【嘘予告】EP00 2014:ソウゴと千景 作:イナバの書き置き
EP00最終回の後の話で現状やるつもりはありませんがのわゆ編の導入になります。
「えー、今日から社会系科目を担当させて頂く事になった、常磐ソウゴです。よろしく!」
『…………』
「……急にどうしたの、ソウゴさん」
あの戦いから数日、突如勇者の拠点である丸亀城に現れ周りの困惑を無視して自己紹介を始めたソウゴさんに、基本的にコミュ力おばけの勇者達も呆然とするしか無かった。
いかな勇者であろうと中学生である以上勉強しないといけないしバーテックスに備え身体を鍛えなければならない。その為丸亀城では学校の様な何かが開かれていた訳だが、ソウゴさんは開口一番何を言い出すのだ。
私とて彼との同居生活を経験していなければ、きっと他の勇者達と同じ状態になっていただろう。
「大社からの取り調べが終わってさ、どうも大社も俺の扱いに困ってるみたいだからここの教師として赴任する事で合意しました!」
「えぇ……大社の連中、それで良いのかしら……それに大体ソウゴさん、教師とか出来るの……?」
「ぐんちゃんが……ぐんちゃんがいつになく饒舌だ……! 私こんなに喋ってるぐんちゃん、初めて見るよ!」
興奮した様子の高嶋さんが何か言っているが、私は断じてそんなに寡黙な人間ではない。親しい人間とは触れ合いたい、言葉を交わしたいと言う欲求が当然あるし、今はそれが大爆発しているだけなのだ。
──一体私は誰に弁明しているのだろう。
そう、今重要なのはソウゴさんへの気持ちではなく彼が丸亀城に教師として赴任したことだ。正気に返れ郡千景──
「はいはーい! タマ、先生に質問があります!」
「君は……土居球子だね! 今なら何でも答えるよー?」
「じゃあ遠慮なく! この前の『仮面ライダー』が先生なのか?」
土居さん、ソウゴさんが何でも答えると言ったからと言ってあまりにも直接的すぎるのでは……? それに『仮面ライダー』の事は大社から口止めされてるのではないだろうか。どうにもソウゴさんと土居さんのやり取りが心配でならないが────
「ああ、俺が『仮面ライダー』だよ」
「ぅぇッ!?」
「ぐんちゃん!? 若葉ちゃん、ぐんちゃんが聞いた事無い声出してるよ……」
「ああ、私もあんな千景の声は聞いた事が無いな……」
「あーやっぱりそうだったかー、何か雰囲気が似てると思ったんだよなー」
「よく『仮面ライダー』だって分かったね、タマっち先輩……」
皆がワイワイ騒ぎだし、教室はもうしっちゃかめっちゃかの様相を呈している。だが、こんな騒がしさも悪くなくて────自然と笑みが溢れた。
上里ひなたは巫女である。神樹の神託を受け勇者に伝えるのがその『お役目』なのだが────
「これは、普段と違う──大社の人と、常磐さん?」
神樹の意思を感じ取る時とは違う、明確なイメージが頭の中に伝わってくる。大社の人間とおぼしき誰かとソウゴが何かを話している。その内容にひなたは驚愕を隠せなかった。
『仮面ライダーよ、一体如何なる目的で四国に戻って来たのか、お聞かせ頂きたい』
『理由は3つある』
『1つ、俺が知る限りもう四国の外に生存者は残っていない。だったら四国の守りに戻るべきだと感じた』
『2つ、これは警告だ。ダイマジーンが四国に未起動の状態で潜伏している。この世界に存在するダイマジーンは3体ではなく4体だった』
『3つ──────』
『──何故あんた達がそのライドウォッチを持ってるんだ?』
『
表情すら窺えない大社の人間の手に
また凸凹な道を舗装しようとするのか…平成こわれる