見切り発車のダイス物   作:とうや

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見切り発車の短編物です。
ダイス部分に関してはエクセルのマクロ使って振ってます。

100面ダイスの結果部分に関してはダイス結果を基にフィーリングで決めて組み込んでます。


0:導入 ダイスを振って決めるだけの簡単なお仕事

0:導入 ダイスを振って決めるだけの簡単なお仕事

 

 死とは何か……哲学的な意味ではなく、主観的な観点で考えると『終わり≒消滅』だと認識していた。 

なので、もし自分が死ねば今ある自分という認識は消滅すると思っていた。

 

「なのに、なんで俺は女の子?とお茶してんだろう」

「あ、紅茶よりコーヒー派の人でしたか?」

「いや、そうじゃなくて…」

 

茶店なんかで見るような少し洒落た卓と椅子、二人向けの卓の上には俺と相手の分のティーセット、中身は紅茶だ。

目の前には何故か『|鹿目まどか≪ダイスの女神≫』と認識できる存在がいる。

鹿目まどか、通称まど神様と言われる女神Verの姿と認識できるが、デフォルメされているあのアニメの絵柄とリアルの少女の姿の差は激しく、普通気付けないレベルで別人な感じなのだが、そうと認識できるし、同時に『ダイスの女神』というルビまで見える始末だ。

 

「とりあえず、話をしよう。俺は頭がそれほど良くないので率直なお話が大好きだよ」

「そう?女の子は基本お話大好きだから、合わせるぐらいの甲斐性は欲しいけれど」

「オタクなオッサンにそういう甲斐性を求めるのはよくないなぁ……それじゃあ、要件をどうぞ?」

 

ちなみに、俺は目の前の存在がダイスの女神とかまど神云々っていうのは気にしない事にした。

端的に言えば相手は高位存在の一種で自分が逆らっても無意味な相手だと認識したからだ。

そういう場合、激流に身を任せるしかないのだ、と言うのが社畜なおっさんの処世術だ、当然抗うべきところは抗うが、俺既に死んでるしあらゆる意味でどうしようもない。

 

「うーん、お話ししたかったんだけどなぁ。

 まぁサボってると世界にも影響出ちゃうし仕方ないかな?

 端的に言うと、貴方が住んでいた世界以外にも様々な世界があります。

 その世界に行って寿命で死ぬまで過ごしてください、そうする事で滅ぶ予定の世界が救えますんで」

「おう、本当にざっくりだなぁ。それってよくある神様転生的な感じ?」

「更に言えば二次創作ものですね、行っていただく世界はダイスを振って決めましょう!、という訳で振ってくださいこのダイス」

 

そういって赤と青の10面体のダイスを二つ渡される。

更に机の上にはいつのまにか表も置いてあった。

 

「片方が世界のジャンル、もう片方が世界観つまり、どの世界かって事ですね」

「……即死しかねない世界は勘弁して欲しいなぁ」

 

取り敢えず、適当に放る。

 

青が3で現代物、赤が9、現代物で四日9の場合、真女神転生系と書いてあった。

 

【挿絵表示】

 

「……え、この真系列のメガテンで寿命まで生き残るって無理じゃない?」

「うわぁ……ギリギリ平和を享受できる可能性あったのにそれ引いちゃうんですねぇ」

 

まて、そう思うならもっとダイス表を優しいものにするべきだろう。

 

「多重クロスよりマシですよ、そっちに転ぶと本気で難易度酷い事になる可能性あったんで」

「いや、メガテンも結構ひでーだろ一番いいのメタルギアじゃないか?これだったら日本にいる限り少なくとも滅多な事で飛び火しないし」

「まぁまぁ、次に来世の素質やプロフィール関連のダイス次々に振ってくださいね」

 

 

悩んでも仕方ない、と開き直って次々に渡されたダイスを放っていく。

 

【挿絵表示】

 

そうして出てきた結果だが、先ず性別男と言うのは、前世と同じなので安心した半面新鮮味も無いなぁと思う。

 

