまんざらでもない轟。彼とて青少年。そういうお年頃なのである。しかし、寮までの帰り道はすごく気まずくなった。
(轟 『緑谷と一緒に帰れているのに…』)
(緑谷『今日の夜はスクワットをメニューに入れようかな』)
緑谷はもう別のことを考えていた。気まずいと思っているのはどうやら轟だけのようである。頑張れ轟!モンペになるその日まで!
グループラインでいままでワイワイみんな喋ってたのに、私が発言した途端スッと止まりました作者です。
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