……つまり皆さんアレですよね? カルトが好きなんですよね?そうなんですよね? いやはや同士がこんなにも居るなんて私は嬉しい……(ポロロン)
妹萌えは正義。再確認致しました。
というわけでですね、第3話です。 この話から独自設定やらなんやらが出てきます。ですので、その辺苦手な方には申し訳ございません。
あ、ただ一つ。言っておきたいのは、今作のアルカ、ナニカも原作同様キルアラブです。 弟である主人公とも仲が良いですけど、一番はお兄ちゃんって感じで。
というわけで、第3話どうぞ!
姉は隔離されている。
昔はよく一緒に外に出て遊んだものだが、ある日を境に切り離された。
前世の記憶、もとい原作『HUNTER×HUNTER』の知識がある為分かってはいたが、どうにも出来なかった。
こんなことを言うと、自分の姉に会えないなんて辛かろうと思われるだろうが、俺は別にそうは思わない。
勿論姉のことは好きだし、なんなら愛しているが、この件に関して言うと俺は別問題。
なんでか?
会いに行けるから。
より正確に言うと、どんなに離れていても
─
──
───
俺とアルカは双子ということもあり、幼少期よりずっと一緒につるんでいた。遊ぶ時もご飯の時も。兄のキルアともよく一緒に行動を共にし、兄弟関係は良好だったと思う。
そんな、ある時
「アルトー」
「ん?」
珍しい。
いつも俺のこと『アルちゃん』って呼んでくんのに。なんかあったか?……え、もしや俺なんかやらかしたとか?それでもしかして姉ちゃん怒ってる?
普段はほんわかして優しい姉ちゃんだが怒ったら怖いのだ。それはもうホント、マジでめっちゃ怖いレベル(語彙力)
そのため若干気を張って、選択を間違えないよう慎重に返事を返す。
「どした姉ちゃん」
「ナデナデさせてー」
「え、……、いや……うーん、なんか恥ずいしパスで」
「えー、じゃアルトー、手繋ごう」
「ま、そんくらいなら」
ん、と此方の手を差し出すと、きゅっと優しく握ってくる。
「アルトー、一緒に散歩しよう」
「あいよー」
なんか……変だな、というかよく分からんが違和感?がする、ような、なんだ。そんな漠然とした気持ちのまま歩いていると、道が二手に別れる。
「アルトー、右行こ」
「あーい」
そう言うので右へと進むことに。確かこの先は……っと、だよな、川だったよな。確か。
ふむ、今日は暑いし水遊びするのも悪くないな……こんなことなら着替えでも持ってくるべきだったか。
そのことを姉ちゃんにも言おうかと思い、振り向くと
「おわっ……っっ!?」
顔が真っ白に、目は真っ黒に、半開きに開いた口の中も真っ黒に。まるで、パンダかのようになってしまった姉に驚きを隠せず、つい声に出てしまった。
「え、と……」
「……」
此方をじ──と、見つめてくる。何も言わず。
流石に俺からしても急であり、咄嗟な対応に詰まった為、自然と口を噤んでしまっていた。
というか、そうか……忘れていた。
そう言えばこの姉の中にはもう一つの人格?の『ナニカ』が居る、んだったっけか。
確か〝おねだり〟を3回聞いたら、〝お願い〟を1つ叶えてくれる。んで、その〝お願い〟によって後の〝おねだり〟の大きさも変わる……だったか? 他にも、同じ人間は連続で〝お願い〟出来ないとか、そんなのもあったっけ……。
いや、そんなこと考えてる場合じゃないか。取り敢えず今この現状、どうするか。
何か〝お願い〟を叶えて貰わないとアルカには戻らない。
「……んじゃ、そうだな……君のこと『ねーちゃん』って呼ばせて」
「あい」
よし、これくらいなら次の〝おねだり〟もそんなに難易度上がらんだろう。
そう思っていると、目の前のナニカ、もといねーちゃんがゆっくりと目を瞑っていくのが見えた。
確か眠るんだっけか。なら、まぁ
「……おやすみねーちゃん。またな」
「あい……」
そのまま意識が消え、力の抜けた身体が倒れそうになった為慌てて支えに入る。
すると、今度は普段耳にする、馴染みある声が耳に届いた。
「……ん、アルちゃん?」
「お、姉ちゃん」
姉ちゃんが起きた。
「なぁ、その、な……」
「ん?」
さっきのことや、ねーちゃんについて姉ちゃんに聞こうと思ったが、果たして大丈夫なのかと思い、若干どもってしまう。
が、しかし、ここは聞くべきだろう。
「姉ちゃんの中にさ、その……もう一人さ……」
「ナニカのこと?」
もう名前付けてるってことは、もう既にキルアは確認済みって訳か。
「あ、うん。そうそう。えー、と、俺初めて会ったわ」
「あーそっか。アルちゃんはまだ会ったことなかったっけ」
「うん、だからめっちゃびっくりした」
姉ちゃんが悪い訳でないのは頭で分かってはいるが、それでも気持ちの問題で。なにぶん急で此方も心臓止まるかと思ったからね、ホントびっくりした。
なので、シラーとした目をつい向けてしまった。
「あはははは、ごめんごめん。機嫌直してー」
そう言いながら俺の頭をナデリナデリとする我が姉。
「──っ、やめ……恥ずいだろ」
そんな俺の言葉などどこ吹く風で、大変いい笑顔で続けて撫でてくる。
や、嬉しくないわけじゃないけど……どうにも恥ずかしいのだ。その所為か自然と顔が赤くなっているのを感じ、反射的にそっぽを向く。
「んふふ。赤くなって。アルちゃんはかわいいなぁ」
「……、だからやめんか……」
くっ、この姉め……くそっ、ダメだな。どうにも姉ちゃんには敵わん。
余計な部分もままあったが、まぁそんなこんなが俺のねーちゃんとの初めての出会い。
アルカ・ナニカのルールとか喋り方とか確認する為に、原作30〜32巻読み直したけど、めちゃんこ面白かった……。