「うぇひひひ、もしかして変身願望あったりするのかな?」

「黙っといてくれ、てかステータス糞雑魚じゃないか、早さと魔力が結構高めだけど体力がちょっと一般人以上なだけで他全部人並みっていうか運が上条当麻級ってなんだよ……追手内洋一じゃないだけましだと思えば良いんだろうか」

 

更に言えば、攻撃魔法の素養は無しで強いて言うなら即死の破魔系統が扱えるぐらい、その代わり支援魔法はどれも使えるとあるので回復、バフ、デバフなんでも使える素養があるのだろう。

そして、メガテン要素であるサマナー適正はどうやら低いようで一度に1体しか仲魔を扱えないようだ。

 

「ちなみに、転生特典って何かあります?」

「ただの一般人に英雄クラスの魔力と速さが追加されて支援魔法全般の使い手。

 攻撃力はないですけどこれだけで普通の人から見ればかなりチートですよ」

 

言われてみればその通りだった。ここで決まると、まど神様はそれじゃあ行ってらっしゃいと俺をあっさり送り出した。

あ、結局紅茶飲んでないや。

 

1997年5月。

吾輩は転生者である、名前は安藤優、12歳。

……まるでどっかのゲームのキャラ名(仮)としてつけられてそうな名前だ。

 

【挿絵表示】

 

そんな俺の家は戦わなければ生き残れない!とばかりに挑戦し続けるカオス系一般家庭であり父親は喫茶店を営む自営業、母親はOLをしている。

俺の運の悪さもあるだろうが、俺が生まれる以前から我が家の家計は割と貧乏な感じだ。

 

【挿絵表示】

 

更に5歳年上で今年17歳の姉と3歳年下で9歳の妹がいるのだが、ほんの一月の間で姉が超人級、妹が達人級のデビルバスターになってた件。

姉は魔法使い型特化どころか上限突破しており、体力自体は一般人からしても低いがそれ以外が完全に人外だ。

妹は9歳にして姉に匹敵する逸材で、バランスよく強い、その上で一言で言うなら超小学生級の幸運の持ち主だ。

二人の能力が分かった理由はシンプルに転生特典なのかCompを1月前に姉から俺と妹にと渡されたからだ。

その時に二人の能力をアナライズして知ったのだが…。

 

【挿絵表示】

 

 

【挿絵表示】

 

うん、ダイスの女神まど神様よ、俺の姉と妹が転生者の俺よりも強過ぎてツライんですがどういう事なの…。

 

【挿絵表示】

 

それで、なぜ二人がこんなに強いのかそれとなく聞いてみた所……。

姉、まさかの天然の強者でござった件について。

いや、なんとなくそれっぽいのはわかってた。

ウチの姉さん、控えめに言ってもフィジカルも頭脳も天才だったので、もう納得しかない。

妹は「るいちゃん」という魔界の女の子と出会って魔界から侵攻してくる悪い悪魔をやっつけるために「るいちゃん」と契約を交わして途中でお友達(仲魔)になった3人のアクマを引き連れ魔法少女をしているらしい。

……どう考えてもメガテン愉悦枠のルイ=サイファーことルシファー閣下ですね、ガチあかんのに目を付けられてません?

 

そんな状況を知ってしまった俺だが、正直手の付けようがない。

 

【挿絵表示】

 

それと兄弟関係だが、姉は俺を苦手に思っているし、俺も姉の天然で出来過ぎる天才ぶりにはやや苦手な感情があるが、向こうからしても凡人そのものな弟と言うのもあってお互い苦手に思っている。

その反面、妹とは仲が良い、妹もかなり天才肌だが素直に甘えてくる姿は実に愛らしく可愛いものだ。

ただ、お兄ちゃんはそろそろ一緒のお風呂は卒業しないといけないと思うんだ。

……もしかしたら、姉さんに距離を置かれているのってこういう所も含めてなんだろうか?




導入だけで結構疲れました……。
これAA使ってやってる某所の作家さん達マジスゴイ……。

気が向けば続きます。
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